JPS5913503Y2 - ガスタ−ビン機関のセラミツクライナ - Google Patents

ガスタ−ビン機関のセラミツクライナ

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Publication number
JPS5913503Y2
JPS5913503Y2 JP4772979U JP4772979U JPS5913503Y2 JP S5913503 Y2 JPS5913503 Y2 JP S5913503Y2 JP 4772979 U JP4772979 U JP 4772979U JP 4772979 U JP4772979 U JP 4772979U JP S5913503 Y2 JPS5913503 Y2 JP S5913503Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liner
gas turbine
slit
turbine engine
ceramic
Prior art date
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Expired
Application number
JP4772979U
Other languages
English (en)
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JPS55150284U (ja
Inventor
英夫 佐藤
直人 佐々木
駿吉 野崎
Original Assignee
日産自動車株式会社
日本特殊陶業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日産自動車株式会社, 日本特殊陶業株式会社 filed Critical 日産自動車株式会社
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Publication of JPS55150284U publication Critical patent/JPS55150284U/ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスタービン機関のセラミックライナに関する
ものである。
従来より、ガスタービン機関の燃焼筒(以下ライナと言
う)はインコネル、ハステロイ等の超耐熱合金から形成
されていたが、燃費向上のために作動ガス温度を上昇さ
せようとすると、もはや金属では高温に耐えられず、代
替材料としてセラミックを用いる必要がある。
このセラミックとしては、シリコン炭化物あるいはシリ
コン窒化物等の高温高強度のセラミックがよいと考えら
れているが、これらのセラミックでも現状では厳しい熱
応力に耐えるのは困難であり、さらに取付状態において
機械的応力が加えられると困難さは更に増加する。
第1図は従来のライナの一般的な固定構造を説明するも
ので、図において符号1はライナを示し、全体としてほ
ぼ吊鐘状に形成されている。
このライナ1の一端にはその肩部が円弧状に形成された
ドーム部2が形成されており、このドーム部2の中央部
には円形の開口部3が形成されており、ライナ1の他端
は矢印で示す燃焼ガスの下流側に向って開放されており
、この開放部はタービンスクロール11と接続されるよ
うになっている。
ライナ1の周面には複数個の空気孔4が形成されている
ライナ1はそのドーム2側をスワラ5の取付板6を介し
てポルl−7によって開口部3の周縁に固定され、この
スワラ5を介して熱焼器(外筒)8に対して固定されて
いる。
符号9は着火用のプラグを示す。
以上のような取付構造を採用すると、ライナ1がセラミ
ックの場合、大きな熱応力が加わるほかに、ボルト7の
締付による機械的応力が加わり、ライナ1はドーム部2
の近傍からクラックが生じ、やがて破損してしまう。
本考案は以上のような従来の欠点を除去するためになさ
れたものであり、ライナの取付部に加わる熱応力および
機械的応力を緩和することができるように構成したガス
タービン機関におけるセラミックライナを提供するもの
である。
なお、セラミ゛ンクで゛ライナ等のガ゛スターピ゛ン音
[品を製造すること自体については、例えば特開昭50
−95306号公報、あるいは特開昭52−10230
6号公報により公知である。
本考案においては上記の目的を達成するためにセラミッ
クライナのドーム部あるいは開放部にあらかじめ端部と
最も近い空気孔とを結ぶスリットを形成する構造を採用
している。
以下、図面に示す実施例と共に本考案の詳細を説明する
第2図および第3図は本考案の一実施例を説明するもの
で、図中、第1図と同一部分または相当する部分には同
一符号を付し、その説明は省略する。
本実施例にあってはセラミック製のライナ1のドーム部
2には開口部3を始端とし、この開口部3に最も近い空
気孔、例えば第1次空気孔4aに至るスリット10が1
条形成されている。
このスリット10の幅はライナ1の内部のガスの流れを
乱さない程度に小さいことが必要で、約Q、2mrn程
度の幅が望ましい。
また、このスワラ) 10の形成はライナ1の最終焼結
以前であることが望ましく、焼結以前のグリーンボテ゛
イの状態にあるとき形成するか、あるいはグリーンボデ
ィ成形時にあらかじめスリットを形成しておくことが望
ましい。
焼結後においでこのようなスリットを設ける加工を行な
うと、ここを起点としてクリックが発生する可能性があ
るため避けた方がよい。
このようにしてスリット10をあらかじめ設けておくと
、取付けた状態で熱衝撃が加わってもドーム部2に生じ
る機械的応力および熱応力はスワラ) 10の部分にお
いて分散し、局部的に応力が集中することがなく、従っ
て、ドーム部5にクラックが生じるのを防止することが
できる。
本考案者の実験によればスワラ) 10を形成したライ
ナ1を用いると、ライナ1の出口側温度が1400℃に
達する程度までの高温に耐えられたが、スリット10を
形成しないライナは出口側温度が1000℃程度までし
か耐えられず、クラックが生じて破損する結果となった
なお、スリット10は必らずドーム側の開口端である開
口部3から該開口部に最も近い空気孔4まで連続して設
けることが必要で、スワラ) 10の一端または両端が
ライナ1の途中で終っていると、応力はそのスリットの
終端部に集中し、クラックを成長させてしまう結果とな
る。
また、スリット10の本数は1本に限定されないが、本
数があまり多すぎると逆にライナ1自身の機械的強度が
低下する恐れがあるため、1〜2本が適当である。
第4図に示すように、スリット10をライナの開放部に
も、その開口端がら該開口端に最も近い空気孔4まで連
続して形成した場合には、この部分からのクラック発生
を防止することができる。
以上の説明から明らがなように本考案によれば、セラミ
ックライナのドーム部あるいは開放部に、その開口端か
ら該開口端に最も近い空気孔まで連続してあらかじめス
リットを形成しておく構造を採用しているため、ライナ
の取付部や開放部に加わる熱応力および機械的応力を緩
和してその強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はライナの取付構造を説明する縦断側面図、第2
図および第3図は本考案の一実施例を説明する正面図お
よび側面図、第4図は他の実施例を示す側面図である。 1・・・・・・ライナ、2・・・・・・ドーム部、3・
・・・・・開口部、4・・・・・・空気孔、4a・・・
・・・第1次空気孔、5・・・・・・スワラ、6・・・
・・・取付板、7・・・・・・ボルト、8・・・・・・
燃焼器、9・・・・・・着火用プラグ、10・・・・・
・スリット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)一端は円弧状の肩部を有するドーム部を介して燃
    焼器側に固定され、他端は燃焼ガス流の下流側に向って
    開放されたセラミック製の筒状のライナにおいて、前記
    ドーム部あるいは開放部にその開口端から該開口端に最
    も近い空気孔にまで連続した状態で少なくとも1本のス
    リットを形成したことを特徴とするガスタービン機関の
    セラミックライナ。
  2. (2)スリットはセラミックライナの最終焼結前に形成
    しであることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のガスタービン機関のセラミックライナ。
JP4772979U 1979-04-11 1979-04-11 ガスタ−ビン機関のセラミツクライナ Expired JPS5913503Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4772979U JPS5913503Y2 (ja) 1979-04-11 1979-04-11 ガスタ−ビン機関のセラミツクライナ

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JP4772979U JPS5913503Y2 (ja) 1979-04-11 1979-04-11 ガスタ−ビン機関のセラミツクライナ

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Publication Number Publication Date
JPS55150284U JPS55150284U (ja) 1980-10-29
JPS5913503Y2 true JPS5913503Y2 (ja) 1984-04-21

Family

ID=28930121

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JP4772979U Expired JPS5913503Y2 (ja) 1979-04-11 1979-04-11 ガスタ−ビン機関のセラミツクライナ

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JPS55150284U (ja) 1980-10-29

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