JPS5912128B2 - 造波装置 - Google Patents

造波装置

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Publication number
JPS5912128B2
JPS5912128B2 JP13777776A JP13777776A JPS5912128B2 JP S5912128 B2 JPS5912128 B2 JP S5912128B2 JP 13777776 A JP13777776 A JP 13777776A JP 13777776 A JP13777776 A JP 13777776A JP S5912128 B2 JPS5912128 B2 JP S5912128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wave
making
water
waves
making device
Prior art date
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Expired
Application number
JP13777776A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5363051A (en
Inventor
篤志 尾崎
和夫 寺脇
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
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Publication of JPS5363051A publication Critical patent/JPS5363051A/ja
Publication of JPS5912128B2 publication Critical patent/JPS5912128B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は回流水槽の水上或は水中航行機関の特性の試
験に使用する水槽に波を生起せしめる造波装置に関する
船舶や潜水艦等の水上及び水中航行機関の縮尺模型の水
上、水中特性を試験する場合には正確な波が必要とされ
るものであり、曳航水槽等の実験水槽ではフラツプ型、
フロート型、そして空気圧室型の三形式の造波装置があ
る。
フラツプ型は第1図に示すように水槽の底面1に造波板
2を立て、該造波板を水槽底面1にヒンジ等によつて揺
振可能に取り付け、該造波板2の上端を前後に揺動せし
めて波を起こすものである。そして、この装置によると
波の頻度(即ち波の高さと波長との比)は約1/10と
大変優れているのであるが、後背地の長さL(第1図参
照)をかなり大きなものとしなければならない欠点があ
る。また金網等の消波装置3を後背地部分に設け、後背
地における水の激しい上下動や波の揺動エネルギを吸収
し、水槽の水等が外に溢れ出たりする事を防止する必要
がある等の欠点がある。また第2図に示すように、フロ
ート型はくさび状のフロート4を上下動せしめて波を起
こすものである。そしてこのフロート型装置では、後背
地が不要であるという長所があるが、フロート4を一定
の深さまで沈める為に大15きな力が必要であるし、ま
たこれを回避せんとして、フロート4の中に水等を入れ
て重量を持たせると、この大重量物を上方に引き上げる
ための所要馬力が、大きくなる等の欠点がある。そして
この種装置の波の用度は最大約1/15であり、中程度
の造波能力を有するものである。また、第3図の空気圧
室型は空気圧室5に対し、空気を吸排することによつて
該室5の外方に波を生起させるものであるが、頻度が約
1/20程度であり、造波能力としては劣るものである
。なお、自然界における波の頻度の大まかな目安として
、太平洋の真中で約1/20、北太平洋では約1/15
、半島と黒潮がぶつかる所、或は大きな川と潮流が衝突
する所等では、最大約1/10程度であり、台風等によ
る巻き波等を除けば、自30然界においては、概ね頻度
が1/10以上の波は起こらないものと考えてよい。
そして、上述した従来の各造波装置はいずれも、細長い
水槽で模型を曳航し実験する曳航水槽用のものであつて
、水槽中の水が流れを有していない35から、水槽中の
水を造波装置によつて分断して設置しても試験を行うこ
とは可能ではあるが、模型を停止せしめておき、水に流
れを与える回流水槽に設置することは水流を遮るので試
験を行うことは不可能である。
従つて、回流水槽用の造波装置は現在皆無に等しい。こ
の発明の目的は上記従来の欠点を除去し波の岨度が大き
く且つ操作も容易で大きな後背地及び消波装置を不要と
し、回流水槽において水流を遮ることなく波を生起させ
ることを可能にした造波装置を提供することを目的とし
たものであり、その特徴とするところは、造波板を水面
下に水平に配設し、該造波板を上下動せしめ造波板によ
り水の流れを遮ることなく造波作用を行わせしめ、後背
地及び消波装置を不要としたところにある。
以下図面によつてこの発明の実施例を詳細に説明する。
第4図に示す本発明の実施例において11は回流水槽の
一部を示すものであり12は水流である。そして水流1
2は今、図示の矢印方向に向つているものとする。該水
槽11の水面下に水平面に平行に適当な上下間隔をおい
て、水平な造波板13a,13b,13c,13d・・
・が、該造波板に対して直角に設けた垂直な2枚の結合
板14,14によつて結合されており、該結合板14の
上端には造波板を水平に支持する手段たる支持杆15,
15が設けられている。上述の構造を有する造波装置の
前記支持杆15を、モータ等の適宜上下動手段により上
下動せしめれば、水流は該造波板13によつて揺動せし
められ、波となつて水槽中に生起するものである。した
がつて、水流は造波板によつて遮られることなく持続し
、上下動操作も軽快に行われる。なお、この発明におけ
る造波板13a,13b・・・は1枚でも、或は複数枚
でもよく、複数枚設ける場合には、下方に行くに従つて
第4図の如くその水流方向の幅を狭くすると効果的であ
る。
つまり、波は水の円運動によつて伝播するものであるが
、この円運動は水深を増すに従つて振幅が小さくなる。
例えば、深海波では円運動の振幅は1/2波長の深さの
所では約4%に、1波長の深さの所では0.2%に減少
する。従つて、造波のエネルギは上方で大きく下方で小
さく与えるのが効果的であると考えられる。事実、前述
した如く第1図のフラツプ型の造波装置においては、水
に円運動を与える代りに横方向に動かしているのである
が、構造上から水面の方、つまり上方が大きく下方が小
さく動くので、波のエネルギの上下分布に適合した造波
エネルギの与え方をしているものであり、この為、前述
の岨度は大きく、効果的な波が得られるものとなつてい
る。なお、本発明は曳航水槽、遊泳プール等の静止水槽
に用いることを妨げるものでないことは勿論である。
以上述べた如く、この発明は造波板を水平に支持する手
段と、該造波板を上下動せしめる手段とを有する構成と
したので、回流水槽においては水流を造波板により遮る
ことなく維持し、波に指向性を持たせ且つ後背地及び消
波装置を不要として実験用の正確な岨度の大きな波を生
起させることができ、しかも本装置は構造が簡単であり
、且つ水中における上下動操作は少ない抵抗で容易に行
うことができるものであり、造波装置として顕著な効果
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来の実施例を示すもので、第1図は
フラツプ型造波装置の断面側面図、第2図はフロート型
造波装置の断面側面図、第3図は空気圧室型造波装置の
断面側面図である。 第4図は回流水槽における本発明の実施例の斜視図であ
る。13a,13b,13c,13d・・・・・・水平
造波板、15・・・・・・造波板の水平支持手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 造波板を水面下に略々水平に支持する手段と、該造
    波板を上下動せしめる手段とを有することを特徴とする
    造波装置。 2 下方に行くに従い水流方向の幅を狭くした複数の造
    波板を水面下に水平に支持する手段と、該造波板を上下
    動せしめる手段とを有することを特徴とする造波装置。
JP13777776A 1976-11-18 1976-11-18 造波装置 Expired JPS5912128B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13777776A JPS5912128B2 (ja) 1976-11-18 1976-11-18 造波装置

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JP13777776A JPS5912128B2 (ja) 1976-11-18 1976-11-18 造波装置

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JP21260283A Division JPS6037417B2 (ja) 1983-11-14 1983-11-14 造波装置

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Publication Number Publication Date
JPS5363051A JPS5363051A (en) 1978-06-06
JPS5912128B2 true JPS5912128B2 (ja) 1984-03-21

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JP13777776A Expired JPS5912128B2 (ja) 1976-11-18 1976-11-18 造波装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54141720U (ja) * 1978-03-27 1979-10-02
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JPS5363051A (en) 1978-06-06

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