JPS5912978Y2 - 合併汚水処理における前段処理装置 - Google Patents

合併汚水処理における前段処理装置

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JPS5912978Y2
JPS5912978Y2 JP14873080U JP14873080U JPS5912978Y2 JP S5912978 Y2 JPS5912978 Y2 JP S5912978Y2 JP 14873080 U JP14873080 U JP 14873080U JP 14873080 U JP14873080 U JP 14873080U JP S5912978 Y2 JPS5912978 Y2 JP S5912978Y2
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JP
Japan
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tank
storage tank
sewage
conduit
centrifugal filter
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JP14873080U
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JPS5770491U (ja
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岩雄 植田
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Description

【考案の詳細な説明】 本案はし尿、厨房汚水、その他の雑排水等の合併汚水を
一連の浄化設備にて浄化処理するに際し、汚水流入口に
近接して立設した荒目と細目の2枚のスクリーンにより
汚水中に混入する粗大な夾雑物を除去した後、更に低速
で回転するロータノースクリーン及び高速で回転する遠
心濾過機により微細な夾雑物を除去して汚水の浄化処理
を効率よくせんとした合併汚水処理における前段処理装
置に関するものである。
従来の合併汚水の浄化処理方法としての長時間曝気法及
び活性汚泥法等においては合併汚水を大形の沈降分離槽
に導入して混濁せる汚水中に混入する大小のゴミ等の夾
雑物(以下SSと言う)を長時間をかけて自然に沈降分
離させた後、上層の汚水のみを幾槽にも連続する空気曝
気槽に順次導入して長時間空気曝気を行うか、或は活性
汚泥により夫々汚水中のBOD物質を酸化分解除去して
いるものであるが、この大形の沈降分離槽を併設してい
るのは汚水を効率よく処理するには事前に汚水中のSS
を沈降分離して上層の汚水のみを処理対象としている為
であり、反面必然的に沈降分離槽の底部には大量にして
ヘドロ状の余剰汚泥が堆積されるのでこれを定期的にバ
キュームカー等によって吸い取り二次的な処理が必要と
なるが、この余剰汚泥は水分を30乃至40%含有して
いるのでその処理経費も相当高くつくものである。
又沈降分離槽は汚水中のSSを自然に沈降分離せしめる
為に処理原水量に比べ比較的大容量の大形としなければ
ならないので広大な設置面積を必要としているものであ
る。
本案は少ない設置面積で効率よく汚水中のSSを除去す
る為に汚水流入口に近接して荒目、細目の2枚のスクリ
ーンを立設して汚水中の粗大なSSを除去した後更に低
速で回転するロータリースクリーンと高速で回転する遠
心濾過機により微細なSSを除去して事後の汚水処理を
効率的に処理可能なる様にすると共に、ロータリースク
リーン及び遠心濾過機内に残溜するSSを固定物貯溜槽
内に設ける水分除去機内に自然排出せしめてこれを圧搾
して水分を完全に除去した後更に石灰等の乾燥硬化剤を
添加して極めて小量の固形化したSSとするものである
実施例によりこれを説明すれば、汚水流入管1に近接し
た傾斜面に荒目スクリーン2と細目スクリーン3とを立
設して汚水がこれらを通過して沈砂槽4に流下する様に
し、沈砂槽4の底部に設ける揚水ポンプ5に接続する導
管6を、局面を小さな網目の金網7とし、低速で回転す
る傾斜した円筒形のロータリースクリーン8の上端開口
部に配管し、そのロータリースクリーン8の下方には傾
斜した底面を有する受水槽9を設け、受水槽9の傾斜底
面の最下端に接続する導管10を、沈砂槽4に隣接して
上端部に小孔11を多数穿設する仕切板12により区画
せる濾過水貯槽13へと配管し、更に濾過水貯槽13の
底部に設ける揚水ポンプ14に接続する導管15を、周
面に極小の網目の金網16を張設して高速で回転する遠
心濾過機17に配管すると共に、遠心濾過機17の底部
に接続する導管18を濾過処理水槽19に配管して汚水
が順次浄化される様にし、又、ロータリースクリーン8
の傾斜下端と遠心濾過機17.とに配設する排出樋20
、21を、固形物貯溜槽22内に設ける水分除去機23
内に接続し、更に固形物貯溜槽22に、硬化剤貯槽24
の下端に設ける排出管25.25’及び上端に脱臭剤と
脱臭ファン26を連着した臭突27を取着してなるもの
であって、図中、28は拡散板、29は清掃ブラシ桿、
30は清掃ブラシ、31は支持軸、32は回転軸、33
.33’は■ベルト、34は駆動チェーン、35は螺旋
軸、36は受板、37は回転ブラシ、38はプレス板、
39.39’は反転板、40は螺桿、41はモーター、
42は空気管である。
本案は叙上の如き構成によりなるものであって、沈砂槽
4と濾過水貯槽13とを区画する仕切板12はその上端
部に小孔11を多数穿設して汚水流入管1より大量の汚
水が一時に流入しても汚水流入管1へ逆流せず濾過水貯
槽13へ流入する様な安全弁の作用をなし、又ロータリ
ースクリーン8の上端開口部に配管する導管6の先端に
取着する拡散板28は円錐形として沈砂槽4より導入さ
れる汚水を放射状に拡散してその周面に張設する金網7
に向は噴射される様にしているもので、金網7に付着す
る微細なSSはその内周面に圧着される清掃ブラシ30
により網目が清掃されて目詰まりを起さない様にしてい
るものであり、更に遠心濾過機17内に導入される汚水
も遠心分離により金網16で濾過されるが、ここにおい
ても極微細なSSが目詰まりを起すのを防止する為にそ
の内周面に当接する回転ブラシ37が絶えず網目を清掃
しているものである。
本案による合併汚水の処理過程を説明すれば、し尿、厨
房汚水等の合併汚水流入管1より流入させれば、汚水は
荒目スクリーン2及び細目スクリーン3により粗大なS
Sを除去されながらこれらを通過して沈砂槽4に流入す
ると、沈砂槽4内で特に比重の重いSSが一段低くなっ
た底部に自然沈降し、その他汚水中に混入するSSは揚
水ポンプ5によってロータリースクリーン8に導入され
るが、導管6の先端には円錐形の拡散板28が取着され
ているのでこれにより汚水が放射状に拡散してその内周
面に張設する金網7に噴射され金網7により濾過された
汚水は受水槽9に滴下するが、金網7に付着した微細な
SSは緩慢に低回転する金網7の上周面に圧着される清
掃ブラシ30により掻き落されて傾斜するロータリース
クリーン8の下方端に自然排出されるものである。
又受水槽9内に滴下した汚水は導管10により濾過水貯
槽13内に流下し、更にここより揚水ポンプ14により
遠心濾過機17内で高速に回転する極小の網目の金網1
6によりごく微細なSSを除去しながら濾過し、極小の
網目の金網16を通過した汚水のみを下端に取着する導
管18により濾過処理水槽19内に流下してその後は通
常の汚水浄化設備によって汚水中のBOD物質を酸化分
解除去して浄化するものである。
尚、遠心濾過機17の金網16内に付着する極く微細な
SSはその上周辺に当接する回転ブラシ37が絶えず網
目を清掃してこれを下方に落下させると螺旋軸35の回
転により一方に排出されるが、この排出されるSSはロ
ータリースクリーン8の下端にも配設する排出樋20.
21により固形物貯溜槽22内に設ける水分除去機23
内に導入され、間歇的に降下するプレス板38によって
これを圧搾し水分を完全に絞り出した後底板たる反転板
39.39’が反転して固形物貯溜槽22内に放出すれ
ば、硬化剤貯槽24の下端に連着する排出管25、25
’より圧搾空気と共に石灰等の乾燥硬化剤を添加して極
めて小量の固形化したSSとし、更に出来うれば固形物
貯溜槽22内にヒーター又は熱板等を設置すれば完全に
乾燥硬化したSSに変換出来るものであり、又この固形
物貯溜槽22内に滞溜する悪臭は脱臭剤と脱臭ファン2
6とを連着した臭突27が脱臭するものである。
本案は以上の如く汚水を浄化処理する前に順次極小の網
目により汚水中の2ミクロン程度迄の微細SSを除去す
るので560 PPMの処理原水がこの一連の前段処理
によって200乃至250 PPM程度の濾過処理水と
なるので従来の自然沈降汚水に比べ格段の処理効果を発
揮し、小さな設置面積で効率のよい汚水処理が可能とな
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一部切断正面図、第2図はロータリース
クリーンの一部切断正面図、第3図は第2図A−A線に
おける切断面図、第4図は遠心濾過機の中央縦断面図、
第5図は第4図B −B線における切断面図である。 図中、1・・・・・・汚水流入管、2・・・・・・荒目
スクリーン、3・・・・・・細目スクリーン、4・・・
・・・沈降槽、5゜14・・・・・・揚水ポンプ、6.
10.15.18・・・・・・導管、7・・・・・・小
さな網目の金網、8・・・・・・ロータリースクリーン
、9・・・・・・受水槽、11・・・・・・小孔、12
・・・・・・仕切板、13・・・・・・濾過水貯槽、1
6・・・・・・極小の網目の金網、17・・・・・・遠
心濾過機、19・・・・・・濾過処理水槽、20゜21
・・・・・・排水樋、22・・・・・・固形物貯溜槽、
23・・・・・・水分除去機、24・・・・・・硬化剤
貯槽、25.25’・・・・・・排出管、26・・・・
・・脱臭剤・脱臭ファン、27・・・・・・臭突、28
・・・・・・拡散板、30・・・・・・清掃ブラシ、3
5・・・・・・螺旋軸、37・・・・・・回転ブラシ、
38・・・・・・プレス板、39.39’・・・・・・
反転板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 汚水流入管1に近接した傾斜面に荒目スクリーン2と細
    目スクリーン3とを立設して汚水がこれらを通過して沈
    砂槽4に流下する様にし、沈砂槽4の底部に設ける排水
    ポンプ5に接続する導管6を、局面を小さな網目の金網
    7とし低速で回転する傾斜した円筒形のロータリースク
    リーン8の上端開口部に配管し、そのロータリースクリ
    ーン8の下方には傾斜した底面を有する受水槽9を設け
    、受水槽9の傾斜底面の最下端に接続する導管10を、
    沈砂槽4に隣接して上端部に小孔11を多数穿設する仕
    切板12により区画せる濾過水貯槽13へと配管し、更
    に濾過水貯槽13の底部に設ける揚水ポンプ14に接続
    する導管15を、周面に極小の網目の金網16を張設し
    て高速で回転する遠心濾過機17に配管すると共に、遠
    心濾過機17の底部に接続する導管18を濾過処理水槽
    19に配管して汚水が順次浄化される様にし、又、ロー
    タリースクリーン8の傾斜下端と遠心濾過機17とに配
    設する排出樋20.21を、固形物貯溜槽22内に設け
    る水分除去機23内に接続し、更に固形物貯溜槽22に
    、硬化剤貯槽24の下端に設ける排出管25゜25′及
    び上端に脱臭剤と脱臭ファン26を連着した臭突27を
    取着してなる合併汚水処理における前段処理装置。
JP14873080U 1980-10-17 1980-10-17 合併汚水処理における前段処理装置 Expired JPS5912978Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14873080U JPS5912978Y2 (ja) 1980-10-17 1980-10-17 合併汚水処理における前段処理装置

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JP14873080U JPS5912978Y2 (ja) 1980-10-17 1980-10-17 合併汚水処理における前段処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5770491U JPS5770491U (ja) 1982-04-28
JPS5912978Y2 true JPS5912978Y2 (ja) 1984-04-18

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ID=29508150

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JP14873080U Expired JPS5912978Y2 (ja) 1980-10-17 1980-10-17 合併汚水処理における前段処理装置

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