JPS59152244A - 不透明被覆付き着色ガラス板の製法 - Google Patents
不透明被覆付き着色ガラス板の製法Info
- Publication number
- JPS59152244A JPS59152244A JP2373683A JP2373683A JPS59152244A JP S59152244 A JPS59152244 A JP S59152244A JP 2373683 A JP2373683 A JP 2373683A JP 2373683 A JP2373683 A JP 2373683A JP S59152244 A JPS59152244 A JP S59152244A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- colored
- glass plate
- ion exchange
- plate glass
- opaque coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/22—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with other inorganic material
- C03C17/23—Oxides
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ガラス板面にイオン交換着色部分とガラスフ
リットペーストを焼付けてなる線条ないし点状の不透明
被覆とが少なくとも一部分において重なって形成されて
いる部分的に不透明被覆付き着色ガラス板の製法に関す
るものである。
リットペーストを焼付けてなる線条ないし点状の不透明
被覆とが少なくとも一部分において重なって形成されて
いる部分的に不透明被覆付き着色ガラス板の製法に関す
るものである。
例えば、自動車のリヤー窓ガラス板においては、この窓
ガラス板の上方より入射する太陽光による眩しさ、暑さ
を防ぐために窓ガラスの上縁部に帯状の熱線反射着色透
明金属酸化物被膜をコーティングしたり、着色透明プラ
スチックフィルムを貼り付けたり、有機着色透明性塗料
をコーティングしたり、不透明着色被膜をコーティング
したりしたシェード・バンド付ガラス板が使用ないし提
案されている。しかしながら、このタイプのシェードバ
ンド付ガラス板のうち、熱線反射着色透明金属酸化物被
膜をコーティングしたものは、可視光反射率が高いため
鏡の様になり周囲に対しギラギラを与え好ましくなく、
又着色透明プラスチックを貼り付けたり、有機着色透明
性塗料をコーティングしたものは、耐久性に劣り好まし
くなく、又不透明着色被膜をコーティングしたものけ、
透視性が損なわれ好オしくない。これら方法に代るもの
として、ガラス板面に、銀塩、銅塩などの金属塩を含む
ステイニング剤を塗布し、加熱してステイニング剤中の
金属塩の金属イオンをガラス板表面層中のアルカリイオ
ン(例えばNa イオン)とイオン交換してガラス板表
面層中に導入して発色させるイオン交換着色法を利用し
て製造されたシェード・バンド付ガラス板は、かかる着
色部分が透明性であり、可視光反射率が低いため周囲に
対しギラ・ギラを与えることがなく、又耐久性も高いた
め自動車等用の不透明被覆着色ガラス板としては最適で
ある。
ガラス板の上方より入射する太陽光による眩しさ、暑さ
を防ぐために窓ガラスの上縁部に帯状の熱線反射着色透
明金属酸化物被膜をコーティングしたり、着色透明プラ
スチックフィルムを貼り付けたり、有機着色透明性塗料
をコーティングしたり、不透明着色被膜をコーティング
したりしたシェード・バンド付ガラス板が使用ないし提
案されている。しかしながら、このタイプのシェードバ
ンド付ガラス板のうち、熱線反射着色透明金属酸化物被
膜をコーティングしたものは、可視光反射率が高いため
鏡の様になり周囲に対しギラギラを与え好ましくなく、
又着色透明プラスチックを貼り付けたり、有機着色透明
性塗料をコーティングしたものは、耐久性に劣り好まし
くなく、又不透明着色被膜をコーティングしたものけ、
透視性が損なわれ好オしくない。これら方法に代るもの
として、ガラス板面に、銀塩、銅塩などの金属塩を含む
ステイニング剤を塗布し、加熱してステイニング剤中の
金属塩の金属イオンをガラス板表面層中のアルカリイオ
ン(例えばNa イオン)とイオン交換してガラス板表
面層中に導入して発色させるイオン交換着色法を利用し
て製造されたシェード・バンド付ガラス板は、かかる着
色部分が透明性であり、可視光反射率が低いため周囲に
対しギラ・ギラを与えることがなく、又耐久性も高いた
め自動車等用の不透明被覆着色ガラス板としては最適で
ある。
一方、自動車のリヤー窓ガラス板等においては、ガラス
板面に結露によシ生じた曇シを除去するために、通電加
熱用の導電線条をプリントしたり、ラジオ電波を受信す
るために、アンテナ線用の導電線条をプリントしたり、
あるいはガラス板の装飾用、あるいは遮光用に線条ない
し点状の着色被覆をプリントしたシすることがしばしは
行なわれる。かかる導電線条や着色被覆等の不透明着色
被覆は、例えば導電性フリットペーストや着色7リツト
ペースト等のフリットペーストを所定のパターンに印刷
し、加熱して焼付けて得られる。
板面に結露によシ生じた曇シを除去するために、通電加
熱用の導電線条をプリントしたり、ラジオ電波を受信す
るために、アンテナ線用の導電線条をプリントしたり、
あるいはガラス板の装飾用、あるいは遮光用に線条ない
し点状の着色被覆をプリントしたシすることがしばしは
行なわれる。かかる導電線条や着色被覆等の不透明着色
被覆は、例えば導電性フリットペーストや着色7リツト
ペースト等のフリットペーストを所定のパターンに印刷
し、加熱して焼付けて得られる。
本発明は、上記した様な耐久性にも外観にも優れたイオ
ン交換着色法による着色部分と、導電線条や線条ないし
点状の着色被覆等の不透明着色被覆とが少くとも一部に
おいて重なりあって形成された各種機能を併せ持つ新規
な着色ガラス板を線条ないし点状の不透明被覆の剥離、
不均一着色等が起ることなく、かつ優れた耐久性の不透
明被覆と導電線条とを持って能率よく円滑に生産するこ
とができる方法を提供することを目的として検討の結果
発明されたものであシ、その要旨はガラス板面の所望の
部分に、銀塩、銅塩等の金属塩を少くとも一種含むステ
イニング剤を塗布して加熱し、ガラス板表面層中のアル
カリイオンと前記金属塩の金属イオンとをイオン交換せ
しめてガラス板表面層中に上記金属イオンを導入し、前
記金属イオンを還元発色せしめたイオン交換着色部分を
形成し、次いで前記ステイニング剤の残渣を除去した後
、上記イオン交換着色部分の少くとも一部分を含むガラ
ス板面に7リツトペーストを所定パターンの線条点状等
に印刷して不透明被覆を形成し、加熱して上記不透明被
覆を焼付けることを特徴とするガラス板面にイオン交換
着色部分と不透明被覆とが少なくとも一部分において重
なって形成されている部分的如不透明被覆を有する着色
ガラス板の製法に関するものである。
ン交換着色法による着色部分と、導電線条や線条ないし
点状の着色被覆等の不透明着色被覆とが少くとも一部に
おいて重なりあって形成された各種機能を併せ持つ新規
な着色ガラス板を線条ないし点状の不透明被覆の剥離、
不均一着色等が起ることなく、かつ優れた耐久性の不透
明被覆と導電線条とを持って能率よく円滑に生産するこ
とができる方法を提供することを目的として検討の結果
発明されたものであシ、その要旨はガラス板面の所望の
部分に、銀塩、銅塩等の金属塩を少くとも一種含むステ
イニング剤を塗布して加熱し、ガラス板表面層中のアル
カリイオンと前記金属塩の金属イオンとをイオン交換せ
しめてガラス板表面層中に上記金属イオンを導入し、前
記金属イオンを還元発色せしめたイオン交換着色部分を
形成し、次いで前記ステイニング剤の残渣を除去した後
、上記イオン交換着色部分の少くとも一部分を含むガラ
ス板面に7リツトペーストを所定パターンの線条点状等
に印刷して不透明被覆を形成し、加熱して上記不透明被
覆を焼付けることを特徴とするガラス板面にイオン交換
着色部分と不透明被覆とが少なくとも一部分において重
なって形成されている部分的如不透明被覆を有する着色
ガラス板の製法に関するものである。
第1図及び第2図に本発明の方法によって製造された導
電線系付部分着色自動車リアガラスの実施例を示す。図
面圧おいて、1はリアガラス板全体を示し、2人はデフ
ォツガ−(曇り取り)、用の通熱加熱する導電線条から
なる不透明被覆を示し、215はラジオ電波を受信する
ためのアンテナ線用の導電線条からなる不透明被覆を示
し、3はイオン交換着色部分(一点鎖線の斜線部分)を
示す。本発明の方法は第1図及び第2図に示す如きイオ
ン交換着色部分3に少なくとも一部重力って不透明被覆
2A又2Bを形成した不透明被覆付着色ガラス板の製造
法に係るものである。
電線系付部分着色自動車リアガラスの実施例を示す。図
面圧おいて、1はリアガラス板全体を示し、2人はデフ
ォツガ−(曇り取り)、用の通熱加熱する導電線条から
なる不透明被覆を示し、215はラジオ電波を受信する
ためのアンテナ線用の導電線条からなる不透明被覆を示
し、3はイオン交換着色部分(一点鎖線の斜線部分)を
示す。本発明の方法は第1図及び第2図に示す如きイオ
ン交換着色部分3に少なくとも一部重力って不透明被覆
2A又2Bを形成した不透明被覆付着色ガラス板の製造
法に係るものである。
本発明の方法においては、先ず、所望の形状に切断され
た平板状のガラス板面の所望の着色部分に、銀塩、銅塩
等の金属塩を少くとも一種含むペースト状のステイニン
グ剤を塗布して加熱し、ガラス板表面層中のアルカリイ
オン(例えばNa イオン)と前記金属塩の金属イオン
とをイオン交換せしめてガラス板表面層中に上記金属イ
オンを導入し、前記金属イオンを還元発色せしめたイオ
ン交換着色部分を形成する。
た平板状のガラス板面の所望の着色部分に、銀塩、銅塩
等の金属塩を少くとも一種含むペースト状のステイニン
グ剤を塗布して加熱し、ガラス板表面層中のアルカリイ
オン(例えばNa イオン)と前記金属塩の金属イオン
とをイオン交換せしめてガラス板表面層中に上記金属イ
オンを導入し、前記金属イオンを還元発色せしめたイオ
ン交換着色部分を形成する。
かかるステイニング剤としては、銀塩(例えば、硫酸鋼
、硫化銀や塩化銅等)、銅塩(例えば、硫酸鋼、硫化鋼
、塩化銅等)等のガラス中のアルカリイオンとイオン交
換してガラス中に導入され、ガラス中で還元発色する金
属の塩の少くとも一種と、骨材粉末(例えば、カオリン
、ベントナイト、珪砂、珪藻土等)と、分散剤(例えば
、スクリーンオイル水等)と、必要に応じて増色剤やそ
の他各種添加成分とを混合してペースト状となしてガラ
ス板面上に塗布することができる様にした各種ステイニ
ング剤の中から、得ようとする色調、加熱温度、焼成雰
囲気、ガラス板の組成等に応じて最適のものが選ばれる
。
、硫化銀や塩化銅等)、銅塩(例えば、硫酸鋼、硫化鋼
、塩化銅等)等のガラス中のアルカリイオンとイオン交
換してガラス中に導入され、ガラス中で還元発色する金
属の塩の少くとも一種と、骨材粉末(例えば、カオリン
、ベントナイト、珪砂、珪藻土等)と、分散剤(例えば
、スクリーンオイル水等)と、必要に応じて増色剤やそ
の他各種添加成分とを混合してペースト状となしてガラ
ス板面上に塗布することができる様にした各種ステイニ
ング剤の中から、得ようとする色調、加熱温度、焼成雰
囲気、ガラス板の組成等に応じて最適のものが選ばれる
。
かかるステイニング剤をガラス板面上の所望の着色部分
に塗布する場合には、平板状のガラス板を使用するのが
その操作上好ましい。そしてこのガラス板面上にスクリ
ーン印刷法、スプレー法、はけ塗シ法などの塗布手段に
より0.01餠〜2.0日程度の膜厚に塗布する。ガラ
ス板面にステイニング剤を塗布する前て、ガラス板表面
へのNa+の動きを促すためにガラス板を予備加熱して
おくことも効果的である。
に塗布する場合には、平板状のガラス板を使用するのが
その操作上好ましい。そしてこのガラス板面上にスクリ
ーン印刷法、スプレー法、はけ塗シ法などの塗布手段に
より0.01餠〜2.0日程度の膜厚に塗布する。ガラ
ス板面にステイニング剤を塗布する前て、ガラス板表面
へのNa+の動きを促すためにガラス板を予備加熱して
おくことも効果的である。
ガラス板表面にステイニング剤を塗布したならば、室温
乾燥もしくけ100℃〜250℃で加熱乾燥し、次いで
250℃〜600℃程度の温度で、例えば3分〜1時間
程度加熱処理してステイニング剤を仮焼成ないし焼成し
てイオン交換反応を行なわしめてイオン交換着色する。
乾燥もしくけ100℃〜250℃で加熱乾燥し、次いで
250℃〜600℃程度の温度で、例えば3分〜1時間
程度加熱処理してステイニング剤を仮焼成ないし焼成し
てイオン交換反応を行なわしめてイオン交換着色する。
加熱処理する雰囲気は中性ないし酸化性雰囲気が好まし
い。
い。
本発明においては、ガラス板をイオン交換着色処理後、
そのガラス板面に導電線条、着色線条、着色点状等の不
透明被覆が形成される様にフリットペーストをプリント
するので、かかるフリットペーストのプリントが容易に
、かつ精度よくできる様にイオン交換着色処理後もガラ
ス板が平板状であるのが好ましい。従って、加熱温度の
上限はガラス板を平板状の1′1.で保持できる温度、
即ち軟化して彎曲しない温度が好ましい。普通のソーダ
・ライムガラス板の場合には、加熱温度の上限は600
℃程度が好ましい。なお、加熱温度の下限は、イオン交
換着色が効果的に行なわれはじめる温度が選ばれる。
そのガラス板面に導電線条、着色線条、着色点状等の不
透明被覆が形成される様にフリットペーストをプリント
するので、かかるフリットペーストのプリントが容易に
、かつ精度よくできる様にイオン交換着色処理後もガラ
ス板が平板状であるのが好ましい。従って、加熱温度の
上限はガラス板を平板状の1′1.で保持できる温度、
即ち軟化して彎曲しない温度が好ましい。普通のソーダ
・ライムガラス板の場合には、加熱温度の上限は600
℃程度が好ましい。なお、加熱温度の下限は、イオン交
換着色が効果的に行なわれはじめる温度が選ばれる。
この様に本発明においては、イオン交換着色処理の温度
斌が250℃〜600℃程度であるので、かかる処理温
度でよりイオン交換着色反応が進むステイニング剤を各
種ステイニング剤の中から選ぶのが特に最適である。
斌が250℃〜600℃程度であるので、かかる処理温
度でよりイオン交換着色反応が進むステイニング剤を各
種ステイニング剤の中から選ぶのが特に最適である。
次に、イオン交換着色処理の終ったガラス板を拭き取シ
、水洗等の除去手段により付着しているステイニング剤
の残漬を除去する。一般に、ガラス板に付着しているス
テイニング剤(焼滓)は水洗により容易に除去される。
、水洗等の除去手段により付着しているステイニング剤
の残漬を除去する。一般に、ガラス板に付着しているス
テイニング剤(焼滓)は水洗により容易に除去される。
次いで、イオン交換着色部分の少くとも一部分を含むガ
ラス板面に所定パターンの不透明被覆を形成するために
フリットペーストをプリントし、40℃〜150℃程度
において予備乾燥し、次いで600℃〜730℃程度で
かかるプリントされたフリットペーストをガラス板面に
焼付けて不透明被覆を形成する。かかるプリントされた
フリットペーストの焼付は時に必要ならば曲げ加工、強
化加工、あるいは曲げ強化加工を施したりすることもで
きる。
ラス板面に所定パターンの不透明被覆を形成するために
フリットペーストをプリントし、40℃〜150℃程度
において予備乾燥し、次いで600℃〜730℃程度で
かかるプリントされたフリットペーストをガラス板面に
焼付けて不透明被覆を形成する。かかるプリントされた
フリットペーストの焼付は時に必要ならば曲げ加工、強
化加工、あるいは曲げ強化加工を施したりすることもで
きる。
上記した不透明被覆とは、ガラス板面に所定パターンの
線条ないし、点状にフリットペーストをプリントし焼付
けて形成された不透明被覆を意味する。かかる不透明被
覆としては、例えばガラス板面に結露により生じた曇シ
を除去するために、ガラス板面に銀等の導電性金属の粉
末と、低融点ガラスフリット(例えばPbO−B203
系、PbO−B20S −ZnO系、PbO−B、O3
−S10.系など)と有機溶媒、増粘剤、その他所定の
添加成分とを加えて混練して得られた導電性フリットペ
ーストを例えば第1,2図の2人の様に細い線条にプリ
ントし焼付けて得られたクシ除去用通電加熱導電線条、
あるいは、ラジオ電波、テレビ電波などを受信するため
に、ガラス板面に同上の導電フリットペーストを例えば
第1図の2Bの様に細長い線条にプリントし、焼付けて
得られたアンテナ線用の導電線条、あるいは装飾のため
あるいは遮光のため、あるいは表示のために、ガラス板
面に所望の着色顔料と、上記した様な低融点ガラスフリ
ットと、有機溶媒、増粘剤、その他所定の添加成分とを
加えて混練して得られた着色フリットペーストを適宜の
パターンの線条にあるいは点状にあるいはこれらの組合
わせて、あるいはこれらと類似のパターンの模様にプリ
ントし、焼付けて得られた着色被覆などが挙げられる。
線条ないし、点状にフリットペーストをプリントし焼付
けて形成された不透明被覆を意味する。かかる不透明被
覆としては、例えばガラス板面に結露により生じた曇シ
を除去するために、ガラス板面に銀等の導電性金属の粉
末と、低融点ガラスフリット(例えばPbO−B203
系、PbO−B20S −ZnO系、PbO−B、O3
−S10.系など)と有機溶媒、増粘剤、その他所定の
添加成分とを加えて混練して得られた導電性フリットペ
ーストを例えば第1,2図の2人の様に細い線条にプリ
ントし焼付けて得られたクシ除去用通電加熱導電線条、
あるいは、ラジオ電波、テレビ電波などを受信するため
に、ガラス板面に同上の導電フリットペーストを例えば
第1図の2Bの様に細長い線条にプリントし、焼付けて
得られたアンテナ線用の導電線条、あるいは装飾のため
あるいは遮光のため、あるいは表示のために、ガラス板
面に所望の着色顔料と、上記した様な低融点ガラスフリ
ットと、有機溶媒、増粘剤、その他所定の添加成分とを
加えて混練して得られた着色フリットペーストを適宜の
パターンの線条にあるいは点状にあるいはこれらの組合
わせて、あるいはこれらと類似のパターンの模様にプリ
ントし、焼付けて得られた着色被覆などが挙げられる。
勿論、ガラス板のイオン交換着色部分以外の箇所に、不
透明被覆を形成しても差支えない。
透明被覆を形成しても差支えない。
以下に、本発明の実施例について説明する。
実施例
第1図の様な形状に切断され洗滌された平板状のガラス
板の上辺部の表面に下記組成からなるステイニング剤を
スクリーン印刷法により50μ厚にプリントし、100
℃で予備乾燥し、500℃で10分間酸化性雰囲気中で
加熱処理した後放冷した。
板の上辺部の表面に下記組成からなるステイニング剤を
スクリーン印刷法により50μ厚にプリントし、100
℃で予備乾燥し、500℃で10分間酸化性雰囲気中で
加熱処理した後放冷した。
次いで、ガラス板を水洗し、ステイニング剤の残滓を除
去した後、この平板状の1まのガラス板平面上に第1図
の様なアンテナ線用導電線条2B及び曇り除去用通電加
熱導電線条のパターンとなる様に導電性銀7リツトペー
ストをスクリーン印刷法によりプリントし、次いで10
0℃で乾燥し、その後上記ガラス板を700℃に加熱し
て上記の様にプリントされたアンテナ線用導電線条2B
とクシ除去用通電加熱導電線条2人とをガラス板面に焼
付け、次いで風冷して強化加工を施した。
去した後、この平板状の1まのガラス板平面上に第1図
の様なアンテナ線用導電線条2B及び曇り除去用通電加
熱導電線条のパターンとなる様に導電性銀7リツトペー
ストをスクリーン印刷法によりプリントし、次いで10
0℃で乾燥し、その後上記ガラス板を700℃に加熱し
て上記の様にプリントされたアンテナ線用導電線条2B
とクシ除去用通電加熱導電線条2人とをガラス板面に焼
付け、次いで風冷して強化加工を施した。
とのmKして製造されたガラス板のイオン交換着色部分
はアンバー色を呈し、そのイオン交換着色表面は肌荒れ
がなかった。又イオン交換着色部分の表面に重なって形
成されたアンテナ線用導電線条2Bも剥離することなく
、又その耐摩耗性も実用上充分であった。
はアンバー色を呈し、そのイオン交換着色表面は肌荒れ
がなかった。又イオン交換着色部分の表面に重なって形
成されたアンテナ線用導電線条2Bも剥離することなく
、又その耐摩耗性も実用上充分であった。
なお、本発明は、ガラス板面にステイニング剤を塗布し
てイオン交換着色を施した後、ステイニング剤の残渣を
除去し、次いでそのイオン交換着色部分を少くとも一部
覆ってフリットペーストをプリントして不透明被覆を施
こす方法であるが、これに対し先にガラス板面にフリッ
トペーストをプリントして不透明被覆を施した後、イオ
ン交換着色を施すと、不透明被覆のプリントされた部分
がイオン交換着色されないままとなシ、不透明被覆のプ
リントされた面と反対面からガラス板を見た場合に不均
一な着色となり、外観上好ましくない。
てイオン交換着色を施した後、ステイニング剤の残渣を
除去し、次いでそのイオン交換着色部分を少くとも一部
覆ってフリットペーストをプリントして不透明被覆を施
こす方法であるが、これに対し先にガラス板面にフリッ
トペーストをプリントして不透明被覆を施した後、イオ
ン交換着色を施すと、不透明被覆のプリントされた部分
がイオン交換着色されないままとなシ、不透明被覆のプ
リントされた面と反対面からガラス板を見た場合に不均
一な着色となり、外観上好ましくない。
本発明の方法は以上の如く構成されているので、イオン
交換着色部分と不透明被覆とが少くとも一部分において
重なって形成されている部分的に不透明被覆が施こされ
ている着色ガラス板を能率よく円滑に製造することがで
き、不均一な着色、不透明被覆の剥離等が起らない。
交換着色部分と不透明被覆とが少くとも一部分において
重なって形成されている部分的に不透明被覆が施こされ
ている着色ガラス板を能率よく円滑に製造することがで
き、不均一な着色、不透明被覆の剥離等が起らない。
第1図及び第2図は本発明の方法によシ製造された自動
車リアガラスのそれぞれ異なる実施例の平面図である。 1・・・リアガラス、2A・・・デフォツガ−用通電線
条、2B・・・アンテナ用通電線条、3・・・イオン交
換着色部分。
車リアガラスのそれぞれ異なる実施例の平面図である。 1・・・リアガラス、2A・・・デフォツガ−用通電線
条、2B・・・アンテナ用通電線条、3・・・イオン交
換着色部分。
Claims (3)
- (1)ガラそ板面の所望の部分に、銀塩、銅塩等の金属
塩を少くとも一種含むステイニング剤を塗布して加熱し
、ガラス板表面層中のアルカリイオンと前記金属塩の金
属イオンとをイオン交換せしめてガラス板表面層中に上
記金属イオンを導入し、前記金属イオンを還元発色せし
めたイオン交換着色部分を形成し、次いで前記ステイニ
ング剤の残渣を除去した後、上記イオン交換着色部分の
少くとも一部分を含むガラス板面にフリットペーストを
所定パターンの線条、点状等に印刷して不透明被覆を形
成し、加熱して上記不透明被覆を焼付けることを特徴と
するガラス板面にイオン交換着色部分と不透明被覆とが
少なくとも一部分において重なって形成されている不透
明被覆付き着色ガラス板の製法。 - (2)7リツトペーストがガラスフリットと導電性金属
粉末とを含む導電性フリットペーストであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の不透明被覆付き着色
ガラス板の製法。 - (3) フリットペーストがガラスフリットと着色顔
料とを含む着色フリットペーストであるととを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の不透明被覆付き着色ガラ
ス板の製法。 □(4) イオン交換着色部分がガ
ラス板に部分的に形成されていることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の不透明被覆付き着色ガラス板の
製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2373683A JPS59152244A (ja) | 1983-02-17 | 1983-02-17 | 不透明被覆付き着色ガラス板の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2373683A JPS59152244A (ja) | 1983-02-17 | 1983-02-17 | 不透明被覆付き着色ガラス板の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59152244A true JPS59152244A (ja) | 1984-08-30 |
Family
ID=12118589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2373683A Pending JPS59152244A (ja) | 1983-02-17 | 1983-02-17 | 不透明被覆付き着色ガラス板の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59152244A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0166370A2 (en) * | 1984-06-20 | 1986-01-02 | Okuno Chemical Industries Co., Ltd. | Optical filter made of inorganic material for red light |
JPH0294228U (ja) * | 1989-01-17 | 1990-07-26 | ||
GB2448338A (en) * | 2007-04-11 | 2008-10-15 | Dunwilco | Process of preparing stained inorganic particulates |
-
1983
- 1983-02-17 JP JP2373683A patent/JPS59152244A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0166370A2 (en) * | 1984-06-20 | 1986-01-02 | Okuno Chemical Industries Co., Ltd. | Optical filter made of inorganic material for red light |
JPH0294228U (ja) * | 1989-01-17 | 1990-07-26 | ||
GB2448338A (en) * | 2007-04-11 | 2008-10-15 | Dunwilco | Process of preparing stained inorganic particulates |
GB2448338B (en) * | 2007-04-11 | 2012-02-29 | Dunwilco 1198 Ltd | Process for the preparation of coloured particulates |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5796071A (en) | Pane for automobile vehicle | |
US3879184A (en) | Process for treating a glass sheet bent to a relatively sharp angle | |
CA1274084A (en) | Heated backlights | |
US3772075A (en) | Applying electroconductive heating circuits to glass | |
US5660893A (en) | Method to prepare glazings having a cured water based paint thereon | |
CN112218757B (zh) | 用于获得包含玻璃板的材料的方法 | |
US3721594A (en) | Applying electroconductive heating circuits to glass | |
WO2006041644A1 (en) | Vehicle window having bus bar(s) of conductive black frit | |
KR100725137B1 (ko) | 유리 기판용 수성 흑색 에나멜 조성물, 상기 조성물로 코팅되는 유리시트 및 적층 창유리 | |
US4837383A (en) | Glass enamel | |
JP2001354447A (ja) | セラミックペーストおよびそれを用いた遮光膜付き窓ガラス | |
US2954454A (en) | Electrically conducting bent glass windshield and method of producing the same | |
CN101970371A (zh) | 带有导电性陶瓷烧结体的窗玻璃 | |
US3244547A (en) | Coated vehicle glazing closures | |
EP0547154A4 (en) | Crystallizing enamel composition and method of using the same | |
US20170241195A1 (en) | Transparent plate | |
GB2209174A (en) | Laminated structure formed of ceramic color layer and conductive layer on glass | |
US3721595A (en) | Applying electroconductive heating circuits to glass | |
JPS59152244A (ja) | 不透明被覆付き着色ガラス板の製法 | |
US20210008844A1 (en) | Heated laminate with improved aesthetic | |
US3467818A (en) | Electrically heated window panel with thermally controlled lead-in wires | |
JP2005525286A (ja) | 耐久性ガラスエナメル組成物 | |
JP2708588B2 (ja) | 銀帯状導体を有するガラス板用のエナメル | |
CN109451613B (zh) | 一种能够电加热的窗玻璃 | |
US4728781A (en) | Heated backlights |