JPS5917190Y2 - 反転式デパンナ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は反転式テ゛パンナー特にコアー吹出し装置を具
えた反転式デパンナーに関する。

オープンで焼成した食型中の製品を抜取るには、従来反
転式のデパンナーが使用されている。

この従来の反転式デパンナーは、第１図に示すごとく、
これを反転する前に、上部に配したエアー吹出し装置イ
に設けたノズル口からコンベアーハで搬送された食型二
の製品と型の間にエアーを吹き付けて、製品を抜き易く
した後に剥離しているが完全なものではなかった。

即ち、エアーにより離型され易くした食型二はコンベア
ーハから反転装置ホに送り込まれて固定されたのち反転
装置ホの反転により製品が自重で落ちるものであるが強
い膨張により食型二に密着した食パンは前記した処理だ
けでは食型二から抜けないものや、抜は難いものがあっ
て、搬出コンベアート上で重なる等の問題がある。

本考案はこのような不都合に鑑み、この問題を解決しよ
うとするものであり、反転装置内にエアー吹き出し孔を
設け、型の底に穿った離型用の孔を利用して反転時に離
型用の孔を通してエアーを吹き出してエアー圧により製
品を押出すことにより正確な製品の抜き取りを行いテ゛
パンニングミスを解消することを目的としたものである
。

以下本考案に係る反転式デパンナーの一実施例を添付図
面に基いて具体的に説明する。

１は反転器本体であり、中央に貫通した回転軸２を軸受
体３，３に軸承して支持している。

回転軸２には左右からエアーの通る通路４，４を穿って
、電磁弁５，５を備えたエアー供給管６゜６とカプラー
７を介して連結している。

反転器本体１はその上下両面に食型８を載せる受板９を
取付けておりこの受板９には、食型８に吹きつけるため
のエアー噴出孔１０・・・・・・１０を数列にわたって
穿設しておりそれぞれのエアー噴出孔１０・・・・・・
１０は受板９の内側に取付けたエアー誘導管１１の連絡
孔１２と接続している。

エアー誘導管１１は、回転軸２に取付けており、前記エ
アー通路４に連絡させた分配器１３と、ホース１４を介
して連結し、それぞれのエアー誘導管１１にエアーを分
配している。

受板９上には食型係止装置１５を取りつけており送り込
まれた食型８の端部を係止するようにしている。

係止装置１５は、受板９に取付けた支持体１６に一端を
軸支した腕片１７と、この腕片１７の先端に軸支された
ローラ１８で成形された食型８の型間にローラ１８を嵌
めて係止するようにしている。

食型８の型枠８′の底板には、前記受板９に穿ったエア
ー噴出孔１０・・・・・・１０に対応する位置に離型用
のエアー吹き込み孔１９・・・・・・１９を穿ち、離型
用のエアー吹き込み孔１９・・・・・・１９から吹き込
むエアー圧で型枠８′内に製品を押出すようにする。

前記回転軸２には一端にピニオン２０を取付け、このピ
ニオン２０はシリンダー２１により伸縮するロッド２２
の先端に設けたラック２３と噛合い、シリンダー２１の
伸縮作動により本体１を１８０°反転させるようにして
いる。

また前記エアー供給管６゜６に設けた電磁弁５，５は左
右交互に動作が行なわれる。

本考案は前記のように構成したので、コンベアーから搬
送された食型８は反転器本体１の受板９−Ｌに送り込ま
Ｊすると係止装置１５により係止される。

また受板９上で食型８が係止された後シリンダー２１が
作動して本体１を１８０°反転すると共にエアー供給管
６に設けた一方の食型８の下側になる側の電磁弁５が開
いてエアーを供給する。

このエアーは分配器１３でエアー詩導管１１に分配し、
エアー噴出孔１０・・・・・・１０及び離型用のエアー
吹き込み孔］９・・・・・・１９を経て型枠８′内に吹
出され、エアー圧で型内の製品が下方に押出される。

また、この製品押出し中に、反転器本体１の上部となつ
た受板９上に次の食型８が送られ係止される。

この動作を交互に行うものである。

上述のように本考案は反転装置にエアー噴出孔１０・・
・・・・１０を穿設し、その上面に位置する食型にはエ
アー噴出孔１０・・・・・・１０と連絡させた離型用の
エアー吹き込み孔１９を設けて反転器本体１が反転した
時に離型用のエアー吹き込み孔１９を通して型内にエア
ーが吹き込まれ、このエアー圧により製品は下方に押出
されるため、完全な製品の抜出しがで゛き、テ゛パンニ
ングミスが解決できるという特徴がある。

【図面の簡単な説明】

図面は反転式デパンナーを示すもので゛あり、第１図は
従来の反転式テ゛パンナーの説明図、第２図は本考案に
よる反転式テ゛パンナーの一部を切欠した斜視図、第３
図は一部を断面とした正面図である。 １・・・・・・反転器本体、２・・・・・・回転軸、３
・・・・・・軸受体、４・・・・・・通路、５・・・・
・・電磁弁、６・・・・・・エアー供給管、７・・・・
・・カプラー、８・・・・・・食型、８′・・・・・・
型枠、９・・・・・・受板、１０・・・・・・エアー噴
出孔、１１・・・・・・エアー誘導管、１２・・・・・
・連絡孔、１３・・・・・・分配管、１４・・・・・・
ホース、１５・・・・・・係止装置、１９・・・・・・
離型用のエアー吹き込み孔、２０・・・・・・ピニオン
、２１・・・・・・シリンダー２２・・・・・・ロッド
、２３・・・・・・ラック。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 回転軸２により回転自在に支承された反転器本体１の表
   面に形成した食型の受板９にエアー噴出（Ｌｌｏ・・・
   ・・・１０を数列にわたって穿設し、このエアー噴出孔
   １０・・・・・・１０には前記回転軸２に設けた空気通
   路から分配器１３及びホース１４並びにエアー誘導管１
   １を通じて所定圧のエアーを供給できるようにし、前記
   受板９のエアー噴出孔１０・・・・・・１０は食型８の
   底面に穿設した離型用のエアー吹き込み孔１９・・・・
   ・・１９と対応できるように構成してなる反転式テ゛パ
   ンナー。