JPS59116795A - 音声符号化装置 - Google Patents

音声符号化装置

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JPS59116795A
JPS59116795A JP57231606A JP23160682A JPS59116795A JP S59116795 A JPS59116795 A JP S59116795A JP 57231606 A JP57231606 A JP 57231606A JP 23160682 A JP23160682 A JP 23160682A JP S59116795 A JPS59116795 A JP S59116795A
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一範 小澤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は音声信号の低ビツトレイト波形符号化方式、特
に伝送情報量を10にビット/秒以下とするような符号
化方式に関する。
音声信号を10にビット/秒程度以下の伝送情報量で符
号化するための効果的な方法としては、音声信号の駆動
音源信号系列を、それを用いて再生した信号と入力信号
との誤差最小を条件として、短時間毎に探索する方法が
、よ(知られている。
これらの方法はその探索方法によって木符号化(TRE
E C0DING)、ヘクトル量子化(VECTORQ
UANT I ZAT I ON )と呼ばれティる。
また、これらの方法以外に、駆動音源信号系列を表わす
複数個のパルス系列を、短時間毎に、符号器側で、A 
−b−8(ΔNALYS I S一旦Y一旦YNTHE
SIS  )の手法を用いて逐次的に求めようとする方
式が最近、提案されている。本発明は、この方式に関係
するものである。この方式の詳細については、ビー・ニ
ス・アクール(B 、 S 、ATAL)氏らによるア
イ・シー・ニス−ニス・ビー(1,C,A、S、S、P
)の予稿集、1982年614〜617頁に掲載の[ア
・ニュー・モデル・オプ・エル・ビー・シτ拳エクサイ
ティション・フォー・プロデューシング・ナチュラル・
サウンデ゛イング・スピーチ・7ソト・ロウ・ビット・
レインJ  (” ANEW MODEL 0FLPC
EXCITATION FORPRODUCING N
ATU−RAL−8OUNDING 5PEECHAT
 LOW BIT RA−TES”)と題した論文(文
献1)に説明されているので、ここでは簡単に説明を行
なう。
第1図は、前記文献1.に記載の従来方式における符号
器側の処理を示すブロック図である。図において、10
0は符号器入力端子を示し、A/D変換された音声信号
系列X(nlが入力される。110はパンツアメモリ回
路であり、音声信号系列を1フレーム(例えば10 m
 SeG、  8 KH,zサンプリングの場合は80
サンプル)分、蓄積する。110の出力値は減算器12
0と、Kパラメータ計算回路180とに出力される。但
し、文献1.によればにパラメータのかわりにレフレク
ション・コエフィシエンツ(REFIJCTION C
0EFFICIENTS )と記載されているが、これ
はにパラメータと同一のパラメータである。Kバラメー
ク計算回路180は、1jOの出力値を用い、共分散法
に従って、フレーム毎の音声信号スペクトルを表わすに
パラ〈、< メータKiを16次分(1=t=16)求め、これらを
合成フィルタ130へ出力する。140は、音源パルス
発生回路であり、■フレームにあらかじめ定められた個
数のパルス系列を発生させる。
ここでは、このパルス系列をdoと記する。140によ
って発生された音源パルス系列の一例を第2図に示す。
第2図で横軸は離散的な時刻を、縦軸は振幅をそれぞれ
示す。ここでは、1フレーム内に8個のパルスを発生さ
せる場合について示しである。140によって発生され
たパルス系列d(nlは、合成フィルタ130を駆動す
る。合成フィルタ130は、d(nlを入力し、音声信
号x(Illに対応する再生信号X(社)を求め、これ
を減算器120へ出力する。ここで、合成フィルタ13
0は、KパラメータKiを入力し、これらを予測パラメ
ータai(1≦i≦16)へ変換し、aiを用いてX(
社)を計算する。X(社)は、d(社)とa(ilを用
い下式のように表わすことができる。
上式でpは合成フィルタの次数を示し、ここではp=1
6としている。減算器120は、原信号x(nlと再生
信号X卸との差eWを計算し、重み付は回路190へ出
力する。190は、etnlを入力し、重み付は関数ω
(ハ)を用い、次式に従って重み付は誤差eωh)を計
算する。
eω(社)=ωtnl*e(ハ)  ・・・・・・・・
・(2)上式で、記号1傘”はたたみこみ積分を表わす
また、重み付は関数ω−は、周波数軸上で重み付けを行
なうものであり、その2変換値をW (Z)とすると、
合成フィルタの予測バラメークaiを用いて、Z軸上で
次式により表わされる。
上式でγは04γ≦1の定数であり、W(Z)の周波数
特性を決定する。つまり、γ=1とすると、W(Z)=
1となり、その周波数特性は平担となる。
一方、r=0とすると、W(Z)は合成フィルタの周波
数特性の逆特性となる。従って、rの値によってW (
Z)の特性を変えることができる。まだ、(3)式で示
したようにW(Z)を合成フィルタの周波数特性に依存
させて決めているのは、聴感的なマスク効果を利用して
いるためである。つまり、入力音声信号のスペクトルの
パワが大きな箇所では(例えばフォルマントの近傍)、
再生信号のスペクトルとの誤差が少々大きくても、その
誤差は耳につき難いという聴感的な性質による。第3図
に、あるフレームにおける入力音声信号のスペクトルと
、W(Z)の周波数特性の一例とを示した。ここではγ
=08とした。図において、横軸は周波数(最大4 )
G(z )を、縦軸は対数振幅(最大60dB)をそれ
ぞれ示す。また、上部の曲線は音声信号のスペクトルを
、下部の曲線は重み付は関数の周波数特性を表わしてい
る。
第1図へ戻って、重み付は誤差eω[nlは、誤差最小
化回路150ヘフイードバツクされる。誤差最小化回路
150は、eo(5)の値を1フレーム分記憶し、これ
らを用いて次式に従い、重み付け2乗誤差εを計算する
ここで、Nは2乗誤差を計算するサンプル数を示す。文
献1の方式では、この時間長を5 m5ecとしており
、これは8 KHzサンプリングの場合にはN=40に
相当する。次に、誤差最小化回路150は、前記(4)
式で計算した2乗誤差6を小さくするように音源パルス
発生回路140に対し、パルス位置及び振幅情報を与え
る。140は、この情報に基づいて音源パルス系列を発
生させる。合成フィルタ130は、この音源パルス系列
を駆動源として再生信号X(ハ)を計算する。次に減算
器120では、先に計算した原信号と再生信号との誤差
etnlから現在求まった再生信号マ(ハ)を減算して
、これを新たな誤差e(社)とする。重み付は回路19
0はeoを入力し重み付は誤差eω(社)を計算し、こ
れを誤差最小化回路150ヘフイードバツクする。
150は、再び、2乗誤差εを計算し、これを小さくす
るように音源パルス系列の振幅と位置を調整する。こう
して音源パルス系列の発生から誤差最小化による音源パ
ルス系列の調整までの一連の処理は、音源パルス系列の
パルス数があらかじめ定められた数に達するまで(り返
され、音源パルス系列が決定される。以上で従来方式の
説明を終了する。
この方式の場合に、伝送すべき情報は、合成フィルタの
にパラメータKi(1≦i 415 )と、音源パルス
系列のパルス位置及び振幅であり、1フレ一ム円にたて
るパルスの数によって任意の伝送レイトを実現できる。
さらに、伝送レイトを1゜Kbps以下とする領域に対
しては、良好な再生音質が得られ、有効な方式の−っと
考えられる。
しかしながら、この従来方式は、演算量が非常に多いと
いう欠点がある。これは音源パルス系列におけるパルス
の位置と振幅を計算する際に、そのパルスに基づいて再
生した信号と原信号との誤差及び2乗誤差を計算し、フ
ィードバックさせてパルス位置と振幅を調整しているこ
とに起因している。更には、パルスの数があらがじめ定
められた値に達するまでこの処理をくり返すことに起因
している。
更に、この従来方式によれば、分析フレーム長を一定と
しており、大刀音声信号系列のパワーの大きな部分でフ
レームが切り換わった場合には、再生信号系列において
フレームの境界部近傍で波形の不連続に起因した劣化が
発生し、再生音声品質を大きく損なうとし・う欠点があ
る。
本発明の目的は、従来方式より大幅な演算量低減が可能
で、フレーム境界部近傍での品質劣化がほとんどなく、
10 Kbps以下の伝送レイトに通用し得る高品質な
音声符号化方式とその装置を提供することにある。
本発明によれば、離散的音声信号系列を入力し、前記音
声信号系列をあらかじめ定められたサンプル数だけずら
せながら区切る手段と、前記区切られた音声信号系列か
ら過去に計算し求めた駆動音源信号系列に由来した応答
信号系列を減算する手段と、前記区切られた音声信号系
列あるいは前記減算手段出力系列を用いて短時間スペク
トル包絡を表わすバラメークを抽出して符号化する手段
と、前記短時間スペクトル包絡を表わすパラメータをも
とにインパルス応答系列を計算する手段と、前記インパ
ルス応答系列を用いて自己相関々数列を計算する手段と
、前記減算手段出力系列と前記インパルス応答系列とを
入力し前記減算手段出力系列あるいは前記減算手段出力
系列にあらかじめ定められた補正を施した信号系列と前
記インパルス応答系列の相互相関々数列を計算する手段
と、前記自己相関々数列と前記相互相関々数列とを用い
て前記区切られた音声信号系列よりも短いサンプル数の
音声信号系列に対し駆動音源信号系列を求めて符号化す
る手段と、前記短時間スペクルル包絡を表わすパラメー
タの符号と前記駆動音源信号系列を表わす符号とを組み
合わせて出力する手段とを有するようにしたことを特徴
とする音声符号化方法が得られる。
本発明による音声符号化方式は、音源パルス系列を計算
するアルゴリズムに特徴の一つがある。
従って以下では、このアルゴリズムを最初に詳細に説明
することにする。
まず、1フレーム内の任意の時刻nにおける音源パルス
系列d(社)を次式で表わす。
d(社)−4k・δno mk・・・・・・・・・(5
)ここで、δn、 mkはりpネッカーのデルタを表わ
し、n=mkの場合に1で、n〜mkの場合はOである
。また、9には、位置蝕のパルスの振幅を表わす。
d(nlを合成フィルタに入力して得られる再生信号X
(社)は、合成フィルタの予測パラメータをai(II
Q、 i l−Np  ;ここでNpは合成フィルタの
次数を示す)とすると、次式のように書ける。
Np  。
;2”w = d fnl+Σa t x (n−t 
)  −−・・・(6)次に、入力音声信号xfnlと
再生信号マ■との1フレーム内の重み付け2乗誤差Jは
次のように書ける。
ここでω(社)は重み付は回路のインパルス応答であり
、例えば従来例と同一特性としてもよい。又、Nは1フ
レームのサンプル数を示す。(7)式はさらに次式のよ
うに変形できる。
ここでX(社)*ω(社)の項は次式に従って変形され
る。
Xω(ロ)=X(社)*ω(社)・・・・・・・・・(
9)とお匂(9)式の両辺を2変換すると、xω(z)
 = i<z> −w(z)−・−(to)とかげる。
糸2)は更に次のようにかげる。
X(Zl = H(Z) −D(Z) −−・・・−・
・−(11)ここで以2)は音源パルス系列(5)式の
2変換を示し、H(Z)は合成フィルタのインパルス応
答の2変換値を示す。(11)式を(11式に代入する
と、Xω(Z)= D(Z)−H(Z)−W(Z)−・
−−−−−(121となり、Hω(Z)−H(Z) ・
W(Z)とオキ、(一式ヲ逆z変換し、Hω(Zlの逆
Z変換値をhω(ロ)とすると、次式を得る。
Xω(社)=d(社)*hω(社)・・・・・・・・・
(1萄ここで、hω(社)は合成フィルタと重み付は回
路の縦続接続フィルタのインパルス応答を示す。(1萄
式に(5)式を代入して次式を得る。
ここでkは1フレームにたてるパルス数を示す。
(14式、(9)式を(8)式に代入すれば、とかける
。従っ−C1(7)式は(四式のように表わせることに
なる。四式を最小とするような音源パルス系列の振#g
kで偏微分してOとお(ことによって、次式が導かれる
ψh h (mk、 mk ) ・・・・・・・・・(1e ここで、ψxh(・)はXω(社)、!:hω(社)か
ら計算した相互間々数列を、ψht(・)はhω□□□
の自己相関々数列をそれぞれ表わし、次式のように表わ
せる。尚、ψhh(・)は音声信号処理の分野では共分
散関数と呼ばれることが多い。
・・・・・・・・・(l→ (1e式によれば、パルスの位[mkをパラメータとし
て、位置mkに対応した振幅ykが計算できる。更に、
パルスの位置mlcは各パルスについて、l、1ilc
lが最大となる欣を選べばよい。これは、(10式を、
1iIiについて解くことによって証明されるが、ここ
では証明は省略する。
今、入力音声信号系列が定常であると仮定すれば、(1
η式で示した共分散関数ψhh(mi、 mk)は次式
めように、遅れ(mi−mk)に依存した自己相関々数
ah h(・)に等しいとおける。
g+hh == (mi +mk) == Rhh(m
i−mk) ・−・川・αつここでRh h(・)はh
ω(社)の自己相関々数を表わし、次式のようにかける
・・・・・・・・・(イ) 従って(11式は(1本(11,H式を用いて次式のよ
うに修正できる。
Rhh(ol ・・・・・・・・・(21) ah h(・)の計算はψhh(・、・)の計算に比べ
て約1/Nの演算量ですむ。従って音源パルス系列の計
算に(財)式を用いることによって演算量を約1/Nに
低減することができる。しかしながら、(4)式に示し
たRh h (m i−mk )Lの°計、薯において
、遅れ時間(mi−mk )ン、、(24式の計算で用
いたデータ数N(ここではフレーム長に等しい)に近づ
(につれRh h(・)の値は偏りをもち、真の値との
誤差が太き(なる。この誤差はフレームの終わりから次
のフレームにかげて入力音声信号系列のパワーが太き(
変化して〕 いる場合に、より顕著に現われるため、しl)式を用い
て計算した音源パルス系列はフレームの終わりの方では
誤差の多い不正確なものとなってしまい、再生音声品質
を損なってしまう。本発明による音声符号化方式によれ
ば、音源パルス系列の計算に用いる分析フレームを、パ
ルスを伝送するための伝送フレームよりも長(とり、か
つ分析フレームを重ね合わせているので前述の誤差を非
常に小さくすることができる。第4図に伝送フレームと
分析フレームの関係を示す。
第4図において、上側に示した直線は、伝送フレーム(
サンプル数N)の区切りを示している。
(4)式によって計算された音源パルス系列のうちで、
この間に入るものが伝送される。図において下側に示し
た直線は、分析フレーム(サンプル数NA。
NA≧N)を示している。つまり前述の(17)、((
1)、し)式の計算において、NはNAとおきかわり、
このNAサンプルを用いて音源パルス系列の計算が行な
われる。以上で音源パルス系列計算アルゴリズムの導出
及びその特徴に関する説明を終える。
本発明による音声符号化方式のもう一つの特徴は、フレ
ーム境界部近傍での品質劣化がほとんどないことであり
、第1の特徴とあわせて次に実施例を用いて説明する。
第5図は、いり式による音源パルス系列計算アルゴリズ
ムを用(・九本発明による音声符号化方式の符号器の一
実施例を示すプpツク図である。第5図において第1図
と同一番号を付した構成要素は第1図と同一の働きをす
るのでここでは説明を省略する。図において、バッファ
メモリ回路350は分析フレームのサンプル数NAずつ
入力音声信号系列オーを蓄積する。ここで入力音声信号
系列をNAサンプルずつ区切る際に、あらかじめ定めら
れたサンプル数だ;すの重なりをもって区切るようにす
る。これは第4図で示したとうりである。Kバラメーク
計算回路280は、バッファメモリ回路350に蓄積さ
れた音声信号系列X(5)のうちあらかじめ定められた
長さの系列を入力し、あらかじめ定められた次数N9個
のにパラメータKi(1≦i 4Np )を計算する。
Kiはにパラメータ符号化回路200に出力される。2
00は例えばあらかじめ定められた量子化ビット数に基
づいて、Kiを符号化し、符−号LKiをマルチプレク
サ260へ出力する。また200は、LKiを復号化し
、復号値Ki(1≦14NP )をインパルス応答計算
回路210と、重み付は回路290と、合成フィルタ回
路320へ出力する。インパルス応答計算回路210は
、Kiを入力し、前述の(1場式におけるhω(n)(
合成フィルタと重み付は回路の縦続接続からなるフィル
タのインパルス応答)の計算を、あらかじめ定められた
サンプル数だけ行ない、求まったhω(5)を自己相関
々数計算回路360と、相互相関々数計算回路235と
へ出力する。
自己相関々数計算回路360は、あらかじめ定められた
サンプル数のhω(社)を入力し、前述の(21式に従
ってhω(ハ)の自己相関々数Rh h (rn i 
−mk )を計算し、これをパルス系列計算回路240
へ出力する。
次に減算器285はバッファメモリ回路350に蓄積さ
れた音声信号系列X(社)を入力し、これから合成フィ
ルタ回路320の出力系列を1分析フレームNA分減算
し、減算結果を重み付は回路290へ出力する。ここで
合成フィルタ回路320には後述するように、現フレー
ムより1伝送フレ一ム分過去の音源パルス系列を駆動信
号として応答信号系列を求め、その後、駆動信号を0と
して現フレームに延ばした信号系列を1分析フレームN
A分蓄積している。つまりこれは、合成フィルタのイン
パルス応答の意味のあるサンプル数がたかだか2フレ一
ム程度であるとすれば、現フレームの音声信号系列は、
lフレーム過去の音源パルスによって駆動された合成フ
ィルタ出力信号をその後、駆動信号をOとして現フレー
ムへ延ばした信号系列と、現フレームの音源パルス系列
によって〆動された合成フィルタ出力信号系列との和と
して表現できるという考えに基づいている。重み付は回
路290は、Kパラメータ符号化回路200からKtを
入力し、重み付(す関数ω(社)を、例えば従来方式の
(3)式に従って計算する。これは他の周波数重み付は
方法を用いて計算しても工い。また、恵み付は回路29
0は、減算器2850減算結果を入力し、これとω(ハ
)とのたたみこみ積分計算を行ない、得られたXω(社
)を相互相関々数計算回路235へ出力する。相互相関
々数計算回路235は、Xω(ロ)とhω(ロ)とを入
力し、前述の(1η式に従って、相互相関々数ψxh(
−mk) (14mk4N)を計算し、これをパルス系
列計算回路240へ出力する。次に、パルス系列計算回
路240は、235からψxh (−mk )を、36
0からRhh(mi−mk) (1≦mi−mk−4N
)をそれぞれ入力し、前述の音源パルス計算式(21)
式を用(・て、パルスの振幅、9kを計算する。例えば
、1つ目のパルスは(2υ式において、k=1とおいて
振幅g1を位置m1の関数として求める。次に、1g1
−を最大とするようなmlを選び、その際のml、jl
Iを1番目のパルスの位置及び振幅とする。次に、2番
目のパルスは、(21)式において、k=2とお(こと
により求まる。(4)式によれば、2番目のパルスは1
番目のパルスによる影響をさしひいて求まることを意味
している。3番目以降のパルスも同様にして計算でき、
あらかじめ定められたパルス数に達するか、あるいは、
求まったパルスのgk、mkを(1→式に代入して得ら
れる誤差の値が、あらかじめ定められたしきい値以下に
なるまでパルスの計算を続ける。次にパルス系列の振幅
、位置を表わす、li’に、mkは、符号化回路250
へ出力される。
ここで、音源パルス系列の計算は、分析フレーム長NA
に関して行なわれるが、このうちの伝送フレームNに含
マれるパルス系列(パルスの位f#、mkがl≦mk≦
Nを満たすもの)のみに関してその振幅、9k及び位置
mkが符号化回路250へ出力される。
符号化回路250は、音源パルス計算回路240から、
音源パルス系列の振幅gk及び位置mkを入力し、これ
らを後述の正規化係数を用いて符号化し、gk、mk及
び正規化係数を表わす符号をマルチプレクサ260へ出
力する。また1、!9に、mkの復号化値五及びmkを
パルス系列発生回路300へ出力する。ここで、符号化
の方法F1種々考えられるが、振幅gkの符号化につい
ては、従来よく知られている方法を用いることができる
。例えば、振幅の確率分布を正規型と仮定して、正規型
の場合の最適量子化器を用いる方法が考えられる。これ
については、ジェー・マックス(J−MAX)氏による
アイ・アール・イー・トランザクションズ・オン・イン
フォメーション・セオリー(IRE TRANSA−C
TIONS ON INFORMATION THEO
RY)の1960年3月号、7〜12頁に掲載の「クオ
ンタイジング・フォー・ミニマム・ディストーション」
(QUANTIZING FORMINIMUMDIS
TORTION”)と題した論文(文献2.)等に詳述
されているので、ここでは説明を省略する。また、他の
方法としては、1伝送フレーム内のパルス系列の振幅の
最大値を正規化係数として、この値を用いて各パルス振
幅を正規化した後に量子化、符号化する方法も考えられ
る。前者の方法の場合には、1フレーム内のr、m、s
 (、ROOT MIThAN 5QUARE  )値
を正規化係数とすれはよい。次にパルスの位置の符号化
についても種々の方法が考えられる。例えばファクシミ
リ信号符号化の分野でよ(知られているラン;レングス
符号等を用いてもよい。これは符号″0”の続(長さを
あらかじめ定められた符号系列を用いて表わすものであ
る。また、正規化係数の符号化には、従来よ(知られて
いる対数圧縮符号化等を用いることができる。
尚、パルス系列の符号化に関しては、ここで説明した符
号化方法に限らず、衆知の最良の方法を用いることかで
睡ることは勿論である。
再び第5図に戻って、パルス系列発生回路300もつ音
源パルス系列を1伝送フレーム長Nにわたって計算し、
これを駆動信号として、合成フィルタ回路320へ出力
する。合成フィルタ回路320FiKパラメータ符号化
回路200からにバラメー測パラメータat(1≦i 
4Np )に衆知の方法を用いて変換してお(。次に3
20は300から1フレ一ム分の駆動音源信号を入力し
て、この1フレ一ム分の信号に1分析クレーム分、零を
付加し、この2フレームの信号に対する応答信号系列′
諭を求める。更に、第2フレームの零信号列によって応
答信号系列を計算する際には、合成フィルタ回路320
は、200から新たなKi(1≦i 4Np )を入力
し、こ・れを用いて行なう。次式にこのことを示す。
ここで、駆動音源信号d(社)は、1−r n l= 
Nでは300からの出力パルス系列を表わし、N+ 1
 〈n≦(N+NA )では全てOの系列を表わす。ま
た、(イ)式でag  はのフレーム時刻j−tのKi
から計算した予測パラメータをそれぞれ示す。(4式に
従って求め6晶のうち、第2フレーム目のx(nl(N
+14n4N+NA)が減算器285へ出力される。
次に、マルチプレクサ260は、Kパラメータ符号化回
路200の出力符号と、符号化回路250の出力符号を
入力し、これらを組み合わせて、送信側出力端子270
から通信路へ出力する。以上で本発明による音声符号化
方式の符号器側の説明を終える。
次に、本発明による音声符号化方式の復号器側の説明を
行なう。第5図は、本発明による音声符号化方式の本発
明の構成によれば、音源パルス系列の計算をいり式に従
っているので、文献1の従来方式に見られたパルスによ
り合成フィルタを駆動し、再生信号を求め、原信号との
誤差及び2乗誤差をフィードバックしてパルスを調整す
るという径路がな(、まだその処理を(り返す必要もな
いので、演算量を大幅に減らすことが可能で、良好な再
生音質が得られるという大きな効果がある。
更に、(20式の演算において、ψx h (−mk 
)とRhh(mi−mk) (14m1−mk4N )
の値は、1伝送フレーム毎に、前もって計算してお(こ
とによって、(21)式の計算は掛は算と引き算という
非常に簡略化された演算となり、更に演算量を減らすこ
とができるという効果がある。また、音源パルス系列を
探索する他の従来方式と比べても、本発明による方法は
、同一の伝送情報量の場合に、より良好な品質を得るこ
とができるという効果がある。
更に本発明の構成によれば、(17)、((1)、01
)式による音源パルス系列の計算において、伝送フンー
ム長Nよりも長い分析フレーム長NAのサンプルを用い
、かつそれを次のフレーム時刻の分析には重ね合わせて
いるので、四式のRh h(・)の計算にお(する誤差
は非常に少なく、フレームの終わりの方でも音源パルス
が正確に求まるという効果がある。従って、高品質な再
圭音質が得られるという効果がある。
更に、本発明の構成によれば、分析フレーム長が一定で
ない場合は勿論のこと、分析フレーム長を一定にした場
合でも、波形の不連続に起因したフレームの境界近傍で
の再生信号の劣化がほとんどないという大きな効果があ
る。この効果は符号器側において、現フレームの音源パ
ルス系列を計算する際に、1伝送フレーム過去のフレー
ムの音源パルス系列によって合成フィルタを駆動して得
た応答信号系列を現フレームにまで伸ばして求め、これ
を入力音声信号系列から減算した続果を目標信号系列と
して現フレームの音源パルス系列を計算するという構成
にしたことによる。
更に本発明の構成によれば、第5図に示した符号器側の
実施例において、1伝送フレーム過去に求まった音源パ
ルス系列によって合成フィルタ回路320を駆動した後
に、1分析フレーム全て零の音源パルス系列を入力し、
応答信号系列を現フレームにまで伸ばして求めた。この
場合に、1伝送フレーム過去の音源パルス系列によって
合成フィルタを駆動した際には1伝送フレーム過去に入
力されたにパラメータ値をそのまま用いたが、次に1分
析フレームだけ全て零の音源パルス系列を入力した際に
は、現フレーム時刻に入力されたにパラメータ値を用い
る構成とした。ここで、1分析フレーム全て零〇音涼パ
ルス系列を入力した際にも、合成フィルタ回路320の
にパラメータ値としては1伝送フレーム過去に入力され
たにパラメータ値をそのまま用いるような構成としても
よい。
尚、前述の本発明の実施例においては、■伝送フレーム
内の音源パルス系列の符号化は、パルス系列が全(求ま
った後に、第5図の構成要素250によって符号化を施
したが、符号化をパルス系列の計算に含めて、パルスを
1つ計算する毎に、符号化を行ない、次のパルスを計算
するという構成にしてもよい。このような構成をとるこ
とによって、符号化の歪をも含めた誤差を最小とするよ
うなパルス系列が求まるので、更に品質を向上させるこ
とができる。
また、前述の実施例にお(・では、パルス系列の計算は
フレーム単位で行なったが、フレームをいくつかのサブ
フレームに分割し、そのサブフレーム毎にパルス系列を
計算するような構成にしてもよい。この構成によれば、
フレーム長をNとすれば、実施例に示した構成と比べて
演算量を大略1/d倍にすることができる。ここでdは
フレーム分割数を示す。例えばd=2とすれば、演算量
は約1/2にできる。勿論、同等の特、性は得られる。
また、以上説明した構成例においては、短時間音声信号
系列のスペクトル包絡を表わすパラメータとしてはにパ
ラメータを用いたが、これはよ(知られている他のパラ
メータ(例えばLSPパラメータ等)を用いてもよい。
更に、前述の(7)式において重み付は関数ω(社)は
なくてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来方式の構成を示すブロック図、第2図は音
源パルス系列の一例を示す図、第3図は入力音声信号系
列の周波数褌性と第1図に記載の重み付は回路190の
周波数特性の一例を示す図、第4図は伝送フレームと分
析フレームの区切りの一例をそれぞれ示す図、第5図は
本発明の構成による音声符合化方式による符号器一実施
例を示すブロック図をそれぞれ示す。 図において、110.350・・・バッファメモリ回路
、120,285・・−減算回路、130.320・・
・合成フィルタ回路、140,300・・・音源パルス
発生回路、150・・・誤差最小化回路、180゜28
0・・・K/<ラメーク計算回路、190,290・・
・重み付は回路、200・・・Kバラメーク符号化回路
、240・・・音源パルス計算回路、21o・・・イン
パルス応答計算回路、235・・・相互相関々数計算回
路、250・・・符号化回路、26o・・・マルチプレ
クサ、360・・・自己相関々数計算回路をそれぞれ示
す。 第 1 図 第 2 図 第 3 図 第11  図 八l 第 5 閃

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 離散的音声信号系列を入力し、前記音声信号系列をあら
    かじめ定められたサンプル数だけずらせながら区切る手
    段と、前記区切られた音声信号系列から過去に計算し求
    めた駆動音源信号系列に由来した応答信号系列を減算す
    る手段と、前記区切られた音声信号系列あるいは前記減
    算手段出力系列を用いて短時間スペクルト包絡を表わす
    パラメータを抽出して符号化する手段と、前記短時間ス
    ペクトル包絡を表わすパラメータをもとにインパルス応
    答系列を計算する手段と、前記インパルス応答系列を用
    いて自己相関々数を計算する手段と、前記減算手段出力
    系列と前記インパルス応答系列とを入力し前記減算手段
    出力系列あるいは前記減算手段出力系列にあらかじめ定
    められた補正を施した信号系列と前記インパルス応答系
    列との相互相関々数列を計算する手段と、前記自己相関
    々数列と前記相互相関々数列とを用いて前記区切られた
    音声イサ号系列よりも短いサンプル数の音声信号系列に
    対し駆動音源信号系列を求めて符号化する手段と、前記
    短時間スペクトル包絡を表わすパラメータの符号と前記
    駆動音源信号系列を表わす符号とを組み合わせて出力す
    る手段とを有することを特徴とする音声符号化方法。
JP57231606A 1982-12-24 1982-12-24 音声符号化装置 Granted JPS59116795A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61180299A (ja) * 1985-02-06 1986-08-12 日本電気株式会社 コ−デツク変換装置
JPH03503743A (ja) * 1988-11-22 1991-08-22 シェブロン リサーチ アンド テクノロジー カンパニー 重質かつ不反応性油の水素化処理に対するスラリー触媒

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