JPS5912448Y2 - 液圧駆動装置 - Google Patents

液圧駆動装置

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JPS5912448Y2
JPS5912448Y2 JP9326180U JP9326180U JPS5912448Y2 JP S5912448 Y2 JPS5912448 Y2 JP S5912448Y2 JP 9326180 U JP9326180 U JP 9326180U JP 9326180 U JP9326180 U JP 9326180U JP S5912448 Y2 JPS5912448 Y2 JP S5912448Y2
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JP
Japan
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pressure
valve
hydraulic motor
brake
hydraulic
Prior art date
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Application number
JP9326180U
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English (en)
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JPS5716652U (ja
Inventor
昭二 福田
暁 滝沢
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は簡単な液圧回路によって、旋回装置の歯車列の
旋回時におけるバックラッシュの防止および精密な位置
決めを可能ならしめる液圧駆動装置に関する。
旋回部を有するクレーン、建設機械及び風力発電装置等
では従来1個の駆動軸で旋回部の歯車列を回していたた
め、旋回時に該歯車列のバックラッシュによる遊動のた
めの衝撃により歯面の破損が発生した。
これを防止するために、電動機を使用しブレーキをかけ
ながら駆動する方法もあるが、電気的な制御が複雑であ
るという欠点があった。
本考案は上記の従来技術の欠点を解決し、簡単な液圧回
路によって旋回装置の歯車列の旋回時におけるバックラ
ッシュの防止および精密な位置決めを可能ならしめる液
圧駆動装置を提供するもので、その要旨とするところは
、大歯車にそれぞれ噛み合う偶数個の小歯車を設けて歯
車列を形威せしめるとともに該小歯車にそれぞれ液圧モ
ータを配し、該液圧モータと液タンクとを接続する管路
に切換弁を設け、該切換弁と該液圧モータとの間の管路
にそれぞれ逆止弁を設けるとともに該逆止弁と該液圧モ
ータとの間の管路より分岐してそれぞれパイロット付ブ
レーキ弁を設け、該ブレーキ弁のパイロットを該逆止弁
と該切換弁との間の管路にそれぞれ接続せしめたことを
特徴とする液圧駆動装置、にある。
次に、本考案を図面によって説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図は第1
図のブレーキ弁の断面図、第3図は本考案の別の実施例
を示す回路図、第4図は本考案のさらに異なる実施例を
示す回路図、第5図は第4図のブレーキ弁の断面図、第
6図aは第1図の液圧回路の荷重線図、同じくb,Cは
第3図の液圧回路の荷重線図、同じくdは第4図の液圧
回路の荷重線図である。
第1図は本考案の基本的な実施例の油圧回路である。
図において、本実施例は旋回装置の大歯車9にそれぞれ
噛み合う2個の小歯車10.11を設けて歯車列を形威
せしめるとともにそれら小歯車10. 11にそれぞれ
油圧モータ7,8を配し、油圧モータ7,8と油タンク
1とを接続する油圧管路に切換弁4を設け、切換弁4と
油圧モータ7,8との間の管路に逆止弁、12, 13
を設け、油圧モータ7,8と逆止弁12, 13間の管
路より分岐してパイロット付ブレーキ弁5,6を設ける
とともに、ブレーキ弁5,6のパイロットを逆止弁12
. 13と切換弁4間の管路に接続せしめた構或である
第2図は第1図のブレーキ弁5または6の断面図である
たとえば、第1図のブレーキ弁5では圧力ポート1から
入った圧油はハンドルで設定された圧力以上の圧になる
と、タンクポー}IIにつながり、それによって圧力ポ
ートIは設定圧力を維持する。
しかし、ドレンポートIIから圧油を加えると、圧カポ
ー}Iの圧力はハンドルでの設定圧力プラスドレンポー
トの圧力に上昇する。
第1図において、上記構或による作用は次のごとくであ
る。
いま、旋回装置(図示されず)の大歯車9を矢印イの方
向に回す場合には、まず切換弁4をAの位置に切換える
と、油タンク1からの圧油は逆止弁13を通り、油圧モ
ータ8に入る。
このように圧油の入った油圧モータ8はモータ作用によ
って小歯車11を矢印方向に駆動するとともに小歯車1
1と噛み合っている大歯車9を矢印イの方向に回す。
同時に大歯車9の回転により、大歯車9と噛み合ってい
る小歯車10を矢印の方向に回転させるので、それによ
って右側の油圧モータ7を駆動する。
その場合、油圧モータ7はポンプ作用となり、圧油を管
路aから吸入し管路bに吐出する。
このとき、管路bの圧力は右側のブレーキ弁5で設定さ
れた圧力になる。
また、左側のブレーキ弁6はポンプ2側の圧油をパイロ
ットとしてドレンポー} IIIに導いているので設定
圧カプラスポンプ側圧力に上昇しないと開かないため、
管路Cの圧力はリリーブ弁3で設定された圧力まで上昇
可能となる。
いま、油圧モータ7および8の両方とも同じ大きさの油
圧モータを用いると、油圧モータ8で使用する圧力が油
圧モータ7で発生する圧力より大きくしなければならな
い。
そのためには上述したように、リリーフ弁3の設定圧力
をブレーキ弁5の設定圧力より高くすればよい。
このように、大歯車9を回すために、大歯車9を挾んで
複数個(第1図では2個)の小歯車10,11を設けて
歯車列を形威させ、これら大歯車9小歯車10,11の
噛み合い時に油圧モータ8,7により、一方の小歯車1
1を駆動軸として、これに必要な駆動トルクを与え、他
の小歯車10を大歯車9を介した被駆動軸とし、これに
必要な制動トルクを与えることにより、常に噛の噛合い
位置は片方に押し付けられて歯車列としてのバックラッ
シュの除去を可能とするものである。
次に、大歯車9を上記矢印イの方向と反対方向に回す場
合には、切換弁4をBの位置に切換えると、圧油は逆止
弁12を通り右側の油圧モータ7に入る。
油圧モータ7は右側の小歯車10をモータ作用によって
矢印の反対方向に回し、小歯車10と噛み合っている大
歯車9を矢印イの反対方向に回す。
同時に大歯車9の回転により、これと噛み合っている小
歯車11を矢印の反対方向に回して油圧モータ8を駆動
させるため、油圧モータ8はポンプ作用となり、圧油を
管路dから吸入して管路Cに吐出する。
このとき、4管路Cの圧力は左側のブレーキ弁6で設定
された圧力になる。
また右側のブレーキ弁5はポンプ2の圧油をパイロット
としてドレンポートIIIに導いているので、設定圧力
プラスポンプ側圧力に上昇しないと開かないため、管路
6の圧力はリリーフ弁3で設定された圧力まで上昇可能
と.なる。
この場合も、油圧モータ7,8の両方とも同じ大きさの
油圧モータを使用すると、油圧モータ7で使用する圧力
を油圧モータ8で発生する圧力より大きくしなければな
らないが、これにはリリーフ弁3の設定圧力をブレーキ
弁6の設定圧力より高くすればよい。
このように、大歯車9を矢印イの反対方向に回す場合で
も、一方の小歯車10を駆動、他の小歯車11を制動と
することにより、歯の噛合い位置はつねに片方に押し付
けられて、歯車列としてのバックラッシュの除去を可能
とするものである。
しかも、正転、逆転とも歯面の同じ方が噛み合っている
ため、正逆転時にもバックラッシュの分だけ遊動するこ
とがない。
第1図の回路では小歯車が2個であるが、4個、6個な
ど多数の場合でも本考案は或立することは明らかである
また、旋回装置としてはクレーン等に限定されるもので
なくその他の旋回装置にも適用で゛きるもので゛ある。
第3図は本考案の別の実施例の回路図である。
第1図の回路では加速、定速及び減速のいずれの間で゛
も、ブレーキがかかつているが、第3図の回路では任意
の時だけブレーキ作用を行なわしめるようにしたもので
ある。
第3図では第1図と同一番号のものは同じ部品であるこ
とを示し、切換弁14および15を追加したものである
いま、油圧モータ7をブレーキとして作用させるために
は、ブレーキ弁5によって管路bに背圧をたてればよい
が、切換弁14によって管路bの背圧をタンク1側に抜
くことにより背圧がなくなり、ブレーキ作用がなくなる
従って、この場合、油圧モータ8の駆動を妨げるものは
機械系の慣性負荷と摩擦力のみとなり、加速の時間が短
縮される利点がある。
また、歯車のバックラッシュが問題とならない旋回機構
の場合には加速時及び定速時の駆動の際にこの回路に従
って管路bの背圧をタンク側に抜くことによって、ブレ
ーキを抜くことが可能となり、省エネルギーにつながる
第4図は本考案のさらに異なる実施例の回路図で゛あり
、第1図および第3図の回路では旋回停止時のブレーキ
圧力が一定となっているが、これをさらに圧力制御を行
なうことにより、停止精度の向上をはかるものである。
第4図において、第1図および第3図と同一番号のもの
は同じ部品であることを示し、右側の可変リリーフ弁1
6、左側の可変リリーフ弁17、右側のブレーキ弁18
、左側のブレーキ弁19を追加したものである。
第5図は、第4図のブレーキ弁18および19の断面図
である。
第4図のブレーキ弁18および19の第1図のブレーキ
弁5および6との相違はベントポートIVを有すること
である。
このベントポー}IVの圧力制御をすることによって、
設定圧力を変えることができる。
いま、第4図において、油圧モータ7にブレーキ作用を
させるためにはブレーキ弁18によって管路bに背圧を
たてればよいが、切換弁14によって管路bの背圧がタ
ンク1側に抜けている状態、すなわち油圧モータ7がブ
レーキとして作用していない状態から切換弁14を切換
えると背圧がたつが、この時可変リリーフ弁16を適宜
調整することにより背圧が変更でき、負荷に見合ったブ
レーキカを発生させることが容易にできるので、旋回装
置を精度よく停止させることが可能である。
これらの特徴を荷重線図で示すと、第6図a,b, C
, dのごとくなる。
すなわち、第6図aは第1図の回路の場合、同じ(t)
,cは第3図の回路の場合、同じくdは第3図の回路の
場合を示す。
以上において、歯車列の場合の本考案について述べたが
、歯車と歯車の噛合い、ピンローラーと歯車の噛合いな
ど、その他これに類するものでバックラッシュのあるも
のにはすべて適用可能である。
また、旋回装置については、大歯車をラックと置き換え
ることにより、直線運動の場合にも本考案は適用可能で
ある。
本考案の効果は次の通りである。
(1)歯車のバックラッシュを除去できる。
(2)油圧回路で油圧モータをモータとして使用すると
きも、またポンプとして使用するときも、高圧が油圧モ
ータの一方の口のみにかかり、他方の口は低圧となって
高低圧が固定されるので、配管も高低圧が区別されわか
り易い。
(3)油圧回路は簡単になる。
(4) (3)によって装置全体の小型化ができるの
でこれを収容する機械のスペースも小さくてすむ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図は第1
図のブレーキ弁の断面図、第3図は本考案の別の実施例
を示す回路図、第4図は本考案のさらに異なる実施例を
示す回路図、第5図は第4図のブレーキ弁の断面図、第
6図aは第1図の液圧回路の荷重線図、同じ<b,cは
第3図の液圧回路の荷重線図、同じくdは第4図の液圧
回路の荷重線図である。 図において、1・・・・・・油タンク、2・・・・・・
ポンプ、3・・・・・・リリーフ弁、4・・・・・・切
換弁、5,6・・・・・・ブレーキ弁、7,8・・・・
・・油圧モータ、9・・・・・・大歯車、10,11・
・・・・・小歯車、12, 13・・・・・・逆止弁、
14, 15・・・・・・切換弁、16, 17・・・
・・・可変リリーフ弁、18, 19・・・・・・ブレ
ーキ弁、■・・・・・・圧力ポート、■I・・・・・・
タンクポート、III・・・・・・ドレンポート、■・
・・・・・ベントポート、a,b,C,d・・・・・・
管路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 大歯車にそれぞれ噛み合う偶数個の小歯車を設けて歯車
    列を形威せしめるとともに該小歯車にそれぞれ液圧モー
    タを配し、該液圧モータと液タンクとを接続する管路に
    切換弁を設け、該切換弁と該液圧モータとの間の管路に
    それぞれ逆止弁を設けるとともに該逆止弁と該液圧モー
    タとの間の管路より分岐してそれぞれパイロット付ブレ
    ーキ弁を設け、該ブレーキ弁のパイロットを該逆止弁と
    該切換弁との間の管路にそれぞれ接続せしめたことを特
    徴とする液圧駆動装置。
JP9326180U 1980-07-02 1980-07-02 液圧駆動装置 Expired JPS5912448Y2 (ja)

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JP9326180U JPS5912448Y2 (ja) 1980-07-02 1980-07-02 液圧駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9326180U JPS5912448Y2 (ja) 1980-07-02 1980-07-02 液圧駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPS5716652U JPS5716652U (ja) 1982-01-28
JPS5912448Y2 true JPS5912448Y2 (ja) 1984-04-14

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JP9326180U Expired JPS5912448Y2 (ja) 1980-07-02 1980-07-02 液圧駆動装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102889260A (zh) * 2012-10-12 2013-01-23 武汉船用机械有限责任公司 一种电控三速中压马达控制器及其操作方式

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JPS5716652U (ja) 1982-01-28

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