JPS5915684B2 - 管状圧力ろ過器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液体と固体粒子とを分離する装置に関する。

多くの種類の圧力ろ過器はすでに記載されている。

液体と非常に細かい固体粒子とを分離するのに特に有益
であることが判明しているある種類の圧力ろ過器は管状
圧力ろ過器であり、この管状圧力ろ過器は、内外に配置
されて同軸的でほぼ管状の１対の管状構造体から成りほ
ぼ直立位置に支持されるようになっている内側管状装置
および外側管状装置と、外側管状装置内に配置されてこ
れに固着されている不透過性弾性スリーブと、内側管状
装置の周りに配置されてこれに支持されているろ過素子
と、このろ過素子と内側管状装置の開口とを通過したろ
液を内側管状装置の内部から排出する出口とを備え、内
側管状装置と外側管状装置との間の半径方向間隙として
環状断面室が設けられ、内側管状装置および外側管状装
置が軸方向へ互いにほぼ一致した位置にあって環状断面
室の軸方向両端が内側管状装置および外側管状装置によ
り密閉されている時の内側管状装置と外側管状装置との
軸方向相対位置を第１位置、内側管状装置および外側管
状装置が軸方向へ相対的にずれて環状断面室の軸方向の
少なくとも一方の端が外部へ開放されている時の内側管
状装置および外側管状装置の軸方向相対位置を第２位置
と、それぞれ定義し、内側管状装置および外側管状装置
の一方を他方に対して軸方向へ移動させて第１位置と第
２位置とを切換える手段（例えば水圧ラム）が設けられ
、不透過性弾性スリーブが前記環状断面室を同軸的で互
いに不連通の内側区画室と外側区画室とに分割し、内側
区画室は液体とこの液体から分離されるべき粒状固体と
の混合材料としての供給材料のための入口を有し、外側
区画室は圧力流体のための入口を有している。

内側管状装置および外側管状装置は、圧力ろ渦中は第１
位置に保持され、圧力ろ過によりろ過素子に形成された
ケークを排出する際は第２位置に保持される。

ここにおいて、このような管状圧力ろ過器を「提示種の
管状圧力ろ過器」とする。

提示種の管状圧力ろ過器は例えばイギリス国特許明細書
第９０７４８５号および第１２４０４６５号において記
載されている。

提示種の管状圧力ろ過器では、内側管状装置、および周
囲に配置されかつこれにより支持されているろ過素子は
次のように構成されている。

すなわち、使用状態において、管状装置がそれらの第１
位置にあるとき、液体と固体粒子との混合からの液体は
ろ過素子を介しておよび内側管状装置内の開口を介して
押し進められることができ、他方前記混合からの固体粒
子はろ過素子上に保持され、圧力を受けた圧力流体を外
側区画室内へ導入することによって（内側区画室内の混
合を圧縮して液体をそこから絞り出すために圧力流体は
不透過性弾性スリーブをろ過素子の方へ押し進める。

）液体はろ過素子を介して押し進められ、さらに使用状
態において、管状装置がそれらの第２位置にありかつ環
状断面の室が開かれているとき、前記固体粒子は内側区
画室から排出されることができる。

ろ過素子は、管状圧力ろ過器の内側管状装置の周りに保
持される針金メツシュのふるい上に有利にも支持されて
いるろ過布材料のスリーブを一般に備える。

このようなろ過素子はイギリス国特許明細書第１３１７
８８７号においてさらに詳細に記載されている。

便宜上、提示種の管状圧力ろ過器の内側管状装置は、円
筒中央区分と、この円筒中央区分の各端に固定されてい
る上端および下端の区分を備え、ろ過素子は円筒状中央
区分の周りに配置され、上端および下端の区分の各々は
、前記円筒中央区分より直径の大きい大径部（それは、
前記管状装置がそれらの第１位置にあるとき外側管状装
置の隣接部分と共働して環状断面の室を閉じている。

）と、中央区分の端の周りに延びるために前記大径部上
にあるいは前記大径部に隣接して設けられている整形部
（フェアリング）とを含む。

各整形部は所定手段を構成しており、これにより中央区
分より直径の大きい前記大径部から前記中央区分の方へ
直径がしだいに減少している。

すなわち整形部の外方に面する表面は、中央区分より大
きい直径の前記大径部のリムから前記中央区分の方へ内
方へ傾斜している。

整形部の外方に面する表面は直線あるいは曲線である。

曲線の場合には凹あるいは凸軸部をもつ。

本発明によれば、提示種の管状圧力ろ過器において、内
側区画室の入口は、内側管状装置の上端の周りに延びて
供給材料を分配する供給材料分配装置としての供給分配
装置を有し、この供給分配装置は内側管状装置の上端の
周りに延びて下方へ傾斜しているほぼ環状の傾斜通路を
含み、この傾斜通路は、内側区画室に通じている出口開
口を有し、かつ内側管状装置の上端に形成されている上
流側の室へ連通しており、圧力ろ過されるべき混合材料
が圧力により供給導管を経て上流側の室としての前室へ
導入される。

本発明では供給材料が、内側区画室の上部に設けられた
入口から内側区画室内へ進入するので、供給材料が内側
区画室の下部から内側区画室内へ進入する管状圧力ろ過
器に比べ、供給材料の静水頭を小さくすることができ、
供給材料を通す配管からの供給材料の漏れのおそれを低
下させることができる。

提示種のおよび本発明に従う管状圧力ろ過器は、内側管
状装置の上端および下端区分を組立てる部品の少なくと
も幾つかは同一であるように構成されることが好ましい
。

同様に、もし外側管状装置が、同一である部品から組立
てられる上端および下端の区分を含むならば、それは有
利である。

こうして単一の管状圧力ろ過器を設けるだめの異なる部
品あるいは構成要素の総数を、減少させることができる
。

本発明に従う管状圧力ろ過器の１つの実施例では、管状
圧力ろ過器の内側区画室には、下端区分において位置せ
しめられている第２の入口が設けられており、この第２
の入口は供給分配装置を含み、この供給分配装置は上端
区分のそれと同じであるが、圧力ろ過される混合を下端
区分の前室へ送る供給導管は、混合が高圧を受けている
ときに圧力ろ過される混合がこの供給導管に沿って逆流
するのを防止するために、逆止弁を含むか、あるいは逆
止弁と共働する。

内側管状装置の上端区分の供給分配装置に関連する供給
導管は逆止弁を含むか、あるいは逆止弁と共働すること
もまた、有利であるかもしれない。

供給分配装置のほぼ環状の開口は次のような幅をもつ。

すなわち、供給材料が内側区画室内へ十分速やかには導
入され得ないほどにはその幅は小さくなく、環状断面室
を内側区画室と外側区画室とに分割する弾性スリーブが
開口内へ押し出されて損壊するほどにはその幅は大きく
ない。

はぼ環状の開口は３．０ｍｍより犬きくな（かつ０．５
０ｍ１ｎより小さくない幅を一般にもつべきであること
が見い出されている。

はぼ環状の開口は１．５０ｍｍより大きくない幅をもつ
ことが好ましく、０．０５〜１．２５ｍｍ範囲の幅をも
つことが非常に好ましい。

内側管状装置の上端区分における供給分配装置のほぼ環
状の開口は、はぼ環状の室を介してその前室へ連通し、
はぼ環状室は、前記環状開口より高レベルの所に配置さ
れ、前室を包囲し、不連続な複数の管路によって前室へ
接続されていることが有利である。

はぼ環状の室は、供給材料を環状開口の周りに公平に分
配する。

はぼ環状の室を前室へ接続する管路は必ずではないがほ
ぼ一様に離れていることが好ましい。

このような管路の全ての総断面積は、環状開口の面積に
ほぼ等しいことが好ましい。

本発明に従う提示種の管状圧力ろ過器の好ましい実施例
では、内側管状装置は、円筒中央区分、および上端のお
よび下端の区分を備え、上端のおよび下端の区分の各々
は、円筒中央区分より直径の大きい大径部と、円筒中央
区分の端の周りに延びるために前記大径部上にあるいは
前記大径部に隣接して設けられる整形部とを含む。

ろ過素子は整形部と円筒中央区分あるいはろ過素子との
間に締め付けられることができ、整形部の各々は、（ａ
）便宜的にろ遍在スリーブ形態である過素子の各一端が
一方の整形部の外方に面している表面に固定されている
かあるいは固定されることができ、かつ（ｂ）ろ過素子
が、一方の端区分を円筒中央区分から取り外すことなし
に適合しているかあるいはほぼ交換され得るように、構
成されている。

整形部の外方へ面している表面にろ遍在スリーブの両端
を固定する１つの方法では、各整形部は、その外方へ面
している表面に形成されている環状溝をもち、ろ遍在ス
リーブの一端は、ひもを数回巻いてひもの両端を縛って
そのろ遍在スリーブの一端を巻きつけることによって、
溝内に固定される。

本発明に従う管状圧力ろ過器の内側管状装置の内で利用
できる有効体積は、内側および外側管状装置の間に含ま
れる体積より小さいことが好ましい。

この目的を達成するためにもし必要であるならば、第２
の円筒部材（その内部は、この第２の円筒部材と内側管
状装置の内壁との間において区画されている空間から隔
離されている。

）は、内側管状装置の中の有効体積を減少させるために
内側管状装置内部に支持されている。

次に図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図において管状圧力ろ過器は、同軸的に配置された
ほぼ管状の管状構造体から成る内側管状装置および外側
管状装置を備え、はぼ直立位置に支持されている。

内側管状装置は、２つのほぼ同心的な円筒部材１０１、
および１０２を含む。

円筒部材１０１は、内側管状装置の円筒中央区分を構成
し、ろ過素子１０３のための支持体の役を勤める。

円筒部材１０１には複数の開口１０４が設けられ、開口
１０４はろ液（それはろ過素子を通過した。

）を円筒部材１０１の内部へ進入させる。

ろ過素子１０３は、管１０１の上方に緊密に取り付けら
れている針金メツシュの円筒、および針金メツシュの円
筒の上方に堅く取り付けられているろ遍在スリーブを備
える。

しかしもし望まれるならば、粗織りの基布が針金メツシ
ュの円筒とろ遍在スリーブとの間に用いられてよい。

内側管状装置の中央円筒区分の上端および下端には、内
側管状装置の上端および下端区分が取り付けられている
。

これらの端区分は、円形板１０５および１０６によって
円筒部材１０１の上端および下端をそれぞれ閉じること
によって、形成されている。

各円形板には、２つの円筒カラー１０７および１０８の
うちの一方の端に適合する中央穴が設けられている。

各カラーの他端は、円筒部材１０２の両端を閉じる円形
端板１０９および１１０に設けられている中央穴内に嵌
合している。

加圧空気のための上側入口管１１１およびろ液のための
下側出口管１１２は各板１０５および１０６をそれぞれ
貫通しており、円筒部材１０１と１０２との間の空間へ
連通している。

円筒部材１０２はシールされている。

部材１０１内の圧力が、ろ過素子１０３の外面からろ過
ケークを分離するに十分なほど上昇する前に、加圧空気
によって満たされなければならない部材１０１の内部体
積を減少させるように、円筒部材１０２は設けられる。

内側部材１１３は、複数の植込ボルト（図示せず）によ
って板１０６に取り付けられている。

内側部材１１３は整形部（フェアリング）１１４および
外側部材１１５を合体している。

同様に、内側部材１１６は板１０５に取り付けられてお
り、内側部材１１６は整形部１１７および外側部材１１
８を合体している。

内側部材１１３および外側部材１１５は、それらの間に
、室１１９、半径方向へ延びる円形断面の複数の管路１
２０、環状室１２１、および環状開口１２２を区画して
いる。

管状加圧ろ過器の上端において、内側部材１１６および
外側部材１１８は、それらの間に、中央の前室１２３、
半径方向へ延びる複数の管路、環状室１２５、および環
状開口１２６を区画している。

入口管１２７は室１１９と連通し、入口管１２８は前室
１２３と連通している。

外側管状装置２００は、円筒中央部２０１、下側フラン
ジ部２０２、上側フランジ部下側環状部材２０４、およ
び上側環状部材２０５を備える。

フランジ部２０２．２０３はともに、中央部２０１に溶
接されている。

環状部材２０４，２０５は、植込ボルト（図示せず）に
よってそれぞれフランジ部２０２，２０３に取り付けら
れている。

フランジ部２０２および環状部材２０４はそれらの中へ
特別形状の溝を削られているので、それらは不透過性弾
性スリーブ２０６の下側の環状の玉縁をそれらの間に締
め付けるように適合している。

同様に、弾性スリーブ２０６の上側の環状の玉縁はフラ
ンジ部２０３と環状部材２０５との間に締め付けられて
いる。

フランジ部２０２には、直径方向反対側に２つの突出部
２０８および２０９が設けられている。

突出部２０８および２０９の６各において、それぞれ穴
２１０および２１１が形成されている。

穴２１０および２１１は、フランジ部の内壁から半径方
向外方へ延びているが、突出部の外端から離れた所で（
外端に達しないで）止まっている。

導管２１２および２１３はそれぞれ突出部に取り付けら
れ、穴２１０および２１１と連通している。

同様にフランジ部２０３には突出部２１４および２１５
が設けられており、半径方向の穴２１６および２１７と
連通する導管２１２および２１３が突出部２１４および
２１５に取り付けられている。

２つのフランジ部２０２と２０３との間のほぼ中間にお
いて、はぼ準円形の分岐管２１８は導管２１２および２
１３を互いに接続しており、分岐管２１８には、入口／
出口２１９が設けられている。

入口／出口２１９は真空ポンプ、低圧の圧力流体を供給
するポンプ、あるいは高圧の圧力流体を供給するポンプ
へ接続されてよい。

穴２１０，２１１．２１６、および２１７（それらは外
側区画室２へ至っている。

）の内側オリフィスは料金メツシュによって覆われ、弾
性スリーブ２０６の損壊を防止している。

内側管状装置１００は水圧ラム２２０によって外側管状
装置２００に対して鉛直下方へ移動されてもよい。

水圧ラム２２０はくも（動物の（も）構造体２２１上に
設けられ、くも構造体２２１の足は上側環状部材２０５
にボルト締めされている。

水圧ラム２２０には入口／出口ポート２２２および高圧
の圧力流体のための入口／出口ポート２２３が設けられ
ているので、内側管状体は、適当な入口／出口を高圧ポ
ンプへ接続することによって上昇されあるいは下降され
てもよい。

閉位置（それは第１図において示されている。

）にあるとき、内側および外側管状装置の間では下端お
よび上端において各Ｏリングシールによってシールが形
成される。

下端のＯリングシールは下端区分の外側部材１１５の溝
内に適合しており、上端の０リングシールは上端区分の
外側部材１１８の溝内に適合している。

内側および外側管状装置は一緒に環状室を区画している
。

この環状室は弾性スリーブ２０６によって互いに不連通
な内側区画室１および外側区画室２に分割されている。

第２図において示されている装置は、第１図を参照して
前に述べた管状圧力ろ過器、および該管状圧力ろ過器の
動作のための多数のポンプおよび弁を備える。

供給懸濁液は、液体と分離されるべき固体粒子との混合
を含み、ポンプ２０によってため１９から引き出される
。

供給懸濁液は、弁２２をもつ導管２１を介して管状圧力
ろ過器の供給入口１２８へ送られ、そこから前室１２３
、管路１２４、環状室１２５、および環状開口１２６を
介して内側区画室へ送られる。

逆転可能な低圧ポンプ４は、ため５から圧力流体を引き
、弁７をもつ導管６を介してそれをほぼ準円形の分岐管
２１８へ送り、それから鉛直導管２１２および２１３を
介して外側区画室２へ送る。

弁９を含むバイパス導管８は、弁７が閉じられていると
きに低圧ポンプ４を働かせ続ける。

圧力流体はまた、ため５から引き出され、弁１２をもつ
導管１１を介して電圧ポンプ１０によって管状圧力ろ過
器の外側区画室へ供給されてもよい。

ろ過ケークが形成されてかつ脱水される期間では、ろ液
は開口１０４を介して内側管状装置の内部内へ、円筒部
材１０１および１０２の間に至り、出口管１１２を通っ
て排出される。

高圧の圧力流体は導管１３および弁装置を介して水圧ラ
ム２２０を入口／出口ポート２２２および２２３へ供給
されてもよい。

内側管状装置を動かすことによって内側区画室を開くた
めに、弁１４は開かれて導管１３を入口／出口ポート２
２２へ接続する。

同時に、弁１５が開かれて入口／出口ポート２２３を、
ため５へ至る導管１６へ接続する。

内側管状装置を外側管状装置に対して上方へ動かすこと
によって内側区画室を閉じるために、弁１４および１５
が閉じられ、弁１７が開かれて導管１３を入口／出口ポ
ート２２３へ接続し、同時に弁１８が開かれて入口／出
口ポート２２２を導管１６へ接続する。

空気圧縮機２３は、圧力ろ過器の管状装置がそれらの第
２位置にあるときにろ過素子の外面からろ過ケークを分
離するために、弁２５をもつ導管２４を介して入口管１
１１へ加圧空気を供給する。

管状圧力ろ過器が、例えばカオリン粘土の懸濁液を脱水
するために用いられるとき、動作周期（動作期間中）の
始まりでは、内側および外側管状装置は第１図に示され
る閉位置になり、真空ポンプ４は入口／出口２１９へ接
続されて弾性スリーブ２０６を外側管状装置２００の中
央円筒部２０１の内壁の方へ引き戻したままにし、弾性
スリーブ２０６とろ過素子１０３との間に形成される内
側区画室１は空にされる。

その次に、入口／出口２１９は約３０ ｐｓｉｇ （＝
２．１ ｋｇ／ｃｒｒｒ ）の低圧の圧力流体をポン
プ４を介して供給される。

この低圧の圧力流体は、弾性スリーブ２０６と外側管状
装置の中央円筒部２０１の内壁との間の外側区画室２へ
供給され、これにより弾性スリーブはろ過素子１０３の
方へ広がる。

はぼ同時に、あるいは数秒後に、カオリン粘土の供給懸
濁液は、（外側区画室２と）同じく約３０ ｐｓｉｇ
（＝２．１ｋｙ／ｃｎｉ）の圧力の内側区画室１内へ
ポンプ２０によって導入される。

供給懸濁液は内側区画室１内へ重力を受けて導入され得
るが、圧力流体は、供給懸濁液が内側区画室へ進入する
圧力とほぼ同じ圧力で外側区画室内へ導入されるのが好
ましい。

供給懸濁液は入口１２８を介して、あるいは入口１２７
と１２８とを同時に介して導入される。

入口１２８のみを用いることは通常非常に便利である。

なぜならば、この入口における供給懸濁液の静水頭は比
較的小さいだけでよ（、漏れのおそれが少ないからであ
る。

その場合人口１２７は栓をされるか、あるいはろ過ケー
クがイギリス国特許出願第３６４７１７６号に記載され
ている方法で多量に形成された後にろ過ケークから水を
排水するために内側区画室内へ空気を導入するために入
口１２７が用いられてもよいように入口１２７は接続さ
れてよい。

内側区画室１は供給懸濁液で満たされつつあるけれども
、ろ液はろ過素子を介して絞り出され、開口１０４を介
して円筒部材１０１の底部へ至り、そこからろ液は出口
１１２を通って排出する。

内側区画室が望ましい量の供給懸濁液で満たされた後で
ろ液の流れが緩やかになり始めた時、入口／出口ポート
２１９は、高圧はぼ７００〜２０００ｐｓｉｇ （＃
４９．２〜１４１ｋｇ／ｃｒＡ）範囲の圧力の圧力流体
を供給するポンプ１０へ接続される。

そして、ろ液の流れがほとんど停止するまで、ろ過素子
１０３上に形成されるケークから水を絞り出すために、
この出力は外側区画室２において維持される。

その次に入口／出口２１９は真空ポンプ４へ接続され、
外側区画室から圧力流体を除去する。

内側管状装置を外側管状装置に対して下方へ移動させる
ために、水圧ラムの入力／出口ポート２２２は高圧ポン
プへ接続される。

ろ過ケークはそれ自身の重力を受けて、この個所におい
てろ過素子から落ちてもよい。

もし必要ならば、加圧空気の１回あるいはそれ以上の突
風が入口１１１を介して導入され、ケークをろ過素子１
０３から分離してもよい。

その次に、高圧の圧力流体を水圧ラムの入口／出口ポー
ト２２３へ供給することによって内側管状装置は閉位置
へ戻される。

その次に本装置は、新しい周期を始める準備をされる。

用いられる圧力流体は、潤滑のための少量の油／水乳濁
液を含む水から便宜上なってもよい。

第３図〜第５図において、本発明に従う管状圧力ろ過器
の第２の実施例が示されている。

この実施例と第１図および第２図を参照して前述した実
施例との重要な相違は、次のとおりである：内側部材１
１３と外側部材１１５とはそれらの間において管路、環
状室、あるいは環状開口を区画していない。

内側部材１１３および内側部材１１６は、室１１９およ
び１２３が円形板１０５，１０６、外側部材１１５，１
１８、および内側部材１１３゜１１６によって区画され
るような形状にされている。

内側円筒部材１０２の内部は、円形板１０６と、カラー
１０８の内側に同じ直径の外側部材１１５とを介して管
状圧力ろ過器の外側へ連通している。

頂部の対応する開口は板によって閉じられており、この
板に水圧ラム２２０が作用する。

穴２１０，２１１．２１６、および２１７の内側オリフ
ィスは針金メツシュによっては覆われていないが、代わ
りに、狭い環状スロットにおいて終わっている。

その他の点ではこの実施例は、第１図および第２図を参
照して前に述べた実施例と同じ態様で構成されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従う管状圧力ろ過器の１実施例の縦断
面図、第２図は第１図において示されている管状圧力ろ
過器を含む装置であってかつ液体と固体粒子とを分離す
る装置を概略的に示す図、第３図は本発明に従う管状圧
力ろ過器の第２の実施例を示しかつ第５図の線Ｘ−Ｘ上
に取られた縦断面図、第４図は本発明に従う管状圧力ろ
過器の第２の実施例の別の図であり第５図の線Ｙ−Ｙ上
に取られた縦断面図、および第５図は本発明に従う管状
圧力ろ過器の第２の実施例の平面図である。 １・・・・・・内側区画室、２・・・・・・外側区画室
、１００・・・・・・内側管状装置、１０３・・・・・
・ろ過素子、１０４・・・・・・開口、１１２・・・・
・・出口管、１２３・・・・・・前室、１２５・・・・
・・環状室、１２６・・・・・・環状開口、１２８・・
・・・・入口管、２００・・・・・・外側管状装置、２
０６・・・・・・不透程性弾性スリーブ、２１９・・・
・・・入口／出口、２２０・・・・・・水圧ラム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 内外に配置されて同軸的でほぼ管状の１対の管状構
   造体から成りほぼ直立位置に支持されるようになってい
   る内側管状装置および外側管状装置と、外側管状装置内
   に配置されてこれに固着されている不透過性弾性スリー
   ブと、内側管状装置の周りに配置されてこれに支持され
   ているろ過素子と、このろ過素子と内側管状装置の開口
   とを通過したろ液を内側管状装置の内部から排出する出
   口とを備え、内側管状装置と外側管状装置との間の半径
   方向間隙として環状断面室が設けられ、内側管状装置お
   よび外側管状装置が軸方向へ互いにほぼ一致した位置に
   あって環状断面室の軸方向両端が内側管状装置および外
   側管状装置により密閉されている時の内側管状装置と外
   側管状装置との軸方向相対位置を第１位置、内側管状装
   置および外側管状装置が軸方向へ相対的にずれて環状断
   面室の軸方向の少なくとも一方の端が外部へ開放されて
   いる時の内側管状装置および外側管状装置の軸方向相対
   位置を第２位置と、それぞれ定義し、内側管状装置およ
   び外側管状装置の一方を他方に対して軸方向へ移動させ
   て第１位置と第２位置とを切換える手段が設けられ、不
   透過性弾性スリーブが前記環状断面室を同軸的で互いに
   不連通の内側区画室と外側区画室とに分割し、内側区画
   室は液体とこの液体から分離されるべき粒状固体との混
   合材料としての供給材料のための入口を有し、外側区画
   室は圧力流体のための入口を有している管状圧力ろ過器
   において、内側区画室１の前記入口は、内側管状装置１
   ００の上端の周りに延びている供給材料分配装置を有し
   、この供給材料分配装置は内側管状装置１００の上端の
   周りに延びて下方へ傾斜しているほぼ環状の傾斜通路を
   含み、この傾斜通路は、内側区画室１に通じている出口
   開口１２６を有し、かつ内側管状装置１００の上端に形
   成されている上流側の室１２３へ連通しており、圧力ろ
   過されるべき混合材料が圧力により供給導管１２８を経
   て上流側の室１２３へ導入されることを特徴とする、管
   状圧力ろ過器。 ２ 内側管状装置１００は、上端区分１０５゜１１６．
   １１８、円筒中央区分１０１、および下端区分１０６，
   １１３，１１５を備え、上記区分および下端区分の各々
   は、円筒中央区分より直径の大きい大径部と大径部に設
   けられているかあるいは大径部に隣接して円筒中央区分
   １０１の端の周りに延びる整形部１１４，１１７とを含
   み、上端区分を形成している１つあるいは複数の部品は
   、内側管状装置の下端区分においてそれに対応する部品
   と同一であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の管状圧力ろ過器。 ３ 供給材料分配装置のほぼ環状の開口１２６は次のよ
   うな幅をもち、すなわちこの幅は、供給材料を内側区画
   室１内へ十分に速やかに導入できないほど小さくなく、
   かつ前記環状断面室を内側区画室１と外側区画室２とに
   分割する不透過性弾性スリーブ２０６がほぼ環状の開口
   １２６内へ押し出されて損壊するほど大きくないことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項あるいは第２項記載の
   管状圧力ろ過器。 ４ はぼ環状の開口１２６は、３．０ｍｍ以下でかつ０
   ．５０ｍｍ以上の幅をもつことを特徴とする特許請求の
   範囲第３項記載の管状圧力ろ過器。 ５ 内側管状装置の上端区分における供給材料分配装置
   のほぼ環状の開口１２６はほぼ環状の室１２５を介して
   上流側の室１２３と連通し、はぼ環状の室１２５は、は
   ぼ環状の開口１２６より高い位置に配置され、上流側の
   室１２３を包囲しており、かつ複数の別々の管路１２４
   によって上流側の室１２３へ接続されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに
   記載の管状圧力ろ過器。 ６ 管状圧力ろ過器の内側管状装置１００の内で利用で
   きる有効体積は、内側管状装置１００と外側管状装置２
   ００との間に含まれている体積より小さいことを特徴と
   する特許請求の範囲第１項ないし第５項のいずれかに記
   載の管状圧力ろ過器。 ７ 内側管状装置の内に第２の円筒部材１０２が支持さ
   れ、第２の円筒部材１０２の内部は第２の円筒部材１０
   ２と内側管状装置１００の内壁との間に区画されている
   空間から隔離されていて内側管状装置１００内で利用で
   きる有効体積を減少させていることを特徴とする特許請
   求の範囲第６項記載の管状圧力ろ過器。