JPS5910754B2 - コ−クス炉ガス排送ブロワ−へのタ−ル等の付着防止方法 - Google Patents

コ−クス炉ガス排送ブロワ−へのタ−ル等の付着防止方法

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Publication number
JPS5910754B2
JPS5910754B2 JP56046051A JP4605181A JPS5910754B2 JP S5910754 B2 JPS5910754 B2 JP S5910754B2 JP 56046051 A JP56046051 A JP 56046051A JP 4605181 A JP4605181 A JP 4605181A JP S5910754 B2 JPS5910754 B2 JP S5910754B2
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JP
Japan
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blower
coke oven
oven gas
adhering
tar
Prior art date
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Expired
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JP56046051A
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JPS57159879A (en
Inventor
英臣 加藤
卓次 河本
英恕 佐竹
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Sumikin Kako KK
Original Assignee
Sumikin Kako KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 コノ発明ハ、コークス工場においてコークス炉から発生
するコークス炉ガスを、精製工程へ排送するブロワーに
タール等が付着するのを防止すると共にブロワー吐出側
のドレン抜出管の閉塞を防止する方法に関する。
コークス炉から発生するコークス炉ガスは、第1図に示
すとおりコークス炉1から排送ブロヮー4に吸引され、
濃縮したコールタール、安水を分離した後、プライマリ
ークーラー2で30’C程度まで冷却し、凝縮水、コー
ルタールが分離され、タール抽出機3でさらにコールタ
ール分が分離されてナフタリンワツシャ−5へ送られ、
デクーラー6を経て脱硫、脱安工程、軽油捕集工程へ送
り、ガスの精製、粗軽油の回収が行なわれる。
このブロワー4を通過するガス中には、事前にコールタ
ール等を除去したにもかかわらず、なお若干のタールミ
ストが残留しており、また、ナフタリン分等も含まれて
いる。
このため、ブロワー4内にこれらが付着する。
詳しく説明すると、第2図に2段片吸込形ターボブロワ
ーの断面図を示すが、ブロワー4本体中央に軸支された
シャフト41に嵌着され、高速回転するランナー42の
ガス通路内壁にコールタール、ナフタリン等(以下ター
ル等という。
)のドレンが付着する。
この付着したタール等のドレンは高い粘性を有するピッ
チ状のものであるため、ブロワー4下部に設けたドレン
を排出するためのドレン抜管43がすぐに閉塞してしま
い、その除去に多犬の時間を用するほか、常時ドレン抜
管43を点検し清掃する必要があった。
また、ブロワー4の吐出側に接続された吐出管44の下
部に設けたドレン排出用のドレン抜管45並びにそのシ
ールポットも同様に閉塞を起すので、つねに点検し、ス
チーム洗浄しなければならない。
一方、ブロワー゛4内部全体特にランナー42付近は、
運転時間が長くなるにつれてタール等の付着がひどくな
る。
このタール等のランナー42への付着が不均一になると
、ランナー42の回転が安定せず、振動が発生しブロワ
ー自体の寿命が短くなると共にアンペアが上昇するため
、一定時間ごとにブロワー4はオーバーホールされてい
た。
さらに、このオーバーホールには長時間を要し、操業上
種々の問題を生じていた。
この発明は上記欠点を解消するためになされたもので、
ブロワーのランナー等へのタール等の付着を防止すると
共に、ドレン抜管の閉塞を管無となし得るコークス炉ガ
ス排送ブロワーへのタール等の付着防止方法を提供する
ものである。
すなわち、この発明は、コークス炉ガスを排送するブロ
ワー近傍の吸引管内にスプレーノズルを配設し、吸引管
内を通過するコークス炉ガスに洗浄液を連続噴霧するこ
とを特徴とするコークス炉ガス排送ブロワーへのタール
等の付着防止方法である。
噴霧する洗浄液としては、コークス工場で発生するガス
液、水あるいはコークス炉ガス中の粗軽油分を捕集する
のに使用される吸収油等を用いる.この洗浄液の噴霧に
より洗浄液ミストとタール等のミストが合体して溶解し
、タール等のドレンの粘度が低下し、ブロワーのランナ
ー等へのタール等の付着が著るしく減少すると共に、ド
レン抜管、シールポットの閉塞が管無となり、ドレンが
連続的に排出される。
洗浄液の噴霧量は、多いほど吐出側のドレン抜管45に
おけるドレンの粘度が低下し、好ましいが、ブロワー4
のランナー42に対する洗浄液の腐食を生じるほか、ド
レンの処理に多くのコストを必要とするため、ブロワー
が吸引するガス量に応じて適宜選定するとよい。
なお、洗浄液として水を噴霧する場合には、ランナーの
腐食に対しては有利であるが、噴霧によりかえってガス
液を増加させることになる。
また、吐出側において洗浄液を噴霧するとドレン抜管4
5における洗浄効果が得られる。
以下にこの発明による実施例を示しその効果を明らかに
する。
風量3 6,0 0 0 N772”/ hrの能力を
有するターボブロワーに接続された800imgの吸引
管のターボブロワー近傍に、3/4インチ管に接続した
スプレーノズルを管の中央高さに設置し、このターボブ
ロワーをコークス炉ガス吸引量25,000N 7F2
”/ h rで作動させ、ガス液量を種々変化( 5
0 〜4 0 0 1,/ hr)させて噴霧した。
その結果、上記ガス量に対しては、腐食、ガス液処理、
ドレン排出等を考慮すると200t/hrを連続的に噴
霧するのが最も合理的であった。
次に同一条件で2001/hrのガス液を噴霧したター
ボブロワーAと、ガス液を噴霧しないターボブロワーB
をs,ooo時間運転して、タールの付着度を比較した
その結果、ガス液を噴霧しないターボブロワーBは、運
転開始後4,000時間でランナーへのタール等の付着
により振動が発生し、オーバーホールの必要が認められ
、オーバーホールを行なったが、ガス液を噴霧したター
ボブロワーAの場合には、4,000時間経過時点でラ
ンナーへのタール等の付着はまったく認められなかった
さらにターボブロワーAの運転を継続し、s,ooo時
間経過時点で再度点検したところ、ランナーに若干のタ
ール等の付着が認められる程度で、オーバーホールの必
要がなく、さらに運転を継続した。
この実験中、ターボブロヮーAは本体並びに吐出側のド
レン抜管は、一度も閉塞することなく、常に粘度の低い
ドレンが連続的に排出されていた。
これに対してガス液を噴霧しないターボブロワーBはほ
とんど毎日のようにドレン抜管が閉塞し、掃除したのち
も2〜3日でまた完全に閉塞してしまった。
以上述べたとおりこの発明はブロワーの吸引側からコー
クス炉ガス中に連続的に洗浄液を噴霧する簡単な方法で
あるが、ブロワーのオーバーホールまでの運転時間を従
来に比し2倍以上に延長するこをかでき、ドレン抜管の
閉塞も皆無となる等、タール等の付着防止に極めて顕著
な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はブロワーの配置を示す説明図、第2図はこの発
明方法を説明するターボブロワーの縦断面図である。 図中、4・・・・・・ブロワー、41・・・・・・シャ
フト、42・・・・・・ランナー、43・・・・・・ド
レン、44・・・・・・吐出管、45・・・・・・ドレ
ン、46・・・・・・吸引管、47・・・・・・スプレ
ーノズル、48・・・・・・タンク。 −237−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コークス炉ガスを排送するブロワー近傍の吸引管内
    に噴霧ノズルを配設し、吸引管内を通過するコークス炉
    ガスに洗浄液を連続噴霧することを特徴とするコークス
    炉ガス排送ブロワーへノタール等の付着防止方法。 2 洗浄液が水、ガス液または吸収油である特許請求の
    範囲第1項記載のコークス炉ガス排送ブロワーへのター
    ル等の付着防止方法。
JP56046051A 1981-03-28 1981-03-28 コ−クス炉ガス排送ブロワ−へのタ−ル等の付着防止方法 Expired JPS5910754B2 (ja)

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JPS57159879A JPS57159879A (en) 1982-10-02
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KR20040019211A (ko) * 2002-08-27 2004-03-05 주식회사 포스코 코크스 오븐 상승관용 냉각 순환수의 타르 연속분리배출장치
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JPS523681U (ja) * 1975-06-24 1977-01-11

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