JPS59181140A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JPS59181140A JPS59181140A JP5255383A JP5255383A JPS59181140A JP S59181140 A JPS59181140 A JP S59181140A JP 5255383 A JP5255383 A JP 5255383A JP 5255383 A JP5255383 A JP 5255383A JP S59181140 A JPS59181140 A JP S59181140A
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- Japan
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- waves
- acoustic impedance
- ultrasonic diagnostic
- diagnostic apparatus
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、検体に超音波を送信して、組成の不連続面か
らの反射波を受(m して、この反射波に基づいて検体
内部の断層像を得る超音波診断装置に関し、特に検体内
部の不連続面−9形状のみばかりでなく、夫々の音響イ
ンピーダンスの相対的な大小を表示する超音波診断装置
に関する。 近年例えば医療分野において人体内部の断層像を得るた
めに超音波診断装置が広く利用されている。超音波診断
装置では、超音波全人体内に送信し、人体内部の組織の
不連続面からの反射波全受信して、この受信波を基にし
て人体等の検体の組織の断層像を得ているものである。 この超音波を探査波とした診断装置は、他のX線等を利
用した診断装置に比べて危険性が少ないため広く用いら
れている。 従来において一般的に用いられている超音波診断装置は
、第1図に示すようにPZT等の圧電素子からなるトラ
ンスデユーサ4を検体に接触させ、これからIMH7乃
至10MHz程度の超音波を送信する。 検体内部では、異なる組織1,2の境界面3で超音波の
一部は反射される。即ち2つの異なる組織1,2は、異
なる音響インピーダンスを有するため、この音響インピ
ーダンスの不連続面で反射波が生じるのである。この反
射波を、送イ1)に用いたトランスデユーサ−4又は他
のトランスデユーサで受信して、この受イを信号を基に
して被検体内部の組織の境界面に関する情報を得ること
ができる。 しかし、このような従来の超音波診断装置にあっては、
音響インピーダンスの不連続面の有無は検知できるが、
不連続面を形成する組織の音響インピーダンスの相対的
な大小は検知することはできなかった。この音響インピ
ーダンスの大小に関する情報を得ることができれば、組
織の分布状態をより良く把握でき、診断の際極めて有用
である。そしてこの目的は、検体内に超音波を送信し、
この検体からの反則波を受信してこの受信波に基づいて
検体の断層像を得る超音波診断装置に2いて、2種類の
異なる周波数の超音波を検体内に送信する手段と、検体
内の音響インピーダンスの不連続面からの上記超音波の
反射波を受信して夫々の発信波との位相変化量を検出す
る手段と、これらの位相変化量に基づいて検体内の音響
インピーダンスの分布を判定する手段と、この判定結果
を上記断層像上に表示する判定表示手段とを有する超音
波診断装置によって達成される。 以下本発明に係る超音波診断装置を実施例に基づき評細
に説明する。 本発明の実施例に係る超音波診断装置は、2兼用のトラ
ンスデユーサを有し、検体内からの反射波全受信して夫
々の受信2種の周波数の受信波の夫々の発情波との位相
差を検出する手段として上記トランスデュー−リと受信
波増幅器と2台の位相差検出器とを有する。またこの超
音波診断製置Cよ、検体内の音響インピーダンスの分イ
IIを判定する手段として増幅器7減除算器をイJし、
址だ判定表示手段として判定表示器とを有するものであ
/)。 第2図において、5Qよ発振器でIMHz乃至10M
Hz 4’A度の周波数のうち−・の周波数の信号を出
力j′る。6vよも9一つの発振器で上す己元振器5が
出力する信号・の周波数の1(倍の周波数の信号全出力
する。1は加算器で、上記発振器5ともう一つの発振器
6.に接続δルで、夫々の発振器5.6カ)も出力され
る46号を加え合わせる。8(′よスイッチで、故述す
るトランスデユーサ4がら超i)波を送1r3了る時に
2−ン状態とな9、検体から超音波が戻ってくる前にオ
フ状態となる4、9は送信増幅器で、加算器1に接続さ
れて、加算器Tからの信号を増幅して、トランスデユー
サ4に送る。トランスデユーサ4は送信渭幅器9からの
電気信号を機械振動に変換して、超音波どして検体内に
送信する。このトランスデユーサ4としては、PZT等
の圧電素子が用いられる。トランスデユーサ4は送受信
兼用であって検体からの反射波を受信して、電気信号に
変換する役割金も果たす。10は受信増幅器で、トラン
スデユーサ4からの信号全増幅する。11及び12は、
位相差検出器で受信波と発信波との位相差を検出する。 2つの位相差検出器11.12は、発振器5,6で発振
された2種の周波数の信号とその反射波とについて夫ノ
らの反射波を受(m して、この反射波に基づいて検体
内部の断層像を得る超音波診断装置に関し、特に検体内
部の不連続面−9形状のみばかりでなく、夫々の音響イ
ンピーダンスの相対的な大小を表示する超音波診断装置
に関する。 近年例えば医療分野において人体内部の断層像を得るた
めに超音波診断装置が広く利用されている。超音波診断
装置では、超音波全人体内に送信し、人体内部の組織の
不連続面からの反射波全受信して、この受信波を基にし
て人体等の検体の組織の断層像を得ているものである。 この超音波を探査波とした診断装置は、他のX線等を利
用した診断装置に比べて危険性が少ないため広く用いら
れている。 従来において一般的に用いられている超音波診断装置は
、第1図に示すようにPZT等の圧電素子からなるトラ
ンスデユーサ4を検体に接触させ、これからIMH7乃
至10MHz程度の超音波を送信する。 検体内部では、異なる組織1,2の境界面3で超音波の
一部は反射される。即ち2つの異なる組織1,2は、異
なる音響インピーダンスを有するため、この音響インピ
ーダンスの不連続面で反射波が生じるのである。この反
射波を、送イ1)に用いたトランスデユーサ−4又は他
のトランスデユーサで受信して、この受イを信号を基に
して被検体内部の組織の境界面に関する情報を得ること
ができる。 しかし、このような従来の超音波診断装置にあっては、
音響インピーダンスの不連続面の有無は検知できるが、
不連続面を形成する組織の音響インピーダンスの相対的
な大小は検知することはできなかった。この音響インピ
ーダンスの大小に関する情報を得ることができれば、組
織の分布状態をより良く把握でき、診断の際極めて有用
である。そしてこの目的は、検体内に超音波を送信し、
この検体からの反則波を受信してこの受信波に基づいて
検体の断層像を得る超音波診断装置に2いて、2種類の
異なる周波数の超音波を検体内に送信する手段と、検体
内の音響インピーダンスの不連続面からの上記超音波の
反射波を受信して夫々の発信波との位相変化量を検出す
る手段と、これらの位相変化量に基づいて検体内の音響
インピーダンスの分布を判定する手段と、この判定結果
を上記断層像上に表示する判定表示手段とを有する超音
波診断装置によって達成される。 以下本発明に係る超音波診断装置を実施例に基づき評細
に説明する。 本発明の実施例に係る超音波診断装置は、2兼用のトラ
ンスデユーサを有し、検体内からの反射波全受信して夫
々の受信2種の周波数の受信波の夫々の発情波との位相
差を検出する手段として上記トランスデュー−リと受信
波増幅器と2台の位相差検出器とを有する。またこの超
音波診断製置Cよ、検体内の音響インピーダンスの分イ
IIを判定する手段として増幅器7減除算器をイJし、
址だ判定表示手段として判定表示器とを有するものであ
/)。 第2図において、5Qよ発振器でIMHz乃至10M
Hz 4’A度の周波数のうち−・の周波数の信号を出
力j′る。6vよも9一つの発振器で上す己元振器5が
出力する信号・の周波数の1(倍の周波数の信号全出力
する。1は加算器で、上記発振器5ともう一つの発振器
6.に接続δルで、夫々の発振器5.6カ)も出力され
る46号を加え合わせる。8(′よスイッチで、故述す
るトランスデユーサ4がら超i)波を送1r3了る時に
2−ン状態とな9、検体から超音波が戻ってくる前にオ
フ状態となる4、9は送信増幅器で、加算器1に接続さ
れて、加算器Tからの信号を増幅して、トランスデユー
サ4に送る。トランスデユーサ4は送信渭幅器9からの
電気信号を機械振動に変換して、超音波どして検体内に
送信する。このトランスデユーサ4としては、PZT等
の圧電素子が用いられる。トランスデユーサ4は送受信
兼用であって検体からの反射波を受信して、電気信号に
変換する役割金も果たす。10は受信増幅器で、トラン
スデユーサ4からの信号全増幅する。11及び12は、
位相差検出器で受信波と発信波との位相差を検出する。 2つの位相差検出器11.12は、発振器5,6で発振
された2種の周波数の信号とその反射波とについて夫ノ
【の位相差を検出するものである。
位相差検出器11.12としては、例えば第3図に示す
ようなものが用いられる。第3図に示す位相差検出器1
1において、13は乗算器で受信増幅器10に接続され
て、受信増幅器10からの“市気信号に、後述する2種
の参照信号を夫々別々に掛は合わせるものであり、夫々
の参照信号に対応して夫々が発振器5及び後述する位相
変化器14に接続されている。2種の参照信号のうち第
1の参照信号は、前記発振器5からの信号が用いられる
。14は位相変化器で、発振器5から発せられた電気信
号の位相全仏(90°)だけ進め′第2の参照信号全発
生するもので、発振器5と、乗算器13との間に接続さ
れている。15は低域濾波器で上記乗算器13の発生ず
る電気信号の低周波帯域のみを通過させるものであつ又
、各乗算器13に対応して2個設けられている。16は
、位相算出器で、低域濾波器15からの2種の信号に基
づいて、反射波の位相変化を算出するものである。なお
、位相差検出器12は、位相差検出器11と同様の構成
を有しており、参照信号としては、第2の発振器6から
の信号及び、第2の発振器の信ケヲ、位相変化器14に
通した信号が用いられる。なお、位相差検出器it、1
2は、他の方式によつで反射波の位相変化全検出するも
のであってもよい。 第2図において、1Tは、増幅器で、位相検出器11で
検出した位相差を表わす信号をに倍する。 なおこの数値には、発振器5と発振器6とが発振する信
号の周波数の比である。1Bは減除算器で、上記に倍さ
れた信号から、位相比較器12の信号金蓋し引き、(k
l)で除する。この結果境界面での超音波の位相の変化
量であるγの値が得られ音響インピーダンスの大小が判
定される。 第4図において、19は、第2図中破線で囲まれる部分
を示している。また20は、第2図中一点鎖線で囲まれ
る部分で音響インピーダンス判定部を示している。21
ハ判定表示器で、音響インピーダンス判定部20からの
出力が入力され音響インピーダンスの判定結果がブラウ
ン管表示装置25の画像全制御する信号に変換されて、
加算器24に入力される。受信増幅器10の信号は、B
′%−ド発生器22(通常の断層像を表示する信号を発
生する装置)にも入力され、これからの出力は、スイッ
チ23を介して加算器24に入力さ力5る。加算器24
からの出力は、ブラウン管表示装置に入力されて信号に
対応する画像が表示される。 次に本実施例に係る超音波診断装置の作動について鯖、
明する。 第1図に示1′ように、iiJ来の超音波診断装置と同
様に検体表面にトランスデユーサ4を密着させた状態で
検体にトランスデユーサ4から超に波を送信する。 検体は、組織1と組織2とからなシ、夫々の音響インピ
ーダンスk l 1+ l ”とする。この音響インピ
ーダンスの差違によって組織1と組織2との境界面3で
超音波は反射されて反射波が生じる。 ここで夫々の組織1.2の音響インピーダンスZl 、
Z2の値がZl<22の関係であれは、入射波と反rj
l波との位相は同位相であり、位相の変化はない。 壕だこれとは逆にzl>Z2の関係で穫れば入射波と、
反射波とは逆位相、即ちπ(180°)の位相差を有す
ることとなる。 従って、この反射波の位相変化全検出すれば、組織1と
組織2との音響インピーダンスZl 、Z2の大小が判
定することができる。 先ず発振器5と、う6振器6とから夫々角周波数がωと
、kωの信号、即ちAcos(c+t、Acoskωt
の信号が発せられ、加算器Iで加算される。スイッチ8
をオン状態にすると、信号は、送信増幅器9に送られて
増幅されて、Bcosωt+Bcoskωtの信号とな
る。なおスイッチ8は、送信さ才した超音波が、反射さ
れてくる前にオフ状態となる。 この信号がトランスデユーサ4に送られこの15号に対
応した超音波が検体に送信される。超音波は検体内を進
行し、境界面3で反射され検体内を逆行して、トランス
デユーサ4に受信され再び電気信号に変換され、受信増
幅器10で増幅されて、Ccos (ωを十α) +C
cos(k6)t+β)の信号となる。ここで、α、β
は、位相の変化で、角周波数ωの超音波の検体内での波
長をλとして、検体表面と、境界面3と9距離をlとす
ると、 1 2kA で表される。ここに2π丁及び2π1.で表される項は
、超音波が発信されてから受信されるまでの進行距離2
1によって発生する位相変化である。γは反射時の位相
変化であってその値は、Zl ) Z2のときπで、Z
l (Z2のとき0となる。 次に乗算器13で、2種類の参照信号と掛は合わされる
。ここでMlの参照信号は、発振器5から発せられる信
号でAcosωtで表わされ、第2の参照信号は、上記
発振器5がらの信号を、位相変化器13で位相をπ/2
だけ変化させたものでA cos (ωt+/2) =
−A s i nωtで表わされる。 ここで演算される受信信号と参照信号との積の値は、例
えば第1の参照信号の場合は、C(cos(ωt+α)
+ cos(kωを十β月XAcosωt=4AC工e
Qsα+cos(2ωt+α)十cos ((k−1)
ωt+β)」−cos ((k−1−1) jIJ を
十β)〕と表される。 次にこの信号が低域濾波器15を通過すると、から通過
せず、−!−ACCO8αの値だけが出力される。同様
に、受信信号と第2の参照信号−Asinとができる。 この−!−A Cc o sα及び−LACsin#)
値が2 位相算出器16に入力され、この値に基づいて例1 えば−TA C81nα/、ACcosα=+anαか
らαの1直が演算され出力される。 位相検出器12においても、上記位相検出器11と同様
にして、βの値が出力される。 αの出力は、増幅器11に送られに倍され、さらに減除
算器に入力されて、βが差し引かれた後(k−1)で除
される。 一ヒ述のように、α及びβは、 であるから =(k−、x)γ/(k−1)=γ となり、境界面3での超音波の位相の変化、即ち組織1
,2の音響インピーダンスの大小の関係が判定される。 この信号は、判定表示器21に送られ1判定k】呆fコ
ニグラタン管表示装置25に表示される。スイッチ23
をオン状態とすれば、従来から用いられでいるBモード
の光示に付加してけ響インビーダノスの大小に関する表
示が表われる。またスイッチ23をオフ状態としておけ
ば、組織の音響インピーダンスに関する画像のみが表示
きれる。 Ff響インピーダンスの大小の表示方法とじてd:、例
えば次の二〇がある。 第1の方法は、第6図に承すように、組織の境界面を示
す境界線の上下の一定の幅について画像の処理を行なう
。画像の処理は、ブラウン管表示共fi、が白黒両面で
ある時は、輝度の変化によって、又tよ、クラウン管表
示装置がカラー画面である場合には、色の変化によりて
表示される。i9iえば、実際の検体が第5図に示すよ
うに二つの組織30.31からなり、組織31の音響イ
ンピーダンスが、組織30の音響インビダンスよシ大き
いときは、ブラウン管の表示は第6し1の如くなる。図
中、組織31の輪郭を示す線32の下方に一定幅の領域
が表示される。図中右下がりの斜線で示される領域33
と、左下がシの斜線で□□□□ 示される領域34は、実際のブラウン管上においては、
異なる色もしくは、異なった輝度で表示される。この表
示方法においては、右下が9の斜線で示した領域33は
この右下がシの斜線でボされる領域33よシ下方の領域
35が、上方の領域よシ音響インピーダンスが大ぎいこ
とを示している。また同様に左下がりの斜線で示される
境域34はこの左下がシの斜線で示される領域34より
上方の領域が下方の領域より督響インピーダンスが大き
いことを示している。この画像により、組織31は、組
織30よシ音響インピーダンスが大きいことを認識する
ことができる。組織3゜と組織31の音響インピーダン
スの大小が逆である場合には、第7図に示すように、前
述の場合の表示と右下がシの斜線で示−j領域33と、
圧下がりの余1線で示す領域34の位置が入れ変わり、
組&31は組織30よシ音響インピーダンスが小さいこ
とを認識することができる。 次に、第2の方法は、第8図に示すように、一定の音響
インピーダンスを有する組織を表示する領域を音与′(
ジインピーダンスの大小に対応する一定の色又ケよ、p
t度で表示して、音響インピーダンスの大小の認識がで
きるようにしている第1の方法と同じ検体で、組織31
の音響インピーダンスが組織30のF’i−響インビー
ダ/スより大鉢い場合(fこは、ブラウン管の表示は第
8図の如く2r、/l。 図中、組織31の輪郭を示す線36の内側は音響インピ
ーダンスが囲りの組織より大きいことを示す一定の色又
(は輝度で表示される(図中においC(・よ、右ドがり
の斜線で示す)。また組織30を示す・須威【−15、
上記の色や経度とは異なる音響インピーダンスが小さい
ことを示す色又は輝度がl〈示さノ1.る(図中におい
ては、左下がりの斜線で不す)。片響インピーダンスの
大小が逆の場合には、第9図に示すように表示される色
又は輝度は、第8図に表示される場合とは逆になり、音
響インピーダンスの大小の認識ができるものである。 なお本実施例においては、トランスデユーサ4は、送受
信兼用のものとしたが、これに送信受信を別個のトラン
スデユーサで行なってもよいし、2ytj、の周波数の
超音波を加算して同時に送信したが、それぞれ別に送信
してもよい。 本発明は、以上説明したように、超音波診断装置におい
て、検体内の組織の音響インピーダンスの大小をブラウ
ン管表示装置に表示できるようにしたから、検体内部の
組織の分布をこれまで以上に把握することができ、診断
において極めて有用であるという効果を奏するものであ
る。
ようなものが用いられる。第3図に示す位相差検出器1
1において、13は乗算器で受信増幅器10に接続され
て、受信増幅器10からの“市気信号に、後述する2種
の参照信号を夫々別々に掛は合わせるものであり、夫々
の参照信号に対応して夫々が発振器5及び後述する位相
変化器14に接続されている。2種の参照信号のうち第
1の参照信号は、前記発振器5からの信号が用いられる
。14は位相変化器で、発振器5から発せられた電気信
号の位相全仏(90°)だけ進め′第2の参照信号全発
生するもので、発振器5と、乗算器13との間に接続さ
れている。15は低域濾波器で上記乗算器13の発生ず
る電気信号の低周波帯域のみを通過させるものであつ又
、各乗算器13に対応して2個設けられている。16は
、位相算出器で、低域濾波器15からの2種の信号に基
づいて、反射波の位相変化を算出するものである。なお
、位相差検出器12は、位相差検出器11と同様の構成
を有しており、参照信号としては、第2の発振器6から
の信号及び、第2の発振器の信ケヲ、位相変化器14に
通した信号が用いられる。なお、位相差検出器it、1
2は、他の方式によつで反射波の位相変化全検出するも
のであってもよい。 第2図において、1Tは、増幅器で、位相検出器11で
検出した位相差を表わす信号をに倍する。 なおこの数値には、発振器5と発振器6とが発振する信
号の周波数の比である。1Bは減除算器で、上記に倍さ
れた信号から、位相比較器12の信号金蓋し引き、(k
l)で除する。この結果境界面での超音波の位相の変化
量であるγの値が得られ音響インピーダンスの大小が判
定される。 第4図において、19は、第2図中破線で囲まれる部分
を示している。また20は、第2図中一点鎖線で囲まれ
る部分で音響インピーダンス判定部を示している。21
ハ判定表示器で、音響インピーダンス判定部20からの
出力が入力され音響インピーダンスの判定結果がブラウ
ン管表示装置25の画像全制御する信号に変換されて、
加算器24に入力される。受信増幅器10の信号は、B
′%−ド発生器22(通常の断層像を表示する信号を発
生する装置)にも入力され、これからの出力は、スイッ
チ23を介して加算器24に入力さ力5る。加算器24
からの出力は、ブラウン管表示装置に入力されて信号に
対応する画像が表示される。 次に本実施例に係る超音波診断装置の作動について鯖、
明する。 第1図に示1′ように、iiJ来の超音波診断装置と同
様に検体表面にトランスデユーサ4を密着させた状態で
検体にトランスデユーサ4から超に波を送信する。 検体は、組織1と組織2とからなシ、夫々の音響インピ
ーダンスk l 1+ l ”とする。この音響インピ
ーダンスの差違によって組織1と組織2との境界面3で
超音波は反射されて反射波が生じる。 ここで夫々の組織1.2の音響インピーダンスZl 、
Z2の値がZl<22の関係であれは、入射波と反rj
l波との位相は同位相であり、位相の変化はない。 壕だこれとは逆にzl>Z2の関係で穫れば入射波と、
反射波とは逆位相、即ちπ(180°)の位相差を有す
ることとなる。 従って、この反射波の位相変化全検出すれば、組織1と
組織2との音響インピーダンスZl 、Z2の大小が判
定することができる。 先ず発振器5と、う6振器6とから夫々角周波数がωと
、kωの信号、即ちAcos(c+t、Acoskωt
の信号が発せられ、加算器Iで加算される。スイッチ8
をオン状態にすると、信号は、送信増幅器9に送られて
増幅されて、Bcosωt+Bcoskωtの信号とな
る。なおスイッチ8は、送信さ才した超音波が、反射さ
れてくる前にオフ状態となる。 この信号がトランスデユーサ4に送られこの15号に対
応した超音波が検体に送信される。超音波は検体内を進
行し、境界面3で反射され検体内を逆行して、トランス
デユーサ4に受信され再び電気信号に変換され、受信増
幅器10で増幅されて、Ccos (ωを十α) +C
cos(k6)t+β)の信号となる。ここで、α、β
は、位相の変化で、角周波数ωの超音波の検体内での波
長をλとして、検体表面と、境界面3と9距離をlとす
ると、 1 2kA で表される。ここに2π丁及び2π1.で表される項は
、超音波が発信されてから受信されるまでの進行距離2
1によって発生する位相変化である。γは反射時の位相
変化であってその値は、Zl ) Z2のときπで、Z
l (Z2のとき0となる。 次に乗算器13で、2種類の参照信号と掛は合わされる
。ここでMlの参照信号は、発振器5から発せられる信
号でAcosωtで表わされ、第2の参照信号は、上記
発振器5がらの信号を、位相変化器13で位相をπ/2
だけ変化させたものでA cos (ωt+/2) =
−A s i nωtで表わされる。 ここで演算される受信信号と参照信号との積の値は、例
えば第1の参照信号の場合は、C(cos(ωt+α)
+ cos(kωを十β月XAcosωt=4AC工e
Qsα+cos(2ωt+α)十cos ((k−1)
ωt+β)」−cos ((k−1−1) jIJ を
十β)〕と表される。 次にこの信号が低域濾波器15を通過すると、から通過
せず、−!−ACCO8αの値だけが出力される。同様
に、受信信号と第2の参照信号−Asinとができる。 この−!−A Cc o sα及び−LACsin#)
値が2 位相算出器16に入力され、この値に基づいて例1 えば−TA C81nα/、ACcosα=+anαか
らαの1直が演算され出力される。 位相検出器12においても、上記位相検出器11と同様
にして、βの値が出力される。 αの出力は、増幅器11に送られに倍され、さらに減除
算器に入力されて、βが差し引かれた後(k−1)で除
される。 一ヒ述のように、α及びβは、 であるから =(k−、x)γ/(k−1)=γ となり、境界面3での超音波の位相の変化、即ち組織1
,2の音響インピーダンスの大小の関係が判定される。 この信号は、判定表示器21に送られ1判定k】呆fコ
ニグラタン管表示装置25に表示される。スイッチ23
をオン状態とすれば、従来から用いられでいるBモード
の光示に付加してけ響インビーダノスの大小に関する表
示が表われる。またスイッチ23をオフ状態としておけ
ば、組織の音響インピーダンスに関する画像のみが表示
きれる。 Ff響インピーダンスの大小の表示方法とじてd:、例
えば次の二〇がある。 第1の方法は、第6図に承すように、組織の境界面を示
す境界線の上下の一定の幅について画像の処理を行なう
。画像の処理は、ブラウン管表示共fi、が白黒両面で
ある時は、輝度の変化によって、又tよ、クラウン管表
示装置がカラー画面である場合には、色の変化によりて
表示される。i9iえば、実際の検体が第5図に示すよ
うに二つの組織30.31からなり、組織31の音響イ
ンピーダンスが、組織30の音響インビダンスよシ大き
いときは、ブラウン管の表示は第6し1の如くなる。図
中、組織31の輪郭を示す線32の下方に一定幅の領域
が表示される。図中右下がりの斜線で示される領域33
と、左下がシの斜線で□□□□ 示される領域34は、実際のブラウン管上においては、
異なる色もしくは、異なった輝度で表示される。この表
示方法においては、右下が9の斜線で示した領域33は
この右下がシの斜線でボされる領域33よシ下方の領域
35が、上方の領域よシ音響インピーダンスが大ぎいこ
とを示している。また同様に左下がりの斜線で示される
境域34はこの左下がシの斜線で示される領域34より
上方の領域が下方の領域より督響インピーダンスが大き
いことを示している。この画像により、組織31は、組
織30よシ音響インピーダンスが大きいことを認識する
ことができる。組織3゜と組織31の音響インピーダン
スの大小が逆である場合には、第7図に示すように、前
述の場合の表示と右下がシの斜線で示−j領域33と、
圧下がりの余1線で示す領域34の位置が入れ変わり、
組&31は組織30よシ音響インピーダンスが小さいこ
とを認識することができる。 次に、第2の方法は、第8図に示すように、一定の音響
インピーダンスを有する組織を表示する領域を音与′(
ジインピーダンスの大小に対応する一定の色又ケよ、p
t度で表示して、音響インピーダンスの大小の認識がで
きるようにしている第1の方法と同じ検体で、組織31
の音響インピーダンスが組織30のF’i−響インビー
ダ/スより大鉢い場合(fこは、ブラウン管の表示は第
8図の如く2r、/l。 図中、組織31の輪郭を示す線36の内側は音響インピ
ーダンスが囲りの組織より大きいことを示す一定の色又
(は輝度で表示される(図中においC(・よ、右ドがり
の斜線で示す)。また組織30を示す・須威【−15、
上記の色や経度とは異なる音響インピーダンスが小さい
ことを示す色又は輝度がl〈示さノ1.る(図中におい
ては、左下がりの斜線で不す)。片響インピーダンスの
大小が逆の場合には、第9図に示すように表示される色
又は輝度は、第8図に表示される場合とは逆になり、音
響インピーダンスの大小の認識ができるものである。 なお本実施例においては、トランスデユーサ4は、送受
信兼用のものとしたが、これに送信受信を別個のトラン
スデユーサで行なってもよいし、2ytj、の周波数の
超音波を加算して同時に送信したが、それぞれ別に送信
してもよい。 本発明は、以上説明したように、超音波診断装置におい
て、検体内の組織の音響インピーダンスの大小をブラウ
ン管表示装置に表示できるようにしたから、検体内部の
組織の分布をこれまで以上に把握することができ、診断
において極めて有用であるという効果を奏するものであ
る。
第1図は検体内部の組織の分布を示す説明図、第2図は
本発明の実施例に係る超音波診断装置の超音波送信手段
と受信手段と位相変化量検出手段と音響インピーダンス
判定手段を示すブロック図、第3図は第2図に示す音響
インピーダンス判定装置を示すブロック図、@4図は本
発明の実施例に係る超音波診断装置のブロック図、第5
図〜第9図は本発明の実施例に係る超音波診断装置のブ
ラウン管の光示状態を示す説明図である。 4・・・トランスデユーサ5,6・・・発振器11.1
2・・位相差検出器 21・・・判定表示器25・・・
ブラウン管表示装置 特許出願人 株式会社明石製作所 代理人弁理士土橋 皓 第1図 第5図 3゜ 第6図 第7図 第 8 1M 第 9 し1
本発明の実施例に係る超音波診断装置の超音波送信手段
と受信手段と位相変化量検出手段と音響インピーダンス
判定手段を示すブロック図、第3図は第2図に示す音響
インピーダンス判定装置を示すブロック図、@4図は本
発明の実施例に係る超音波診断装置のブロック図、第5
図〜第9図は本発明の実施例に係る超音波診断装置のブ
ラウン管の光示状態を示す説明図である。 4・・・トランスデユーサ5,6・・・発振器11.1
2・・位相差検出器 21・・・判定表示器25・・・
ブラウン管表示装置 特許出願人 株式会社明石製作所 代理人弁理士土橋 皓 第1図 第5図 3゜ 第6図 第7図 第 8 1M 第 9 し1
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 fil 検体内に超音波を送信し、この検体からの反
射波を受信してこの受信波に基づいて検体の断層像を得
る超音波診断装置において、2種類の一!I!なゐ周波
数の超音波を検体内に送信する手段と、検体内の音響イ
ンピーダンスの不連続面からの上記超音波の反射波を受
信して夫々の発信波との位相変化量を検出する手段と、
これらの位相変化量に基づいて検体内の音響インピーダ
ンスの分布を判定する手段と、この判定結果を上記断層
像」二に表示する判定表示手段とを有することを特徴と
する超音波診断装置−0 (2)判定表示手段は、断層像の音響インピーダンスが
異なる組織の境界面を表示する境界線の周辺部を、この
周辺部をはさむ組織の音響インピーダンスの大小関係を
表示するように画像全処理することを特徴とする特S′
F請求の範囲第1項記載の超音波診断装置。 (3)判定表示手段は、断層像の音2へインピーダンス
が連続している組織を示す領域ごとに音響インピーダン
スの高低全表示するように画像を処理することを特徴と
する特Wf M6求の範囲第1項記載の超音波診断装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255383A JPS59181140A (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255383A JPS59181140A (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 超音波診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59181140A true JPS59181140A (ja) | 1984-10-15 |
Family
ID=12917999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5255383A Pending JPS59181140A (ja) | 1983-03-30 | 1983-03-30 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59181140A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418794A (en) * | 1977-06-23 | 1979-02-13 | Gen Electric | Supersonic phtographing method and apparatus |
JPS55136043A (en) * | 1979-04-11 | 1980-10-23 | Fujitsu Ltd | Ultrasoniccwave diagnosis device |
JPS55143417A (en) * | 1979-04-26 | 1980-11-08 | Kiyoshi Nakayama | Measuring method for impedance distribution |
-
1983
- 1983-03-30 JP JP5255383A patent/JPS59181140A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5418794A (en) * | 1977-06-23 | 1979-02-13 | Gen Electric | Supersonic phtographing method and apparatus |
JPS55136043A (en) * | 1979-04-11 | 1980-10-23 | Fujitsu Ltd | Ultrasoniccwave diagnosis device |
JPS55143417A (en) * | 1979-04-26 | 1980-11-08 | Kiyoshi Nakayama | Measuring method for impedance distribution |
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