JPS5911168B2 - 真空しや断器 - Google Patents

真空しや断器

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JPS5911168B2
JPS5911168B2 JP10391279A JP10391279A JPS5911168B2 JP S5911168 B2 JPS5911168 B2 JP S5911168B2 JP 10391279 A JP10391279 A JP 10391279A JP 10391279 A JP10391279 A JP 10391279A JP S5911168 B2 JPS5911168 B2 JP S5911168B2
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JP
Japan
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electrode
cylindrical conductor
magnetic field
cylindrical
movable
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JP10391279A
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English (en)
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JPS5628422A (en
Inventor
斉 氷見
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Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPS5911168B2 publication Critical patent/JPS5911168B2/ja
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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空しゃ断器に係り、特にしゃ断性能を向上さ
せた真空しゃ断器の電極に関するものである。
近年、真空しゃ断器のしゃ断性能を向上させるために、
電極構造およびその材料について種々の工夫がなされて
いる。
しゃ断性能を向上させるための電極構造として、真空容
器内に設けられ且つ導電棒にそれぞれ取付けられる1対
の電極として、前記導電棒に流れる電流をこの導体棒を
中心とするループ電流に変更して軸方向の磁界を発生す
るコイル電極を主電極の背面部に設けるとともにこれら
を電気的接続し、また電流しゃ断後の渦電流による電流
と磁束の位相遅れを低減するために、前記主電極に半径
方向のスリットを設けたものがある。
このような従来の真空しゃ断器においては、電極面のア
ークスポットを分散させることにより、アークの脚を多
点とし、局部的加熱を防止してしゃ断容量の向上を図る
ようにしている。
しかしながら、アークスポットを分散させるため主電極
間に加えた縦磁界が電流しゃ断後にもかなりの割合たと
えば40係も残留し、これにより前記主電極に渦電流が
発生してアーク中のイオン化された金属粒子の拡散が阻
害され、高電圧真空しゃ断器の場合は電流しゃ断後の絶
縁回復特性が低下し、しゃ断後再点弧する事態が発生す
る欠点があった。
また真空しゃ断器の各主電極は突合せ接触であり、投入
時には各主電極に大きな衝撃力が加わるとともに、投入
状態では各電極間に電磁反発力が生じるので、この電磁
反発力に耐えるために強力な圧接力が加わるため各電極
にはかなりの機械的強度が要求される。
しかるに上述したような従来の真空しゃ断器では、各主
電極にスリットを設けているため、機械的強度に劣る欠
点があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、その目的は
アークスポットを分散させる手段として電極に縦磁界を
印加するとともに、しかも電流しゃ断後速やかに残留磁
束を消滅させることによりしゃ断性能を向上させた真空
しゃ断器を提供することである。
以下に本発明の実施例に係る真空しゃ断器について第1
図ないし第4図を参照して説明する。
第1図は本発明の真空しゃ断器の概略構成を示すもので
、図において1,2は接続リング3,4および中間リン
グ5を介して一体に接続された絶縁筒、6,7はそれぞ
れ接続リング8,9を介して絶縁筒1,2に接続された
端板であり、これらによって真空容器が形成されている
10は端板6に挿着された固定リード棒、11は端板7
にべローズ12を介して取付けられた可動リード棒、1
3.14は各リード棒10,11の先端に対向配置され
た固定電極および可動電極、15〜19はシールドであ
る。
本発明の特徴とするところは上記の如き構成の真空しゃ
断器において固定電極13および可動電極14に、それ
ぞれ真空容器の軸方向に向う磁界いわゆる縦磁界を発生
するコイル電極20および30を付設したことである。
第2図は本発明の実施例による真空しゃ断器の電極部の
詳細を示したもので、固定リード棒10にはコイル電極
20を介して固定電極13が取付けられ、可動リード棒
11にはコイル電極30を介して可動電極14が取付け
られている。
コイル電極20および30は、第3図人ないし第3図E
に示すように、第1の筒状導体41、第2の筒状導体4
2、第3の筒状導体43、第4の筒状導体44および第
5の筒状導体45を組合せ結合して構成される。
第1の筒状導体41には、第3図Aに示すように、一端
部から他端近傍まで同方向に傾斜した複数個の切欠溝4
1aがほぼ等間隔に設けられている。
第2の筒状導体42は、第3図Bに示す如く、第1の筒
状導体41より小径にしてその一端部から他端部近傍ま
で同方向に傾斜した切欠溝42aがほぼ等間に設けられ
ており、他端にはフランジ42bが設けられている。
また、第3の筒状導体43は第2の筒状導体42より小
径であり同様にして第3図Cに示すように切欠溝43a
とフランジ43bを有するとともに、第4の筒状導体4
4は第3図Dに示す如く第3の筒状導体43より小径で
切欠溝44aおよびフランジ44bを有する。
第5の筒状導体45は、第3図Eに示すように、端部に
フランジ45aが形成されている。
第2図に示すように、第1の筒状導体41ないし第5の
筒状導体45は同心状に配置されている。
すなわち、第1の筒状導体41内には第2の筒状導体4
2が挿設されそのフランジ42bと第1の筒状導体41
の他端部が連結されている。
第2の筒状導体42内には第3の筒状導体43が挿入さ
れ、第2の筒状導体42の一端部は第3の筒状導体43
のフランジ43bに連結されている。
また第3の筒状導体43内には第4の筒状導体44が挿
入され、そのフランジ44bは第3の筒状導体43の一
端部に連結されている,さらに、第5の筒状導体45は
第4の筒状導体44に挿入され、第5の筒状導体45の
フランジ45aは第4の筒状導体44の一端部に連結さ
れている。
そして固定側電極部においては、固定リード棒10に円
板状の接続電極46が取付けられており、この接続電極
46には第1の筒状導体41の他端部が取付けられてい
るとともに、第5の筒状導体45の先端部には固定電極
13が取付けられている。
また可動側電極部においては、第5の筒状導体45の先
端部に固定電極13と対向する可動電極14が取付けら
れており、第1の筒状導体41の他端部には円板状の接
続電極47が取付けられているとともに、接続電極47
には可動リード棒11が取付けられている。
次に上記構成の真空しゃ断器の電極の動作を説明する。
真空しゃ断器の投入状態では電磁反発力に対抗するため
に接触部13aと14aは大きな圧接力により圧接され
ている。
この圧接力はコイル電極20および30の各筒状導体4
1〜45に対する圧縮力として作用するが、筒状物体は
機械的強度が大きく、コイル電極20と30の圧接力に
対する強度は大きなものとなる。
また例えば固定リード棒10から可動リード棒11に流
れる電流は固定電極部においては第1の筒状導体41を
上から下へ右回りで流れ、次に第2の筒状導体42を下
から上へ左回りで流れる。
第2の筒状導体42を流れてきた電流は第3の筒状導体
43を上から下へ右回りで流れ、第4の筒状導体44を
下から上へ左回りで流れるとともに、第5の筒状導体を
上から下へ流がれて固定電極13の接触部13aに流れ
る。
可動電極部においては、可動電極14の接触部14aか
ら第5の筒状導体45を上から下へ流れ、第4の筒状導
体44を下から上へ右回りで流れ、次に第3の筒状導体
43を上から下へ左回りで流れる。
第3の筒状導体43からの電流は第2の筒状導?42を
下から上へ右回りで流れ、第1の筒状導体41を上から
下へ左回りで流れ接触電極47を通して可動リード棒1
1へ到る。
したがって、各筒状導体41〜45を夫々流れる電流に
より、向きが順次異なる縦磁界が発生する。
この縦磁界により、しゃ断時に固定電極13と可動電極
14との間に発生したアークは効果的に分散され、電極
表面の焼損が低減される。
固定電極13と可動電極14が開離されかつ両電極間が
アークで接続されているときの動作原理を第4図で簡単
に説明する、コイル電極20に流れる電流による磁界と
コイル電極30による磁界との合成磁界による順次逆向
きの縦磁束φ1〜φ4によって、固定電極13内には順
次逆向きの渦電流■、〜■4が誘起される。
また同様にして可動電極14内には、縦磁束φ〜φ4に
よって順次逆向きの渦電流I1a〜I4aが誘起される
ここで、■、,■1aは第1の筒状導体41を流れる電
流によって発生する縦磁界による誘導電流、I2tI2
aは第2の筒状導体42の電流によって発生する縦磁界
による誘導電流、I3?I3a は第3の筒状導体43
の電流によって発生する縦磁界による誘導電流である。
またI4tI4a は第4の筒状導体44の電流によっ
て発生する縦磁界による誘導電流である。
第4図に示すようにコイル電極20と30により円板状
の電極表面では半径方向を考えた場合、円周から半径方
向に交互に極性の異なる磁界が現われる。
この極性の異なる磁界間には磁束の原理上現われない部
分もあるが、実際に電流をしゃ断した場合円板状の電極
面においてアークスポットはほぼ均一に分散される。
さらに可動電極13と固定電極14間においてアークが
消滅すると、すなわちコイル電極20と30に流れる電
流が零になり、円周方向から半径方向の交互に極性を異
にする縦磁界が即座に消滅するので、電流方向が交互に
異る同心円状の渦電流も即座に消滅し残留磁束が消滅す
る。
゜したがって残留磁束の消滅により絶縁回復特性が向上
し、高圧真空しゃ断器のしゃ断容量をより向上させるこ
とができるとともに、電極材利を低チョツピング材とす
ることにより高圧用として低チョツピングの真空しゃ断
器が得られ、投入および開閉サージなどを防止するサー
ジアブソーバーなどが不要となり経済的にも有利である
なお上記実施例では、各コイル電極20および30にお
いて、第1の筒状導体41と第2の筒状導体42間でそ
れぞれ相反する軸方向の磁束が得られるようになってい
るが、磁束計算の結果、第1の筒状導体41と第2の筒
状導体42から得られる磁束を同一方向とし、この磁束
の方向に対して第3の筒状導体43と第4の筒状導体4
4の磁束を逆方向となるようにすることもできる。
以上説明したように本発明は、固定電極部と可動電極部
にそれぞれコイル電極を付設し、固定電極と可動電極間
に同一円筒状の相互に異る縦磁界を与え、両電極間に回
心田上を相互に異る方向の誘導電流を流すようにしたか
ら、電流しゃ断後電極面の残留磁束が少なくなり高性能
な真空しゃ断器を得ることができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般の真空しゃ断器の縦断正面図、第2図ない
し第4図は本発明の実施例による真空しゃ断器に関し、
第2図は電極部の正断面図、第3図A〜第3図Eは電極
部において用いる各素材の斜視図、第4図は動作説明図
である。 10・・・・・・固定リード棒、12・・・・・・可動
リード棒、13・・・・・・固定電極、14・・・・・
・可動電極、20,30・・・・・・コイル電極、41
・・・・・・第1の筒状導体、41a・・・・・・切欠
溝、42・・・・・・第2の筒状導体、42a・・・・
・・切欠溝、42b・・・・・・フランジ、43・・・
・・・第3の筒状導体、43a・・・・・・切欠溝、4
3b・・・・・・フランジ、44・・・・・・第4の筒
状導体、44a・・・・・・切欠溝、44b・・・・・
・フランジ、45・・・・・・第5の筒状導体、45a
・・・・・・フランジ、46.47・・・・・・接続電
極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 真空容器内でアーク柱に対して平行の軸方向の磁界
    を印加する構造の電極を有する真空バルブにおいて、そ
    の磁界を生じる磁界発生部を少なくとも2個のコイル状
    導体を互に逆方向に電流が流れるように同心状に配置し
    て構成したことを特徴とする真空しゃ断器。 2 複数個の筒状導体を同心的に配置するとともに各筒
    状導体を交互に反対側端部で接続しかつ少なくとも2個
    の筒状導体には相互に異る方向の縦磁界を形成するよう
    それぞれ軸方向に対して傾斜した切欠溝を設けてなるコ
    イル電極を、固定リード棒と固定電極間および可動リー
    ド棒と可動電極間にそれぞれ接続電極を介して連結して
    前記磁界発生部を構成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の真空しゃ断器。
JP10391279A 1979-08-15 1979-08-15 真空しや断器 Expired JPS5911168B2 (ja)

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JPS5628422A JPS5628422A (en) 1981-03-20
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