JPS59128482A - 燃料バンドル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は沸騰水型原子炉の燃料に係シ、特に燃料スペー
サ支持部材を有する燃料バンドルに関するものである。

〔従来技術〕

沸騰水型原子炉に使用される燃料集合体は、第１図に示
すように複数本の燃料棒４と燃料棒４の水平方向間隔を
一定に保持するスペーサ３と、このスペーサ３の上下方
向間隔を一定に保持するスペーサロッド５と、燃料棒４
及びスペーサロッド５を支持し、かつその間隔を一定に
保持する上部タイプレート１及び下部タイブレー＋２か
ら構成され、上記スペーサ３はスペーサロッド５に設け
られた係合突起６によシ、一定位置に保持されている。

第２図にスペーサ３の概略図を示す。スペーサ３はデバ
イダ−７と８からなる格子の交点にランタンスプリング
９を配しさらにデイバイダ７とバー８の格子部材を囲む
バンド１０から成り立っている。

〔発明の概要〕

沸騰水型原子炉においては水減速材が燃料集合体中を上
方に流れるにつれて水減速材が加熱されその密度が次第
に小さくなる。沸騰水型原子炉の場合、沸騰により燃料
集合体の上部に２相のスチーム−水混合物が生成する。

一方、燃料−の温度が上昇していくと、燃料棒表面から
盛んに小さな蒸気覗（ボイド）が発生しこれが表面から
離脱していく核沸騰と呼ばれる状態からさらに蒸気泡が
表面全体にひろがり膜状となる膜沸騰領域へと移行して
いく。この領域では温度が非常に高くなり、この状態で
長時間原子炉を運転していると被覆管の劣化により燃料
棒の破損に到る恐れが生じる。

この膜沸騰が生じやすい筒所は前述したように、ボイド
の発生率が高い燃料集合体の上部に集中し、熱水力解析
の結果上端部の第７スベーサ直下端のしかも燃料スペー
サの四角コーナ部の所に生じやすいことが判明している
。

従ってこの熱的にきびしい箇所（ホットボイ／ト）の部
分についてミキシング羽根等によシ減速わないように工
夫すれば、燃料棒の健全性を向上できる。ミキシング羽
根を設ける部分としては燃料スペーサの下端部のコーナ
部が望ましいと考えられる。またミキシング羽根付スペ
ーサの個数は増加すればそれだけ熱的余裕は増大すると
考えられるが、一方ミキシング羽根をつけることにより
減速材の流路抵抗か増加し圧力損失が増大することにな
シその結果原子炉のポンプ動力Ｐ負担増大という悪影＃
を及ぼすことになる。捉ってこれらを考シして最も熱的
に厳しい上端部の第７スベーサ部の下端にのみミキシン
グ羽根を取付けるのが効果的である。

〔発明の実施例〕

以下に不発明の実施例について説明する。

第３図は不発明の一実施例であり、上端部第７燃料スペ
ーサのコーナ部のランタンスプリング部下端に減速材の
流れを攪拌するミキシング羽根を４個所に取付けたもの
である。ミキシング羽根の形状としては、１１ｇ４図に
示したように燃料棒の軸心と平行な軸心まわシに約９０
°ねじられ該燃料棒間の減速材流路内にら旋状の流れを
生じるようなものとし、これにより燃料棒上に形成され
る蒸気泡を取払うことができ燃料棒の健全性が大いに向
上する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来実施例の説明図、第３図。 第４図は本発明実施例の説明図である。 １・・・上部タイプレート、２・・・下部タイプレート
、３・・・燃料スペーサ、４・・・燃料棒、５・・・ス
ペーサロッド、６・・・係合突起、７・・・デバイダ、
８・・・バー、９・・・ランタンスプリング、１ｏ・・
・バンド、１１・・・代理人　弁理士　高橋明夫（・１
、 ＼、−／

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、？Ｊ数本の燃料棒を複数個の燃料スペーサによって
   正方格子状に配列支持されている沸騰水型原子炉用燃料
   バンドルにおいて、燃料スペーサの下端部に冷却材の流
   れを攪拌する作用を有するミキシング羽根を設けたこと
   を特徴とする燃料バンドル。 ２、特許請求の範囲第１項において、攪拌作用を有する
   ミキシング羽根が燃料スペーサの４角のコーナ部下端付
   近にのみ設けたことを特徴とする燃料ノーンドル。 ３、特許請求の範囲第１項において、７個の燃料スペー
   サを有し、下の６個の燃料スペーサがミキシング羽根の
   ない燃料スペーサであり、残りの上端部１個の燃料スペ
   ーサには４角のコーナ部付近にミキシング羽根を有する
   燃料スペーサであることを特徴とする燃料バンドル。