JPS5913710Y2 - タツチスイツチ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタッチスイッチ装置に関するものであり、部品
点数が少なく、小型の装置を提案するものである。

最近車載用のラジオ・テープレコーダに於いてソフトタ
ッチ型のスイッチが利用されるようになってきたが、ソ
フトタッチスイッチの素子として導電性を有するゴム成
製品が一般的に使用されている。

即ち、プリント基板にスイッチの接触端子を構成する導
電性パターンを設け、このパターンに対峙して導電性ゴ
ム体を配置し、この導電性ゴム体を押圧することにより
前記パターンを短絡してスイッチをオン状態に設定し、
押圧を解除したとき導電性ゴム体の弾性力により自動的
にスイッチがオフ状態に設定されるものである。

斯かるソフトタッチ型のスイッチは、例えば実開昭４９
−６１０６０号に開示されている。

然し乍ら、斯かる公知例には、導電性ゴム体をプリント
基板に保持固定させる為のブラケットを、プリント基板
に対して如何なる方法にて取付は固定するかについては
何等開示されていない。

一方、前述したソフトスイッチの近傍には他の電気部品
が設けられる場合がある。

例えば、スイッチが操作されたか否かを表示する為の発
光ダイオード、ランプ等である。

このようなことは、例えば、実公昭４４−９５７３号に
開示されている。

ところで、斯かる発光手段を取付ける場合、スイッチが
形成されるプリント基板に対して取付けることができれ
ば、発光手段の為の格別のプリント基板を設ける必要が
なく、装置を小型化することができ好都合である。

斯かる技術思想は、上記公知例には何等開示されていな
い。

そこで、本考案は、スイッチが形成される基板に対して
、スイッチ以外の電気部品（例えばスイッチの動作状態
を表示する為の発光ダイオード）を半田付けするように
し、且つ、この電気部品をプリント基板に半田付けする
ことに関連して前記スイッチの為のブラケットをプリン
ト基板に対して固定できるように工夫したタッチスイッ
チ装置を提供せんとするものである。

以下図面に示す実施例を参照して詳述する。

第１図は車載用ラジオ付テープレコーダのノーズ部１を
示すものであり、この実施例に於いてはＬＯＣＡＬ−Ｄ
Ｘの切換スイッチとしてソフトタッチスイッチが利用さ
れている。

第２図はこの切換えスイッチ部分即ち第１図のＡ−Ａ’
部分の断面図である。

また第３図は本考案に係るタッチスイッチ装置を示す図
、第４図は第３図に於けるＢ−Ｂ′断面図である。

図に於いて、２はノーズ部１に接着される透明プラスチ
ック材であり、各種スイッチの表示等が印刷されている
。

３はブツシュボタンであり、ノーズ部１及び透明プラス
チック材２に設けられた透孔に挿着されていて、その先
端は外部に露出しており、後端は導電性弾性体４に当接
している。

導電性弾性体重は導電性ゴムにて成形されたものであり
、本体部４ａと脚部４ｂとよりなる。

５はプリント基板であり、スイッチの接触端子を構成す
る導電性パターン５ ａ 、５ ｂを有する。

このパターン５ ａ 、５ ｂに対峙して前記導電性弾
性体４の主体部４ａが配置している。

６はブラケットであり、導電性弾性体４が挿入される透
孔６ａ、スイッチの動作状態を表示する発光ダイオード
７のリード線が挿入される透孔６ｂ及び発光ダイオード
位置決め用のボス６Ｃを有する。

本考案に係るスイッチ装置を組立てるには、先づ、プリ
ント基板５のパターン５ａ、５ｂに対峙する配置に導電
性弾性体４を置き、上から、透孔６ａより導電性弾性体
重が臨むようにしてブラケットｉを乗せる。

次に、透孔６ｂに発光ダイオード７を挿入し、そのリー
ド線端子をプリント基板５に半田付けし、以ってブラケ
ット６をプリント基板５に対して固定する。

この状態に於いて導電性弾性体先とパターン５ａ、５ｂ
との位置関係がづれることはなくなる。

一方、ブツシュボタン３を、ノーズ部１に接着された透
明プラスチック材２に設けられた透孔に挿着しておき、
このブツシュボタン３の後端が導電性弾性体４の本体４
ａに当接するように、プリント基板５を７一ズ部１内に
固定する。

而して、導電性弾性体（とパターン５ ａ 、５ ｂと
は通常は離間しており、ブツシュボタン３を介して導電
性弾性体４を押圧すればパターン５ａ、５ｂは本体部４
ａにより短絡されてスイッチはオン状態となり、押圧を
解除すれば、脚部４ｂの弾性により本体部４ａとパター
ン５ａ、５ｂとは再び離間し、スイッチはオフ状態とな
る。

以上述べた本考案に依れば、部品点数が少なく、且つ小
型のソフトタッチスイッチが得られるものである。

即ち、導電性弾性体をプリント基板に対して保持固定す
る為のブラケットは、同じプリント基板に対して取付け
られる電気部品例えばスイッチ動作表示用の発光ダイオ
ードのリード線端子をプリント基板に半田付は固定する
ことにより、この発光ダイオードとプリント基板の間に
於いて挟持固定されるもであるから、ブラケットをプリ
ント基板に対して固定するに際して格別の固定手段を設
ける必要がなく、部品点数の低減及び装置の小型化を図
ることができる。

更に、スイッチの接触端子となる導電性パターンを有す
るプリント基板に対してスイッチ以外の他の電気部品の
為のパターンを設けたものであるから、他の電気部品の
為に別個のプリント基板を設ける必要がなく、同じく部
品点数の低減及び装置の小型化を図ることができる。

また、ブラケットには、スイッチを構成する導電性弾性
体の為の透孔と、スイッチ以外の電気部品の為の透孔が
設けられているので、両部品を単に透孔内に挿入配置す
るだけで両者の位置決めを簡単に為し得るという効果も
有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は車載用ラジオ付テープレコーダのノーズ部を示
す図、第２図は第１図のＡ−Ａ’断面図、第３図は本考
案に係るタッチスイッチ装置を示す図、第４図は第３図
のＢ−Ｂ’断面図である。 ４は本体部４ａと脚部４ｂを有する導電性弾性体、５は
導電性パターン５ａ、５ｂを有するプリント基板、６は
ブラケット、７は発光ダイオード。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 スイッチの接触端子を構成する導電性パターン及びスイ
   ッチ以外の他の電気部品の為の導電性パターンが形成さ
   れているプリント基板と、前記スイッチの接触端子用の
   導電性パターンに対向配置されるものであって押圧時に
   於いてこの導電性パターンを短絡する本体部と非押圧時
   に於いて前記本体部を前記導電性パターンより離間させ
   る為の前記本体部に対して末広がり形状の脚部とよりな
   る導電性弾性体と、 この導電性弾性体を前記スイッチの接触端子用の導電性
   パターンに対峙した位置に於いて前記プリント基板に対
   して保持固定すべく前記末広がり状の脚部を収納する収
   納透孔及びこの収納透孔に連続して形成されこの収納透
   孔からの前記導電性弾性体の抜けを阻止すると共に前記
   本体部を外方に臨ませる為の前記脚部よりも小径の抜止
   め透孔よりなる第１透孔と、前記プリント基板に半田付
   は固定される電気部品のリード線が挿入される第２透孔
   を有するブラケットよりなり、 前記第１透孔内に前記導電性弾性体が収納された状態に
   於いて前記プリント基板上に載置された前記ブラケット
   は、前記第２透孔に挿入された電気部品のリード線が前
   記プリント基板に半田付けされることによって前記プリ
   ント基板に対して固定されていることを特徴とするタッ
   チスイッチ装置。