JPS59122580A

JPS59122580A - コ−クス炉用ドア−

Info

Publication number: JPS59122580A
Application number: JP23454782A
Authority: JP
Inventors: Takatoshi Ikio; 壱岐尾　孝利
Original assignee: IKIO TEKKOSHO KK
Current assignee: IKIO TEKKOSHO KK
Priority date: 1982-12-28
Filing date: 1982-12-28
Publication date: 1984-07-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、コークス炉用ドアーに関するもので、詳しく
は、操業中に於けるガス洩れを確実に防止することの出
来る構造に関するものである。

コークス炉用ドアーの場合には、第１図に示すようにド
ア一本体０１の周囲にナイフェツジ０２を取り付け、こ
のナイフェツジ０２の先端を炉口周囲に取り付けたドア
ーフレーム０３に圧接してガスシールを行う構造を採用
している。しかし、ドアーフレーム０３とドア一本体ｏ
１とに於いては第２図に示すように熱歪の発生率が違い
、ナイフェツジ０２とドアーフレーム０３との間にはし
ばしば間隙が生じ、ガス洩れが発生するため、操業中は
頻繁にナイフェツジ０２を叩き出し、間隙を無くしてガ
ス洩れを防止する作業が必要である。

そこで、最近は、このナイフェツジの叩き出しによるガ
ス洩れ防止作業を軽減する目的から、第３図に示すよう
に、ドア一本体ｏ１とレンガ受は枠板０４との間に冷却
空間０５を形成し、レンガ受は枠板０４側にステンレス
製のシールプレー）０６を取り付け、このシールプレー
）０６の外周ニナイフエツジ０２を取り付けたコークス
炉用ドアーが提案され、実用化されている。又、この種
のコークス炉用ドアーに於いて、ドア一本体０１側とレ
ンガ受は枠板０４側をその中央がこれよりもやや高い位
置に於いてピンにより結合１他の部分はスライド自在に
係合して、ドア一本体０１とドアーフレーム０３側の熱
歪の発生率の違いを互いに干渉しないように工夫したも
のも提案されている。以上のようなガス洩れ防止構造を
採用したコークス炉用ドアーは、ガス洩れを従来の１／
１゜程度に減少し、可成りの効果を発揮しているもので
あるが、未だ完全にガスシールを行うまでには至ってい
ない。この原因は、熱歪の差が大きくなると前記シール
プレー）０６の弾性に対してナイフェツジ０２をドアー
フレーム０３側に押し付けているスプリングのカが負け
てしまい、ナイフェツジ０２がドアーフレーム０３がら
離れてしまうためである。この解決策としての提案は、
前記スプリングの力を大きくすることである。しかし、
スプリングの力を大きくすると、ドア一本体の周囲に３
０〜４０個取り付けているスプリングボルダ−が大型化
し、重量も増してしまうことがら、ドアーリフター側に
大きな負担がかかり、マイナス面が顕著にあられれてし
まう。

本発明は以上の如き点に鑑みて提案されるもので、ナイ
フェツジを押し付けるためのスプリングは従来と同程度
でよく、一方ガスシールは完全に行なうことの出来るコ
ークス炉用ドアーを提案するのが目的である。

以下本発明の構成を詳記すると、その構成要旨はレンガ
受は枠板側にシールプレートを取り付けると共にこのシ
ールプレートの周囲にドアーフレーム側に弾発されてい
るナイフェツジを取り付け、レンガ受は枠板側をその中
央又はそれよりやや高い位置においてドア一本体側に結
合すると共にその他の所要位置においてはドア一本体に
対してレンガ受は枠板側を上下方向にスライド自在に連
結して成るコークス炉用ドアーに於いて、スライド自在
に連結した部分の構成を更に水平方向に接近又は離反自
在に構成して成るもので、スライド自在に係合した部分
に於いて、ドア一本体とレンガ受は枠板との関係を、従
来の上下方向のスライドによる干渉防止以外に更に前後
（水平ン方向に逃げる作用もとり入れ、両者の相乗作用
でシールプレートに作用する各種の応力を軽減化すると
共にナイフェツジをドアーフレーム側に押しつけている
スプリングの力により、レンガ受は枠板側をドアーフレ
ームの湾曲に沿って変位させ、ガスシールを完全に行う
ようにしたものである。

添付図面中筒４〜８図は本発明の実施の一例を示したも
ので、１はコークス炉用ドアー、２はドア一本体、３は
閂、４はドア一本体２に対し、中央よりもやや高い位置
に於いてピン５．５′により結合されているレンガ４′
を取り付けたレンガ受は棒板にして、ドア一本体２とこ
のレンガ受は枠板４との間には冷却空間ａがあけである
。６はシールプレートにして、このシールプレート６は
前記レンガ受は枠板４に取り付けてあり、その周囲には
ナイフェツジ７が取り付けである。８は前記ナイフェツ
ジ７を押圧するためにドア一本体１側に取り付けられた
スプリングホルダーにして、内部に装入したコイルスプ
リング９がナイフエッジ７を先端方向（ドアーフレーム
側）に押し出している。

１０はコークス炉１１の炉口１２に取り付けたドアーフ
レームである。

１３はドア一本体２とレンガ受は枠板４間をスライド及
び離反、接近自在に連結しているアジャスト装置にして
、このアジャスト装置１３は、前記ピン５．５′以外の
要所に構成してあり、その構造は、中心に貫通孔１６を
あけ、ドア一本体２の取付ネジ孔１４に外周のネジ１５
′を螺合した出入り調整自在のアジャスト部材１５と、
レンガ受は枠板４側において、前記アジャスト部材１５
と対向する位置に固定されたスライドガイド部材１７と
、前記アジャスト部材１５の貫通孔１６内を通って前記
スライドガイド部材１７とを連結している軸部材２０と
から成っている。図中１８は前記スライドガイド１７の
正面側に於いて、縦方向に形成したスライド溝、１９は
このスライド溝１８の係合縁、２１は前記軸部材２０の
先端に固定された中子にして、スライド溝１８内に係合
し、このスライド溝１８に沿ってスライドすることがで
きる。２２は軸部材２０の頭側に取り付けたストッパー
ナツトにして、軸部材２０が貫通孔１６内を出入りする
のを制限するストッパーの機能を有しており、調整ネジ
２３によりその位置を調節することができる。

本発明は以上の如き構成から成り、操業中ドア一本体２
とレンガ受は枠板４間に於いて熱膨張の差違が生じると
、ピン５．５′を中心として熱膨張の大きいレンガ受は
枠板４は上下方向に伸長するが、スライドガイド部材１
８と中子２１間のスライド作用により、レンガ受は枠板
４とドア一本体２間に互いの干渉はなくなる。又、レン
ガ受は枠板４とドア一本体２の湾曲の差による水平方向
（前後方向）の差違はアジャスト部材１５と貫通孔１６
内にスライド自在に挿入した軸部材２０間のスライド作
用により互いに干渉しない。なお、スライド量の設定は
、アジャスト部材１５のねじ込み量により行なう。

よって本発明によれば、ドア一本体２とレンガ受は枠板
４間とはその熱膨張に於いて互いに干渉しないため、両
方に無理な力が作用しない。特に、本発明に於いては、
レンガ受は枠板４側を単独で変位することを自由とした
ので、熱歪により発生するレンガ受は枠板４側の反りは
レンガ受は枠板４の厚さのみで計算できる。一方従来の
ようにこの水平方向に於けるスライド不可能なドアーに
於いては、レンガ受は枠板４とドア一本体２の厚さを゛
プラスした厚さとなるため、レンガ受は枠４側とドア一
本体２側ではその温度差が非常に大きくなり、この分ド
アー１の反、りが大きく、よってナイフェツジ７の出入
りだけではガスシールを完全に行うことは出来なかった
のである。

本発明はこのようにレンガ受は枠４とドア一本体２とを
、ピン５．５′以外の部分に於いてアジャスト装置１３
により垂直、水平両方向にスライド自在に結合したため
、レンガ受は枠板４側の反りは非常に小さくなり、よっ
てナイフェツジ７が離れる量も小さいから、小型のスプ
リング９を用いてナイフェツジ７を押し出す量程度で、
ガスシールを完全に行うことができる。

又、レンガ受は枠板４はピン５．５′部分以外は水平方
向にスライドできるから、ナイフェツジ７を押し付ける
スプリング９の力でレンガ受は枠板４自体も少量ではあ
るが変位する。このため、シールプレート６が厚く、そ
の変位量が少ない場合でも、このレンガ受は枠板４の変
位量との和によりドアーフレーム１０側の湾曲に対応し
、十分にガスシールを行うことができる。

なお、上記実施例においては、ドア一本体２とレンガ受
は枠板４との間に冷却空間ａを形成しているが、この空
間内にスライドを阻害しない断熱材を装入してもよい。

又、シールプレート６の構成は、上記実施例は炉口１２
全体を覆う一枚構成であるが、レンガ受は枠板４の周囲
にのみ取り付けた構成であってもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のコークス炉用ドアーの装着状態面図、第
４図は本発明に係るドアーの正面図、第５図はＢ　−、
Ｂ’線断面図、第６図はＣ−Ｃ’線断面図、第７図はア
ジャスト装置の断面図、第８図はＤ−Ｄ′線断面図であ
る。１・・・・・　ドアー、２・・・−ドア一本体、３・・
・・閂、４・・・・　レンガ受は枠板、５．５′・・・
・　ピン、６・・・・・シールプレート、７・・・・・
　ナイフェツジ、８・・・・・スプリングホルダー、９
・・・・　スプリング、１０・・・・・　ドアーフレー
ム、１１・・・・・炉、１２・・・・・炉口、１３・・
・・・アジャスト装置、１４・・・・・　ネジ孔、１５
・・・−・　アジャスト部材、１６・・・・・貫通孔、
１７・・・・・　スライドガイド部材、１８・・・・・
スライド構、１９・・・・・係合縁、２０・・・・　軸
線材、２１・・・・・　中子、２２・・・・ストッパー
ナツト、２３・・・・・調整ネジ。第１図　　　　２３２図第３図多ｉ５４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　レンガ受は枠板側にシールプレートを取り付
けると共にこのシールプレートの周囲にドアーフレーム
側に弾発されているナイフェツジを取り付け、レンガ受
は枠板側をその中央又はそれよりやや高い位置において
ドア一本体側に結合すると共にその他の所要位置におい
てはドア一本体に対してレンガ受は枠板側を上下方向に
スライド自在に連結して成るコークス炉用ドアーに於い
て、スライド自在に連結した部分の構成を更に水平方向
に接近又は離反自在に構成して成るコークス炉用ドアー
。
（２）　　ドア一本体側には貫通孔付のアジャスト部材
を螺合し、このアジャスト部材の貫通孔内にはストッパ
ーナツト付の軸部材を挿入し、この軸部材の先端には中
子を取り付け、レンガ受は枠板側に取り付けたスライド
溝内に前記中子を係合せしめて成る特許請求の範囲第１
項記載のコークス炉用ドアー。
（３）　　ドア一本体とレンガ受は枠板間に冷却空間を
形成すると共にレンガ受は枠板側にシールプレートを取
り付け、ナイフェツジはこのシールプレートの周囲に取
り付けて成る特許請求の範囲第１項記載のコークス炉用
ドアー。
（４）　　ドア一本体とレンガ受は枠板間に断熱材を装
入して成る特許請求の範囲第１項記載のコークス炉用ド
アー。
（５）　　シールプレートが炉口全体を覆う一枚の板が
ら成る特許請求の範囲第１項記載のコークス炉用ドアー
。
（６）シールプレートをレンガ受は枠板の周囲に取り付
けると共にこのシールプレートの周囲にナイフェツジを
取り付けて成る特許請求の範囲第１項記載のコークス炉
用ドアー。