JPS59149806A - 油圧緩衝器の車高調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、たとえば自動車の車輪懸架装置として用い
られるような油圧緩衝器に関し、さらに詳しくは車体が
過度に沈み込んだときに、その油圧緩衝器の下バネ受け
の高さ位置を移動することによシ車高を調整するような
場合に使用される油圧緩衝器の車高調整装置に関する。

近年、この種の車高調整装置は、種々の調整機能を備え
た装置が提供されているが、いずれも車高調整精度が不
安定で、また運動調整になシやす（第　２頁） いなど不確実な車高調整手段であるため、的確な車高調
整をすることができなかった。

そこでこの発明は、車高調整が遅動したシして不確実に
なることのない油圧緩衝器の車高調整装置の提供を目的
とする０ そして、この発明によれば、油圧緩衝器本体の外周囲に
装備される下バネ座をその緩衝方向に進退移動すべく油
圧ジヤツキを介して油圧緩衝器本体に装備しであるため
、油圧ジヤツキの進退作動に基づいて下バネ座を上下位
置に変位させ、これによって下バネ座に係止されるコイ
ルを介して車体を上下動して車高調整が行なわれる。

さらに、油圧ジヤツキを遠隔操作にて作動すべく設けで
あるため、簡単に駆動操作できるばかりか、油圧力に基
づいて車高調整するため、現状のように遅動することな
く確実かつ迅速で、しかも安定した高精度の車高調整が
得られるっこのような特徴を有するこの発明の一実施例
を以下図面に基づいて詳述する。

図面は自動車の車輪懸架装置として用いられる（第３　
頁） 車高調整装置を備えた油圧緩衝器を示し、これは第１図
に示すように、油圧緩衝器本体（１）の中央部外周囲に
車高調整装置（２）を装備している。

上述の車高調整装置（２）は、下バネ座（３）を上部に
支持して油圧緩衝器本体（１）に装着される油圧ジヤツ
キ（４）と、この油圧ジヤツキにオイルを正逆流自在に
送給する正逆転油圧ポンプ（５）とから構成される０ 上述の下バネ座（３）は、懸架用のコイルバネ（６）下
面を支持し、後述するジヤツキピストンの進退作動に伴
い上下動してコイルバネを介して車高調整が行なわれる
。

上述の油圧ジヤツキ（４）は、第２図にも示すように油
圧緩衝器本体（１）の中間部高さ位置に保持枠（７）を
介して左右一対に設けたジヤツキシリンダ（８）と、こ
れらジヤツキシリンダに摺動自在に内嵌されるジヤツキ
ピストン（９）と、そのジヤツキピストンを進退作動す
べく該ピストンと油圧ポンプとの間に配管接続した油送
管四とから構成される。

上述のジヤツキピストン（９）は、上部外周面を小径に
形成し、下部を大径に形成した段付き中空筒体に設けら
れ、その段付き外周面にカバーαυおよび座板α邊を介
して上述の下バネ座（３）を付勢対接して係止しておシ
、また上端開口面には油圧ジヤツキ（４）内のエアー抜
き用の上部栓体ａ漕が油密に螺着され、下端開口面には
ジヤツキシリンダの下端に油密に固着された下部栓体σ
荀のオイル導入孔Ｑ５が対応して設けられている。

上述の正逆転油圧ポンプ（５）は、オイルσｅを油圧ジ
ヤツキ（４）のジヤツキピストン（９）　（９）に供給
し、このオイルａｅの流通制御を行なうことによりジヤ
ツキピストン（９）　（９）を進退作動させるものであ
って、これは第３図および第４図に示すように、正逆転
モータ（図面省略）と、該モータの正転駆動に基づいて
タンク室αη内のオイル（１ｅを油圧ジヤツキまで圧送
するための第１〜第３圧送流路α８翰翰と、圧送された
オイルの圧力が車高調整用に設定された設定圧に達した
か否かを検知するための圧力スイッチＱυと、圧力スイ
ッチの検知作動に基づいて第２圧送流路舖を閉鎖するチ
ェック弁Ｑ２と、正逆（第　５頁） 転モータの逆転駆動に基づいて圧送したオイルα・を油
圧ジヤツキよシ回収する第１〜第３回収流路（ハ）Ｑ４
＠と、この回収動作に基づいて第３回収流路（ハ）を開
口してオイルを回収可能にするためのリリーフ弁＠と、
そのリリーフ弁（ハ）を開口作動させるためのスプール
弁Ｑ７）およびスプール弁に対するポンプのオイル圧力
′１１ｒ：ｐｌ整するための内圧調整流路（２）と、こ
の内圧調整流路に設けられ、スプール弁−の作動に必要
な圧力以外のオイルをタンク室内に逃し、ポンプに負荷
を加えないための固定オリフィス翰とを備えている。（
至）はオイル供給時にチェック弁の上動による流路閉鎖
を阻止するための１保護ビン、６１）はチェック弁の下
動による流路閉鎖に確実にシール対応する樹脂シートで
ある。なお第１回収流路（ハ）は第３圧送流路（イ）と
の共通流路として設けられる。更に、スプール弁（５）
のポンプ（５）側の受圧面積をジヤツキ側の受圧面積よ
り大きくすることによυ、スプール弁（５）の移動でリ
リーフ弁（ホ）を開放する際にスプール弁■に高圧を連
衡させるが、そのＥＥを低圧にすることができる〇（第
　６　頁） 第５図はその共通流路よシ分岐して設けられたリヤーク
ッション側の車高調整装置（２）を示し、これは同様に
オイルをリヤー側のジヤツキピストン（４に対して圧送
または回収してリヤー側のジヤツキピストンに）を進退
作動させ、フロント側のジヤツキピストン（９）と同期
作動して前後部の車高調整を行なうものである。

このように構成された車高調整装置を用いて車高を高く
する場合は、正逆転油圧ポンプ（５）を正転駆動する。

これに基づいてタンク室αη内のオイルαｅは第１〜第
３圧送流路αＩ（１１Ｃ１１ｌを介して油圧ジヤツキ（
４）に供給され、ジヤツキピストン（９）が上動し、こ
れによシジャッキピストン（９）と一体の下バネ座（３
）が押上げられて所望高さの車高調整が行なわれる。こ
のとき車高の高さ状態に対応するオイルの供給圧を圧力
スイッチｒ２１１で検知することに基づいて油圧ポンプ
の駆動が停止されて車高調整は完了する０また調整後は
チェック弁（至）とリリーフ弁（１）との閉鎖作用によ
ってオイルは確実にシールされ、ｗｒ望のＩＩＬ高高貞
を誰桔すみ。

（第　７　頁） また、逆に車高を低くする場合は、正逆転油圧ポンプ（
５）を逆転駆動し、これに基づいてリリーフ弁（ホ）が
開口作動し、油圧ジヤツキ（４）内のオイルは第１〜第
３回収流路（ハ）０４）（ハ）を通ってタンク室（１７
）内に回収すべく導びかれ、これに伴い下バネ座（３）
は降下し、圧力スイッチ＋２１）に基づいて所望の車高
高さの位置で油田ポンプ（５）の作動は停止され、これ
により所望の車高高さに調整されて、車高調整は完了す
る。

この発明゛は上述のごとく、油圧緩衝器本体の下バネ座
を車高調整用に上下司動に設け、その下バネ座の上下駆
動手段を遠隔操作で、しかも油圧によって流通制御して
調整すべく設けであるため、調整操作が簡単で精度のよ
い的確な車高調整が得られる０

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図は車高調整装
置を備えた油圧緩衝器を示す要部縦断正面図、第２図は
その要部拡大縦断正面図、第３図はその正逆転油圧ポン
プを示す要部横断平面図、第４図はその要部縦断面図、
第５図はりャークッション側の車高調整装置を示す装部
拡大縦断面図である０ １・・・油圧緩衝器本体、２．３２・・・車高調整装置
３・・・下バネ座　　　　４・・・油圧ジヤツキ５・・
・正逆転油圧ポンプ　６・・・コイルバネ０特許出願人
　　株式会社昭和製作所 ３ 第３図 ２Ｉ 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 油圧緩衝器本体の外周面に装備される下バネ座て を、その緩衝方向に進退可動に該本体に装着した油圧ジ
   ヤツキを介して装備し、前記下バネ座を車高調整用にそ
   の緩衝方向に進退移動すべく前記油圧ジヤツキを遠隔操
   作にて進退作動さぜることを゛　　特徴とする油圧緩衝
   器の車高調整装置。