JPS5918078A - 二輪車のフロントフオ−クのコイルスプリング予荷重調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、二輪車などの緩衝装置のスプリング荷重調整
装置、特にフロントフォークにおけるスプリング予荷重
調整装置の改良に関する。

一般に、二輪車のフロントフォークはショックアブシー
バーとスプリングを組合わせて構成されている。特に、
高性能な二輪車の場合には、荷重や路面の状況に応じて
スプリングの堅さを調整するためにスプリングの予荷重
調整装置が設けられている。第１図に、この種の従来の
スプリング予荷重調整装置２０を有する、二輪車の片側
のフロントフォーク１０を示す。１２は外管、１４は外
管１２を二輪車の車軸に装着するだめの孔、１６は外管
１２内を摺動可能な内管を示す。１８は内管１６内に配
置されたコイルスプリングである。

この従来のスプリング予荷重調整装置２０において、２
２は、内管１６の上端部に固定された筒状のフォークボ
ルトで、その下端の周壁に多段のカム溝２２ａが設けら
れている。２４は、筒状のフォークボルト２２の円筒孔
内に軸方向に移動可能にかつ回転可能に嵌まっている調
節パイプで、その上端に一体の六角頭部２６を有する。

この調節パイプ２４の周壁から半径方向両側にピン２８
が突出していて、フォークボルト２２の対向するカム溝
２２ａと係合している。調節パイプ２４の下端に環状の
シート３０がスプリング１８の力によシ当接している。

所望の予荷重を与えるだめに、六角頭部２６を下方へ押
して調節パイプ２４のピン２８をフォークボルト２２の
カム溝２２ａから離脱させてから、六角頭部２６を例え
ば第１図で右の方へ回転させ夢ると、ピン２８が隣接す
る突起を越えて、もっと低い位置にある次のカム溝２２
ａに入る。これによって、隣接するカム溝２２ａの高さ
の差だけ調節パイプ２４が上方に移動して、従って７−
）３０が上方に移動する３、このようにして、フォーク
ボルト２２に設けられた対向するカム溝２２ａの段数だ
けスプリング１８の予荷重を調節できる。

しかしながら、スプリング１８の力に抗して調節パイプ
２４を直接下方に押し込みかつ回転させるにはかなりの
力を必要とし、スプリング予荷重の調整作業が容易では
なかった。壕だ、フォークボルトのカム突起の段数しか
スプリング予荷重の調整ができなかった。

従って、本発明の目的は、上記の欠点を除去して、スプ
リング荷重を容易にかつ無段に調整することができるよ
うな二輪車などのフロントフォークのスプリング予荷重
調整装置を提供することである。

上記の目的は、本発明によシ次のようにして達成される
。すなわち、内筒上端のハウジングに回転可能に装着さ
れていてかつ下部に雄ねじを有する調整部材と、この調
整部材の雄ねじと螺合する雌ねじを有しかつ下端で常時
スプリングのスプリングシートと当接するようになって
いるナツト部材と、調整部材を回転させたときにナツト
部材を回転させずに軸方向に移動させるだめの手段と、
調整部材とハウジングの間に設けられたまわり止め手段
とからなる装置を設けるのである。

以下、本発明を実施例について図面によシ説明する。

第２図は、二輪車などのフロントフォークの内管１１６
の上端部に設けた本発明のスプリング予荷重調整装置１
００を示す。図中、第１図と同様な部品には第１図と同
様な参照数字を付しである。

第２図と第３図において、内管１１６の上端部に環状の
ハウジンーグ１０２が螺着され、ハウジング１０２の中
央孔内面にある環状の円周突出部１０２ａに調整部側１
０４の軸部１０４ａが回転可能に嵌合し、かつ上方の段
付肩部１０４ｂと、調整部ＩＪ’１０４の雄ねじ部１０
４ｃに螺着されたナツト１０６によシ軸方向に移動しな
いように位置決めされている。調整部月１０４の雄ねじ
１０４Ｃには、環状のナツト部材１０８がその雌ねじ１
０８ａによシ螺合している。ナツト部材１０８はさらに
下方に円筒状に延びていて、その下端がスプリング１１
８のスプリングシート１３０に当接している。調整部側
１０４を回転させたときにナツト部材１０８を回転させ
ずに軸方向に移動させる手段として、この実施例では、
ハウジング１０２の周壁に設けられた軸方向に延びる長
溝１３２と、この長溝１３２内に浪人するようにナツト
部利１０８の外側から半径方向外方に突出するピンなど
のような突起１３４とが設けられている。

まだ、本発明の装置では、振動によシ調整部材１０４が
回転して位置が変化するのを防止するだめに、まわシ止
め手段として、調整部材１０４の上めにハウジング１０
２の半径方向孔１４０．１４０’に配置されたばね１４
２．１４２’が設けられている。まわり止め手段の数は
任意である。なお、調整部材１０４の上端には、調整部
材を回転させるためにスリット１４４が設けられている
。

さらに、調整部材１０４の回転によりスプリング１１８
に予荷重を加えたときに、スプリング１１８がどの程度
圧縮されたかを知るために、調整部材１０４の貫通中心
孔１４６内を上方へ延びる軸部を有する、ビンのような
位置検出部利１４８が下端でスプリング７−１−１３０
とナツト部材１０８の下一端に挟持されている。

スプリング予荷重調整装置１００を調整する際には、ド
ライバーを調整部材１０４の上端のスリット１４４に差
し込んで調整部材１０４を回転させると、ナツト部材１
０８の突起１３４がハウジング１０２の長溝１３２に嵌
入しているため、ナツト部材１０８が回転せずに軸方向
に移動し、従ってスプリングシートを上型を与えること
ができる。

本発明の装置では、下部に雄ねじを有する調整部材を内
管の上端のハウジングに回転可能に装着し、この調整部
材の雄ねじと螺合する雌ねじを有しかつ下端で常時スプ
リングのスプリングシートと当接するようになっている
ナツト部拐と、調整部材の回転時にナツト部材を回転さ
せずに軸方向に移動させる手段とを設けたことにより、
従来のように調節パイプを直接スプリングの力に抗して
隣接する力ｌ・溝の段差だけ押し下げて回転する場合に
比べて、ねじのＩＪ　−ト角に依存する非常に小さな力
でスプリングを圧縮することができるので、スプリング
予荷重を力える調整作業が容易であり、かつ従来の有段
のカムに比較して連続的に調整することができる。

さらに、調整部材と・・ウジングの間にまわり止め手段
が設けられているので、撮動により調整部材が回転して
調整位置が変化することはない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のスプリング荷重調整装置を有する、二輪
車のフロントフォークを一部断面して示した図、第２図
はフロントフォークの上端部に設けられた本発明のスプ
リング予荷重調整装置の縦断面、第３図は第２図の矢印
ＩＩＩの方向より見た端面図である。 １２０・外筒　　　　　　　１０２・・脅ハウジング１
０４・・・調整部材　　　　１０４ｃ・・・雄ねじ１０
８・・・ナツト部８’　　　　１０８ａ・・・雌ねじ１
１６・・・内筒　　　　　　１１８・・・スプリング１
３０・争帝スプリングシート　　１３２・串・長溝１３
４・・命突起 １３６、１３８．１４２・・・まわり止め手段ｒ′）） イ、ユ７、　エ、ヵ。イ゛咀ら′・・ ４５

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）二輪車などの車軸に枢着される外筒と、外筒内を
   摺動可能な内筒とからなるフロントフォークに圧縮可能
   に配置されたスプリングの予荷重を調整するだめの装置
   において、内筒上端に固定されたノーウジングに回転可
   能に装・着されていてかつ下部に雄ねじを有する調整部
   材と、この調整部材の雄ねじと螺合する雌ねじを有しか
   つ下端で常時スプリングのスプリングシートと当接する
   ようになっているナツト部材と、調整部材を回転させた
   ときにナツト部材を回転させずに軸方向に移動させるだ
   めの手段と、調整部材とノ・ウジングの間に設けられた
   まわシ止め手段とからなる装置。
2. （２）前記のナツト部材を回転させずに軸方向に移動さ
   せるための手段が、ノ・ウジングに設けられた軸方向に
   延びる長溝と、との長溝に嵌入するようにナツト部材か
   ら半径方向外方に突出する突起とからなる特許請求の範
   囲第１項記載の装置。
3. （３）前記のまわシ止め手段が、調整部材の上端部外周
   面に設けられた穴と、この孔にボールを押圧するように
   ハウジングに配置されたばねとからなる特許請求の範囲
   第１項記載の装置。
4. （４）前記調整部材に中実軸方向に貫通する中心孔を設
   け、さらに下端でナツト部材に取９つけられかつそこか
   ら調整部材の中心孔内を上方に延びている調整位置検知
   部材を設けた特許請求の範囲第１項記載の装置。