JPS59180922A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はガス絶縁開閉装置に係り、特に消弧性ガスを封
入した容器、この容器内に配設された固定接触子および
可動接触子、この可動接触子に接続され、かつ他端を直
線ガスシール部の７−ルロツドを介して容器外に設けた
操作機の操作ロッドに接続された絶縁物操作ロンド等を
有し、操作機の操作ロッドは直線ガスシール部の中心軸
線上に配置されているガス絶縁開閉装置に関するもので
ある。

〔発明の背景〕

第１図にはガス絶縁開閉装置例えば２Ａ切のバッファ形
ガスしゃ断器の従来例が示されている。

同図に示されているようにバッファ形ガスしゃ断器は容
器１、ブッシング２等を有し、容器１に設けた管台３に
は消弧性ガスが充填されている。

そしてガスしゃ断器の図中表示の閉路状態において電流
は容器ｌから絶縁物台４によシ支持された導体５、固定
接触子６、可動接触子７、パランアロラド８、集電子９
、バッファピストン１０、ブラケット１１さらに同様に
他のしゃ断部１２へと流れている。なおこのブラケット
１１の近傍において１３はバッファロッド８と一体に構
成されたバッファシリンダ、１４はバッファ室、１５は
絶縁物ノズルである。

このバッファロッド８はレバー１６、ブラケット１１に
回転自在に支持されたリンク１７、レバー１８、絶縁物
操作ロッド１９、ヒンジ２０およヒ直線ガスシール部２
１のシールロッド２２の機械的連結部２２ａを介して支
持部材２３により管台３に固定された操作機２４の操作
ロッド２５に連結されている。なおこの操作ロッド２５
の近傍において２６はブラケット１１を管台３に固定す
る絶縁物支持筒、２７は操作ピストンである。

そして操作機２４の空間２８．２９には同一流体圧力源
より高圧流体が充填されておシ、閉路状態では操作ロッ
ド２５のロッド面積と流体圧力との積で決まる図中上方
向の閉路１駆動力によシハノファロツド８が保持されて
いる。

これに対してガスしゃ断器の開路動作は操作機２４の空
間２９に充填されている高圧流体を排出し、操作ピスト
ン２７および操作ロッド２５の面積差と流体圧力との積
で決まる図中下方向の開路駆動力をバッファロッド８に
伝達することで遂行される。すなわちバッファ室１４の
消弧性ガスが圧縮されると共に固定接触子６、可動接触
子１間が開離し、開離と共に両液触子６，７間に生じた
アークは、絶縁物ノズル１５に案内された消弧性ガスの
吹付けを受けて消弧され、開路動作が完了する。

ところでこのようなガスシールとして直線ガスシール部
２１をもって構成されたガスしゃ断器には次に述べるよ
うな問題があった。

すなわち直線ガスシール部２１の７−ルロノド閉路駆動
力は上述したようにこのガス圧力による力に打勝って閉
路状態を保持しているので、何等かの原因によって操作
機２４の高圧流体圧力が低下した場合には、閉路駆動力
も減少し、逐には消弧性ガス圧力によりシールロッド２
２に加わる力以下となり、バッファシリンダ１３等の可
動部分ば、正常時の開路動作に比べ非常に遅い動作特性
で開路動作に移行してしまう。そして・くツファ室１４
の消弧性ガスは殆んと圧縮されないまま固定接触子６、
可動接触子１間が開離するだめ、これら両液触子６，７
間に生じるアークが消弧できず、ガスしゃ断器の重大な
事故を惹起する。

〔発明の目的〕

本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、信頼性の
向上を可能としたガス絶縁開閉装置を提供すると六を目
的とするものである。

〔発明の概要〕

すなわち本発明は直線ガスシール部と操作機との間に位
置保持装置を設けたことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
２図には本発明の一実施例が示されている。なお従来と
同じ部品には同じ符号を付したので説明を省略する。本
実施例では直線ガスシール部２１と操作、磯２４との間
に位置保持装置３０ａを設けた。そしてこの位置保持装
置３０ａを、容器の直線ガスソール部２１によって外部
に導出され、かつ操作機２４の操作ロッド２５との間に
取り外し可能な機械的連結部２２ａを有しているシール
ロッド２２″！、たけ機械的連結部２２ａを釈放可能に
鎖錠するように構成した。このようにすることにより操
作機２４の高圧流体の圧力が低下しても開離動作を防止
できるようになり、信頼性の向上を可能としたガス絶縁
開閉装置を得ることができる。

すなわち位置保持装置３（ｌａをばねがその死点を過ぎ
ればばねの作用する力の方向が反対になる所謂トグルば
ね装置３０で、かつトグルばね装置３０の　ｆｉｅシー
ルロッド２２に連結し、他端を容器に操作機２４を支持
する支持部材２３に連結した。そしてトグルばね装置３
０を圧縮ばね３１、ばねガイド３２およびばね座３３で
構成し、はねｆ、％ 座３３はピン３４でｙ止したヶこのトグルばね装置３０
のシールロッド２２側支持部はシールロッド２２にナツ
ト３５で固定した金具３６を設け、ばねガイド３２をピ
ン３７により回転自在に支持し、支持部材２３側支持部
はばねガイド３２に溝３８・・を設け、ピン３４とばね
ガイド３２とを相対的に摺動できるようにした。このよ
うにすることによりガスしゃ断器の閉路状態においては
トグルはね装置３０による図中上方向の力を、消弧性ガ
ス圧力によりシールロッド２２に加わる刀身上に設定す
れは操作機２４の高圧流体圧力が低下しても閉路状態を
保持することができる。そして開路動作時には開路動作
と共に圧縮はね３１はばねガイド３２とピン３４とに係
止されたばね座３３により圧縮されるが、所定の距離を
移動した動作後にはトグルばね装置３０が死点を通過し
、これで図中上方向へ加えられていたばね力が図中下方
向に反転し、開路動作完了後はこのばね力により開路状
態を保持することができる。

このように直線ガスシール部２１を備えだガス絶縁開閉
装置では位置保持装置３０ａを設けることにより、操作
機２４の高圧流体圧力が低下した場合に消弧性ガス圧力
でシールロッド２２に生ずる力によって開路動作に移行
することが防止でき、ガスしゃ断器の信頼性を大幅に向
上することができる。またこのような直線ガスシール部
２１を備えだガス絶縁開閉装置では、構成上必要な直線
ガスシール部２１と操作器２４との間の空間に位置保持
装置３０ａを設けることで、コンパクトなガス絶縁開閉
装置を得ることができる。そしてまだ位置保持装置３０
ａをシールロッド２２に設置することによって、容器内
の消弧性ガスを放出しないでもしゃ断部の閉路状態を保
持したままで操作器２４の解体、点検が実施できる。更
に本実施例のように位置保持装置３０ａとしてトグルば
ね装置３０を使用したものにおいては、シールロッド２
２および操作ロッド２５の軸に対して直角方向のばね力
が常に作用するため、その案内部材との間にかじシが生
じるという機械的な欠点があるが本実施例のようにトグ
ルばね装置３０をシールロッド２２の軸に対して対称に
複数個配置することにより、軸に対する直角方向の力は
打消され、上述のかじり等の問題を解消することができ
る。

なお本実施例ではトグルばね装置３０の一端をシールロ
ッド２２に連結するようにしたが、これに限るものでは
なくシールロッド２２の機械的連結部２２ａに連結する
ようにしてもよい。

第３図には本発明の他の実施例が示されている。

本実施例ではトグルばね装置３０をその回転運動が利用
されるようにした。すなわちばねガイド３２０回転運動
をピン３９に伝達するようにし、このピン３９の回転運
動を利用して動作回数針４０、開閉表示器４１および補
助スイッチ４２等のガスしゃ断器を動作させるだめの信
号を制御する制御機器を動作させるようにした。このピ
ン３９への回転運動の伝達はピン３９の断面形状を角形
などにすればよい。このようにトグルばね装置３０の回
転運動を利用して制御機器を動作させるようにすること
により、従来のように制御機器を動作させるために可動
部分よりレバー、リンクを介して構成する必要がなくな
って、部品点数を低減して制御機器の動作を容易にする
ことができる。なお同図において４３．４４はレバーで
ある。

第４図には本発明の更に他の実施例が示されている。本
実施例では位置保持装置３０ｂを、圧縮はね４５に加圧
されたボール４６と、シールロッド２２に設けた凹部４
７，４８とで構成した。このようにすることにより同図
記載の閉路状態では、圧縮ばね４５に加圧されたボール
４６と凹部４７とのラッチにより消弧性ガス圧力によっ
てシールロッド２２に生ずる図中下方向への力を保持し
、開路動作時には、シールロッド２２によりボール４６
が圧縮ばね４５に抗して外側に１駆動されてラッチが外
れ、開路動作完了時にはボール４６は他の凹部４８とラ
ッチして開路状態を保持するようになり、前述の場合と
同様な作用効果を奏することができる。

第５図には本発明の更に他の実施例が示されている。本
実施例では位置保持装置３０ｃを、操作機２４の作動流
体圧力が所定圧力以下になった場合に作動するように構
成した。すなわち位置保持部４９を設け、この位置保持
部４９．に操作機２４の空間２８よシ配管５０を介して
高圧流体を導いたが、位置保持部４９を第６図に示され
ているようにシールロッド２２の外面と弾性を有するひ
ずみ板５１との摩擦力またはかじりによって位置保持力
を生じさせるようにした。このようにすることにより正
常時は、シールロッド２２とひずみ板５１とで四重れた
空間５２に上述のように操作機からの高圧流体が充填さ
れているためにひずみ板５１は外周方向にひずみ、シー
ルロッド２２とひずみ板５１との間に間隙を形成する。

そして何等かの原因で高圧流体圧力が低下した場合には
ひずみ板５１のひずみは減少し、所定の圧力値以下では
ひずみ板５１がシールロッド２２に加圧し乍ら接触し、
シールロッド２２とひずみ板５１との間には摩擦力また
はかじりが生じるので、正常時にはパルプ５３を開、パ
ルプ５４を閉の状態とし、ガスしゃ断器の開路動作時に
パルプ５３を閉、パルプ５４を開としてパルプ５４から
高圧流体を空間５２に充填すれば可動部分を動作するこ
とができるようになり、上述の場合と同様な作用効果を
奏することができる。なお本実施例ではガスしや断器の
開路動作時に位置保持部４９より可動部分に加えられる
保持力が無いので、動作特性は位置保持装置３０Ｃの影
響を受けない。

第７図には位置保持部４９の他の例が示されている。本
実施例では位置保持部４９を係止ピストン５５とシール
ロッド２２に設けた凹部５６゜５７との係合によって所
定の位置を保持させるようにした。このようにすること
により正常時は、係止ピストン５５が空間５８の高圧流
体圧力により圧縮はね５９を押圧し、ガスしゃ断器の同
図記載の閉路状態を保持しているが、高圧流体圧力が低
下し、所定の圧力値以下では圧縮ばね５９のばね力が高
圧流体圧力のカリ上となって、係止ピストン５５は凹部
５６と係合してしゃ断器の開路動作移行を阻止するよう
になり、前述の場合と同様な作用効果を奏することがで
きる。

〔発明の効果〕

上述のように本発明は操作機の高圧流体圧力が低下して
もしゃ断部が開離しないようにしたので、開離しなくな
って、ガス絶縁開閉装置の信頼性を向上させることがで
きるようになり、信頼性の向上を可能としたガス絶縁開
閉装置を得ることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のガス絶縁開閉装置の縦断側面図、第２図
は本発明のガス絶縁開閉装置の一実施例の位置保持装置
囲シの縦断側面図、第３図は本発明のガス絶縁開閉装置
の他の実施例のトグルばね装置囲りの斜視図、第４図は
本発明のガス絶縁開閉装置の更に他の実施例の位置保持
装置間りの縦断側面図、第５図は本発明のガス絶縁開閉
装置の更に他の実施例の位置保持装置間りの縦断側面図
、第６図は第５図の位置保持部の一実施例の位置保持部
門りの縦断側面図、第７図は第５図の位置保持部の他の
実施例の位装置保持部囲りの縦断側面図である。 １・・・容器、６・・・固定接触子、７・・・可動接触
子、２１・・・直線カスシール部、２２・・・シールロ
ッド、２２ａ・・機械的連結部、２３・・・支持部材、
２４・・・　　　　　・操作機、２５・・・操作ロッド
、３０・・・トグルばね装置、３０ａ、３０’ｂ、３０
Ｃ−・・位置保持装置、３１・・・圧縮ばね、３２・・
・ばねガイド、３３・・・ばね座、４０・・・動作回数
針、４１・・・開閉表示器、４２・・・補助スイッチ、
４５・・・圧縮ばね、４６・・・ボール、４７．４８・
・・凹部、４９・・・位置保持部、５１９０．ひずみ板
、５５・・・係止ピストン、５６．ｓ７・・・凹部、５
９・・・圧縮ばね。 （ほか１名） 第２図 第３図 第４図 第Ｓ図 第　６　図 第７　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、消弧性ガスを封入した容器内に配設された少々くと
   も１対の固定接触子および可動接触子と、この可動接触
   子に接続され、かつ他端を直線ガスノール部のシールロ
   ッドを介して前記容器外に設けた操作機の操作ロンドに
   接続された絶縁物操作ロンドとを備え、前記操作機の操
   作ロンドは前記直線ガスシール部の中心軸線上に配置さ
   扛ているガス絶縁開閉装置において、前記直線ガスシー
   ル部と前記操作機との間に位置保持装置を設けたことを
   特徴とするガス絶縁開閉装置。 ２、前記位置保持装置が、前記容器の前記直線／−シル
   部よって外部に導出され、かつ前記操作機の操作ロンド
   との間に取り外し可能な機械的連結部を有しているシー
   ルロッドまだは前記機械的連結部が釈放可能に鎖錠され
   るように構成されたものである特許請求の範囲第１項記
   載のガス絶縁開閉装置。 ３、前記位置保持装置が、トグルばね装置で、かつこの
   トグルばね装置の一端が前記機械的連結部または前記シ
   ールロッドに連結され、他端が前記容器に前記操作機を
   支持する支持部材に連結されたものである特許請求の範
   囲第２項記載のガス絶縁開閉装置。 ４、前記位置保持装置が、前記シールロッドの中心軸に
   対して対称に複数個配置されたものである特許請求の範
   囲第１項まだは第２項まだは第３項記載のガス絶縁開閉
   装置。 ５、前記位置保持装置が、前記操作機の作動流体圧力か
   所定圧力以下になった場合に作動するように構成された
   ものである特許請求の範囲第１項または第２項まだは第
   ４項記載のガス絶縁開閉装置。 ６、前記トグルばね装置が、その回転運動が利用される
   ようにされたものである特許請求の範囲第３項記載のガ
   ス絶縁開閉装置。