JPS59145717A - 鋳鉄,特にクロム鋳鉄を脱炭するための安定した超音速流を噴出する酸素噴射ノズル - Google Patents

鋳鉄,特にクロム鋳鉄を脱炭するための安定した超音速流を噴出する酸素噴射ノズル

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JPS59145717A
JPS59145717A JP59018156A JP1815684A JPS59145717A JP S59145717 A JPS59145717 A JP S59145717A JP 59018156 A JP59018156 A JP 59018156A JP 1815684 A JP1815684 A JP 1815684A JP S59145717 A JPS59145717 A JP S59145717A
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oxygen
throat
cast iron
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Ugine Aciers
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    • C21C5/46Details or accessories
    • C21C5/4606Lances or injectors

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸素噴射ノズルに係るが、このノズルは仏国特
許公開第2489368号(日本国特開昭57−731
13号)に記載のノズルを改良したものである。
前記仏国特許公開のノズルと同様に,本発明のノズルは
液体状鋳鉄浴の液面上方に配置されておシノズルからこ
の鋳鉄の表面に同けて酸累を噴射するランス(lanc
es)k用いて鋳鉄脱炭処理を行う場合に使用される。
よ9詳細には本発明は本発明のノズルを備えた酸素噴射
ランスによる大量の溶融鋳鉄の脱炭処理に係る. よシ特定的には本発明は工業的規模のクロム鋳鉄脱炭処
理に係る。
前記仏国特許公開第2489368号に記載の超音速酸
素噴流式鋳鉄脱炭処理用ノズルの本質的特徴は頂角が6
00乃至70’、好ましくは62°乃至66°の間の値
を有する円錐台状の末広形噴出口(divergent
tronconique)にある。この噴出口は円錐台
状部分の先に該部分と同軸で母線カーブが円向き凹形曲
率をもつような回転面を有し得る。このノズルは仏国特
許公開第2474531号に記載の方法を用いてクロム
鋳鉄の脱炭処理を行う場合に極めて好ましい結果をもた
らすことが判明した。即ちこのノズルは前述の如き特殊
な形状を有しているため、酸累噴流の作用とCOの形成
とにょシFe及びcrの効率を極めて高くする条件下で
液体クロム鋳鉄の工▼ルジョンを形成せしめるのである
しかし乍ら前記仏国特許公開第2489368号に記載
のノズルのテストは本質的に各操作毎に約60ゆのクロ
ム鋳鉄量を用いて実施したものにすぎず、数トンもの単
位量を用い工業的規模でこれらテストの外挿?行う場合
には全く肯定的な結果が得られるにも拘らず問題がいく
つか生じる。
最も重大な問題の1つはノズル内壁の特に先端近傍に固
体付着物が形成されることである。これらの付着物は溶
融金属浴からの金属酸化物又は該金属自体の飛散によっ
て形成されるものであ夛、酸素噴流の分布を変化させ,
該噴流を一部軌道から逸脱させ、従って操作条件を不安
定にするという好ましくない効果をもつ。特に金属浴の
温度上昇が緩慢にな少、場合によっては気相と液体鋳鉄
との間でエマルジョンを形成するのに必要な温度、即ち
約1700乃至1800℃に到達しなくなる。鋳鉄の脱
炭はこのエマルジョン中で直接行われて炭素含量i0.
3.S未満まで急速に低下させるものである。
更に、このエマルジョンが明らかに満足すべき条件下で
形成されても,Fe及びCr.特にCr、の効率が大き
くなるとは限らない。この効率が大であることはとの脱
炭法の本質的特徴の1′)である。
以上の理由から本出願人は操作の間中完全に安定した状
態で機能し且つ工業的規模の大量の鋳鉄、特にクロム鋳
鉄を脱炭処理せしめる鋳鉄脱炭用超音速噴流式酸累噴射
ノズルの開発に努めた。本出願人はまたこのようなノズ
ルを酸素の噴射だけに限らず,別の液体状もしくは気体
状流体か又は粉末状もしくは顆粒状固体を酸素と同時に
又は別個に任意に噴出させる場合にも使用し得る可能性
を追究した。
本発明のノズルは前記仏国特許公開第2489368号
のノズルと同様に末広形噴出口(divergent)
を備えている。この噴出口は頂角が60°乃至70’の
間にある円錐台状部を少なくとも1つ有しているのが好
ましい。このノズルのスロートの壁面には該スロートを
包囲する穣状スペースK該スロート内部を運通させる側
方オリフィスが最低1つ具備されておク,前記譲状スペ
ースは該ノズルに供給される酸素の少なくとも一部がこ
の側方オリスイスを介してスロート内部に侵入するよう
酸素導入口に接続されている。前記末広噴出口の円錐台
状部分の先には母線が内側から見て凹状にカーブしてb
る回転面を備えてもよい。
好ましくは前記側方オリフィスからスロート内部に侵入
する酸素の流れを変化させる手段を少なくとも1つ具備
してその移動方向に接線成分を与える。その結果この流
れはノズルの軸の周シを回転することになる。
このような方向転換手段はスロートの母線に対して傾斜
した最低1つの径方向隔壁で構成し得、この隔壁は側方
オリスイスを介してスロート同部に侵入する前にスロー
ト周囲の環状スペース内を流動する酸素をノズルの軸中
心に回転運動させるべく該環状スペース内に配置される
。特に、ねじ山の如くスロート周囲に螺旋状に゛配置さ
れた隔壁を少なくとも1つ使用するとよい。前記側方オ
リフイスは好ましくは壌状である。このオリフィスはま
た、スロート内部に導入された酸素をノズルの軸の周シ
にょシ良く分布せしめるための複数の隔壁で構成された
方向転換手段を任意に具備し得る。その場合これらの隔
壁はその間を通過する酸素の流れに接線成分を含む移動
方向を与えるような向きに配置される。
該ノズルはスロート延長部内に配置された軸方向通路か
ら成る第2酸素導入口を備えていると有利である。酸素
の流量は好ましくは少なくとも5oチの酸素が側方オリ
アイスからスロート内に侵入するよう調整する。スロー
ト内への酸素導入は側方オリンイスのみを介して行って
もよい。また、前記軸方向通路を酸素以外の流体、例え
ば炭化水素又は炭素含有材科、金属もしくは金属酸化物
等等の如き粉末状もしくは粒子状の固体の導入に使用す
ることもできる。
以下、添付図面に基づき非限定的具体例を挙げて本発明
の鋳鉄説炭用超音速安定噴流式酸素噴射ノズルの特徴を
説#Jする。
第1図は円錐台状末広噴出口を備えておシ超音速酸素噴
流を噴射する本発明のノズルを示している。軸XIXs
kもっこのノズル1は該ノズル軸と同じ軸を有し且つ頂
角αが600乃至7o0の間にある円錐台状末広噴出口
2を備えている。第1図の場合前記頂角は約65°であ
る。このノズルは2つの酸素導入口A!及びA2を介し
て酸素を受柳し、これら導入口は超音速噴流を発生させ
るに十分な圧力を有する酸素源に夫々接続されている。
該ノズルのスロート3はこのノズルと同一の軸を有する
円筒管で構成されておシ、該管内部には該スロート3内
壁の下流端と前記末広噴出口2との間の接続点たる周縁
部5近傍に形成された側方環状オリフイス4が連通して
いる。このスロートをこれとほぼ同軸的に包囲する壌状
スペース6は酸素導入口AIK接続されている。この導
入口A1よシ導入される酸素の流れは前記環状スペース
6内を流動し、前記側方猿状オリフイス4を介してスロ
ート内に侵入する。このオリフイス4倉介して通過する
時、酸素の流れはノズルの軸XIXsに対してほほ横断
方向に移動し、スロート内に侵入するやスロート出口方
向へ方向転換し次いで末広噴出口2を通過する。側方墳
状オリフイス4のリップを構成する壌状面7及び8は軸
X!Xtに直交する面であってもよいし、又は軸XIX
2と直交する面上にはなくてこの軸に対し多少とも傾斜
しているような方向を酸累の流れに与えるべく傾斜して
いてもよい。ノズルのスロート3の上流端は酸素導入口
A2に運通したチャンパ9に接続されている。
導入口A!よシ導入される酸素の流れは従ってスロート
3内部10を軸XIX2と平行に流動し、次いで導入口
A1からの酸素の流れとぶつかる。このようにして合体
した2つの流れはその後末広噴出口2内に侵入しこれを
貫通する。
該ノズルはまた水の循禦による公知の冷却手段を備えて
いる。この水はスロート3と猿状スペース6の外壁11
とから成るアセンブリヲほぼ同軸的に包囲する環状ヌペ
ース14及び15を介して循猿する。この水又は他の任
意の冷却用流体はBtから流入し、壁面11と末広噴出
口2とノズル外壁12との間のスペース内を流動した後
B1から流出する。前記のスペース内には禦状隔壁13
が具備されておシ、そのためB1から流入した水は該隔
壁13と前記外壁11との間のヌペース14内を下方へ
流動して噴出口2の外壁に衝突し、その後ノズル外壁1
2と隔壁l3との間のスペース15内を上方へ流動して
B2から流出することになる。
このようなノズルを仏国特許公開第2474531号に
記載のクロム鋳鉄脱炭法に使用すればクロムの層率は著
しく増大する。
特に約60kgの液体状鋳鉄を収容する実験用小型炉に
よりクロム鋳鉄の脱炭を行う場合にこのノズルを使用す
ると、クロムの効率はほぼ99%に達する。そのために
は例えば約70乃至90%の酸素を導入口A.から導入
して側方環状オリフィス4よシスロート3内に侵入させ
、残シの酸素を導入口A2から導入してスロート3の内
部スペース10を軸X+Xxと平行に流動させ、前記の
側方壌状オリ7・イス4よ少侵入する横断方向の噴流と
合体せしめる。
例えばスロートの直径が約2冨冨であ゛るように種々の
直径の値が小さい本発明のノズルを用いて所望の特性を
有する超音速酸素噴流を発生させることが比較的容易で
あっても、何トンもの鋳鉄を収容する炉を用いて前述の
如き脱炭法を行う場合に極めて良い性能を得ることは難
しい。そのため本発明のノズルには次の2つの改良を施
し得、このようにすると極めて有利な結果が得られる。
第1の改良は側方オリフイスを介してスロート3内に侵
入することになる導入口A1からの酸素の流れに、この
流れを@X1’X2中心に回転させるような接線成分を
含む移動方向を与えることにある。
この酸素の流れの方向転換にはスロート内部に侵入する
時にその移動方向に接線成分を与えるような種々の手段
を使用し得る。
第2図にこのような回転運動を実現せしめる簡単で有利
な手段を示した。この図にはスロート17全備えたノズ
ルの一部が示されておク、該スロートはその内壁と円錐
台状末広噴出口19との接続点たる周縁部18の近傍に
側方環状オリフイス20を有している。環状面22及び
23は該側方オリフイス20の縁を形成しておシ、軸X
3X4と直交する面上に位置している。環状スペース2
1は図示しなかったが上端が酸素導入口に接続されてい
る。このスペース内を流動する酸素にノズルの軸X3X
4を中心とする回転運動を与えるべく該スペース内には
螺旋状隔壁を具備する。第2図の場合この隔壁は内側の
縁がスロート17の外壁に固定されている。
前記隔壁の外側の縁25は環状隔壁26の内面に固定さ
せなくてよい。このようにして回転運動が与えられると
酸素噴流は側方壌状オリフイス20を貫通した後末広噴
出口19内に流入して膨張する時点で該噴出口の壁面に
沿って広がることになり、その結果鋳鉄浴からこれら壁
面上に飛散する金属、金属酸化物又は他の物質の付着を
阻止する。
側方墳状オリスイスの出口でこのような回転運動を得る
べく酸素噴流を回転させる別の手段としてこのオリフイ
スを通過する酸素の流れに接線成分を含む外部から内部
への移動方向を与えるよう径方向ではなくて径方向に対
して横断方向に曲がった複数の隔壁を備える万法もある
。側方寝状オリフイスに代えて、酸一素流を軸X3X4
中心に回転させる接線成分をその移動方向に与えるべく
、一連の側方開口を軸が径方向ではなくて軸X3X4と
直交する面上の半径に対し特定の角度だけ傾斜するよう
スロート周囲に形成しても同一の結果を得ることができ
る。これら開口の軸は軸X3X4と直交する面上には位
置しないで好ましくは下方へ傾斜するよう配置してもよ
い。その場合は酸素流の移動に軸X3X4と平行な成分
が与えられ、従って超音速噴流の速度に作用し得る。第
1図に関して説明したように、縁が平面ではなくて@X
3X4と直交する面に対し傾斜しているような単一の側
方墳状オリ7イスを用いても同一の結果を得ることがで
きる。
第2図のノズルは第1図の場合と同様に、スロート17
と環状スペース21と末広噴出口l9とを包囲し且つ隔
壁29で分離された環状スペース27及び28を循環す
る水による冷却手段を備えている。
この本発明ノズルを使用すれば、溶融金属浴表面からノ
ズル内壁19上に飛散し固体となって付着する付着物の
形成が回避される。このような結果は酸素噴流がノズル
壁面19一朴に広がり、これら壁面に沿って流動する酸
素流の速度が十分速くて金属浴よシ下から上へと飛散す
る固体粒子又は液体飛沫がこれら壁面19上に付着する
のを阻止するために得られることが確認されている。
本発明のデバイスはまた、金属浴から放出されるCOの
あと燃えを促進せしめる。即ち、ノズルを介して噴出し
た酸素の一部がこの超音速噴流の軸から急速に遠去か9
、既に形成されているCOに作用してこれをCogに酸
化させるのである。このあと燃え現象は脱炭の第1段階
開始直後に金属浴温度をよシ急速に上昇せしめ,従って
ガス/溶融鋳鉄エマルジョンの形成開始時点がより早く
なる。超音速酸素噴流が安定していないノズルに代えて
本発明の超音速酸素噴流が安定しているノズルを使用す
ると、他のことは同じとしても脱炭後の液体鋳鉄の最終
温度が100℃を超える。
このようにレて得られた超過熱収支は種々の形態を有す
る一定量の鋳鉄固体廃棄物及び/又は鋼鉄固体廃棄物、
例えば鋼板切捨部、金属削りくず、鋳込みの押湯等々、
を作菓中に液体鋳鉄に加える場合に有利に使用できるこ
れら廃棄物に液体鋳鉄の温度が上昇する第1段階の間に
,又はエマルジョンが形成さ扛次いで維持される段階の
間に、又は場合によっては脱炭後鋳込み前に金属浴温度
を低下させるために、徐々に付加し得る。
クロム鋳鉄又は非合金鋳鉄もしくは低合金鋳鉄を大量に
処理すべく本発明のノズルの寸法を著しく大きぐする場
合は本発明のノズルに第2の改良を施すと有利でおる。
この改良は円錐台状部分の先に該部分と同一の軸をもち
且つ母線カーブが内側から見て凹状に湾曲している回転
面を備えた末広噴出口をノズルに具備することにある。
第3図にこのようなノズルの先端部分を示した。
このノズル31はノズル16と同様にスロート32を備
禾ており、該スロートの内壁は下端33が前記末広噴出
口の円錐台状部34に接続されている。
酸素は一方でノズルの軸xsX6と平行にスロート32
沿いに導入され、他方で環状スペース36から側方環状
オリフイス35を介して導入される。
螺旋状隔壁37は前記項状スペース36を流動する酸素
の流れがオリフイス35を介して侵入する前にこの流れ
に回転運動を与える。末広噴出口の円錐台状部分34は
頂角が65°であり、口の広い方の先端38がこの部分
34と同一の軸X6)Q+をもつ回転面39Vc.接続
されている。この回転面39は母線の接線がimXsX
sに対して成す角度が円錐台状部分34との接続ゾー7
38から末広噴出口の外縁40にかけて減少するよう内
側から見て凹状に湾曲している。第3図の場合この回転
面39はほぼ放物線を描いている。
ノズル31の特徴をもつ本発明の超音速酸素噴流ノズル
は仏国籍許公開第2747531号に記載の方法でクロ
ム鋳鉄を大量に脱炭処理する場合に適している。このノ
ズルはまた低合金鋼鉄もしくは非合金鋳鉄の如き他のタ
イプの鋳鉄の処理にも適している。
円錐台状部分34に続く凹面39を多少とも大きく拡大
し且つその曲率を制御すればあと燃えを制御し得ると共
に酸素使用条件を脱戻すべき鋳鉄の特性に応じて最適化
し得る。
以下クロム鋳鉄を脱炭処理する場合の本発明ノズルの使
用法ヲ冥施例によって説明する。
使用するノズルは第2図に示されているノズル16の如
き本発明ノズルである。このノズルは内径201IjI
の円筒管で構成されたスロート17を有している。該ス
ロートの下流端は頂角65°、高さ4Qi+mの円錐台
で構成された末広噴田口19にlされている。側方環状
オリフイス20は蟻状スペース21からスロート内部へ
酸素を流入せしめる。
側方オリフ〆ス20の壁面を構成する環状面22及び2
3は軸X3X4との直交面上にあり、相互に7鰭の距離
をおいている。面22の平面はスロート17の内壁と円
錐台状末広噴出口19との接続点たる周縁18から約I
Qm離れている。このノズルは譲状スペース21内に配
置された螺旋状隔壁24を備えている。該隔壁は2つの
通路即ちスロート上流端に接続された通路と環状スペー
ス21に接続された通路とを介して酸素を供給するラン
ス(図示せず)の先端に固定されている。これら通路を
夫々流れる酸素の流量は調整手段によって調整される。
また、水の流入及び流出通路かやは9ランス内に配置さ
れてお多、水はこれらの通路を介して壌状スペー子27
及び28、即ちスロート17と、環状スペース21と末
広噴出口19とを包囲するスペース内を循環する。
このノズルを用いて内径約1.4mの転炉に入った4.
2tの液体クロム鋳鉄を脱炭処理する。初温度は134
5’Cでめる。先端に核ノズルが固定されたランスをノ
ズル細X3X4がほぼ垂直になるよう配置する。この場
合末広噴出口l9の外縁30と液体鋳鉄の表面との間に
は210nの距離をおく。この鋳鉄の初組成は質量チで
表わすと次の通9である。
C=5.98 5i=0.31 Cr=16.57 残クFe及び通常の不純物 酸素の供給は10パールの圧力下で供給網を介して実施
する。合計流量は13.6Nm”/分である。
この流量の20係に当たる一部の酸素をスロート上流端
より導入し,軸Xsx4と平行に流動させる。
残シ80チの酸素は環状スペース21内に導入され、側
方環状オリフイス20を介してスロート内に侵入する。
このようにして本発明の安定した超音速酸素噴流が発生
する。液体鋳鉄は当初CaOをベースとする約40K9
のスラグで被覆されている。
ノズルが始動してからl1分20秒後液体鋳鉄の温度は
1700℃に達する。炭素含有率は2.6チである。最
初存在していた少量のスラグは転炉の縁に吹き薔せられ
た超音速酸素噴流は直接液体鋳鉄に噴きつけられる。そ
の結果ガス/液体鋳鉄工マルジョンが形成される。この
ようにしてエマルジョン化された鋳鉄の液面は約700
朋上昇し、従ってノズルの高さを大幅に越える。
ノズルへの酸素供給を更に5分間続けた後供給を停止す
る。この時液体鋳鉄浴の温度は約1800℃、炭素含有
率は0.2%である。次いでこのように脱炭された液体
鋳鉄を真空下で連続的に処理して炭素含有率を最終的に
約0.04%まで下げる。
この段階での分析によれば、このようにして脱炭された
鋼鉄は出発材料たる鋳鉄に含まれていたクロムの98%
以上を含んでいる。また、ノズル使用中に大量の固体付
層物が末広噴出口壁面19と該噴出口外縁30とに形成
されることもない。
前述の如く、大量の鋳鉄を処理する場合は第2図の円錐
台状末広噴出口付ノズルに代えて第3図の如遣ノズル、
即ち円錐台状部の先に該部分と同軸であって母線カーブ
が内側への凹曲率をもつような回転面を備えたノズル、
を使用すると有利でめp得る。
本発明のノズルは様々に変形できる。該具体例では側方
オリフィスの断面は約44Qsu+”,スロート断面は
314mm2あるが、実際には側方オリフイス断面とス
ロート断面との比を1.2乃至1.6に維持するのが好
ましい。
同様にして、酸素の総流量をノズルのスロート沿いに軸
方向へ供給する分量と側方オリスイスから供給する分量
とに分配する比率も広い範囲内で変えてよい。実験結果
によれば側方オリ.フィスを介して導入きれる酸素の量
は総流量の50%を上回るのが好ましい。酸素の供給は
軸方向の導入を止め側方オリアイスのみを介して行なう
こともできる。
本発明の安定した超音速酸素噴流を噴出するノズルは末
広噴出口が頂角600乃至7o0の円錐台で構成されて
いると特に好ましい結果をもたらすが、これとはかなシ
異なる特徴をもっ禾広噴出口を備えたノズルも本発明の
範囲内で形成し得る。
筐だ、場合によっては、スロートを貫通する軸方向通路
を酸素以外の流体、例えば中性もしくは反応性ガス、或
る種の液体、又は好ましくは粉末状もしくは顆粒状の固
体材料、を准体鋳鉄中に導入するのに使用することもで
きる。固体材料の場合は必喪に応じ酸素流又は他の流体
の流れを用いてノズル内を流動させてよい。このように
本発明のノズルは鋳鉄浴処理用成分もしくは化合物を導
入するか、又はこの鋳鉄浴の組成を変えるための別の成
分を導入するのに使用し得る。
本発明のノズルは本発明の範囲内で極めて多様に変形す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は円錐台状末広噴出口を備えており安定した超音
速酸素噴流を噴出させる不発明の鋳鉄脱炭処理用ノズル
の説明図、第2図は側方オリフイスを介してスロート内
へ侵入する前に酸素の流れを回転させるべく該スロート
周囲の環状スペース内に配置ざれた螺旋状隔壁を有する
本発明のノズルの説明図、第3図は内側から見て凹状に
カーブした母線を有する回転面を先端に備えた本発明の
円錐台状末広噴出口付ノズルの説明図である。 1,16.31・・・ノズル、 2,19・・・・・・・・・末広噴出口、A+.Az・
・・・・・酸素導入口、 3.17.32・・・スロート、 4,20.35・・・側方オリスイス、13・・・・・
・・・・・・・・・・環状隔壁、24.37・・・・・
・・・螺旋状隔壁、39・・・・・・・・・・・・・・
・回転面。 105一

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)超音速酸素噴流によル鋳鉄を脱炭処理するための
    ノズルであって、頂角60°乃至70°の巴錐台状末広
    噴出口を備えておシー、スロート内部と酸素導入口に接
    続された環状スペースとを連通させる側方オリフイスが
    少なくとも1個前記スロートの壁面に形成されているこ
    とを特徴とするノズル。
  2. (2)ノズルに供給される酸素の少なくとも50チが前
    記側方オリフイスを介して導入されること′t−特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載のノズル。
  3. (3)ノズルに供給される酸素の70乃至100%が前
    記側方オリフイスを介して導入されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載のノズル。
  4. (4)スロート延長部内に配置された軸方向通路による
    第2酸累導入口を備えていることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項乃至第3項のいずれかに記載のノズル。
  5. (5)前記末広噴出口の円錐台状部分の先に母線カーブ
    が内@から見て凹状に湾曲している回転面が続いている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第4項のい
    ずれかに記載のノズル。
  6. (6)前記回転面が放物線状であることを特徴とする特
    許請求の範囲第5項に記載のノズル。
  7. (7)前記側方オリフイスを介してスロート内に侵入す
    る酸素の流れを方向転換させる少なくとも1個の手段が
    ノズルの軸に対するこの酸素流の移動方向に接線成分を
    与えるよう配置されていることを4liF隊とする特許
    請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載のノズル
  8. (8)酸素流方向転換手段がスロートの母線に対し傾斜
    するように該スロート周囲のスペース円に配置された少
    なくとも1岡の径方向隔壁で構成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項に記載のノズル。
  9. (9)前記の径方向隔壁が螺旋状隔壁であることを特隊
    とする特許請求の範囲第8項に記載のノズル。 aω方向転換手段が径方向に対し横断方向を向くように
    前記側方オリフィス内に配置された複数の隔壁で構成さ
    れていることを%敵とする特許請求の範囲第7項乃至第
    9項のいずれかに記載のノズル。 (II)方向転換手段がスロート周縁に形成された一連
    の側方開口から成っておシ.これら開口が全体で前記の
    側方オリフイスを構成し且つこれら開口の軸が径方向で
    はなくてノズルの軸からの半径に対し傾斜していること
    を特敵とする特許請求の範囲第7項乃至第9項のいずれ
    かに記載のノズル。 α2特許請求の範囲第1項乃至第11項のいずれかに記
    載のノズルのクロム鋳鉄脱炭処理への使用。 f1’3)特許鯖求の範囲第1項乃至第11項のいずれ
    かに記載のノズルの非合金鋳鉄又は低合金鋳鉄脱炭処理
    への使用。
JP59018156A 1983-02-04 1984-02-01 鋳鉄,特にクロム鋳鉄を脱炭するための安定した超音速流を噴出する酸素噴射ノズル Pending JPS59145717A (ja)

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FR8302081A FR2540519A2 (fr) 1980-08-26 1983-02-04 Buse d'injection d'oxygene a jet supersonique stabilise pour la decarburation des fontes et, en particulier, des fontes au chrome

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JP59018156A Pending JPS59145717A (ja) 1983-02-04 1984-02-01 鋳鉄,特にクロム鋳鉄を脱炭するための安定した超音速流を噴出する酸素噴射ノズル

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KR (1) KR840007751A (ja)
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BR (1) BR8400446A (ja)
ES (1) ES285553Y (ja)
FI (1) FI840453A (ja)
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ZW (1) ZW1584A1 (ja)

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NO840414L (no) 1984-08-06
EP0119937A1 (fr) 1984-09-26
ZW1584A1 (en) 1984-05-30
ES285553Y (es) 1987-03-01
AU2400784A (en) 1984-08-09
FI840453A (fi) 1984-08-05
ES285553U (es) 1986-06-16
ZA84798B (en) 1984-09-26
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FI840453A0 (fi) 1984-02-03

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