JPS59177059A - 人工心臓 - Google Patents

人工心臓

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Publication number
JPS59177059A
JPS59177059A JP58050413A JP5041383A JPS59177059A JP S59177059 A JPS59177059 A JP S59177059A JP 58050413 A JP58050413 A JP 58050413A JP 5041383 A JP5041383 A JP 5041383A JP S59177059 A JPS59177059 A JP S59177059A
Authority
JP
Japan
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artificial heart
rotor
blood
stator
artificial
Prior art date
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Pending
Application number
JP58050413A
Other languages
English (en)
Inventor
一美 田口
逢坂 政行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP58050413A priority Critical patent/JPS59177059A/ja
Publication of JPS59177059A publication Critical patent/JPS59177059A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人工心臓に関する。
例えば、心臓手術のため及びその時に心不全で血流の補
助循環を必要とする場合、あるいは長期に亘って心臓機
能の一部又は全部を他のものに代行させる場合に血液ポ
ンプで形成した人工石f2ヲ用いる必要がある。
ここに従来の人工心臓は駆動源としてポンプを用いてい
るため、装置が太き(体内に完全に植込むことができな
かった。そのため人体の外部に装備する必要があり、今
−歩人工心臓として機能するには十分なものでなかった
。またポンプの性質上、より微妙な血液の流量や圧力制
御ができないものとなっていた。更にまた、医学上の要
請から人体内へ完全植込み可能な人工心臓が求められて
いる。
本発明は上記事情に基いてなされたもので、人体内へ完
全植込み可能な人工心臓を提供することを目的としてな
されたものである。
かかる人工心臓について説明すると、この人工心臓は、
自然心臓の心室に相当する人工心室を有する血液容器を
生体の静脈と動脈とに接続しておして導入充満させ、次
いで上記人工心室を圧縮して人工心室内の血液を動脈に
逆止弁を介して駆出するもので、上記人工心室における
血液の充満、駆出動作を繰り返すことにより自然心臓の
代行を務めるものである。
本発明の人工心臓の特徴点を説明すると下記の通りであ
る。
■ 駆動源として超小型フラット型エネルギーコンバー
タを人工心臓に植込み、人体内に完全植込み可能な人工
心臓に形成できる。もちろん、人体内に植込みしなくて
も使用できるものである。
■ 超フラット型エネルギーコンバータとして、インペ
ラーベーン(動翼)、ディフューザーベーン(静翼)及
びインデューサーベーン(静翼)を有する超フラット型
軸流ブラシレスファンモータを用いており、半永久的な
長寿命化が期待できるようにしている。
■ 上記超フラット型軸流ブラシレスファンモータを用
いて血液の微妙な流量や圧力制御を可能KL’CL゛、
6・  6 ■ 上記■の制御が可肯り1型のファンモータとするた
めに駆動用のロータである界磁マグネットに駆動用の磁
極のほかに二重着磁により周波数検出用磁極を形成し、
この周波数検出用磁極と対向する部分に周波数検出用の
くし歯状の導電・ξターンを形成することで当該ファン
モータの回転速度検出手段を安価で精能良好で小型の当
該ファンモータに形成でき、しかも当該ファンモータの
回転速度、正逆回転等の制御を円滑に行なえるようにし
ている。
■ 上記超小型フラット型軸流ブラシレスファンモータ
の正逆回転における逆転時のエネルギーロスを少なくす
るために、上記動翼(インペラーベーン)をステンレス
、アルミニウム合金、チタン、/セイロライトカーlン
、プラスチック等の金属又は非金属材料にて形成してい
る。
■ 人工心室の容易な拡張したり収縮が行なえるように
、作動姪体としての流体として、粘度が0.2〜2.0
cSt程度のシリコン油あるいは類供の液体を使用して
いる。
■ この人工心嘆は完全植込み型として使用できるほか
に、左心若しくは右心又は両心パイ・ぐス用の補助人工
心臓としても使用できるようにしている。
かかる目的や特徴を得られる人工心臓は、主に二つの人
工心臓体を有し、該二つの人工心臓体そを れぞチ辷膜を介して分割し、該分割した一方の内室な血
液収容室とし、該血液収容室に逆止弁を有する血液流入
管及び血液排出管を設け、上記分割した他方の内室な流
体充填室とし、上記二つの人工心室7内を7ラツト型エ
ネルギーコンバータを介して連通し、該コンバータによ
り流体充填室内の流体を互いに授受させることで流体充
填室を拡へ 張又は圧縮、させて上記血液収容室内に血液な流ムした
り当該血液収容室内の血液を排出するようにしたことを
特徴とする人工心臓を提供することによって達成される
。上記他の目的や特徴を達成するだめの他の技術的手段
については以下の説明で\ 明らかとなるであろう。
以下図面を参照しつつ本発明の人工心臓の一実施例につ
いて説明する。
第1図は人工心臓1の外観図である。第2図は人工心臓
の構造及び作用を示す説明図である。
この第1図及び第2図を参照して、人工石lIi!1は
生体になじむポリウレタン等にて第1図のように外観を
形成しており、内部が空胴部となっている。人工心臓1
は、二つの人工心臓(形成)体2゜3からなる。人工心
臓体2と3は第1図及び第2図のように配置したフラッ
ト型エネルギーコンノミータ4を介して連通している。
即ち、人工心臓体2と3の間にフラット型エネルギーコ
ンバータ4が配設されている。このことについては後記
にて詳説する。この人工心臓1は、生体内へ永久植込み
型とすることができるようにするためのもので、自然心
臓を摘出した後の心桑内に植込むために、その形状は全
体的に九^をおびていることが好ましく、またその寸法
は成人用の場合、高さHが9σ、幅Wが8の、厚さBが
8σ以内の大きさのものでなければならない。従って、
フラット型エネルギ−コンバータ4単体としては、その
寸法が直径りが6cm、、厚さTが2c1rL程度以下
の小型であるものが要求される。このような条件を満足
させるためにフラット型エネルギーコンバータ4として
は後記するようにフラット型軸流ブラシレスファンモー
タを用いている。上記人工心臓体2.3はそれぞれ隔膜
(サック)5.6i介してその内部を二つの室に分割し
ている。このことにより人工心畷体2.3それぞれに血
液収容室を形成する人工心室7.8及び流体充填室9.
lOを形成している。上記人工心室7には左心房に連結
される匍液流人管11及び大動脈に通ずる血液排出管1
2が設けられている。血液流入管11には血液が逆流し
ないように、即ち、血液が当該流入v11から排出しな
いように逆止弁13が設けられている。血液排出管12
には、血液が逆流しないように、即ち、血液が当該排出
管12から人工心室7内に流れ込まないようにするため
の逆止弁14(図示せず)を設けている。上記人工心室
8には次心房に通じる血液流入管15及び肺動脈に通じ
る血液排出管16が設けられている。上記血液流入管1
5には血液が逆流しないように、即ち、当−該流入管1
5から血液が排出しないように逆止弁17亭井宇喀に)
場を設けている。上記血液排出管16には血液が逆流し
ないように、即充填室9.10内には1.粘度が0.2
〜2.ocstのシリコン油あるいはこれに類似の液体
が適宜量注入充填されている。上記流体充填室9と10
はそれらの内部の液体を互いに授受できるようにフラッ
ト型エネルギーコンバータ4を介して連通している。
上記液体の授受を行なうためにフラット型エネルギーコ
ンバータ4に形成する流路は、後記するディフューザー
ベーン(vIR)19、インペラーベーン(動X)20
及びインデューサーベーン(静R)21によって形成さ
れている。フラット型エネルギーコンバータ4としては
、フラット型軸流ブラシレスファンモータを用いている
。このフラット型軸流ブラシレスファンモータ4につい
ては、後記にて詳説するが、その概略を説明する。当該
フラット型軸流ブラシレスファンモータ4は偏平なディ
スク型のものとなっており、その内部にロータな形成す
るフラットな界磁マグネット(駆動マグネット)22が
軸受請、25によって回動自在に軸支された回転軸乙に
固設されている。界磁マグネット蔗の外周にはインペラ
ーベーン(動翼)A)が取付は等の手段により形成され
ている。上記界磁マグネット四の両側にはそれぞれステ
ータ電機子26゜〆が固設されて対向している。上記イ
ンペラーベーン(動翼)20と対向する両固定側にはそ
れぞれディフューザーベーン(静翼)19、インデュー
サーベーン(静g)21?:固設している。上記インペ
ラーベーン加はロータの回転方向の反転時に生ずるエネ
ルギーのリスを少なくするために、例えばステンレス、
アルミニウム合金、チタン、/I?イロライトカーゲン
、プラスチック等の金属又は非金属材料にて形成してい
る。ディフューザーベーン19やインデューサーベーン
21も同様な材料で形成すると便宜である。
本発明の人工心臓1は上記構造からなるため、次のよう
に動作させることができる。
いまフラット型エネルギーコンバータ4の通電制御回路
nにより、上記ステータN、8!子26.26’に制御
された電流を通電することにより、上記界磁マグネツ)
22からなるロータを任意の方向に任意の回転数で回転
させることができる。この場合、インペラーベーン加も
当然その方向に回転する。
いま上記インペラーベーン茄を有するロータが、ある方
向に回転した場1合、流体充填室9内の作動媒体(液体
)がディフユーザーベーン19.インペラーベーンか及
びインデューサーベーン21を通って流体充填室10内
に流れ込んだ場合、流体充填室9は収縮し、流体充填室
lOは拡張する。従って、人工心室7内に血液流入管1
】、逆止弁13ヲ介して血液が静脈から流入充満し、人
工心室8内から逆止弁18、血液排出管16ヲ介して血
液が動脈へと駆出される。上記両人工心室7.8での血
液の充満。
駆出が終了したとき、通電制御回路nによって上記ステ
ータ電機子26.26’に流れる電流を切り換える。こ
のことによって、上記フラット型エネルギーコンバータ
4のロータをいままでと逆方向に回転させ、流体充填室
lO内の作動要件を流体充填室9内へ移動させ、当該流
体充填室10を収縮させ、流体充填室9を拡張させるこ
とができる。すると、人工心室7は収縮し、その中に充
満していた血液は逆止弁1+、血液排出管12を介して
動脈へと駆出され、同時に人工心室8は拡張し、逆止弁
17を介して血液が静脈からその中へ流入充満する。
以上の様にフラット型エネルギーコンバータ4のロータ
を必要な速度、周期で正転、反転させることにより、上
記両人工心室7.8は、交互に収縮、拡張を繰り返すこ
とができるので、自然心臓と同じ機能を持続させること
ができる。上記ロータを正転、逆転させる速度は、その
ときの生体が必要とする血液流量を確保できるように細
かく制御する必要がある。
第3図は人工石#1の一操作例を示すグラフである。
いま上記ロータの回転数を縦軸に一1時間を横軸にとる
。上記人工心室7.8の収縮あるい番工拡張ヘー の時間t1−t2及び回転数11.n2は生体が必要と
する血液流量に応じて任意に変える必要がある。
またロータの反転時にフラット型軸流ブラシレスファン
モータ4のハンチングを防止シ、滑らかに血液を流すた
めに第3図に示すように回転数をn。
から一旦n3に低下して、n4  まで反転し、次に1
2  まで加速するように当該ファンモータ4を運転駆
動するようにしている。このとき、当該ファンモータ4
の加速及び減速時間a、b  並びに反転時間C1低速
回転時間d、e 等は低速回転数n3゜n4  と共に
当該モータ4のハンチングを防止し、滑らかに血液を流
すように細かく制御される必要がある。このため、フラ
ット型軸流ブラシレスファンモータ4は、回転速度検出
機構を設けているが、人工心臓1に使用する必要上、フ
ォトセンサーやタコジェネレータ等当該モータな大きく
するようなものは使用できない。そこで第5図以降に説
明するフラット型軸流ブラシレスファンモータ4を7ラ
ツト型エネルギーコンバータに用いている。
尚、上記人工心臓1は、そのまま補助循環のための両人
工心室パイ・ぞス用補助人工心臓として使用することが
できるほかに、片側の人工心室機能だけを使用し、もう
一方は作動膠体のリザーバに置換することにより、左心
又は右心バイ・ξス用の補助人工心臓としても使用でき
るものである。
第4図は動翼(インペラーベーン)20と静翼(ディフ
ューザーベーン、インデューサーベーン)19 、21
との周方向における展開図である。この第4図に示すも
のに当っては、羊から順にディフューザーベーン19、
インペラーベーン20.インチ1ユーサーペーン21が
形成されている。いま、フラット型軸流ブラシレスファ
ンモータ4のロータが回転した場合、インペラーベーン
加は矢印X方向に回転すると、作動要件(液体)は矢印
Bで示すようにインデューサーベーン2tの流路を通り
、インペラーベーンl)によって流速が加速され、矢印
Cで示すように、:P!″イアニーデーベーンleIの
流路な通過し、圧力を上昇して出口へと流れていく。次
にロータが逆転した場合には、インペラーベーンJは矢
印Y方向へ回転する。すると、作動膵体はディ2ユーザ
゛−ベーン?9の流路を矢印Eのように流れ、インペラ
ーベーンmによって加速される。次いで、イ、)デュー
サーベーン2にの流路な矢印Fの様に流れて圧力を上昇
し、下方向へ流れる。このようにインペラーベーン′z
11に対向してディフューザーベーン19及びインデュ
ーサーベーン21を設けることによって、インペラーベ
ーンZ)の正転時並びに逆転時に所望の流量と圧力を発
生させることができる。
第5図はフラット!エネルギーコンバータとして用いた
フラット型軸流ブラシレスモータの縦断面図で、咳モー
タ4は、軸方向に偏平な中々部を有する円筒状の形状を
なしている。当該モータ4は固定側を形成する二つのデ
ィスク型のカップ体部、2gのそれぞれの開口端部な合
せて、螺子(資)により連結させてフラット型軸流ブラ
シレスモータ本体31を形成している。
上記カップ体28 、29は、アルミニウム等の非磁性
体材料で形成しており、上記カップ体あ、29の外周端
部に互いに軸方向に連通する透孔32 、33を形成し
ている。上記カップ体部、29の透孔32 、33部に
は、それぞれ所定方向に傾斜するディフューザーベーン
(羽根)19、インデューサーベーン(羽根)21が形
成されている。上記カップ体部の外周上部位置及びカッ
プ体器の外周下部位置にはそれぞれ人工心臓体2.3に
固着するための螺刻部讃。
あを形成している。上記カップ体器、29それぞれの内
面には、円環状の磁性体板36 、37が貼着等の手段
によって固設されている。該磁性体板36 、37それ
ぞれの内面には電機子コイル38.38’群からなるス
テータ電機子26.26’が固設されている。ステータ
電機子26.26’それぞれの内面には、円環状のプリ
ント配線基板39、外周部に回転速度検出用のくし歯状
の導電・ぞターン4oを形成した円環状のプリント配線
基板41が固着されている。回転位置検知素子として用
いたホール素子、ホールIC等の磁電変換素子42が半
田付けkよって固設されてぃる。回転軸おは、上記カッ
プ体列、29の略中心部に設けられた軸受24.5によ
って回動自在に軸支されている。N極、S極の駆動用の
磁極を周方向に交互に有するように軸方向に着磁された
8極のフラットな円環状の界磁マグネットaは、樹脂4
3によって回転軸路に固設され、上記ステータ電機子2
6.2fi’に面対向している。界磁マグネット22は
、上記導電・ξターン40と対向する面部には回転速度
検出のための周波数検出用磁極が着磁されている。
上記界磁マグネット乙の外周部には、上記ディフ根)2
0を有する非磁性体リング44が固着されている。
第6図は6個の電機子コイル38′群からなるステータ
電機子が′の平面図である。電機子コイルあ′群は互い
に重畳しないように等間隔配置されている。電機子コイ
ルあ′は、半径方向ρ発生トルクに寄与する導体部38
′aとあ′bとの開角が、上記界磁マグネット乙の駆動
用磁極45(第7図参照)の幅と略々等しい開角幅の扇
枠状に巻回形成されている。電機子コイルあ群からなる
ステータ電機子かについても上記と同様である。ステー
タ電機子あ′を形成する3個の電機子コイルあ′の枠内
空胴部には、それぞれ磁電変換素子42を配置している
第7図は界磁マグネツ)Zの下面図である。界磁マグネ
ット22は周方向にN、Sの駆動用磁極45を交互に有
する8極のものとなっており、上記プリント配線基板4
1の導電・ξターン40と対向する外周部には回転速度
検出のための二重着磁によって着磁形成された周波数検
出用磁極46が軸方向に120極に着磁している。周波
数検出用磁極46は、N極の駆動用磁極45内にあって
は細かなピッチで交互にN 、 N’  極が着磁され
、S極の駆動用磁極45内にあっては細かなピッチでs
、s’ 極が着磁されている。N極、S極はN′極、N
′極よりも強く着磁されている。従って、N′極はS極
に対応し、N′極はN極に対応する機能をなしている。
第8図はステータ電機子あ′上に固着したプリント配線
基板41の平面図である。プリント配線基板41の表面
における界磁マグネツ)22の周波数検出用磁極46と
対向する部分には、(し歯状の導電zeターン40が形
成されている。この導電・ぐターン40のピッチは、周
波数検出用磁極46のピッチと同一である。導電・ぞタ
ーン40の放射方向の一本置きの線分群が、例えば周波
数検出用磁極46ON又はS極と対向しているとき、こ
れらの間の線分群はN′又はN′極に対向する。これに
よって各線分に周波数検出用磁極46の回転速度に応じ
た同方向の起電力が発生し、導電・ぐターン400図示
しない出力端子からロータの回転速度に応じた周波数の
検出出力が得られる。尚、周波数検出用磁極46による
・々ルス状磁束は間欠的に現われるが、導電・ξターン
40が全周に形成されているので、検出出力は連続波で
得られる。また周波数検出用磁極46にピッチむらがあ
っても、複数の導電・ぞターン40によってピッチむら
は平均化され、ロータの回転数が一定のとき一定の周波
数の検出出力が得られる。
ロータの回転数の変動分は検出出力の周波数変調成分と
して取り出される。
第9図は周波数検出用磁極46を有する界磁マグネット
nの空隙磁束密度波形図である。第9図から明らかなよ
5に界磁マグネツ)22の駆動用磁極45によって形成
された磁束密度波形に、周波数検出用磁極46によって
形成された磁束密度波形が重畳されるので、駆動用磁極
45によって形成された磁束密度波形の山又は谷部に細
かな凹凸の波形が形成される。
第1O図は電機子コイル羽−1,・・・・・・、北−6
群を有するステータ電機子側及び電機子コイル羽′−1
、・・・・・・、38’−6群を有するステータ電機子
26′と界磁マグネツ)22との展開図である。電機子
コイル38−1の−の端子と38−4の他の端子とを、
38−2の−の端子と38−5の他の端子とを、38−
3の−の端子と38−6の仙の端子とを、38−1の他
の端子と羽′−1の−の端子とを、38−2の他の端子
と羽′−2の−の端子とY、38−3の他の端子と羽′
−3の−の端子とを、あ′−1の他の端子な脂′−4の
−の端子とを、38’−2の他の端子と詔′−5の−の
端子とを、関′−3の他の端子と38’−6の−の端子
とを接続している。電機子コイル38−4゜38−5.
38−6の−の端子を共通接続し、38’ −4。
38’ −5、38’ −6の他の端子を共通接続して
三相のフラット型軸流ブラシレスファンモータ4を形成
している。3個の磁電変換素子42はそれぞれ電機子コ
イルあ’−1,38’−2,38’−3の記号U、V。
Wで示すように発生トルクに寄与する導体部38’aと
対向する位置に配置すべきであるが、この位置に配置す
ると構成が複雑になったり、当該磁電変換素子42の厚
み分だけ空隙磁束密度を弱めて、発生トルクの減少をき
たすので、記号U、V、Wと対応する位置、即ち、u’
 、 v’ 、 w’  位置に磁電変換素子42を配
置している。このようにすると第6図から明らかなよう
に磁電変換素子42を電機子コイル襲′の枠内空胴部に
収納できるので上記欠点を生じないものとなる。尚、記
号(1、V 、 Wの端子は通電制御回路27の最終段
に接続している。
従って、フラット型軸流ブラシレスファンモータ4の電
源が閉成されているとすると、通電制御回路27(第2
図幼魚)によって所定の速度、所定の方向へ当該モータ
4が回転する。この場合、磁電変換素子42が界磁マグ
ネットnのN極又はS極の駆動用磁極45を検出すると
、その信号は通電制御回路27に入力され、周波数検出
用磁極46と導電・ξターン40によって形成される回
転速度検出機構からの速度制御信号に制御されて通電制
御回路nが動作し、所定方向の電流がステータ電機子か
26′に通電されるので、この結果、フレミングの左手
の法則に従って、ロータは所定の方向へ所定の速さで回
転させることができる。ロータを逆回転するには、通電
制御回路27の電源極性を逆にしてやれば良い。このこ
とによって、人工心臓1を自然心臓と同様に機能させる
ことができる。
上記フラット型軸流ブラシレスファンモータ4は、軸方
向に厚みが薄く、小型で、しかも整流子モータと異なり
、ブラシとコミュテータの接触による事故等がないので
保安が容易であり、しかもブラシレスなので半永久的な
寿命が期待できるので人体の生命に係る人工心臓のエネ
ルギーコンバータとして有用なものである。またコアレ
スタイプのブラシレスモータなので重畳が軽く、生体内
への完全植込み用人工心臓1として適するものとなる。
しかも、一つの界磁マグネットの両側にそれぞれステー
タ電機子26.2ビを配設しているので、極めてフラッ
トで超小をのブラシレスモータ4でありながら強い回転
トルクな有するので人工心臓1のエネルギーコンバータ
として最適のものである。また二つのステータ電機子を
互いに周方向に位相をずらせて配置しておけば更に滑ら
かな回転を行なうブラシレスモータ4が得られる。また
二つのステータ電機子のいずれか一方にのみ位置検知素
子(磁電変換素子)42を配設するだけで、両方のステ
ータ電機子の位置検知を行なえるようにしているので、
組立てが簡単で量産に適し、非常に安価に形成できる。
また二重着磁という手段により界磁マグネット22に駆
動用磁極45以外に周波数検出用磁極46を形成し、該
磁極46に対向して上記導電・ぞターン40を形成する
ことKよって回転速度検出機構を形成しているので、回
転速度検出機構を内蔵しても小型のフラット型軸流ブラ
シレスファンモータ4になる。更にまた、ディフューザ
ーベーン19、インペラーベーンか、インデューサーベ
ーン2]を設けているので、極めて合理的に作動媒体の
送り出し量及び圧力を所望の方向へ送り出し制御できる
ものである。
本発明の人工心臓は上記から明らかなように、超小型で
強い力を有し、流量及び圧力制御等の精度の良い制御が
可能なフラット型エネルギーコンバータにより駆動して
いるので完全植込み型の小型の人工心臓が得られるとい
う効果を有し、この人工心臓を提供することによって医
学界に多大な貢献を果し得るものである。
尚、通電制御回路等のコントロール装置は、LSI  
化して人工心臓内部、体内又は体外に入れるようにして
おくことができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は人工心臓の外観図、第2図は人工心臓の構造及
び作用を示す説明図1.第3図は人工心臓の一操作例を
示すグラフ、第4図は動翼と静翼の周方向の展開図、第
5図はフラット型エネルギーコンバータとして用いたフ
ラット型軸流ブラシレス7アンモータの絣断面図、第6
図はステータ電速度検出用の(し歯状の導紙・ξターン
を形成したプリント配線基板の平面図、第9図は周波数
検出用磁極な着磁形成した界磁マグネットの空隙磁束密
度波形図、第10図は界磁マグネットとステータ電機子
との展開図である。 1・・・人工心臓、2.3・・・人工心臓(形成)体、
4・・・フラット型エネルギーコンバータ(フラット型
軸流ブラシレスファンモータ)、5.6・・・隔膜(サ
ック)、7.8・・・人工心室(血液収容室)、9.1
0・・・流体充虐室、11・・・血液流入管、12・・
・血液排出管、13 、14・・・逆止弁、15・・・
血液流入管、16・・・血液排出管、17 、18・・
・逆止弁、19・・・ディフューザベーン(静翼)、+
・・・インペラーベニン(動X)、21・・・インデュ
ーサーベーン(静翼)、n・・・界磁マグネット、乙・
・・回転軸、冴、5・・・軸受、26.26’・・・ス
テータ電機子、苔・・・通電制御回路、沼、29・・・
カップ体、(資)・・・螺子、31・・・フラット型軸
流ブラシレスファンモータ本体、32.33・・・透孔
、34.35・・・螺刻部、36 、37・・・磁性体
板、38.38’・・・電機子コイル、39・・・プリ
ント配線基板、40・・・導電・ぐターン、41・・・
プリント配線基板、42・・・磁電変換素子、43・・
・樹脂、44・・・非磁性体リング、45・・・駆動用
磁極、46・・・周波数検出用磁極。 特許出願人 高 橋 義 照■ 菊2 第1図 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、二つの人工心臓体を有し、該二つの人工心臓体それ
    ぞれを隔膜を介して分割し、該分割した一方の内室を崩
    液収容室とし、該血液収容室に逆止弁を有する血液流入
    管及び血液排出管を設け、上記分割した他方の内室を流
    体充填室とし、上記二つの人工心臓体の流体充填室をフ
    ラット型エネルギーコンバータを介して連通し、該コン
    バータにより流体充填室内の流体を互いに授受させるこ
    とで流体充填室を拡張又は収縮させて上記血液収容室内
    に血液を流入したり当該血液収容室内の血液を排出する
    ようにしたことを特徴とする人工心臓。 2、上記流体は、粘度が0.2乃至2,0cSt程度の
    シリコン油あるいはこれに類似の液体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の人工心臓。 3、上記フラット型エネルギーコンバータはフラット型
    軸流ブラシレスファンモータであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の人工心臓。 4、°上記フラット型軸流プランレス7アンモータは、
    N、Sの磁極を交互に周方向に有するように軸方向に着
    磁された2P (Pは1以上の正の整数)極の界磁マグ
    ネットを回転子とし、該回転子に対向してステータ電機
    子を有するものであることを特徴とする特許請求の範囲
    第3項記載の人工心臓。 5、上記フラット型軸流ブラシレス7アンモータは、N
    、Sの磁極を交互に周方向に有するように軸方向に着磁
    した2P(Pは2以上の正の整数)極の界磁マグネット
    からなる回転子と、発生トルクに寄与する導体部の開角
    が上記界磁マグネットの磁極幅の奇数倍に巻回形成され
    た電機子コイル群からなるステータ電機子とを面対向配
    設して構成したものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第4項記載の人工心臓。 6」二重ステータ電機子を構成する電機子コイル群は互
    いに重畳しないように等間隔配設されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第5項記載の人工心臓。 7、上記ステータ電機子は界磁マグネットの両面側に設
    けられていることを特徴とする特許請求の範囲第6項記
    戦の人工心臓。 8、上記いずれか一方のステータ電機子は界磁マグネッ
    ト対向面にくし歯状の周波数検出用導電・ξターンを有
    するプリント配線基板を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第7項記載の人工心臓。 9、上記プリント配線基板は位置検知素子を配設したも
    のであることを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の
    人工心臓。 lO1上記界磁マグネットはプリント配線基板に形成し
    た上記導電・ξターンと対向する部分に周波数検出用磁
    極を二重着磁形成したものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第8項または第9項記載の人工心臓。 11、上記フラット型軸流プランレスファンモータは、
    回転子の外周に動翼を有し、該動翼と対向する両面固定
    側には静翼を設けたものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項乃至第10項いずれかに記載の人工心臓
    。 12、上記動翼はインペラーベーンで、上記二つの静翼
    はそれぞれディフューザーベーン、インデューサーベー
    ンで、該二つの静翼は動翼を介して対向してなることを
    特徴とする特許請求の範囲第11項記載の人工心臓。 13、上記動翼はステンレス、アルミニウム合金、チタ
    ン、・セイロライトカーボン、プラスチックのようなロ
    ータの反転時のエネルギーロスを少なくすることのでき
    る金属や非金属材料で形成されたものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第11項または第12項記載の人
    工心臓。
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