JPS5911558B2 - 緩効性肥料 - Google Patents

緩効性肥料

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JPS5911558B2
JPS5911558B2 JP50041455A JP4145575A JPS5911558B2 JP S5911558 B2 JPS5911558 B2 JP S5911558B2 JP 50041455 A JP50041455 A JP 50041455A JP 4145575 A JP4145575 A JP 4145575A JP S5911558 B2 JPS5911558 B2 JP S5911558B2
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urea
aspergillus
soil
penicillium
acetaldehyde
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都一 山田
よし久 渡辺
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は緩効性肥料に関する。
近時農業分野において緩効性肥料の利用が急速に増大し
ている。
その理由は緩効性肥料は、速効性肥料である尿素、硫安
、硝安、塩安等に比して施肥の省力化を計ることができ
、速効性肥料のように多量の水分により流亡したり環境
汚染をきたすのを防ぐことができる等の利点を有するこ
とによる。
従来使用されている緩効性肥料としては例えば尿素とア
セトアルデヒドの縮合反応によるもの、尿素とホルムア
ルデヒドとアセトアルデヒドの縮合反応によるもの等が
多く使用されており、土壌中で肥効を発揮する機構につ
いては土壌中で化学的に分解されるとする説と、土壌微
生物によって分解されるとする説が存し、いずれにより
肥効が生せしめられるかについては定かではない。
しかして本発明者等は尿素−アセトアルデヒド縮合物及
び尿素−ホルムアルデヒド−アセトアルデヒド縮合物か
ら選択される少くとも1種の尿素−アルデヒド縮合物を
成分とする緩効性肥料について鋭意研究の結果、該尿素
−アルデヒド縮合物に対して、強力な分解能を有する微
生物菌体の存在を発見し、この微生物菌体もしくは微生
物菌体から分離される酵素を植物質堆肥と併用すること
によりすぐれた肥効を示す緩効性肥料が得られることを
見出し、本発明を完成するに至ったのである。
本発明の要旨は、 1 (イ)尿素−アセトアルデヒド縮合物及び尿素−ホ
ルムアルデヒド−アセトアルデヒド縮合物から選択され
る少くとも1種の尿素−アルデヒド縮合物と、(ロ)該
尿素−アルデヒド縮合物を分解する能力を有するアスペ
ルギルス(A spergi l lus )属又は(
及び)ペニシリウム(Penicillium)属の微
生物菌体、及びG/→植物質堆肥からなる緩効性肥料 2 (イ)尿素−アセトアルデヒド縮合物及び尿素−ホ
ルムアルデヒド−アセトアルデヒド縮合物から選択され
る少くとも1種の尿素−アルデヒド縮合物と、(ロ)該
尿素−アルデヒド縮合物を分解する能力を有するアスペ
ルギルス(Aspergillus)属又は(及び)ペ
ニシリウム(Penicillium)属の微生物菌体
から分離される酵素、及び(ハ)植物質堆肥からなる緩
効性肥料 に存する。
本発明における尿素−アルデヒド縮合物としては、尿素
−アセトアルデヒド縮合物及び尿素−ホルムアルデヒド
−アセトアルデヒド縮合物から選択される少くとも1種
が使用され、両者を併用してもよい。
尿素−アセトアルデヒド縮合物は、尿素とアセトアルデ
ヒドの縮合重合反応により得られるものであり、又尿素
−ホルムアルデヒド−アセトアルデヒド縮合物は、尿素
とホルムアルデヒドとアセトアルデヒドの縮合重合反応
により得られるものである。
しかして尿素−アセトアルデヒド縮合物及び尿素−ホル
ムアルデヒド−アセトアルデヒド縮合物から選択される
少くとも1種の尿素−アルデヒド縮合物において、縮合
度がきわめて犬である場合には完全に水に対して不溶性
となり、本発明におけるアスペルギルス(Asperg
i l lus )属、ペニシリウム(Penicil
l ium )属の微生物菌体もしくは該微生物菌体
から分離される酵素による分解が困難となるので、少く
とも幾分かの水溶性を有することが好ましい。
しかしてかかる水溶性の程度は、有効性指数(AI :
Availability Index)によって表
示することができる。
しかして有効性指数(AI )とは前記尿素−アルデヒ
ド縮合物の中の窒素の水に対する溶解度を次の式によっ
て表したものであり、例えば “Agricultural and Food C
hemistry“Vol、 2 、A2 Janu
ary 20.1954 の第92頁乃至第95頁
において解説されている。
(WIN)−(HWIN) 有効指数(AI ) =□ (WIN) 上式において(WIN)は25°±2℃の水に不溶性の
窒素の重量であり、(HWIN)は100°C2pH7
,5の緩衝液に不溶性の窒素の重量である。
本発明においては、有効性指数(AI )が0.01以
上である尿素−アルデヒド縮合物に対してアスペルギル
ス(Aspergi l lus )属、ペニシリウム
(Pen ic i l l ium)属の微生物菌体
もしくは該微生物菌体から分離される酵素による分解が
顕著に行なわれる。
前記尿素−アルデヒド縮合物は、これらの微生物菌体も
しくはこれらの微生物菌体から分解される酵素により緩
徐に分解されて、主にアンモニア態窒素を生じ肥効の発
現を顕著なものとなすのである。
本発明における、尿素−アルデヒド縮合物を分解する能
力を有する、アスペルギルス(A spergi l
lus )属、ペニシリウム(Penicillium
)属の微生物菌体としては、本発明者等が発見したアス
ペ/L4−/レス(Aspergi flus ) U
F 101 (工業技術院微生物工業技術研究所菌寄託
番号2395)、アスペルギルス(Aspergill
us) UF 102 (同菌寄託番号2396)ペニ
シリウム(Penicillium)UF201(同菌
寄託番号2397)等が好適である。
しかしてこれらの微生物菌体の菌学的性質は次の通りで
ある。
アスペルギルス(Aspergi l lus ) U
F 101 ;(イ)麦芽汁寒天培地における生育状
態 コロニーは黒色もしくは黒茶色であり、平坦であって、
辺縁は無色毛髪状を呈し、培地の着色はない。
(ロ)ツアペック寒天培地における生育状態コロニーは
黒茶色であり、中心部にかけて菌糸の盛り上りを示す。
辺縁は無色毛髪状であり、培地の着色はない0 (ハ)菌糸 無色の分岐菌糸であり、隔壁を有する。
胞子前納は栄養菌糸に比して太く、柄足細胞がある。
に)子実体 頂嚢を有し、多数の芽胞子を着生する。
分生芽細胞柄に隔壁を有しない。
全体は球形であり、直径は200μ程度である。
アスペルギルス(Aspergi flus ) U
F 102 :(イ)麦芽汁寒天培地における生育状態 コロニーは灰緑色であり、中心部のみが綿状に盛り上り
を示し他は平坦である。
辺縁は無色毛髪状で、培地の着色はない。
(O)ツアペック寒天培地における生育状態コロニーは
、灰緑色であり、平坦で、辺縁は無色毛髪状である。
培地は薄縁色に着色する。(ハ)菌糸 無色の分岐菌糸であり隔壁を有し、柄足細胞がある。
に)子実体 頂嚢を有し、灰緑色の芽胞子を多数着生する。
分生芽細胞柄は隔壁を有しない。
球形もしくは長円形で直径は50μ程度である。
ペニシリウム(Pcnicillium)UF 201
:(イ)麦芽汁寒天培地における生育状態 コロニーは黄緑色であり、平坦であって、辺縁は無色毛
髪状を呈し、培地の着色はない。
(0) ツアペック寒天培地における生育状態コロニ
ーは黄緑色で中心部は黄色であり、平坦であって中心部
に菌糸の盛り上りを示す。
辺縁は無色毛髪状であって培地の着色はない。
(ハ)菌糸 無色の分岐菌糸であり、補足細胞を有しない。
に)子実体 頂嚢はなく、分生芽細胞柄に隔壁を有し、長さ120μ
程度、直径70μ程度の緑色毛筆状の分生芽胞を分生ず
る。
これらの微生物菌体は使用量が多量である程、前記尿素
−アルデヒド縮合物の分解を迅速にかつ効果的に行ない
うるが、尿素−アルデヒド縮合物中の窒素1重量部当り
、これらの微生物菌体は0.01重量部以上使用するの
が好適であり、最適には0.05重量部以上である。
本発明においてはアスペルギルス(A spergi
l lus )属の微生物菌体を使用しても、ペニシリ
ウム(Pen ic i 11 ium)属の微生物菌
体を使用してもよく、また両者を併用してもよい。
またこれらの微生物菌体は培養した菌体を遠心分離その
他の適当な方法で集め洗滌したものをそのまま使用して
も、凍結乾燥、噴霧乾燥、その細菌体の活性を損わない
ように適当な方法で乾燥した乾燥菌体となして使用して
もよい。
これらの微生物菌体を培養する培地としては、燐酸水素
カリウム、燐酸水素ナトIJウム、硫酸アンモニウム、
硫酸マグネシウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、塩
化ナトリウム、塩化カリウム、糖類、各種ビタミン類、
水等からなるものが好適であり、水素イオン濃度指数は
5乃至8が好適である。
本発明においては、これらの微生物菌体から分離される
酵素を使用することもできる。
しかして培養された微生物菌体から酵素を分離するには
、例えば微生物菌体を含んだ培養液に超音波処理、また
は他の適当な処理方法を適用して菌体を破壊し菌体残渣
を除去して上澄液を得、次いで塩析法、酸変性法、吸着
法、クロマトグラフ法等の分離法を適用して酵素を分離
するのが好適である。
しかして例えば塩析法により分離する場合には、菌体残
渣を除去した上澄液に、硫酸マグネシウム、硫酸アンモ
ニウム、硫酸ソーダ等を添力口し、15乃至30℃で酵
素を沈澱させた後、透析して脱塩精製するか、菌体残渣
を除去した上澄液にメタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、アセトン等の有機溶剤を添加して得ら
れるペースト状の沈澱物を遠心分離するのが好適である
本発明における、植物質堆肥としては、おが屑、チップ
屑、プレナー屑、樹脂スラッジ、樹皮などを主成分とす
る木質堆肥、稲わら、麦わら、小麦わら等を主成分とす
るわら堆肥、草類を主成分とする草堆肥、落葉を主成分
とする落葉堆肥等が好適である。
しかして木質堆肥は、パルプ工場、木材カロエ工場、木
材団地等において発生する木質廃材を有効に利用するこ
とができ、しかも比較的均質な堆肥が得られることから
有利である。
本発明における植物質堆肥のC/N比(窒素元素の重量
比に対する炭素元素の重量比)は10乃至150が好適
であり、最適には15乃至50である。
本発明における植物質堆肥には、堆肥化促進剤として副
次的に人、豚、鶏等の糞尿分、米ぬか、魚粕、澱粉かす
等の有機質成分や、尿素、硫安、石灰窒素、石灰等の無
機質成分が添加されることもある。
しかして本発明における植物質堆肥は、前記尿素−アル
デヒド縮合物を分解する能力を有するアスペルギルス(
Aspergi l lus )属又は(及び)ペニシ
リウム(Penicillium)属の微生物菌体が使
用されている場合に、これらの微生物菌体が生育するに
必要な炭素源を始めとする各種栄養分の供給の役目を果
たす。
また植物質堆肥は、水分の保持力が犬であり、塩基置換
容量が高く、陽イオン類例えばカリウム、マンガン、鉄
などの吸着力を有し、植物の生育に必要な微量元素例え
ば硼素、モリブデン、銅等を含有しており、微量元素の
欠乏症を防ぐ効果があり、植物の栄養源あるいは健全性
の保持に必要な土壌の腐蝕源となり、更に土壌酸度や有
毒成分に対する緩衝作用がすぐれている等の効果を示す
ものであり、これらが尿素−アルデヒド縮合物の分解に
より生ずるアンモニア態窒素と相乗してすぐれた肥効を
発現するものである。
本発明における植物質堆肥の使用量は、前記尿素−アル
デヒド縮合物中の窒素成分1重量部当り0.1乃至50
重量部が好適であり、最適には1乃至30重量部である
本発明緩効性肥料においては、更に必要に応じて他の成
分、燐、カリウム、カルシウム、マグネシウム分が配合
されていてもよ東その他の植物の生育に必要な微量元素
成分が適当量配合されていてもよい。
本発明緩効性肥料においては、尿素−アセトアルデヒド
縮合物及び尿素−ホルムアルデヒド−アセトアルデヒド
縮合物から選択される少なくとも1種の尿素−アルデヒ
ド縮合物と、該尿素−アルデヒド縮合物を分解する能力
を有するアスペルギルス(Aspergi 1.lus
)属又は(及び)ペニシリウム(Penicilli
um)属の微生物菌体及び植物質堆肥からなるので、植
物質堆肥を栄養源として繁殖するこれらの微生物菌体に
よって尿素−アルデヒド縮合物が緩徐に分解されてアン
モニア態窒素を生じ、又植物質堆肥によっても植物の生
育に有効な各種の成分が供給されると共に土壌の酸度や
有毒成分の緩衝作用がもたらされ、これらが相乗してす
ぐれた肥効が発現されるのである。
又、本発明緩効性肥料が、尿素−アセトアルデヒド縮合
物及び尿素−ホルムアルデヒド−アセトアルデヒド縮合
物から選択される少なくとも1種の尿素−アルデヒド縮
合物と、前記の微生物菌体から分離される酵素及び植物
質堆肥からなる場合においても同様に、該尿素−アルデ
ヒド縮合物が前記の微生物菌体から分離される酵素によ
って緩徐に分解されてアンモニア態窒素を生じ、又植物
質堆肥により植物の生育に有効なる各種の成分や土壌酸
度や有毒成分に対する緩衝作用がもたらされ これらが
相乗してすぐれた肥効が発現されるのである。
以下に本発明の実施例を記す。
実施例における菌寄託番号は、工業技術院微生物工業技
術研究所への菌寄託番号を記す。
実施例 1 化学肥料が施されていない土壌区A区を5分割し、A6
区とし、化学肥料が施されていない他の土壌区B区を5
分割しB、乃至B5とした。
次いでこれらの土壌区において、A1乃至A4区、B1
乃至84区には、 尿素−アセトアルデヒド縮合物(有効性指数(AI)0
.05、窒素含有量30.3係)、窒素量に換算して
10g/m過リン酸石灰 五酸化リン(P2O3)量に換算して10g/m硫酸カ
リウム 酸化カリウム(K2O)量に換算して10 gyrrt
木質堆肥 乾燥重量に換算して 10υ曾微生物菌体 乾燥菌体として 0.5g汐からなる
混合物を土壌中に散布した。
尚この際の微生物菌体として、A1,81区にはアスペ
ルギルス(Aspergi 1lus ) U F 1
01・、A2,82区にはアスペルギルス(Asper
gi 1lus) UF 102、A3,83区にはペ
ニシリウム(Penicillium)UF201、A
4.84区にはアスペルギルス(Aspergi fl
us ) U F 101及びこれと等量のペニシリウ
ム(Penici llium) UF 201を使用
した。
次いでこれらの土壌区A、及至A4 +B 1乃至B4
の夫々に、ペントグラスハイランドの種子を播種した。
播種は9月下旬に行ない翌3月下旬に肥効による生育度
を観察した。
観察に当たっては各土壌区から1mずつ2箇所を選んで
草丈及び葉色を観察した。
その結果を第1表に示す。比較例 1 実施例1におけるA1乃至A4区、B1乃至84区との
比較のためにA、、B5の両土壌区に、実施例1におけ
る木質堆肥が存在せしめられない混合物を土壌中に散布
した。
次いでこれらの土壌区A、。B5の夫々に、実施例1に
おけると同様、ベントグラスハイランドの種子を播種し
た。
播種は実施例1におけると同様9月下旬に行ない翌3月
下旬に肥効による生育度を観察したが、平均草丈はA区
では27±2cffL、、85区では25±2cmであ
り、葉色は淡緑色であった。
実施例 2 アスペルギルス(Aspergi flus ) U
F 101、アスペルギルス(Aspergillus
) UF 102、及びペニシリウム(Penici
llium) U F 201の菌体の培養液の夫々に
超音波処理を施して菌体を破壊し、菌体残渣を除去して
上澄液を得た。
次いでこれにアセトンを添加して夫々の菌体の酵素を含
有するペースト状の沈澱物を得、これを遠心分離したも
のを室温で乾燥して夫々の乾燥酵素を得た。
次いで化学肥料が施されていない土壌区C区を4分割し
てC1乃至04区とし、化学肥料が施されていない他の
土壌区り区を4分割してDl乃至B4区とし、C1乃至
C4区、Dl乃至B4区に、尿素−アセトアルデヒド縮
合物(有効性指数(AI)0.05、窒素含有量30.
3係)窒素量に換算して 1o g/r
rl過リン酸石灰 五酸化リン(P2O3)量に換算して1o g/m硫酸
カリウム 酸化カリウム(K2O)量に換算して10g/rrt木
質堆肥 乾燥重量に換算して 1og/m微生物菌
体酵素 乾燥菌体酵素として 0.5 g/mから
なる混合物を土壌区に散布した。
尚この際C1区及びB1区にはアスペルギルス(A s
pergi l lus )UFIOIの菌体酵素、C
2区及びB2区にはアスペルギルス(Aspergil
lus ) U F 102の菌体酵素、C3区及び
B3区にはペニシリウム(Penicillium)
UF 201の菌体酵素、C4区及びB4区にはアスペ
ルギルス(Aspe rgi flus )UF 10
1の菌体酵素及びこれと等量のペニシリウム(Peni
cillium) U P 201の菌体酵素を使用し
た。
次いでこれらの土壌区C1乃至C4,D1乃至D4の夫
々に、実施例1におけると同様ペントグラスハイランド
の種子を播種し、肥効による生育度を観察した。
観察に当たっては各土壌区からInずつ2箇所を選んで
草丈及び葉色を観察した。
その結果を第2表に示す。
実施例 3 化学肥料が施こされていない土壌区A区を5分割し、A
5区とし、化学肥料が施されていない他の土壌区B区を
5分割しB1乃至85区とした。
次いでこれらの土壌区において、A、乃至A4区、B1
乃至84区には 尿素−ホルムアルデヒド−アセトアルデヒド縮合物(有
効性指数(AI)0.05、窒素含有量33.1%)、
窒素量に換算して 10g/m過リン酸石灰 五酸化リン(P2O3)量に換算して10g/m”硫酸
カリウム 酸化カリウム(K2O)量に換算して10g/m木質堆
肥 乾燥重量に換算して 10g/m微生物菌
体 乾燥菌体として 0.5g/lri’
からなる混合物を土壌中に散布した。
尚この際の微生物菌体として、A1,81区にはアスペ
ルギルス(Aspergil lus ) U F 1
01、A2 、82区にはアスペルギルス(Asper
gillus ) UF 102、A31 B3区には
ペニシリウム(Penici 11 ium)UF20
1、A4,84区にはアスペルギルス(Aspergi
llus ) UF 101及びこれと等量のペニシリ
ウム(Penicillium)UF 201を使用し
た。
次いでこれらの土壌区A1乃至A4.B1乃至B4の夫
々に、ペントグラスハイランドの種子を播種した。
播種は9月下旬に行ない翌3月下旬に肥効による生育度
を観察した。
観察に当っては各土壌区から1mずつ2箇所を選んで草
丈及び葉色を観察した。
その結果を第3表に示す。比較例 2 実施例3におけるA1乃至A4区、B1乃至84区との
比較のためにA5.B5の両土壌区に、実施例3におけ
る木質堆肥が存在せしめられない混合物を土壌中に散布
した。
次いでこれらの土壌区A5゜B5の夫々に、実施例3に
おけると同様、ペントグラスハイランドの種子を播種し
た。
播種は実施例3におけると同様9月下旬に行ない翌3月
下旬に肥効による生育度を観察したが、平均草丈はA5
区では25±2−1B5区では22±2cfrLであり
、葉色は淡緑色であった。
実施例 4 アスペルギルス(Aspergi flus ) U
F 101、アスペルギルス(Aspergi 1lu
s ) UF 102、及びペニシリウム(Penic
illium) U F 201の菌体の培養液の夫々
に超音波処理を施して菌体を破壊し、菌体残渣を除去し
て上澄液を得た。
次いでこれにアセトンを添加して夫々の菌体の酵素を含
有するペースト状の沈澱物を得、これを遠心分離したも
のを室温で乾燥して夫々の乾燥酵素を得た。
次いで化学肥料が施されていない土壌区C区を4分割し
てC1乃至04区とし、化学肥料が施されていない他の
土壌区り区を4分割してり、乃至B4区とし、C1乃至
04区、Dl乃至B4区に、尿素−ホルムアルデヒド−
アセトアルデヒド縮合物(有効性指数(AI)0.05
、窒素含有量33.1%) 窒素料に換算して 109/n?過リン
酸石灰 五酸化リン(P2O3)量に換算して1o gAr?硫
酸カリウム 酸化カリウム(K2O)量に換算して10g/m’木質
堆肥 乾燥重量に換算して 10Vm微生物菌体
酵素 乾燥菌体酵素として 0.5 g/m′か
らなる混合物を土壌区に散布した。
尚この際01区及びB1区にはアスペルギルス(Asp
ergi l 1us)UFIOIの菌体酵素、C2区
及びB2区にはアスペルギルス(Aspergi l
Ius ) U F 102の菌体酵素、C3区及びB
3区にはペニシリウム(Penicillium) U
P 201の菌体酵素、C4区及びB4区にはアスペル
ギルス(Aspergi l l us )UPIOI
の菌体酵素及びこれと等量のペニシリウム(Penic
illium) UF 201の菌体酵素を使用した。
次いでこれらの土壌区C1乃至C4,D1乃至D4の夫
々に、実施例1におけると同様ペントグラスハイランド
の種子を播種し、肥効による生育度を観察した。
観察に当っては各土壌区から1dずつ2箇所を選んで草
丈及び葉色を観察した。
その結果を第4表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)尿素−アセトアルデヒド縮合物及び尿素−ホ
    ルムアルデヒド−アセトアルデヒド縮合物から選択され
    る少くとも1種の尿素−アルデヒド縮合物と、(ロ)該
    尿素−アルデヒド縮合物を分解する能力を有するアスペ
    ルギルス(Aspergillus )属又は(及び)
    ペニシリウム(Penici Ilium)属の微生物
    菌体、及び(ハ)植物質堆肥からなる緩効性肥料。 2 (イ)尿素−アセトアルデヒド縮合物及び尿素−ホ
    ルムアルデヒド−アセトアルデヒド縮合物から選択され
    る少くとも1種の尿素−アルデヒド縮合物と、(ロ)該
    尿素−アルデヒド縮合物を分解する能力を有するアスペ
    ルギルス(Aspergillus )属又は(及び)
    ペニシリウム(Penici llium)属の微生物
    菌体から分離される酵素、及び(ハ)植物質堆肥からな
    る緩効性肥料。
JP50041455A 1975-04-04 1975-04-04 緩効性肥料 Expired JPS5911558B2 (ja)

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