JPS5914753Y2 - 外筒回転式共軸二重円筒型粘度計 - Google Patents

外筒回転式共軸二重円筒型粘度計

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JPS5914753Y2
JPS5914753Y2 JP13926078U JP13926078U JPS5914753Y2 JP S5914753 Y2 JPS5914753 Y2 JP S5914753Y2 JP 13926078 U JP13926078 U JP 13926078U JP 13926078 U JP13926078 U JP 13926078U JP S5914753 Y2 JPS5914753 Y2 JP S5914753Y2
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cylinder
rotating
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coaxial double
magnet
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眞輔 岩本
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株式会社岩本製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は外筒回転式共軸二重円筒型粘度計に関し、特に
高温、高圧下において流体又は流動体の粘度測定を可能
とする外筒回転式共軸二重円筒型粘度計に関する。
近来、高温高圧下で流動体の粘度を測定する必要性が高
まっている。
このための粘度計として、被測定流動体を受ける容器と
共軸的に配置された二重円筒を密封的に高圧ケーシング
で取囲んだ外筒回転式共軸二重円筒型粘度計は公知であ
る。
この外筒回転式共軸円筒型粘度計は検出部のトルクチュ
ーブ、内筒ならびに外筒の交換が容易であるため、測定
範囲が広くかつ測定精度が高いので、プロセス用実験用
として広く用いられている。
しかしながら従来の外筒回転式二重円筒型粘度計では、
外筒回転用の回転軸は、外筒を包囲する高圧ケーシング
より大気中に露出され、この回転軸の露出部に駆動装置
を結合して、回転軸を回転させる構成となっているため
、高圧ケーシングと回転軸の間に軸封装置を用いる必要
がある。
高温高圧下で流動体の粘度を測定する場合、軸封圧力を
大とし、さらに該当部分の熱膨張差を充分考慮する必要
がある。
軸封圧力を高めることにより、軸封材料の強度を高めな
ければならないためコスト高となること、ならびに摩擦
による発熱が大となることなどの欠点がある。
また軸封部の潤滑材が被測定流体と反応する恐れもある
さらには、上記摩擦を考慮して回転軸のトルクを高めな
ければならず、回転動力が高圧の測定に際しては、大気
圧下の測定の数十倍から数百倍のオーダとなる。
以上の理由から従来の外筒回転式共軸二重円筒型粘度計
では、その被測定流体の圧力が30 kg/cm”程度
して測定できないものであった。
さらに従来の外筒回転式共軸二重円筒型粘度計では軸封
部にグランドバッキングを使用しているため、高温状態
での測定も困難であった。
本考案は上記欠点を解消する外筒回転式共軸二重円筒型
粘度計を提供し、圧力が500 kg/(1Tl”の高
圧で温度が400°C〜900°Cの高温状態で流動体
の粘度を測定することを可能とするものである。
すなわち、本考案においては、高圧ケーシングから大気
圧ふんい気下に上記回転軸を露出する構成をとりやめて
軸封装置を不用となし、さらにマグネットによるトルク
伝達カップリング構成とし高温高圧下での流体の粘度測
定を比較的簡単な構成で行なえるようにしたことをその
特徴としている。
本考案による外筒回転式共軸二重円筒型粘度計は高圧ケ
ーシングと、高圧ケーシング以内に設けられた外筒と、
外筒内に共軸的に設けられた内筒と、該円筒に共軸的に
設けられたトルク検出装置まで延在するトルクシャフト
と、前記外筒に共軸的に設けられ前記高圧ケーシングか
ら突出する回転軸と、該回転軸を回転する駆動装置とを
有する外筒回転式共軸二重円筒型粘度計において、前記
高圧ケーシングに、前記回転軸を密封的に取囲むように
固定された固定シリンダと、該固定シリンダ以内におい
て、該回転軸に一体的に設けた内側マグネットと、該固
定シリンダの外周にそって該回転軸を中心に回転するよ
うに設けた外側マグネットとを有し、前記駆動装置が該
外側マグネットを回転するようになっていることを特徴
とするものである。
外側マグネットは駆動装置により一定速度で回転し、内
側マグネットはこれに同期して回転するようになるので
、内側マグネットと一体の回転軸および外筒が一定速度
で回動することが可能となる。
このために外筒と駆動シャフトとを直結した従来の装置
に不可避であった軸封装置を不用とすることができる。
本考案の外筒回転式共軸二重円筒型粘度計では高圧ケー
シングに回転軸を密封的に取囲む固定シリンダを設けて
あり、回転軸に1体的に設けた内側マグネットが固定シ
リンダ外側の外側マグネットの回転に従動する構成がと
られているため、軸封ログランドバッキングを使用する
ことなく、よって高温・高圧下での流体の粘度測定が可
能ならしめる特徴的作用効果が与えられるものである。
マグネットカップリングを用いた高圧下の測定に用いら
れる外筒回転式共軸二重円筒型粘度計においては、固定
シリンダの肉厚が厚くなり、充分な伝達力を内側マグネ
ットに伝達するためには、かなり大きなマグネットを使
用する必要がある。
しかしながら本考案の構成では機械的に駆動される外側
マグネットを大きなものとするだけで内側マグネットは
比較的小さいものとできるから、検出部側が質量大とな
らずよって慣性モーメントを小さくでき応答性の遅れが
生じないから、粘度測定が高精度で行うことができる。
本考案を添付図とともに実施例の形で説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示し、参照番号1は内筒
、2はトルクチューブ、3はトルクシャフトで゛ある。
内筒1とトルクシャフト3とトルクチューブ2は1体に
されており、トルクチューブ2中にトルクシャフト3が
共軸的に延在している。
内筒底部とトルクシャフト3の上端はピボット軸5,4
で枢動可能に保持されており、トルクチューブ2はその
上端部において高圧ケーシング10の蓋体8に固定され
ている。
内筒1の上方においてトルクチューブ2とトルクシャフ
ト3をそれぞれ結合したふれとめリング6が設けられ、
内筒1がふれるのを防止している。
このふれどめリング6は支持棒7で蓋体8より懸架され
ている。
蓋体8は締め付はボルト9により高圧ケーシング10に
固定されている。
蓋体8と高圧ケーシング10の間にガスケット11が設
けられ、高圧ケーシング10は密封される。
トルクシャフト3の上側に鉄心腕12が固定されていて
、この鉄腕の先端に鉄心13が固定されている。
この鉄心13はコイル14と共働し、全体として差動ト
ランス15を構成している。
差動トランス15の下方には差動トランス15冷却用の
水冷却装置16が配置されている。
内筒1を取囲みかつ内筒1と同軸的に配置された外筒1
7は軸受18で支持された回転軸19が一体的に固定さ
れている。
高圧ケーシング10の底部に貫通孔が設けられ、該貫通
孔を通して回転軸19が高圧ケーシング10より突出す
る。
貫通孔の外方は内径が拡大され、環状凹所が形成されて
いる。
この環状凹所にはアダプタ30がねじ係合によりはめ込
まれている。
アダプタ30と高圧ケーシング10との間には固定ガス
ケット31が設けられているので互に密封的な係合とさ
れている。
アダプタ30の両端には軸受18がはめこまれ、この軸
受18を介して回転軸19がアダプタの内側において軸
支される。
このアダプタ30にはさらに冷却フィン32、水冷却溝
33が設けられ、回転軸を冷却するようにされている。
回転軸19の下端には延長部材20を介して内側マグネ
ット21が担持されている。
円柱状の内側マグネット21の下部はさらにシャフト状
に細くされ、アダプタ30にねじ係合された固定シリン
ダ23の底蓋に保持された軸受18 aにより、軸支さ
れている。
固定シリンダ23と底蓋との間ならびに固定シリンダ2
3とアダプタ30との間にそれぞれガスケット31が゛
設けられているので個定シリンダ23の内部は大気とは
遮断されうる状態とすることができる。
よって回転軸19と内側マグネット21もこのアダプタ
30と固定シリンダ23とによって密封的に取囲まれる
ことになる。
固定シリンダ23の外周の上下端部に軸受26がはめこ
まれこの軸受26を介して回転胴27が軸支されている
この回転胴27の内周面に環状の外側マグネット22が
はめこまれている。
固定シリンダ23と外側マグネット22との間ならびに
固定シリンダ23と内側マグネット21との間にはそれ
ぞれ間隙24.25が残されるようにされている。
回転胴27の外周にベルト溝28が設けられ、このベル
ト溝28にベルト29が係合されている。
モータ等の駆動装置(図示せず)がこの回転胴27をベ
ルト29を介して回転させるために設けられる。
以下に第1実施例の作動を説明する。
駆動装置(図示せず)によりベルト29、ベルト溝28
を介して回転胴27が回転する。
よって外側マグネット22が回転する。
外側マグネット22の回転に従動して内側マグネット2
1は同期回転をする。
内側マグネット21の回転によって回転軸19とこれに
1体の外筒1−7が回転される。
高圧ケーシング10内部には供給口35より高圧高温流
動体34が供給されており、外筒17ならびに内筒1は
この流動体34に浸漬されている。
外筒17の回転により外筒17の回転数と被測定流動体
34の粘度との積に比例する回転トルクが流動体34中
に発生し内筒1にあたえられる。
これによって内筒1はフランジ8に溶着されているトル
クチューブ2の底端をねじってトルクチューブ2に反抗
トルクを発生させる。
内筒1のねじり変位はトルクシャフト3、鉄心腕12を
介して鉄心13に変位を与え、コイル14に電圧を誘起
する。
よってこの電圧信号を増巾しがつ変換を行なって粘度測
定するようにされる。
なお高温流体34の熱が駆動部分に伝達されるのを防ぐ
ために冷却フィン32が設けられているので、伝達熱は
この冷却フィンで大気に放散される。
さらに水冷却溝33に冷却水を通すことによって伝熱は
完全に防止される。
粘度を測定した流体は排出口36より排出される。
被測定流動体34を加熱する必要があるときは加熱器3
7により加熱が可能であるし、圧力を高めるためには供
給口35を圧力源に接続するようにすれば良い。
第2図は本考案の別の実施例すなわち第2実施例の構成
を示すものである。
本実施例では外筒17の回転駆動部が高圧ケーシング1
0の上部に位置する構成がとられている。
ただしトルクチューブのわじれ角度検出部(差動トラン
ス部)は、第1実施例と同様の構成であるので第2図で
は省略している。
内筒1は、剛性のさる中間棒1′、1″と1体に構成さ
れており、内筒1よりのねじれ変位はトルクシャフト3
にまり差動変圧器に伝達される。
本実施例においては内側マグネット21を同軸的にトル
クチューブ2とトルクシャフト3が貫通している。
以上の点を除けば、他の全ては第1実施例とほぼ同様で
ある。
本考案を実施例の形で説明したが、本考案はこれら実施
例に限定されるものでなく実用新案登録請求の範囲以内
で様々に変更可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を断面図で示す図、第2図
は本考案の第2実施例を同様に断面図で示す図。 1・・・内筒、2・・件ルクチューブ、3・・・トルク
シャフト、4,5・・・ピボット軸、6・・・ふれとめ
リング、7・・・支持棒、8・・・蓋体、9・・・締め
付ボルト、10・・・高圧ケーシング、11・・・ガス
ケット、12・・・鉄心腕、13・・・鉄心、14・・
・コイル、15・・・差動トランス、16・・・水冷却
部、17・・・外筒、18・・・軸受、19・・・回転
軸、20・・・延長部材、21・・・内側マグネット、
22・・・外側マグネット、23・・・固定シリンダ、
24.25・・・間隙、26・・・軸受、27・・・回
転胴、28・・・ベルト溝、29・・・ベルト、30・
・・アダプタ、31・・・ガスケット、32・・・冷却
フィン、33・・・水冷却溝、34・・・被測定流動体
、35・・・供給口、36・・・排出口。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)高圧ケーシングと、該高圧ケーシング以内に設け
    られた外筒と、該外筒内に共軸的に設けられた内筒と、
    該内筒に共軸的に設けられトルク検出装置まで延在する
    トルクシャフトと、前記外筒に共軸的に設けられた回転
    軸と、該回転軸を回転する駆動装置とを有する外筒回転
    式共軸二重円筒型粘度計において、 前記高圧ケーシングに、前記回転軸を密封的に取囲むよ
    うに固定した固定シリンダと、該固定シリンダ以内にお
    いて、該回転軸に一体的に設けた内側マグネットと、該
    固定シリンダの外周にそって該回転軸を中心に回転する
    ように設けた外側マグネットとを有し、前記駆動装置が
    該外側マグネットを回動するようになっていることを特
    徴とする外筒回転式共軸二重円筒型粘度計。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲の第(1)項に記載の外
    筒回転式共軸二重円筒型粘度計において、前記トルク検
    出装置が前記回転軸と前記ケーシングに関して反対側に
    設けられていることを特徴とする外筒回転式共軸二重円
    筒型粘度計。
  3. (3)実用新案登録請求の範囲の第(1)項記載の外筒
    回転式共軸二重円筒型粘度計において、前記トルク検出
    装置が前記回転軸と前記ケーシングに関して同じ側に設
    けられていることを特徴とする外筒回転式共軸二重円筒
    型粘度計。
  4. (4)実用新案登録請求の範囲の第(1)項から第(3
    )項のいずれか1項に記載の外筒回転式共軸二重円筒型
    粘度計において、前記内側マグネットは円柱形であり、
    前記外側マグネットは、該円柱形内側マグネットを取囲
    む円筒状マグネットであることを特徴とする外筒回転式
    共軸二重円筒型粘度計。
  5. (5)実用新案登録請求の範囲の第(1)項から第(4
    )項のいずれか1項に記載の外筒回転式共軸二重円筒型
    粘度計において、前記高圧ケーシングに被測定流動体の
    供給口および排出口が設けられていることを特徴とする
    外筒回転式共軸二重円筒型粘度計。
  6. (6)実用新案登録請求の範囲の第(1)項から第(5
    )項のいずれか1項に記載の外筒回転式共軸二重円筒型
    粘度計において、前記外側マグネットを囲む回転胴が設
    けられ、さらに該回転胴にベルト溝が設けられ、該ベル
    ト溝に駆動装置のベルトを係合させたことを特徴とする
    外筒回転式共軸二重円筒型粘度計。
JP13926078U 1978-10-11 1978-10-11 外筒回転式共軸二重円筒型粘度計 Expired JPS5914753Y2 (ja)

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JPS5555743U JPS5555743U (ja) 1980-04-15
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US4468953A (en) * 1982-07-22 1984-09-04 Rheometrics, Inc. Viscosity and elasticity of a fluid

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