JPS5917387Y2 - 空気清浄装置組込型間仕切パネル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内部中空の間仕切パネル内部に空気清浄装置を
内蔵させたものに関する。

間仕切パネルは機能的な空間づくりに利用されるもので
あるが空間を狭く区分するものであるため空間内の空気
汚染が激しく空気清浄の必要があった。

このため空気清浄装置が利用されるのだが、空気清浄装
置は通常室内の空気中のゴミやチリが天井から約３０〜
４０ｃｍ下方の空間や壁に集まりやすい性質からこの位
置に設置するのが好ましい。

しかし従来の空気清浄装置は大型のボックス型のもので
、床に載置するか持ち運び式のものでテーブル上等に載
置するものであり、小空間においては、その空間を確保
するのが困難であった。

本考案は、この空気清浄装置を間仕切パネル内に内蔵し
て載置スペースを不要とした七、薄立型とした際の修理
、取替作業の困難性を解消し、最も効率のよい位置の空
気を吸引し清浄することを可能とする空気清浄装置組込
型間仕切パネルを提供し、間仕切による機能的空間を更
に健康的な空間とせんとするもので゛ある。

以下図示の実施例に従い詳細に説明する。

本考案に係る間仕切パネルは内部中空のものであり、パ
ネル１上部に吸気孔２を、下端付近に排気孔３を開口し
である。

第１図に示す実施例では表面板のみに開口されているが
表裏両面板に開口し二基用とすることが可能であること
勿論である。

パネル１中央部の表裏パネル間の中空部には空気清浄装
置４が内蔵されている。

空気清浄装置４は第２図に示すように微粒子Ａに陽電気
をおびさせる先端鋭角の電離ポイン１〜５を先端に立設
した陽電気をおびた微粒子Ａを集塵フィルター６に集め
る四角柱状の高電圧ポイント７を等間隔に立設し、高電
圧ポイント７間に接さぬよう着脱自在に装着された四角
形状の格子状集塵フィルター６よりなるものである。

この空気清浄装Ｎ４は図示の実施例では四ユニット組込
まれているが、パネルの大きさにより増減する。

空気清浄装置４が組込まれた部分のパネル１は扉状開口
となっており、扉８表面には電源ユニット９が埋設され
ている。

尚空気清浄装置４は軸１０にて回動自在に枢着され、扉
８を開放後、９０度横転させて停止させるよう構成され
ている。

空気清浄装置４の下方には小型送風ファン１１が装着さ
れており、小型送風ファン１１と空気清浄装置４はダク
ト通路１２で連結されており、上方の汚染空気のみを吸
引するように構成されている。

以上固定式間仕切パネルに関する一実施例について説明
したが衝立式間仕切パネルにも本考案が利用できること
は勿論であり、第３図に示すように、吸気孔２を上端面
に形成し排気孔３を下端に形成し、両開口を人目につか
ぬ所に形成することも可能である。

以下本考案の使用状態とともにその効果について説明す
る。

先ず、電源ユニット９をＯＮにすると小型送風ファン１
１と空気清浄装置４が作動する。

小型送風ファン１１の吸引力により天井付近の汚染され
た空気は吸気孔２よりパネル１内中空部に吸引され、さ
らに空気清浄装置４内へと吸引される。

空気清浄装置４では電離ポイン）・５に、より空気中の
微粒子Ａに陽電気をおびさせ、高電圧ポイント７により
集塵フィルター６に微粒子Ａを集め空気を清浄するので
ある。

清浄された空５”ｙは小型送風ファン１１に吸引され、
ダクト通路を通りパネル１下方へと移動し１、排気孔３
より室内へ還元されるのである。

このように本考案はパネル内に空気清浄装置４を内蔵せ
しめた二とによりその載置スペースを不要とし、効率よ
い空気清浄機能を発揮するだ（十でなく、間仕切パネル
内中空部を空気通路として利用したため、従前のボック
ス型空気清浄装置を平板型のものに改良することが可能
となったのである。

尚、この際電離ポイン１−の先端が鋭角であるためオゾ
ンの発生をともない臭気の除去、殺菌の効果が生ずる。

その上、四角柱状の高電圧ポイントと四角形状の格子状
集塵フィルタにより集塵していくので高電圧ポイントと
フィルター面とが等距離となり集塵効率がよいものとな
った。

又、長期間使用した後に集塵フィルター６の交換又は洗
浄が必要となるが、扉８を開は空気清浄装置を９０°回
転させ、格子状集塵フィルターを取り出すことができる
ので容易に作業することが可能となる。

このことは格子状集塵フィルターの交換の際だけではな
く、本装置の修理の際にも極めて便利である。

本考案は板上のように極めて有用な空気清浄装置組込型
間仕切パネルを提供せんとするものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る空気清浄装置組込型間仕切パネル
の一実施例を示す図面でイは平面図、口は正面図、ハは
側面図であり、第２図は空気清浄装置の原理を説明する
部分拡大説明図、第３図は衝立式間仕切パネルに本考案
を具現した実施例の説明図である。 １・・・・・・パネル、２・・・・・・吸気孔、３・・
・・・・排気孔、４・・・・・・空気清浄装置、５・・
・・・・電離ポイント、６・・・・・・集塵フィルター
、７・・・・・・高電圧ポイント、８・・・・・・扉、
９・・・・・・電源ユニット、１０・・・・・・軸、１
１・・・・・・小型送風ファン、１２・・・・・・ダク
ト通路。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内部中空の間仕切パネルにおいて、パネル上部に吸気孔
   を、下端付近に排気孔を開口し、パネル中央部の表裏パ
   ネル間の中空部に、微粒子に陽電気をおびさせる先端鋭
   角の電離ポイントを先端に立設し、陽電気をおびた微粒
   子を集塵フィルターに集める四角柱状の高電圧ポイント
   を等間隔に立設して高電圧ポイント間に接さぬよう着脱
   自在に装着された四角形状の格子状集塵フィルターを有
   する空気清浄装置をパネル内部横方向水平に設けた軸に
   回動固定自在に内蔵し、空気清浄装置とその下方に装着
   された小型送風ファンとをダン１−通路にて連結し、空
   気清浄装置及び小型送風ファンの該当するパネル表面板
   部分を開閉自在の扉に形成したことを特徴とする空気清
   浄装置組込型間仕切パネル。