JPS5911021Y2 - ゴルフパタ−練習器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴルフのバット練習器に関するものである。

従来、ゴルフバットの練習器として種々の構造のものが
知られている。

例えば円盤の周縁に傾斜した変形自在の枠を取付け、上
部を開放し内部を空洞にしたものがあるが、これは練習
バットによりボールが空洞部に溜り次第該ボールを取り
出さないと次のバットが出来ない不便さがある上、実際
のプレーではボールがホールのカップに落下した時に発
する金属音がプレーヤーにとってたまらない快感となる
ものであるが、上述の器具では無音のため不満であり練
習意欲を削ぐものであった。

この点を配慮し、別の実施例では目標位置にボールの衝
撃杆を水平に設け、該後方の釣鐘を押突することによっ
て音を発するものがあるが、これは衝撃杆に対向しバッ
トする必要からパッティングの方向が限定される等の欠
点があった。

また、その他の実施例としては隆起台に疑似ホールの凹
穴を設けたものがあるが、バットされたボールが斜面を
登る関係でグリーン上のバットに較べ距離感が損う欠点
があった。

本考案は、以上のような従来からある練習器具の欠点を
排除することを目的としたものであり、構或について図
面をもって説明すると、所要の径を有する円盤１の上方
部に、該円盤１と同心位置において鋼線或はピアノ線等
の弾性素材からなる輪環２がホールの径より略ゴルフボ
ールの径だけ小さく円形に形威されており、該輪環２の
一端は円盤１の上面に設けられた支柱３にゴルフボール
の径の｝の高さに固定されるとともに、他端は鈴４が固
着している。

なお、該鈴４は球形にしてテンプルを設けたゴルフボー
ルを象ったものであってもよい。

円盤１の裏面には、ゴルフボールの衝撃により円盤１が
移動しないよう滑り止めとして針状突起５・・・・・・
が設けてある。

本考案は以上の構戊からなるものであり、室内において
床の絨椴や人工芝のマット上に本考案を設置し、円盤１
をグリーンのホールに見立ててバットすると、ボールが
正しくバットされボールの径の士以上が円盤上に乗る範
囲内に転がった場合、輪環２の径がホールの径よりボー
ルの径だけ小さくなっているため、ボールは該輪環２に
接触し振動によって鈴は快音を発する。

然るに本考案の効果としては、室内のバット練習におい
て、ホールに入るラインの範囲内に正しくバットされた
場合にのみボールは輪環に接触するため、鈴の音により
ホールインが確認される上グリーン上でボールがカップ
に入った時と同様の快感を味合うことが出来て興味は倍
加される。

また、該ボールは輪環２により周辺に弾かれるため疑・
似ボール内にボールが溜ることがなく、同じ位置から連
続して数多くのボールをバットすることが出来るので能
率よく練習が出来る。

その上円盤の中心に輪環が円形に設けられているため、
バットの方向性が限定されず、あらゆる方向からバット
出来る利便性もある。

なお、滑り止めの針状突起５・・・・・・がマット内に
食い込みボールの衝撃により円盤が移動することがない
上、円盤はマットと同一平面に納まるためバットの距離
感も実際のグリーンと変りなく練習することが出来る。

これらの利点に加えて、本考案は従来市販されている練
習器具に較べて構造も簡単で安価に製作出来ることから
、商品宣伝の景品やゴルフコンペの賞品として手軽に利
用出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の平面図、第２図は、本考案の背面図
、第３図は、本考案の側面図、第４図は、本考案の斜視
図。 １：円盤、２：輪環、３：支柱、４：鈴、５：突起、図
中ａは、ゴルフボールの士径をあらわす。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ゴルフ場のグリーンにおけるホールと同径をなす円盤の
   上方部に、該円盤と同心位置に弾性素材からなる線状輪
   環がホールの径より略ゴルフボールの径だけ小さい径を
   なして設けてあり、該輪環の一端は円盤上の支柱に固定
   され、他端には鈴が固着し、円盤の裏面に滑り止めの突
   起を設けたゴルフパター練習器。