JPS5911020Y2 - ゴルフ練習用ティ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴルフボール送り装置から送られて来るボール
を自動的に先端受止部に受け止めて打撃練習に供するた
めのゴルフ練習用ティーに関するものである。

従来のこの種の練習用ティーは、第１図に示すように、
樋部１′とボール受止部２′とよりなっているが、ボー
ル受止部２′が底無しの中空筒状であったため、樋部１
′の強度に比べて弱く、ショット時に打撃力を受けるこ
とにより樋部１′とボール受止部２′との連設部３′の
部分が何度かのショットによって破損するという欠点が
あり、新品と交換する頻度が高く、その交換作業に手間
が掛ると共に不経済でもあった。

また、ボール受止部２′の上縁部がボールを包む状態で
ボールを支持しているため、ボールの打点を低くして打
つ場合にはクラブヘッドがゴム質のボール受止部２′の
外側部に当り、ボールに直接当らないので、うまく飛ば
ず、その代り練習用ティーが損傷又は破損するという欠
点もあった。

本考案は、このような従来の欠点を除去し、破損し難く
、シかもボールの打点を低くしてもボールの打撃を妨げ
ないゴルフ練習用ティーを提供することを目白勺とする
もので゛ある。

この考案は、ゴルフボール送り装置から送られて来るボ
ールを導く樋部と、その先端部に連設されるボール受止
部とからなる可撓性のゴルフ練習用ティーにおいて、上
記樋部とボール受止部との連設部を幅方向に肉厚となし
、ボール受止部を有底の王冠状とし、かつ同王冠状部分
の底部から上方に向けてティ一部を突設したことを特徴
とするゴルフ練習用ティーに係るものである。

以下、本考案を第２図以下に示す実施例に基いて説明す
れば、樋部１とボール受止部２との連設部３は肉厚とし
てこの部分における破損を防止し、ボール受止部２は王
冠状に先端突部４、両側突部５，６を形威してボールを
三点で包む状態とし、ボール受止部２には肉厚の底部７
を形威し、同底部７の中心部より管状のティ一部８を突
出させる。

従ってボールは、このティ一部８の上に乗り、上記突部
４，５．６は樋部１を通って来たボールを受け止めてテ
ィ一部８の上に乗せるガイドとして作用する。

図中の９，１０は雨水等を排出する孔である。

なお、樋部１は、内部レール１１と外部ガイド１２の二
重構造として風などによるボールの脱軌を防止し、また
外部ガイド１２の内面に突条１３を形或することにより
ボールが真すぐ回転してボール受止部２に向うようにす
ることができる。

第４図はボール送り装置１４との装着状態を示すもので
あり、やや軟質の素材（ゴム）よりなる本考案の練習用
ティーと、やや硬質のゴム材よりなる継手樋１５とを断
面Ｕ字状の金具１６にて連結し、ねじ１７，１８にて固
定し、継手樋１５のＴ字型先端をボール送り装置１４の
Ｔ字型溝に上方より嵌着することにより同装置と連結し
、装置上のペダルを踏むことによりボールは１個ずつ供
給される。

長時間の使用により本練習用ティーが損傷した場合は、
ねじ１８をはずして新しいものと取り替える。

上述したように、本考案によれば、ボール受止部２が底
部７を有すること及び樋部１との連設部３が肉厚である
ことにより、従来のように連設部が亀裂を生じて破損す
るということを防止でき、またボール受止部２の底部７
の中心部より上方にティ一部８を突設してこの部分にボ
ールが乗るようにし、突部４，５．６は樋部１から送ら
れて来たボールを受け止めて位置を定めるためのもので
あるために、低い打点で打つ場合も該受止部２の周壁に
てボールの打点が覆われて直接クラブヘッドがボールに
当らないのいうことがないなどの効果があり、ゴルフテ
クニックの向上に大きく寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の練習用ティーを示す斜視図、第２図は本
考案に係る練習用ティーを示す斜視図、第３図は樋部の
断面図、第４図はボール受止部の断面図、第５図はボー
ル送り装置との連結状態を説明する平面図である。 １：樋部、２：ボール受止部、３：連設部、４，５，６
：突部、７：底部、８：テイ一部、９，１０ ：孔、
１１：内部レール、１２：外部ガイド、１３：突条。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ゴルフボール送り装置から送られて来るボールを導く樋
   部と、その先端部に連設されるボール受止部とからなる
   可撓性のゴルフ練習用ティーにおいて、上記樋部とボー
   ル受止部との連設部を幅方向に肉厚となし、ボール受止
   部を有底の王冠状とし、かつ同王冠状部分の底部から上
   方に向けてティ一部を突設したことを特徴とするゴルフ
   練習用ティー。