JPS5915475B2 - 交流電流波形を改良した3相周波数変換装置 - Google Patents

交流電流波形を改良した3相周波数変換装置

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JPS5915475B2
JPS5915475B2 JP3786980A JP3786980A JPS5915475B2 JP S5915475 B2 JPS5915475 B2 JP S5915475B2 JP 3786980 A JP3786980 A JP 3786980A JP 3786980 A JP3786980 A JP 3786980A JP S5915475 B2 JPS5915475 B2 JP S5915475B2
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Description

【発明の詳細な説明】 3相交流の周波数を変換する場合、一般に、両周波数の
3相回路の直流中間回路として2組の3相ブリッジ整流
回路を直列に接続し、電源側は整流器動作を負荷側はイ
ンバータ動作をさせる。
この場合、交流側の電流に含まれる高周波成分の波高値
は、基本波成分の波高値を1とすると、第5、7、11
、13、17、19調波成分がそれぞれ約115、1/
7、1/1111/13、1/17、1/19になり、
第23未満の他の高調波成分は含まない。この高調波電
流は、設備容量が大きい場合には、無視できない有害な
作用を交流電源系フ 統に与える。また、たとえば負荷
が3相交流電動機である場合には、電動機の駆動トルク
の脈動が大きく、殊に起動時においては、運転に支障を
来たすことがある。このため、交流電源系統に大容量の
フィルタを・ 設置して高調波電流を吸収したり、3相
交流電動機の相電流をいわゆるパルス幅制御法により制
御して低次の高調波電流を消去したりする方法が採用さ
れている。
前者の方法では設備投資が大きくなり、後者の方法は相
電流をひん繁に開閉するたノ めに大容量装置には適用
困難である。また、3相N(N≧2)重構成の交流回路
を利用して高調波電流を消去する方法も公知である。
すなわち、電源側または、および負荷側変圧器の直流中
間回路に接続される変圧器巻線をいろいろ・ な方法で
組合せて位相角が2π/6Nまたは2π/3Nずれた電
圧の実効値が等しいN組の電気的に絶縁された3相交流
回路を形成し、このN組の3相回路のおのおのに3相ブ
リッジ整流回路を接続し、このN組の整流回路を直列ま
たは並列に使j 用する。このようにすると、変圧器の
巻線構成が複雑になつて設備投資が大きくなり、N組の
並列に使用した3組ブリッジ整流回路の直流電流を平衡
させるための制御もむずかしくなるが、3相電源電流ま
たは、および3相負荷電流より、N=2・ の場合には
第5、5調波成分が、N=3の場合には第5、7、11
、13調波成分が、N=4の場合には第5、7、11、
13、17、19調波成分が消去される。本発明は、電
源側と負荷側の両方の変圧器の直流中間回路に接続され
る変圧器巻線を相似形に構成し、両者におの卦の位相角
が2π/6Nまたは2π/3Nずれた電気的に絶縁され
てないN組の3相交流電圧端子を設け、両者の対応する
3相電圧端子間1tC2組の3相ブリツジ整流回路を直
列に接続した直流中間回路をN組設ける回路方式により
、変圧器の巻線構成を単純にして設備投資を小さくし、
N組の直流中間回路の直流電流を平衡させるための制御
を容易にしたものである。
なお、この回路方式によつて変圧器の巻線構成が極度に
単純化され得るのは、N組の3相交流電圧の実効値が等
しくなるように構成する必要がないためである。また、
この回路方式によると、以下の実施例に示すように単巻
変圧器の使用が可能であり、その自己容量を極度に小さ
くすることも可能になる。つぎに、図面に示すN=3の
場合の実施例に基づいて、この発明を具体的に説明する
第1図VC卦いて、1は3相交流電源より端子A,B,
Cを介して給電される中性点0を共有する3相変圧器の
一次巻線であり、巻回数n1の巻線AO,BOおよびC
Oの3巻線を有する。
(以下において、端子Aと中性点0間の巻線を巻線AO
,端子A2と端子A1間の巻線を巻線A2Alのように
呼称するD1″はこの電源側3相変圧器の二次巻線であ
り、3組の3相端子Al,Bl,ClとA2,B2,C
2およびA3,B3,C3を有し、三角結線の巻回数N
2の巻線A2B2・B2C2・C2A2卦よびN3=N
2×〔{Tan(π/9)}/W〕=0.210n2の
巻線A3A2,A2Al,B3B2,B2Bl,C3C
2,C2Clの6巻線よりなる。電源側3相変圧器の第
1の鉄心には巻線AO,A2B2,C3C2,C2Cl
が、第2の鉄心には巻線BO,B2C2,A3A2,A
2Alが、第3の鉄心には巻線CO,C2A2,B3B
2,B2Blが極性を合せて巻かれている。このように
すると、たとえば端子A1の電圧は端子A2の電圧に巻
線A2A,の電圧を加えたものになるので、3組の3相
端子Al,Bl,ClとA29B29C2およびA3,
B3,C3の星形電圧ベクトルAl,Bl,ClとVA
2,VB2,VC2およびVB3,VB3,VC3は、
その大きさと位相の関係が第2図に示すように正三角形
の重心から鎖線上の点を結ぶものになり、3組の星形電
圧間の位相のずれは2π/6N=π/9となる。4は負
荷側の3相単巻変圧器の巻線であり、この巻線4VCも
3組の3相端子A1′B1′,C1′,とA2′,B2
′,C2′ およびA3′,B3′,C3′ を設けて
あり、三角結線の巻回数N2′の巻線A2′B2′,B
2′C2′,C2′A2′}よび巻回数N3・=N2′
×〔{Tan(π/9)}/β〕=0.210n2′の
巻線A3′A2′,A2′A1′,B3′B2′,B2
′B1′,C3′C2′,C2′C1′の6巻線よりな
る。
負荷側3相単巻変圧器の第1の鉄心には巻線A2′B2
′,C3′C2′,C2′C1′が、第2の鉄心にはB
2′C2′,A3′A2′,A2′A1′が、第3の鉄
心にはC2′A2′,B3′B2′,B2′B,′が極
性を合せて巻かれている。このようにすると、電源側3
相変圧器の場合におけると同様に、3組の3相端子A1
′,B1′,C1′とA2′,B2′,C2′およびA
3′,B3′,C3′の星形電圧ベクトルVA,′VB
l′,VCl′とA2′,VB2′,VC2′卦よびV
A3′,VB3′,VC3′は、その大きさと位相の関
係が、第3図に示すように、第2図と全く相似になる。
電源側3相変圧器の二次巻線1″の3相端子Al,Bl
,Clと負荷側3相単巻変圧器の巻線4の3相端子A1
′,B1′,C1′間を、3相ブリツジ整流回路21と
31で、平滑リアクトル61と2個の結合リアクトル7
1を介して結ぶ。
同様に、3相端子A2,B2,C2とA2′,B2′,
C2′間を、3相ブリツジ整流回路22と32で、平滑
リアクトル62とそれぞれ2個の結合リアクトル71と
73を介して結ぶ。3相端子A3,B3,C3とA3′
B3′,C3′間を、3相ブリツジ整流回路23と33
で、平滑リアクトル63と2個の結合リアクトル73を
介して結ぶ。
電源側から負荷側に電力を供給する普通の運転状態では
、3相ブリツジ整流回路21,22,23は整流動作を
31,32,33はインバータ動作をし、負荷側から電
源側に電力を返還する場合には31,32,33が整流
器動作を21,22,23がインバータ動作をする。結
合リアクトル71,73は、一般の整流回路における相
間リアクトルと同様の役目をするものである。5は3相
端子A′,B″,C′ と中性点0″を持つ3相同期電
動機であり、電動運転時には、インバータ動作をする3
組の3相ブリツジ整流回路31,32,33から3相単
巻変圧器の巻線4を介して給電されて、これらと共にい
わゆる無整流子電動機を構成する。
第2図と第3図の電圧ベクトルVAl,VA2,VA3
とVAl,,VA2,,VA3,の大きさをA山1VA
21,IVA31と:VA,・I,lVA2・1,1V
A3′lで表す。
また、3相プリツジ整流回路21,22,23の平均直
流電圧をVl,V2,V3で、平均直流電流を11,1
2,13で表す。3相ブリツジ整流回路31,32,3
3の平均直流電圧を1′,V2′,3′で表す。
第1図の回路に訃いて、電源側の3相ブリツジ整流回路
21,22,23を構成する各サイリスタの点弧角が同
じになるように制御し、また、負荷側の3相ブリツジ整
流回路31,32,33を構成する各サイリスタも点弧
角が同じになるように制御する。
このように制御するとV,/V2=12/11=V1・
/V2・,V2/V3=13/12=V2′/V3′と
なり、この回路ではV1=V3,I,=13,1′=3
′となる。端子Al,A2,A3から流出するIAl,
IA2,IA3は、第4図に示すように、位相角でπ区
間中2π/3区間だけ一定電流が流れる交流電流で、位
相角でπ/9ずれたものになり、これらの波高値をII
All,lIA2l,llA3lで表すと、1IA11
=11,11A21=12,11A31=13であり、
1IA21/IIA2l=IVA2l/1VA21/1
VA,1,1IA21/IIA3l一1VA31/:V
A2lとなる。端子B1とC1から流出する電流1B1
とIClはIAlより、端子B2とC2から流出する電
流1B2とIC2はIA2より、端子B3とC3から流
出する電流1B3とIC3はIA3より、それぞれ2π
/3と4π/3位相が遅れたものになる。この場合、端
子A2より流出する電流の総和はIAl+IA2+IA
3となり、端子B2より流出する電流の総和はIBl+
IB2+IB3となるので、巻線A2B2の電流1BA
はIBA=(1/3)(IAl+IA2+IA3−1B
1−1B2−IB3)となる。その結果、巻回数N,の
巻線AOに流れる電流1Aは、巻回数N2の巻線A2B
2の電流1BAと巻回数N3=0.210n2の巻線C
3C2とC2Clの電流1C3とIC,による起磁力を
補償するため、IA=(N2/n1){IBA−0.2
10(IC3−1C1)}となる。1IA21=12=
Iとして、この式でIAを計算図示すると、IAは第4
図に示すような正弦波に近い波形になる。
この波形をフーリエ級数展開すると、第17未満の高調
波成分を含まないものになつている。端子BとCへ流入
する電流は、これより位相が2π/3と4π/3遅れた
ものになる。端子A1′,A2′,A3′へ3相ブリツ
ジ整流回路31,32,33から流入する電流1A1′
,IA2′,IA3′は、第5図に示すように、第4図
のIAl,IA2,IA3と相似の波形になり、これら
の波高値を11A,′I,lIA2′1,11A3引で
表すと、矢張り11A1・l=I,,IIA2・I=1
2,1IA3・113であり、1IA,′1/]IA2
′:=1VA2′1/1A1・1,IIA2・I/II
A3・I=1VA3′l/1A2′Iとなる。3相ブリ
ツジ整流回路31と32と33から端子B1′とC1′
に流入する電流IBl′とICl′ぱIAl′より、端
子B2′とC2′に流入する電流1B2′とIC2′は
IA2′より、端子B3′とC3′に流入する電流1B
3′とIC3′はIAイより、それぞれ2π/3と4π
/3位相が遅れたものになる。
この場合、巻回数N2・の巻線A2・B2・に流れる電
流1AB′は、巻回数N3′=0.210n2′の巻線
C3′C2′とC2′C,′の電流1C3′とICl・
による起磁力を補償するため、IAB′=0.210(
ICl′−1C3′)となる。同様に巻線C2′A2′
に流れる電流1CNは、ICN::0.210(IBl
′一IB3′)となる。従つて、電動機端子A″に流入
する電流1N=IAl′+IA2′+IAj′+ICA
′−IAB′は、;IA2′l=I2=Iとして計算図
示すると、第5図に示すような正弦波に近い波形になる
。この波形をフーリエ級数展開すると、電源側の電流1
Aと同様に、第17未満の高調波成分を含まないものに
なつている。電動機端子B′とCへ流入する電流は、こ
れより位相が2π/3と4π/3遅れたものになる。第
17未満の高調波成分を含まない第4図のIAおよび第
5図のIA′で図示する正弦波に近い電源側および負荷
側の3相交流電流波形は、上述したように、第4図のI
Al,IA2,IA3のような波形の電源側の9相の電
流訃よび第5図のIAl′,IA2′,IA3′のよう
な波形の負荷側の9相の電流から、これらのそれぞれの
電流による電源側変圧器巻線1,1″卦よび負荷側変圧
器巻線4の各部の電流波形を算出して、これらの電流波
形から波形合成によつて得ることができる。
しかしながら、このような第17未満の高調波電流が消
去された波形が得られることは、複雑な波形合成を行な
うことなしに、次のようにして容易に証明することがで
きる。すなわち、前述した公知の3相N(N≧2)重構
成の交流回路を利用して高調波電流を消去する方式でN
=3の場合と第1図で示す本発明の回路方式の場合を比
較するに、各サイリスタの点弧角を両者同一にすると、
両者の3組の3相ブリツジ整流回路の交流電圧と電流の
波形}よび位相の関係は相似になる。従つて、時間に対
する全瞬時電力の値を描くとこれも相似形にならなけれ
ばならない。この相似形になる瞬時電力を両者とも対称
3相正弦波交流電源または対称3相交流負荷が給電また
は受電することになする。そのためには、両者の3相交
流電流に含まれる高調波電流の含有率は等しくならなけ
ればねらない。すなわち、本発明の方式における3相交
流電源または3相交流負荷の電流は、公知の方式VC卦
けると全く同じように、大部分の高調波電流が消去され
たものになる。結合リアクトル71の巻線81と91の
巻回数をN8,とN9lで表し、結合リアクトル73の
巻線83と93の巻回数をN83とN93で表す。
これらの巻回数の比はN8,/N9,=12/11}よ
びN83/N93=I2/I3vc選んである。これに
より、2個の結合リアクトル71VCあ一いては、第1
図に図示の方向の電流11と12による起磁弦が相殺さ
れて、両者の電流比を一定に保つ作用が生じる。また、
このように結合リアクトル71を2個設けることにより
、有害な環流電流を阻止することができる。同様に、2
個の結合リアクトル73は、12と13の電流比を一定
に保ち、有害な環流電流の発生を防止する。な}、さら
に、11と13の電流比を一定に保ち有害な環流電流を
防止する結合リアクトルを2個追加するのが理想的であ
るが、これは省くことができる。以上の説明IIC卦い
ては、3相ブリツジ整流回路の転流時の電流の重なり現
象、変圧器の励磁電流は、本発明の動作の本質には関係
ないので、これを省略した。
また、直流電流11,12,13は充分平滑化されてい
るとした。前述した公知の3相N重構成の交流回路を利
用する方式の場合とは異なり、第1図の変圧器巻線1′
と4の構成は非常に簡単である。
これは、本発明の回路方式では、N組の3相電圧が電気
的に絶縁されている必要がないことと、N組の3相電圧
の実効値を等しく構成する必要がないことによる。また
、本発明の回路方式では負荷側の変圧器の巻線4のよう
に単巻変圧器巻線を使用することが可能であり、この場
合には変圧器の自己容量をその負荷容量より大幅に小さ
くすることができる。さらに、N組の直流中間回路の直
流電流の電流比を一定に保つ制御も容易になる。すなわ
ち、前述した公知の回路で、直流中間回路を並列に使用
する場合には、N組の直流電圧を等しくしてその同じ電
圧極性の端子間を接続しているので、電源側と負荷側の
卦の卦のについて、N組の直流中間回路の直流電流を等
しく制御する必要がある。本発明のたとえば第1図の回
路では、負荷側の3組の3相ブリツジ整流回路31,3
2,33のサイリスタの点弧角はこれを同一に制御して
卦き、回路定数の不均衡などにより電流比が乱れた場合
には、電源側の3組の3相ブリツジ整流回路21,22
,23のサイリスタの点弧角を、各組内のサイリスタに
ついては等しく、組相互間ではこれをわずかに変えて、
電流比を一定に保つ。直流電流の瞬時的な不均衡につい
ては、前述した公知の回路では相間リアクトルが、本発
明の回路では結合リアクトル71,73がこれを補正す
る。な}、第1図の回路に訃いて、電源側変圧器の一次
電圧と二次電圧が等しい場合には、巻線1を省いて、端
子AとA2,BとB2,C.!l:.C2を共通にして
単巻変圧器構成にすることができて、変圧器の自己容量
を負荷容量より大幅に小さくすることができる。
同期電動機5の端子電圧を高くまたは低くしたい場合に
は、負荷側変圧器に巻線4と電気的に絶縁されたたとえ
ば星形結線の二次巻線を設けて、その二次巻線より同期
電動機5に給電すればよい。また、たとえば、既に製作
された電源側変圧器からN組の電気的に絶縁された3相
電圧が得られる場合には、負荷側変圧器にのみN組の3
相電圧が電気的に絶縁されないN組の3相端子を設けて
、本発明の回路方式を適用しても、本発明は有用である
。電源側変圧器の巻線vと負荷側変圧器の巻線4の結線
方式が全く同じでなくても、両者の星形電圧のベクトル
図が相似形であれば、支障なく本発明の回路構成が適用
できるので、このような場合の巻線構成は相似形である
と定義できる。さらに、第1図で同期電動機5の代りに
たとえば誘導電動機を駆動する場合には、インバータ動
作をする3相ブリツジ整流回路31,32,33の代り
に、強制転流回路付の3相ブリツジ接続の電流制御形イ
ンバータを用いれば、この回路は支障なく交流電流波形
を改良する機能を発揮することができる。
第6図と第7図は、N=3の場合の上述した実施例とは
異なる構成の直流中間回路に接続される変圧器巻線とそ
の星形電圧ベクトルを示す。
この場合、3組の3相端子Rl,Sl,TlとR2,S
2,T2とR3,S3,T3に対応する3組の星形電圧
ベクトルRl,VSl,VT′1とR2,VS2,VT
2とVR3,VS3,VT3の位相角のずれは、第2,
3図と同じく2π/6N二π/9であるが、3組の星形
電圧ベクトルの大きさの比が異なる。この接続では、巻
線の構成は第1図の1′,4より簡単であるが、3組の
星形電圧ベクトルの大きさの比が大きく、単巻変圧器に
した場合にその自己容量が第1図の巻線4の構成による
場合より大きくなる。第8図と第9図は、N=2の場合
の上述した実施例に類似した変圧器巻線の構成とその星
形電圧ベクトルを示す。この場合には、2組の3相端子
Xl,Yl,ZlとX2,Y2,Z2に対応する星形電
圧ベクトルVXl,VYl,VZlとVX2,VY2,
Z2の位相角のずれは2π/6N−π/6にする。第1
0図と第11図は、矢張りN=2の場合の、第6図と第
7図に類似した変圧器巻線の構成とその星形電圧ベクト
ルを示す。この場合にも、2組の3相端子E1・・Fl
,GlとE2,F2,G2に対応する2組の星形電圧ベ
クトルVEl,VFl,VGlとVE2VF2,VG2
の位相角のずれは2π/6N=π/6である。な卦、第
6,8,10図の巻線構成はいずれも三角結線に基づい
ているが、星形結線に基づいてもいろいろの巻線構成が
可能になる。
この場合には、巻線構成が三角結線に基づく場合より一
般に複雑になるが、単巻変圧器巻線にする場合に、3相
交流電源または3相交流負荷の電圧を、直流中間回路の
電圧と無関係に選ぶことができる利点がある。第12図
はいわゆるフオーク結線と同様の巻線法による星形結線
に基づくN=3の場合の単巻変圧器の巻線構成の1例を
示す。図VC卦いて、端子A,〃,B1!I,Cl〃と
A2ZB2ZC2〃とA3〃,B3〃,C3〃の3相星
形電圧ベクトルはそれぞれ第3図のVAl′,VBl′
,VCl′とVA2′,VB2′とVC2′とVA3′
,VB3′,VC3′と相似であり、この巻線を第1図
の巻線4の代りに使用することができる。ただし、この
星形結果に基づく巻線構成による場合には、第1図の電
動機5に接続する巻線端子を第12図のBIC″のよう
にA2〃,B2〃,C2〃と別に設けて、巻線A2″A
″ と巻線B2″B″および巻線CIC″0)巻回数を
所要の値に選んで電動機5の端子電圧を所望の値にする
ことができる。また、士述の例ではN組の3相電圧の位
相のずれがいずれも2π/6Nになつているが、Nが寄
数の場合にはこれを2π/3Nにしても同じ動作が得ら
れる。以上述べたように、本発明の回路によると、3相
交流周波数変換装置の交流電流波形の改良が、容易かつ
安価に達成できる。特に、大容量装置の場合には、普通
の3相方式を用いると多数のサイリスタを並列使用する
必要が生じるが、本発明の回路方式では、この並列数を
約1/Nに減少させることができるので、非常に有利な
方式になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例で、1は電源側の3相変圧器の
一次巻線、1″はその二次巻線、21,22,23は整
流器動作をする3相ブリツジ整流回路、31,32,3
3は負荷側のインバータ動作をする3相ブリツジ整流回
路、4は負荷側の3相単巻変圧器の巻線、5は同期電動
機、61,62,63は平滑リアクトル、71,73は
公知の整流回路の相間リアクトルと同じ作用をする結合
リアクトルである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 給電側の直流中間回路に接続する変圧器巻線と受電
    側の直流中間回路に接続する変圧器巻線の両方の巻線に
    、N(≧2)組の3相端子を、各組の3相端子の電圧の
    3相星形電圧ベクトル間の位相が2π/6Nまたは2π
    /3Nずれて、かつこのN組の3相星形電圧ベクトルよ
    り構成される3N個のベクトルよりなる両方の巻線の星
    形電圧ベクトルが相似形になるように、また電源側の巻
    線のN組の3相端子に接続する変圧器巻線および、また
    は負荷側の巻線のN組の3相端子に接続する変圧器巻線
    が電気的に絶縁されていない巻線構成にし、相似形の3
    N個のベクトルよりなる星形電圧ベクトルの対応する3
    相星形電圧ベクトルを構成する両巻線の3相端子に、給
    電側では3相ブリッジ接続の整流回路を受電側では3相
    ブリッジ接続の整流回路または強制転流回路付の3相ブ
    リツジ接続の電流制御形インバータを接続し、この両者
    を直列に接続してN組の直流中間回路を構成することを
    特徴とする交流電流波形を改良した3相周波数変換装置
JP3786980A 1980-03-24 1980-03-24 交流電流波形を改良した3相周波数変換装置 Expired JPS5915475B2 (ja)

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