JPS5918152Y2 - 船外機の始動安全装置 - Google Patents
船外機の始動安全装置Info
- Publication number
- JPS5918152Y2 JPS5918152Y2 JP7940277U JP7940277U JPS5918152Y2 JP S5918152 Y2 JPS5918152 Y2 JP S5918152Y2 JP 7940277 U JP7940277 U JP 7940277U JP 7940277 U JP7940277 U JP 7940277U JP S5918152 Y2 JPS5918152 Y2 JP S5918152Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- magnet
- safety device
- outboard motor
- rope
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は船外機の始動安全装置に関するもので、エンジ
ンを始動させたときに始動とともに船体が暴走するのを
防止するとともに、操作者への衝撃をなくすようにした
ものである。
ンを始動させたときに始動とともに船体が暴走するのを
防止するとともに、操作者への衝撃をなくすようにした
ものである。
船外機にあっては、エンジンの始動装置としてリコイル
スタータ−を用いたものが多く、この場合、エンジンを
始動させるのにロープを引く作業を伴なうことになる。
スタータ−を用いたものが多く、この場合、エンジンを
始動させるのにロープを引く作業を伴なうことになる。
この場合において、エンジンを始動させるときにもしシ
フ1〜コントロールが前進または後進の位置にあったと
すると、エンジンが始動したのと同時にスクリューが回
転し、船体が暴走してしまうことになる欠点がある。
フ1〜コントロールが前進または後進の位置にあったと
すると、エンジンが始動したのと同時にスクリューが回
転し、船体が暴走してしまうことになる欠点がある。
そこでこれを解決するために、シフトコントロールの位
置がニュー1−ラルのとき以外には、ロープを引くこと
ができないように構成したものもあるが、従来のものは
機械式のものであったため、ロープを引いたときに操作
者に大きな衝撃を与えることがある欠点があった。
置がニュー1−ラルのとき以外には、ロープを引くこと
ができないように構成したものもあるが、従来のものは
機械式のものであったため、ロープを引いたときに操作
者に大きな衝撃を与えることがある欠点があった。
本考案はこの装置を電気回路で構成し、シフトコントロ
ールの位置がニュートラルのとき以外には、絶対にエン
ジン始動が行なわれないようにするとともに、安全装置
を作動させる操作を通常の始動操作に係らしめて、始動
時に操作者になんらの衝撃をも与えないようにしたもの
である。
ールの位置がニュートラルのとき以外には、絶対にエン
ジン始動が行なわれないようにするとともに、安全装置
を作動させる操作を通常の始動操作に係らしめて、始動
時に操作者になんらの衝撃をも与えないようにしたもの
である。
以下、本考案の一実施例を図について説明すると、まず
第1図において、1はリコイルスタータ−に付属された
ギヤであって、このギヤ1はリコイルスタータ−(図示
せず)のロープを引いたときに回転するものである。
第1図において、1はリコイルスタータ−に付属された
ギヤであって、このギヤ1はリコイルスタータ−(図示
せず)のロープを引いたときに回転するものである。
2はドリブンギヤであって、シャフト3の上端に取り付
けられており、前述のギヤ1に噛み合っているものであ
る。
けられており、前述のギヤ1に噛み合っているものであ
る。
シャフト3は、ベース4にオイルレスメタル5を介して
回転自在に支持されており、その一部にはヘリカルスプ
ライン6が設けられている。
回転自在に支持されており、その一部にはヘリカルスプ
ライン6が設けられている。
そして、このヘリカルスプライン6の上部には、フラン
ジ状のストッパー7か取り付けられている。
ジ状のストッパー7か取り付けられている。
8は中央にサイドイツチ状に円形の磁石9を挟持したウ
ェイトであって環状のものであり、その軸心部には前述
のヘリカルスプライン6に適合した雄わじ(図示せず)
が設けられて、ヘリカルスプライン6に螺合されている
。
ェイトであって環状のものであり、その軸心部には前述
のヘリカルスプライン6に適合した雄わじ(図示せず)
が設けられて、ヘリカルスプライン6に螺合されている
。
そしてこのウェイト8とストッパー7との間には、リタ
ーンスプリング10が圧縮された状態で介装されている
。
ーンスプリング10が圧縮された状態で介装されている
。
ベース4にはブラケット11が一体的に取り付けられて
おり、ここに常開型のリードスイッチ12が取り付けら
れている。
おり、ここに常開型のリードスイッチ12が取り付けら
れている。
このリードスイッチ12は図示するように磁石9に近接
して位置ずけられており、磁石9が最も近接した図示の
状態ではリード線13.14間か閉じるようになってい
る。
して位置ずけられており、磁石9が最も近接した図示の
状態ではリード線13.14間か閉じるようになってい
る。
第1図はこれら全体で形成されるスイッチ15を示して
おり、リコイルスタータ−1のロープを引くことにより
ギヤ1を回転させると、その回転がドリブンギヤ2、シ
ャフト3と伝達し、ヘリカルスプライン6の作用とウェ
イト8の慣性によって、ウェイト8をリターンスプリン
グ10に抗して上昇させ、リードスイッチ12の接点を
閉じることを表わしている。
おり、リコイルスタータ−1のロープを引くことにより
ギヤ1を回転させると、その回転がドリブンギヤ2、シ
ャフト3と伝達し、ヘリカルスプライン6の作用とウェ
イト8の慣性によって、ウェイト8をリターンスプリン
グ10に抗して上昇させ、リードスイッチ12の接点を
閉じることを表わしている。
なお、ロープを戻すとギヤ1の回転は停止するので、ウ
ェイト8はその自重とリターンスプリング10の力によ
り落下して、リードスイッチ12が開くことになる。
ェイト8はその自重とリターンスプリング10の力によ
り落下して、リードスイッチ12が開くことになる。
第2図は本考案の一実施例で、第1図のスイッチを接続
した船外機の点火回路を示すものである。
した船外機の点火回路を示すものである。
これを説明すると、この点火回路16は、マグネト17
、増幅機18、点火装置19、およびスイッチ回路20
から構成されている。
、増幅機18、点火装置19、およびスイッチ回路20
から構成されている。
マグネト17は、エンジンの回転とともに回転する図示
しない磁石と、この磁石の回転軌跡の近傍に設けられた
鉄心21と、この鉄心21に巻回されたコイル22とで
構成される従来周知のものであり、磁石が回転すること
により、コイル22の両端に起電力が誘起されるもので
ある。
しない磁石と、この磁石の回転軌跡の近傍に設けられた
鉄心21と、この鉄心21に巻回されたコイル22とで
構成される従来周知のものであり、磁石が回転すること
により、コイル22の両端に起電力が誘起されるもので
ある。
増幅機18は、ダイオード23.24.25.26とサ
イリスタ27、コンデンサ28、一次コイル29、二次
コイル30からなるトランス31.抵抗器32が図示す
るように結線されているものである。
イリスタ27、コンデンサ28、一次コイル29、二次
コイル30からなるトランス31.抵抗器32が図示す
るように結線されているものである。
そしてトランス31.ダイオード25、抵抗器32は、
サイリスタ27のゲート回路を構成されている。
サイリスタ27のゲート回路を構成されている。
点火装置19は一次コイル33、二次コイル34からな
る出カドランス35と、点火プラグ36.37とから構
成された従来周知のものである。
る出カドランス35と、点火プラグ36.37とから構
成された従来周知のものである。
スイッチ回路20は、前述したスイッチ15と、シフト
コントロール(図示せず)の位置か゛ニュートラルのと
きにのみ開くニューI・ラルスイッチ38との直列回路
から構成されており、ニュートラルスイッチ38の一極
は接地され、スイッチ15の他極は、ダイオード39、
ランプ40を介してコイル22の一端に接地されるとと
もに、ダイオード41を介して1〜ランス31の二次コ
イル30とダイオード25との接続点に接続されている
。
コントロール(図示せず)の位置か゛ニュートラルのと
きにのみ開くニューI・ラルスイッチ38との直列回路
から構成されており、ニュートラルスイッチ38の一極
は接地され、スイッチ15の他極は、ダイオード39、
ランプ40を介してコイル22の一端に接地されるとと
もに、ダイオード41を介して1〜ランス31の二次コ
イル30とダイオード25との接続点に接続されている
。
このように接続されることにより、エンジンを始動させ
るときにシフ)−コントロールが前進または後進の位置
にあると、ニュートラルスイッチ38が閉じており、ロ
ープを引いたときに閉じるスイッチ15によってサイリ
スタ27のゲート回路が短絡され、これによってサイリ
スタ27が動作せず、エンジンを始動させないことにな
る。
るときにシフ)−コントロールが前進または後進の位置
にあると、ニュートラルスイッチ38が閉じており、ロ
ープを引いたときに閉じるスイッチ15によってサイリ
スタ27のゲート回路が短絡され、これによってサイリ
スタ27が動作せず、エンジンを始動させないことにな
る。
シフトコントロールがニュートラルの位置にあるときに
はサイリスタ27が動作して、エンジンは始動する。
はサイリスタ27が動作して、エンジンは始動する。
なお、スイッチ15は、第1図に示すような構成とした
場合、リードスイッチ12が速やかに開くので、エンジ
ン始動後にシフトコントロールを前進または後進に入れ
ても失火することはない。
場合、リードスイッチ12が速やかに開くので、エンジ
ン始動後にシフトコントロールを前進または後進に入れ
ても失火することはない。
第3図は本考案の他の実施例で、この場合には点火回路
16′がポイント式となっており、マグネト17′には
コイル22′の両端にコンテ゛ンサ42とポイント43
とが接続されている。
16′がポイント式となっており、マグネト17′には
コイル22′の両端にコンテ゛ンサ42とポイント43
とが接続されている。
また点火装置19′には、一次コイル44、二次コイル
45からなるイグニッショントランス46と点火プラグ
36とが設けられている。
45からなるイグニッショントランス46と点火プラグ
36とが設けられている。
この場合のスイッチ回路20の一端は、マグネト17′
と点火装置19′との接続点に接続されている。
と点火装置19′との接続点に接続されている。
この回路にあっても、作動においては第2図のものとの
異なるところがない。
異なるところがない。
第1図に示したスイッチ15において、リードスイッチ
12を設けずに、ウェイト8の移動で直接にスイッチを
作動させるようにしてもよい。
12を設けずに、ウェイト8の移動で直接にスイッチを
作動させるようにしてもよい。
またスイッチ15を比較的長く閉じているためには、ウ
ェイト8にフリクションを掛けてもよい。
ェイト8にフリクションを掛けてもよい。
本考案は上述のように構成したものであるから、エンジ
ン始動時の船体の暴走を確実に防止することができ、ま
た操作者へ衝撃を与えることのない船外機の始動安全装
置を得ることができる。
ン始動時の船体の暴走を確実に防止することができ、ま
た操作者へ衝撃を与えることのない船外機の始動安全装
置を得ることができる。
そして安全装置を作動させるための別設の操作を必要と
しないので、常に安全な始動ができることになる。
しないので、常に安全な始動ができることになる。
さらにそのためのスイッチを、始動時の操作で移動する
磁石と、この磁石の磁力で接点が動くリードスイッチと
で形成しているので、接点を直接駆動するものに比し、
寸法関係に若干のずれ等があっても、確実に作動する特
長がある。
磁石と、この磁石の磁力で接点が動くリードスイッチと
で形成しているので、接点を直接駆動するものに比し、
寸法関係に若干のずれ等があっても、確実に作動する特
長がある。
第1図は本考案の実施に用いるスイッチの一例を示す正
面図、第2図は本考案の一実施例の回路図、第3図は本
考案の他の実施例の回路図である。
面図、第2図は本考案の一実施例の回路図、第3図は本
考案の他の実施例の回路図である。
Claims (1)
- ノコイルスターターのロープブを引いたときに回転する
シャツ1〜にヘリカルスプラインを設け、該ヘリカルス
プラインに磁石を取り付けたウェイ1−を螺合させると
ともに、該ウェイI・の前記磁石の部分に近接させてリ
ードスイッチを設けて、リコイルスタータ−のロープブ
を引いたときにのみ閉じるスイッチを形成し、該スイッ
チに、シフ1〜コントロールの位置がニュートラルのと
きにのみ開くニュートラルスイッチを直列に接続し、こ
れらスイッチの直列回路を点火装置の一次側に並列に接
続したことを特徴とする船外機の始動安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7940277U JPS5918152Y2 (ja) | 1977-06-17 | 1977-06-17 | 船外機の始動安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7940277U JPS5918152Y2 (ja) | 1977-06-17 | 1977-06-17 | 船外機の始動安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS548035U JPS548035U (ja) | 1979-01-19 |
JPS5918152Y2 true JPS5918152Y2 (ja) | 1984-05-25 |
Family
ID=28997328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7940277U Expired JPS5918152Y2 (ja) | 1977-06-17 | 1977-06-17 | 船外機の始動安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5918152Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-06-17 JP JP7940277U patent/JPS5918152Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS548035U (ja) | 1979-01-19 |
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