JPS5910985Y2 - 高粘度流動体を充填された高粘度流動体注入装置 - Google Patents

高粘度流動体を充填された高粘度流動体注入装置

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Publication number
JPS5910985Y2
JPS5910985Y2 JP1977177752U JP17775277U JPS5910985Y2 JP S5910985 Y2 JPS5910985 Y2 JP S5910985Y2 JP 1977177752 U JP1977177752 U JP 1977177752U JP 17775277 U JP17775277 U JP 17775277U JP S5910985 Y2 JPS5910985 Y2 JP S5910985Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high viscosity
viscosity fluid
drug
cylinder bore
cylinder
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977177752U
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English (en)
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JPS54104686U (ja
Inventor
政数 高嶋
Original Assignee
東洋醸造株式会社
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Publication date
Application filed by 東洋醸造株式会社 filed Critical 東洋醸造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高粘度流動体の注出装置に係り、特に高粘度流
動体を充填された高粘度流動体注入装置に係る。
従来より、例えば乳牛の乳房炎を予防しまた治療する薬
として、高粘度流動体状の薬剤が注射器様の装置を用い
て乳牛の乳房に注射されている。
かかる高粘度流動体状の薬剤の注射は、一般の注射に於
る如く、一端にて開放され他端にて注出口を残して閉じ
られたシリンダボアを有するシリンダ要素と、かかるシ
リンダボアに係合するピストン要素とを有する注出装置
を用い、そのシリンダボア内に薬剤を充填し、前記注出
口に注射針を装着して、ピストン要素をシリンダボア内
に押込むことにより、注出口から押出された薬剤を注射
針の孔を経て所定の注入部へ吐出することにより行なわ
れているが、この場合薬剤が高粘度流動体であることか
ら、通常の注射に於る如く、シリンダ要素のシリンダボ
ア内にピストン要素を一杯に押込んでおき、その状態で
注出口を薬剤浴中に浸し、ピストン要素を引抜く方向に
動かすことによって、吸入ポンプ式にシリンダボア内へ
薬剤を吸入する操作により注射に際しその都度注入装置
内への薬剤の充填を行うことができない。
その為この種の高粘度流動体の注射の為には、一端にて
開放され他端にて注出口を残して閉じられたシリンダボ
アを有するシリンダ要素と、該シリンダボアに係合する
ピストン要素とを有する注射器様の注出装置の、該シリ
ンダボア内の中間位置迄前記ピストン要素が装入され且
つピストン要素と前記注出口の間のシリンダボア内空間
に薬剤を予め充填した薬剤充填済の注入装置が、製品と
して製造され且つ販売されている。
かかる薬剤充填済の注入装置は、その注出口が一般にね
し止めキャップにて閉じられており、使用者はかかる薬
剤充填済の注入装置を講入し、そのキャップをはずし、
ここに予め準備された注射針を取付け、直ちに薬剤の注
入投与を行うことができるようになっている。
上述の如き高粘度流動体状の薬剤を予め充填された薬剤
充填済注入装置を製造するにあたっては、やはり通常の
注射器への薬液の充填の場合の如くピストン要素の引抜
き作用によって注入口から薬剤を吸込むことによってこ
れを充填することができないので、シリンダボア内にピ
ストン要素を装入する前にその開放端側よりシリンダボ
ア内へ薬剤を注入し、しかる後ピストン要素を装入しな
ければならず、その際薬剤とピストン要素の間に空気が
封入されると言う問題がある。
かかる空気の混入は薬剤を注射される乳牛の健康に重大
な障害を及ぼす危険があり、また薬剤充填済注入装置の
保存中に薬剤の酸化による劣化を生ずる恐れがあるので
、かかる空気の混入は薬剤充填済注入装置の製造にあた
って厳格に排除されなければならないものである。
その為従来この種の高粘度流動体状薬剤を予め充填した
薬剤充填済注入装置の製造に於ては、その薬剤充填の際
に空気の混入を阻止することに関し多くの困難を伴って
いた。
本考案は、上述の如き問題に対処し、高粘度流動体状の
薬剤を予め充填された薬剤充填済注入装置の製造を、そ
の薬剤充填の際に於る空気混入防止の観点から改善する
ことのできる、改良された高粘度流動体注入装置を提供
することを目的としている。
以下に添付の図を参照して本考案を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本考案による高粘度流動体注入装置の一つの実
施例を示す縦断面図である。
図に於て、1はシリンダ要素であり、そのシリンダボア
2はその一端3にて開放され他端に於ては注出口4を残
して閉じられている。
注出口4はシリンダ要素1の先端部に形威された外ねじ
を有するノズル部5によって郭定されている。
またシリンダボアの開口端3の部分に於て、シリンダ要
素1は第2図によりよく示されている如く、注入作業の
便の為のフランジ部6を形或されている。
シリンダ要素1のシリンダボア2内にはピストン要素7
が装入される。
ピストン要素7は第2図及び第3図によりよく示されて
いる如き十字状断面を有するロツド部8と、その先端に
装着されたゴムよりなるパッキン部9とを有している。
ロツド部8はシリンダボア2の内面に沿う外形を有して
おり、これによってピストン要素はその中心軸線をシリ
ンダボア2の中心軸線に沿わせてシリンダボア内へ滑ら
かに装入されるようになっている。
十字状断面のロツド部8の図に於る上端部には、第3図
によりよく示されている如き円盤状のフランジ部10が
形或されており、また該ロツド部の図に於る下端にはパ
ッキン部9の図に於る上端に当接する円盤状のフランジ
部11とパッキン要素9内に装入されてこれを保持する
アンカ一部12が形威されている。
シリンダ要素1の先端のノズル部5にはその外ねしに係
合する内ねじを有するねしキャップ13か取付けられて
いる。
かかるねじキャップは注入装置の使用に際して取外され
、これに代えて第4図に示す如き注射針要素14がノズ
ル部5に装着される。
シリンダ要素1、ピストン要素7のロツド部8及びこれ
と一体に形或されたそのフランジ部10,11及びアン
カ一部12、ねじキャップ13、及び注射針要素14は
適当なプラスチック材で形威されてよい。
ピスト−ン要素のパッキン部9は上述の如くゴムにより
形威されるのが好ましい。
シリンダ要素1の円筒壁には、その内面に沿ってシリン
ダボア2の中間位置よりその開放端3迄延びる溝15が
設けられている。
図示の如き注入装置に予め高粘度流動体状の薬剤を充填
して薬剤充填済注入装置を製造するには、図示の如くシ
リンダボア2内にピストン要素7を装入する前に、シリ
ンダボア2内にその図に於る下端より溝15の下端を幾
分越えるレベル迄高粘度流動体状薬剤をその開放端3よ
り注入する。
しかる後ピストン要素7をシリンダボア開放端3より装
入する。
この際最初はシリンダボア2内の薬剤とピストン要素の
先端部即ちパッキン部9の間に空気層が封入されるが、
ピストン要素が徐々に図にて下方へ向けてシリンダボア
2内へ装入されると、空気は溝15を経てパッキン部9
の前方の空間よりフランジ部11の後方の空間へ漏出す
る。
空気が完全に漏出した後には、ピストン要素の装入に伴
って幾分薬剤が溝15を通って漏出するが、パッキン部
9の先端が溝15の図に於る下端を横切る位置に達した
ときには、薬剤とパッキン部9の間に最初に封入された
空気が確実にシリンダボア外へ放出されたことが保証さ
れる。
尚、かかる薬剤充填作業に際して、注出口4はねしキャ
ップ13によって閉じられていても或は解放されていて
もよい。
ピストン要素のパッキン部9の先端が図示の如く溝15
の下端に達したところで、ピストン要素の装入を中止し
、注出口4が開かれているときにはここにねしキャップ
13を取付ければ、薬剤充填済の注出装置が得られる。
尚、この状態に於では、溝15の下端部即ちパッキン部
9と重なり合っている部分は、その開口縁がパッキン部
9によって閉じられることにより形或された長孔内に薬
剤か充填された状態にあり、従って溝15はその下端部
にて薬剤によって栓をされた状態にあり、シリンダボア
内の薬剤は空気との接触から遮断されている。
以上に於ては本考案を一つの実施例について詳細に説明
したが、かかる実施例について本考案の範囲内にて種々
の修正が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による高粘度流動体注出装置の一つの実
施例を示す縦断面図、第2図及び第3図は第1図に於る
線II − II及びIII 一IIIによる断面図、
第4図は第1図に示す高粘度流動体注出装置の先端に装
着される注射針要素の一つの実施例を示す縦断面図であ
る。 1〜シリンダ要素、2〜シリンダボア、3〜シリンダボ
アの開放端、4〜注出口、5〜ノズル部、6〜フランジ
部、7〜ピストン要素、8〜ロツド部、9〜パッキン部
、10.11〜フランジ部、12〜アンカ一部、13〜
ねしキャップ、14〜注射針要素、15〜溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端にて開放され他端にて注入口を残して閉じられたシ
    リンダボアを有するシリンダ要素と、前記シリンダボア
    に係合するピストン要素とを有し、前記シリンダボアの
    円筒壁にはその内面に沿って前記シリンダボアの中間位
    置に位置する内端より前記一端まで延びる溝が設けられ
    ており、前記シリンダボアに前記ピストン要素が係合さ
    れる前に前記シリンダボア内に前記シリンダ要素の前記
    一端より高粘度流動体が前記シリンダ要素の前記他端と
    前記溝の前記内端との間の空間を少なくとも僅かに越え
    るまで注入され、しかる後前記シノンダボア内へ前記ピ
    ストン要素が前記溝の前記内端を丁度閉じ終わるまで挿
    入されている高粘度流動体を充填された高粘度流動体注
    入装置。
JP1977177752U 1977-12-29 1977-12-29 高粘度流動体を充填された高粘度流動体注入装置 Expired JPS5910985Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977177752U JPS5910985Y2 (ja) 1977-12-29 1977-12-29 高粘度流動体を充填された高粘度流動体注入装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1977177752U JPS5910985Y2 (ja) 1977-12-29 1977-12-29 高粘度流動体を充填された高粘度流動体注入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54104686U JPS54104686U (ja) 1979-07-23
JPS5910985Y2 true JPS5910985Y2 (ja) 1984-04-05

Family

ID=29187551

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JP1977177752U Expired JPS5910985Y2 (ja) 1977-12-29 1977-12-29 高粘度流動体を充填された高粘度流動体注入装置

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JP (1) JPS5910985Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219434U (ja) * 1975-07-31 1977-02-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5219434U (ja) * 1975-07-31 1977-02-10

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Publication number Publication date
JPS54104686U (ja) 1979-07-23

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