JPS59154102A - 蒸気再圧縮式蒸溜方法 - Google Patents

蒸気再圧縮式蒸溜方法

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JPS59154102A
JPS59154102A JP2737183A JP2737183A JPS59154102A JP S59154102 A JPS59154102 A JP S59154102A JP 2737183 A JP2737183 A JP 2737183A JP 2737183 A JP2737183 A JP 2737183A JP S59154102 A JPS59154102 A JP S59154102A
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liquid
tower
steam
vapor
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JP2737183A
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Hidemasa Tsuruta
鶴田 英正
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鞘部塔の塔頂より部用する蒸気を蒸気圧縮機により、圧
縮して昇温して、塔底液の沸点より5〜10℃またはそ
れ以上高い飽和蒸気温度となし、リボイラーに導いて凝
縮させ、凝縮熱を塔底液に伝えてこfl、を沸騰させ、
必要な熱量の全量−またけ大部分を壕かなう型式の蓋部
方法は、蒸気再圧縮式(Vapor recompre
ssion typeの鞘部と称し1公知に属する。
この方式は分離によって塔頂より得られる最終目標値の
濃度に達しブζ軽成分である部分(以下目的軽成分と称
す)と塔底より得られる最終目標値の濃度に達した重成
分である缶液(以下目的型成分と称す)との沸点差が少
ない程価値を発揮する。
以下その理由をのべると一般にこの沸点差が少ないほど
分離は困難となり、そのための鞘部塔はより多くの理論
所要段数と加うるに還流比を必要とするが、還流比の増
大にほぼ直線的関係をもって塔底部における蒸気発生の
ための加熱熱量を必要とする。蒸気再圧縮法においては
塔頂よりの部用蒸気を圧縮、昇温しこれを用いて配設し
fc IJボイラーを介して塔底液を間接加熱すること
により所要熱量の全量捷たは大部分を寸かなうことがで
きる。したがってリボイラーにおいて消費される外部よ
りの熱量が節約される代りに蒸気圧縮機において消費さ
る動力が必要となるわけで、問題はその量的、経済的な
関係である。
一般に蒸気圧縮機の消費動力は式(1)のごとき関係に
あるといわれる。
消’1’f7動力””/ (機械的効率) ×(蒸気&
’jt) ×Ps CP6/Ps )n’ 〕” ” 
” ” ’ (1)こ\K nは023〜026の間の
常数でPd1PSは圧縮機における蒸気の出口、入口の
給体圧力、蒸気流量は吸引側の圧力、温度の下での蒸気
の占める容積流量である。
この式から明らかのごとく、消費動力は処理される蒸気
流量に比例することは当然として、それ以外にP一定の
下では、Pd  の増加と共に動力は増大するが、直線
的よりやX鈍い傾向をもつ。
こ\にP は塔頂圧力に対応するのに対しPdは塔底温
度にリボイラー伝熱面における有効温度差を加えた温度
に対応する重成分の蒸気圧であるので、P、//P8は
塔上下の温度が開くにつれて、指数函数的に増大してい
く。
以上を綜合すると沸点差が少ないときは、常法によると
分離に要するリボイラーの熱量は飛躍的に増大するが、
塔頂蒸気を圧縮することによりこれを代替する蒸気再圧
縮法の動力は塔頂と塔底の温度差が少ないときは、僅か
であり、経済性は充分にあるが、温度差が開くにつれて
、動力コストは次第に増大して、遂には逆転するに至る
実用的にみた境は装置の規模、加熱エネルギーと動力エ
ネルギーとの単価等に支配されることが多いので一概に
はいへないが10〜15℃以下であれば著しく有利、2
0℃を超えても状況によっては有利という意見もある0 こXにおける沸点差は本来の物性値で定まる同一圧力下
のの気液平衡関係に由来する沸点差だ加えて、塔内の蒸
気の流れによって生ずる圧力損失に見合って生ずる温度
差が加算されているので、前記のごとき低い圧損失です
む高性能充填物の役割は太きい。
本発明の目的は以上の蒸気再圧縮式蒸溜塔のもつ省エネ
ルギー上の有利性を、目的軽、重成分の沸点差が15℃
を超え20℃以上、場合によっては50℃あるいはそれ
以上離れている系についても経済的に有利に適用せんと
するものである。これによって従来のこの種類の方式の
適用限界と考えられていた沸点差の15〜20℃を大巾
に打開することが可能となり、省エネルギー的な効果は
きわめて太きいものと信する。
い1本発明の実施の態様の1例を第1図と第2図によっ
て説明する。
この例は水とデメチルフォルムアミド(DMF)  の
分離に関するものである。DMFは特異な性質をもつ溶
剤であり、合成繊維の製造や合成樹脂の加工に広く用い
られている。これは水溶液の形で回収されることが多く
、通常12〜17%市量比のDMF k含有する。純D
MF ノ沸点は760 mJ%(]Ata)で1530
℃であり、水とは53℃の沸点差を有する。この混合液
を蓋部して100%に近いDMFを回収するには、自体
の49〜73倍の水を蒸発せねばならず、大量の熱量が
必要となる。これ全蒸気再圧縮方式の蓋部塔によって処
理することはH2OとDMFとの沸点差が53℃もあり
、前記の理由により実用的とはいえない。
本発明においては第1図に示すごとく原液19は第1塔
1のフィード部4に連続的に供給される01の内部は4
の上部にインタロックスーメタル等の低圧損失・高性能
の充填物よりなる濃縮部2と塔頂部5.4の下部には同
じ充填物よりなる回収部3と塔底部6に分れる。フィー
ド液の組成は、H2Oの含有率におきかえると約95〜
97%モル比に相当する。仮に9ロチモル比とすると第
2図におけるXf、に相当する点となる。これは沸点と
して1012℃附近で、塔頂に目的重成分濃度Xd、’
t99.9%モルと定めたときの沸点1002℃にくら
べると約1℃の差である。一方塔底液のDMF濃度を5
0%重量比と定めると水分の濃度Xb1は80.2 ’
%モル比に相当し、このときは原料中に存在した水分量
のうち824係捷でが塔頂より部用することになる。こ
のとき塔底液の示す沸点は塔内圧力降下分を除くと、第
2図から明らかのように1049℃であり、塔頂との差
は47℃に過ぎない。また上記のごとく低圧損の充填物
全使用することにより塔内の圧力降下に見合って起る沸
点上昇への寄力分はわずか1℃以内抑えることができし
たがってこれ全加算しても約54℃の差に過ぎないので
前記のごとく蒸気再圧縮法を適用するメリットは十分に
存在する。この様にして5を出た目的軽成分たる水99
9%の蒸気は蒸気圧縮機7によって約2. OAtaま
で昇圧される。断熱圧縮による過熱を防ぎかつ飽和スチ
ームを増量するために、機内に水をスプレーすることに
より出口蒸気は飽和温度の約120℃となりリボイラー
8を通過するさいに塔底部6よりの茶液と伝熱面を介し
て熱交換を行なう。このようにして凝縮熱は、塔内の上
昇蒸気の発生に利用されるとと\なり、加熱のための外
部よりのエネルギーは王とじ1熱損失を補なうため等の
少量を除いてはゼロとなる。
このような少量の熱量を補なうための外部よりのスチー
ムで稼動する補助リボイラー(図示せず)は8と並列に
塔底部に配設される。
かくて凝縮された目的軽成分はドラム9に導かれ、一部
は還流ポンプ10によって5え還流され残部糾目的軽成
分20として回収される。必要に応じては20ば19と
熱交換され、さらに19r/′i別途加熱されて、沸点
の液、あるいはさらに蒸気にまで達して4に供給される
が、これは公知に属するので省略する。
次に6より抜き出される50%重量比のDMF液は第2
塔11のフィード部14に送られる。第2図においてこ
れはXf2−802係となっている。
11の内部は14より上部に濃縮部12と塔頂部15.
14より下部に回収部13と塔底部16があり、塔に附
設して塔頂よりの蒸気のためのコンデンサー17と塔底
液の加熱のためのりボイラー18を有するのは常法の通
りである。この塔においては1Gに目的型成分が15に
は目的軽成分または5と19との中間的濃度をもつ成分
を得るごとく塔の理論段数と還流比が定められる。本例
において塔底部に目的型成分として99.9!5%重量
比のDMF (水に換算した濃度Xb2= 0.20係
)を得て回収し塔頂部にはXd、 = 99.9係−!
、たは960%の重成分を得る。第2図に示されるよう
にいづれにしてもこのときの塔の上下の温度差ば50c
4−超える。したがってこの第2塔に蒸気再圧縮法を適
用するのは経済性からみて無意味であるのは前述の通り
であり18には外部よりスチームを供給し、また17に
おいては冷却水を用いて凝縮ケ行なう。したがって塔は
とくに圧力損失の少ない充填物全使用する必要はなく、
通常の充填物、あるいは適当なトレーを用いた構造のも
のでもよいC かくて第2塔よりは16より目的型成分21が回収され
、17まりの凝縮液の一部は還流液23として15え戻
り、残部は部用液22となる。これはその濃度に応じて
20と合併して回収されるか、又は19と合併して第1
塔に戻される。
第2塔においてきわめて重要なMK実は、15より溜出
される蒸気量がはなはだ少ないという点である。前述の
ごとく第1塔ですでに原料中の水分量の824%が除去
されているので第2塔で塔頂より抜くべき水分は元の1
8係に過ぎない。そのために原料をそのま\常法の蓋部
塔で処理する場合にくらべて、第2塔の所要熱量は大巾
に減少する。
また当然ながら、塔径とか17.18の伝熱面積等もそ
れに和尚して小型になる。
この適用は水とDMFの分離に限らず沸点差より通常蒸
気再圧縮法が適用困難とされる系に及ぶ。すなわち目的
軽成分と亜酸分に分けるさいに、その沸点差が15℃を
超えしかも原液の沸点が目的軽成分に近く、中間型成分
と目的軽成分の沸点差が20℃以内好捷しくけ15℃以
内にあることが当面のエネルギー単価の上から必要で、
このような条件下にあれば第1塔に、蒸気再圧縮型熱回
収による鞘部を行ない、中間型成分を第2塔で常法によ
り分離する本発明の蓋部システムは省エネルギー的に有
利な手段を与える0 なおりMFは高温に長時間おくことにより一部分解する
性質があるので、第2塔は減圧下で運転し、塔底温度を
100℃附近に下げることが好ましいが、第1塔、第2
塔の圧力を条件により減圧、常圧、加圧に適宜選ぶこと
は本発明を実施する上で当然必要なことである。
次に本発明の実施の態様を他の例により説明する。第3
.4図はメタノールと水との分離に関するものである。
このよりな例はたとえばクラフトパルプ工場の木材蒸解
工程より生ずる廃水処理に必要である。すなわちこれ等
の廃水は大量でありその組成は大部分は水であるが、0
5係重量比程度のメタノールと、さらに軽成分の有機イ
オウ系の臭気成分を含む。このような廃水は通常連続蓋
部塔の塔頂または中段に供給され、塔底より生蒸気を吹
込んで塔内で向流的に接触させて、廃水中の軽成分を塔
頂え追い上げて塔外え放散させ、焼却等の処理を行なっ
て無害化する。塔底より排出される液は臭気が殆んど感
じられずかつCOD 6るいはBODが大巾に減少して
いるために通常の活性汚泥法等の設備によって二次処理
を行なって放流するのが通例である。
メタノールの常圧における沸点は647℃であり水の沸
点とは353℃の開きがある。この系においてフィード
液の軽成分であるメタノールを重量比で5000ppm
、塔底部全250 ppmとすればモル比換算ではX=
0.282%、Xb= 0.0141%モル比となり、
対応する常圧下沸点は各々952℃999℃となり塔頂
のメタノール濃度を50多重量比すなわちXd=36.
0%モル比のメタノールを溜出せんとすれば温度は76
1℃となる。
したがって実際にも上下の温度差は238℃となり、塔
頂蒸気を圧縮してリボイラーに導いて塔底液の加熱に用
いることは必ずしも有利とはいえない。第3図により本
発明の実施の要領を述べると第1図と同様に原液はまず
第1塔1の中間部のフィード部4にXf1=0.282
%モルとして供給さされる。lは前例と異なり、塔底部
6に目的型成分たるXb、 =0.014 %のメタノ
ール含有液が得られ21に排出される。
塔頂部5には原液の濃度と目的軽成分の濃度36゜0%
の中間値X1=5.88%の蒸気が発生するように塔の
段数と還流比が選定される。気液平衡より算出される対
応温度は5では913℃であり6の沸点との差は8.6
℃に縮少する。これに塔内の圧損失に起因する沸点上昇
分04℃を加えても温度差は約9℃でしたがって前述の
ととく5よりの蒸気を蒸気圧縮機7を経てリボイラー8
に導きその凝縮熱を塔底液の加熱用に経済的に使うこと
が可能である。
このような分離を経てドラム9に得られるメタノールは
原液に比して20倍に濃縮される。この系においては塔
頂よりの蒸気は前例のととく純成 分に近いものではな
く、メタノール−水の混合系である。したがってこれが
7を経て8で凝縮するさいには蒸気温度の低下と共に次
第に凝縮が進むことになり、最終的には混合メタノール
の凝縮温度に到達して凝縮は終了する。したがってもし
蒸気の凝縮熱i 1.00 %利用せんとすれば7の出
口圧力を高め、混合メタノールの沸点が6の液温を10
℃前後上まわるようにせねばならず、圧縮機の動力負担
が増大して経済性は減少する。このような場合には、7
の出口圧力を適宜下げ、反面8における蒸気の凝縮率を
10.0 %より下げ、8より出る残部蒸気は常法によ
り、別の水冷凝縮器(図示せず)等により凝縮させて9
に回収する等の手段を講する必要がある。
このさい1の、運転に必要な外部よりの補給熱量は前例
と同様に補助リボイラーを用いてもよいが、図では生蒸
気全23より6の液中に吹込んでまかなっている。一般
に目的型成分が純水に近いときは、この方法がよい。
液9は第2塔11に導き常法により塔頂15よりコンデ
ンサ−17を経て目的軽成分20を36%モルのメタノ
ールとして収得する。塔底部16より目的型成分200
0014%のメタノール含有水を回収するかまたはこれ
と原液0.282 %との中間濃度のものを得て19等
に加え第1塔に循環して処理する。
以上のシステムをとることにより低沸点成分を少量に含
む原液を大量に処理して高濃度の目的軽、重成分を分離
する常法の1塔式に要するエネルギーを大巾に低減する
ことができる。
システムは単にメタノールと水の分離にとど捷らず一般
に低沸点の物質を含む稀薄水溶液を蒸溜にかけて低沸点
物質の大部分を高濃度で益田させる場合に広く適用でき
るものであり、用途は多い。
さらに一般的に言及すれば原液を目的軽成分と重成分に
分けるさいにその沸点差が15℃を超え通常蒸気再圧縮
法の経済的適用が困難と考えられている系に有効である
。たyし原液の沸点が目的型成分に近く、中間軽成分と
目的型成分との温度差が20℃以内好ましくは15℃以
内にあることが前記第1.2図を用いた説明に述べたと
同じ理由で必要である。
尚本発明の実施の態様として第1塔と第2塔の操作圧力
が等しい場合にはこれを独立した2本の塔とせずに上下
に接続して見掛上一本の塔に−まとめることは可能であ
り、建設費や敷地面積の上でより有利となることがある
また塔頂よりの蒸気を蒸気圧縮機7により圧縮して昇温
し、これを塔底のりボイラー8に導いて凝縮させ、その
凝縮熱を塔底液に伝えてこれを沸騰させる代りに、蒸気
圧縮機を塔底部と新たに設け7”c IJボイラー付の
蒸発缶の間に配して、同様の蒸気再圧縮方式の蒸溜を行
なうことが可能である。
第6図はアンモニヤを0.30〜050係程度含む排水
よりNH,を除き、回収アンモニヤは80チまたはそれ
以上の高濃度で得るための気液平衡図である。NH3除
去後の排水中の残液NH3は原液中の1710以下とす
る。このような系でけXf、 Xw、はいづれもX中O
附近となり、図には表示しにくい。
第5図はこれを実施するための蒸気再圧縮式の2塔合同
型の蒸溜システムであり、前述のごとく第1塔と第2塔
を直列に1本につなぎ、かつ蒸気圧縮機の位置を変更し
たものである。
原排液はあらかじめ苛性ンーダー等を添加しPR’t 
I O附近まで上げて含有アンモニヤ分をすべて遊離ア
ンモニヤに変え、−I8たタール粒子等も除去したのち
ライン19よりフィード部4に供給される。3は第1塔
の回収部に相当するもので原液は第1塔の塔頂部へ送液
されたことに相当する。
液は回収部を降下する間に塔底部6よりの上昇蒸気と接
触して含有NI(3分は上方へ気化さ11て戻される。
塔底には所定のNH3濃度までストリップされた排水が
集捷り、目的型成分として2■より排出される。19と
21は通常熱交換され蒸気原単位の低下がはかられる。
(図示せず)3を上昇して4の段を離れる蒸気は約4%
moe附近のN1)I3′lf:含むが、その大部分は
蒸気ライン27よυ、蒸発缶25.に配設されたりボイ
ラー8の管内を通過する。缶内には一定レベルを保って
プロセス水が26より補給されており、その水温は蒸気
圧縮機7の吸込側の圧力に支配される。
8の伝熱面積と、伝熱面を介しての平均温度差は8にお
ける蒸気の凝縮、あるいは缶水の蒸発を行なうように設
計される。
かくて7により吸引された蒸気の吐出側は6に等しい圧
力まで昇圧され、その1\塔底に吹き込まれ前記のごと
き上昇蒸気の源流となる。
さて8を出た凝縮アンモニヤ水はドラム9に中間液とし
て貯溜さ′r1.りのちポンプ(図示せず)により再び
塔の上部に位置する第2塔の濃縮部12の下端のフィー
ド部14に送液される。寸た8で凝縮されなかったガス
も適宜12の中間部へ供給される。(図示せず)14に
は3より上昇する蒸気のうち27に向う残りが送られる
がこれはさらに12を上昇して塔頂15を経てコンデン
サー17で一部′=!、友は全部が凝縮し、凝縮液のう
ちの一定量は還流液23として塔に戻り、残りは目的軽
成分20として増り出される。
23は常法により12の内部を上昇蒸気と接触しながら
降下し14に至るが、これはその4X溢流して4に降下
する。このようにして12と3とはアタかも1本の塔に
おける濃縮部と回収部のごとき関係となる。12を上昇
する蒸気流は前述のととく3を通過する蒸気流の一部が
その寸5上昇してくるものであるが、その熱源として7
による25よりの蒸発スチームのほか生蒸気24が塔底
部に補給されることがある。これけ才た装置のスタート
アンプにも必要な手段である。
このような蒸気圧縮機7の使い方は、原液中の揮発分が
凝縮する間に固体の析出や、ピッチ状の汚れによる閉塞
を起すような場合には、危険の防止や、維持の簡便性の
点からみて、好都合である。
このような配列により7の内部には純1■20の蒸気が
通過するのみであり、また27や8の管内は適当な洗浄
方式を用いることにより、常時清浄に保つことが可能と
なるためである。
第5図の蒸気圧縮機の配置方法は塔底液が水である場合
は、26より安価なプロセス水を補給し、その回収を考
える必要がないためにとくに有効であるが6に集る液が
十分に安定ならばこれ全配管で25に送りその液面を一
定に保ちつ\同様の蒸発を行なうことも可能である。
実施例−1 第5図のフローシートにもとすき、次の仕様を満すよう
に2塔式蒸気再圧縮法によるアンモニヤ含有排水のスト
リッピングを行なう。原液ばあらかじめNa01−I 
f円1=98になるまで添加し、固定アンモニヤもすべ
て遊離状態とし、沈澱物、タール分等も濾過清澄化を行
なうものとする。
塔への供給液19、塔底よりの排出液21、塔頂よりの
部用分20の組成は次の通りとする0第1表 アンモニ
ヤストリッピングの液仕様番号 NH3モル% H20
モル係    備 考供給液 1.9 0.32  9
9.68   互いに熱交換を) Jフ1出液 21 0.02  99.98  行なう
部用分 20 80.0  20.0   出口で大気
圧こわ、に対して以下のごとき結果を得た0第2表 得
られた結果 項目 単位 2塔式再圧縮法 1塔式(常法)第1塔(
3) 項 目     単位     2塔式   1塔式(
常法)回収部上昇蒸気量/供給液    0.091 
     −〃 理論段数   −74− 供給段温度(4)     ℃99.0       
 −塔底温度 (2])     ℃102,4   
    一温度差       ℃     34  
     −蒸発缶温度(25)     ℃87.4
       −圧縮機圧線比          1
73      −発生蒸気量(26)  KV′を供
給液  790      −補助スチーム量C→KV
′/J     34.0         −電力量
    1<VJ/   rr      2.79 
      −第2塔(12)      単位   
  2塔式   1塔式(常法)最小還流比     
      1.59      22.4実際還流比
           2.38      33.6
上下合計理論段数  −13,509,8〃 上昇蒸気
/供給液−0,011’  0.115塔項温度(+5
)      ℃52.2       522塔底温
度Q4)      ℃87.5      103.
8スチーム量(2J  Kyt供給液  1]、、8 
      ’120.0電力量    KW/   
〃0.18合a1エネルギー量 スチーム量  Ky/を供給液   45.8    
120.0電力量 ]<W/  、I   2.80 
 0.18スチ一ム単価を5円/Ky、電力単価全2o
円A(wとするとエネルギー費の合訓では、1塔式の常
法の場合には604円/を供給液に対して2塔式再圧縮
法の場合には285円/を供給液となり、常法の47%
ですむことになる。2塔式再圧縮法においては、前記圧
縮比や、リボイラー仮面を変えることにより、さらにエ
イ、ルギー費の低下をはかることは可能である。
4 追加の関係 追加の発明は原発明とは原理、目的等においては基本的
には同一である。
rc sし原発明は塔頂よりの蒸気全蒸気圧縮機7に導
き、これを昇圧し、圧力に対応する蒸気飽和温度全塔底
液温より高くしてリボイラーの高湿側に導き凝縮させて
、所定の伝熱を得るものである。
追加の発明はこのような手段でリボイラーにおいて必要
な伝熱のための温度差を得るのみならず、塔頂蒸気はそ
の捷Xリボイラーの高温側に導く代りに、低温側を圧縮
機の吸込側と連結して、減圧下におくことにより降温し
て、伝熱面を介しての所定の伝熱量を確保すると共に、
圧縮機の吐出圧は塔底圧力より若干高くとって、発生蒸
気を塔底に吹込むようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の実施の態様を示すフローシートで図2は
これらの説明のためのDMF〜H20系の常圧下の気液
平衡関係と沸点関係を示すグラフである。図3は他の実
施の態様を示すフローシートで図4はこれの説明のため
のメタノール〜H20系の常圧下の気液平衡関係と沸点
を示すグラフである。図5は図3と同じ原理を1本の塔
に1とめかつ蒸気圧縮機の配設位置を変更したフローシ
ートである。図6はこの説明のためのNH3〜11□O
系の常圧下の気液平衡図である0なお図1.2,3,4
,5.6の添字番号と記号は共通で以下の内容である。 1  第1塔、2・・・同濃縮部、3′・・同回収部。 4  フィード部、5・−・・塔頂部、6・・塔低部。 7 ・ 蒸気圧縮機、8− ・リボイラー、9−ドラム
。 10  ・ 還流ポンプ、11  第2塔、12・−濃
縮部。 13  回収部、14   フィード部、15−・塔頂
部。 J6梧底部、17  ・・コンデンサー、° 18 ・
リボイラー、19  原液(フィード液)、20  目
的軽成分、21・・ 目的型成分、22・−・部用捷り
は釜出液、23・・・還流液、24・・・生蒸気、25
・・−蒸発缶。 26−・プロセス水、27−・・・蒸気ラインXf1・
Xf2は第1塔、第2塔への供給液濃度(モル分率) 
l X、、 l X、2は同塔頂部濃度、Xb□。 Xb□は同浴底部濃度を示す0 なお図2.4.6におけるXおよびYけ、気液平衡関係
で通常用いられる濃度表示で、常圧下の液相、気相にお
ける低沸点成分のモル分率を示すO 捷た右縦軸はXに対応する沸点である。 特許出願人 鶴 1)英 正 o、o        αr×4.0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塔頂よりの蒸気を蒸気圧縮機7により圧縮して昇温
    し、これを塔底のリボイラー8に導いて凝縮させ、凝縮
    熱を塔底液に伝えてこれを沸騰させ、あるいは蒸気圧縮
    機7を塔底部と蒸発缶25の間に配し、缶内を減圧、低
    温下に保つことにより有効温度差を得たりボイラー8に
    前記塔頂よりの留出蒸気を導いて凝縮して缶液の沸騰を
    行なって蒸気を塔底に導くことにより必要な熱量の全量
    または大部分をまかなう第1精溜塔と、かくて得られた
    溜出液、または塔底液の何れかを第2精溜塔に導いて、
    常法により蒸溜を行ない塔頂部、塔底部より所定の成分
    を得ることを特徴とする蒸気再圧縮式蒸溜方法02、特
    許請求範囲第1項記載の方法において、第1塔の圧力条
    件の下で目的軽成分と重成分の持つ沸点差が15℃以上
    開いている系に対して塔頂より目的軽成分の蒸気を塔底
    よf)は目的重成分の濃度に未到達で、目的軽成分より
    20℃以内にあるごとき濃度の液を得るように塔の段数
    と還流比を定め、得られた塔底液は第2塔に供給して塔
    底よりは目的重成分を塔頂よりは群成分液を回収するこ
    とを特徴とする蒸気再圧縮蒸溜方法。 3 特許請求範囲 第1項記載の方法において第1塔の
    圧力条件の下で目的軽成分と重成分の持つ沸点差が]5
    ℃以以上−てる系に対して塔頂より目的軽成分の濃度に
    未到達で目的重成分との沸点差が20℃以内の間にある
    ごとき濃度の蒸気を得るように塔の段数と還流比を定め
    、得られた溶出物は第2塔に供給して塔頂より目的軽成
    分を塔底よりは亜酸分液を回収することを特徴とする蒸
    気再圧縮式蒸溜方法。
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