JPS5918164A - 結晶結合炭化珪素質成形体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、高強度の結晶結合炭化珪素質成形体の製造
方法に関するものである。

従来、結晶結合炭化珪素質成形体は１次のようにして製
造していた。

炭化珪素質原料に、珪素質原料と炭素質原料とを添加し
、これに粘結剤を加えたものを混線、成形、乾燥し、そ
して、還元雰囲気下で焼成し、これにより珪素と炭素と
を焼成中に結晶結合化させることによって製造していた
。

しかし、上記炭素質原料として用いられるカーボンブラ
ック、人造あるいは天然黒鉛等は、比重が池の原料と比
べて極めて軽いため、混線工程において珪素質原料と均
一に混合しなかったり、あるいは成形工程において均一
な緻密性か得られない。しかも、上記炭素質原料では珪
素との反応性が乏しく、炭化珪素の生成が極めて遅いの
で満足行く緻密質成形体が得られなかった。

この発明は、上述のような観点から、高強度の結晶結合
炭化珪素質成形体の製造方法を提供するものであって、 炭化珪素質原料と珪素質原料とを粘結剤を加えて混練し
、成形して成形品ヶ得、次いで、この成形体にタールピ
ッチ、アスファルト、樹脂等の含炭素質材料を含浸させ
、この後、還元雰囲気下で焼成することに特徴を有する
。

次に、この発明を実施例により更に説明する。

第１表に示される組成の原料を、第２表に示されるよう
な配合割合で粘結剤としてデキストリン１．５％を添加
して混練し１本発明品および比較品用原料とした。

次に、上記配合の混線物をそれぞれ１０００　Ｋｇ／ｌ
ｒｉの１圧でプレス成形した。次いで、この成形品を乾
燥した後１本発明品となる成形品を２つに分け。

本発明品Ａ１となる成形品は、予め熱処理を行った後に
約２００℃の加熱ピッチ内に入れ１０　Ｋｇ／ｃａに加
圧して含浸処理を行い１本発明品Ａ２となる成形品は予
め熱処理は行わないで含浸処理のみを行った。比較品Ｂ
となる成形品は、含浸処理は行わなかった。

この後、上記３種類の成形品をコークスプリーズ中に埋
設し、１５００’Ｃで焼成し、本発明品Ａｌ。

Ａ２および比較品Ｂを得た。

このようにして得られた各製品の品質特性の結果を第３
表に示す。

第１表 第３表 第３表から明らかなように１本発明品Ａｌ、Ａ２は何れ
も比較品Ｂと比較して緻密性が高く、強度が高いことが
わかる。

また、Ｘ＠回折法によって各製品の鉱物組成について調
べたところ１本発明品Ａ１およびＡ２は何れもＳｉが残
存しておらず、焼成時の珪素と炭素との結晶結合化の反
応度が高いことがわかった。

更に、上記各製品について溶損試験を行った。

第４表にこの結果を示す。このときの試験条件は次の通
りである。

各製品を４０　Ｘ　４０　Ｘ　２３　Ｑ　ａｍの大きさ
の試験品とし、これらの試験品を、高周波誘導炉内の塩
基度１．２の高炉スラグを有、する１５３０℃の銑鉄中
に１２０分間浸漬した。

また、更に−アルカリ浸食試験を行った。この結果を第
５表に示す。このときの試験条件は次の通りである。

各製品を２５　Ｘ　２５　Ｘ　１１４　Ｉｔｅｌの大き
さの試験品とし、これらの試験品を炭酸カリ、炭酸ソー
ダ。

コークスからなる浸食材料中に入れ、１２００℃で２０
時間加熱した。

第５表 第４表および第５表の結果から明らかなように。

本発明品Ａｌ、Ａ２　　は何れも比較品Ｂに比較して。

スラグ、溶銑による耐食性に優れ、アルカリに対する浸
食についても極めて優れた抵抗力を有していることがわ
かる。

以上説明したように、この発明によれば、高強度で耐溶
接性および耐アルカリ浸食性に優れた炭化珪素質成形体
を製造することができるといった有用な効果がもたらさ
れる。

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Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 炭化珪素質原料と珪素質原料とを結合剤を加えて混練し
   、成形し１次いで、この成形品にタールピッチ、アスフ
   ァルト、樹脂等の含炭素質材料を含浸させ、この後、還
   元雰囲気下で焼成することを特徴とする、結晶結合炭化
   珪素質成形体の製造方法。