JPS5910109B2 - 画像の幾何学的歪補正装置 - Google Patents

画像の幾何学的歪補正装置

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JPS5910109B2
JPS5910109B2 JP52029282A JP2928277A JPS5910109B2 JP S5910109 B2 JPS5910109 B2 JP S5910109B2 JP 52029282 A JP52029282 A JP 52029282A JP 2928277 A JP2928277 A JP 2928277A JP S5910109 B2 JPS5910109 B2 JP S5910109B2
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earth
coordinate
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JP52029282A
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貞一 渡辺
征之 岩永
英範 篠田
治男 麻田
順夫 沢田
健一 森
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は衛星、航空機などの飛行物体に搭載されたマ
ルチスペクトルスキャナ(以下MSSと記す)による画
像データ中に含まれる画像の幾何学的歪を補正する装置
に関する。
一般に画像データ収集の過程は写像として考えることが
出来る。
すなわち、MSSの場合では、地上に設定された座標系
(例えば緯度・経度)かハーらMSS画像座標系への写
像と考えることが出来る。
この関係を式で表わせば、地上の座標系による座標を(
X,y)で、またこれに対応する画像の座標を(1,J
)とすれば1=f(X,y) } ・・・・・・(1) J=g(X,y) となる。
飛行体に搭載されたMSSによる画像データは、飛行体
が既定の位置・姿勢から変動すること、MSSの走査鏡
の走査角の変化が時間に対して線形でないこと、衛星な
ど高高度の飛行体では、一画面のデータを収集する間に
地球の自転により飛行体下の位置を変えることなどの原
因により生ずる多くの幾何学的歪を含んでいる。
このため、例えば、得られた画像を地形図などに重ね合
わせようとする場合にはこれらの幾何学的歪を除去する
必要がある。そのためには(1)式の写像関係を何らか
の方法により明確に定義する必要がある。
従来の方法では(1)式の関係は多項式、すなわちで近
似出来るとし、その係数Aij,bijをM=−2(N
+1)(N+2)個以上の実際の関係(グランド・コン
トロール・ポイント(以下GCPと記す)){In,J
n),(Xn,yn)},n=1,2,・・・,L,L
〉Mを用いて最小自乗法によう定めていた。
すなわち、従来は第1図に示すように、まず画像データ
中の既知の画素(In,Jn)を指定する情報及び地図
等から知ることのできたその画素の(基準)位置座標デ
ータとにより(2)式に示す係数を計算する回路1に卦
いて係数Aij,bijを求める。
これらの係数データを画像データ補正回路2に供給し、
補正された画像を得、これを表示装置3により出力して
いた。しかしながら、(2)式の次数Nとしては3次ま
たは5次が多く用いられ、次数3の場合多項式の係数の
個数は20であり、次数5の場合は42である。
このように(1)式の写像関係を決定するために非常に
多くの基準となる位置座標データ(GCP)を一画面中
より抽出する必要があつた。また全画面で近似の精度を
一様にするためには全画面から満遍なく抽出しなければ
ならない。このことは一般に、GCPとして選択出来る
地形が、画像を見ることにより容易に識別出来る地形に
限られていること、雲など画像を遮蔽するものが無いこ
となどの条件を必要とし、実際には、非常に困難である
。さらに同一地域のデータであつてもデータ収集の日時
が異なることにより改めてGCPの抽出が必要となるな
どの問題点があつた。本発明は従来技術にあつた以上の
ような問題点を克服するもので、飛行体に搭載されたM
SSによる画像の幾何学的歪の補正を、画像データ収集
の過程を理論的に解析し厳密なモデルを確立することに
より画像データ中に含まれる幾何学的歪を補正する装置
を提供することを目的とする。
本発明によればGCPの個数を大巾に削減出来、全画面
中で一様な精度で歪の補正が可能であり、さらにGCP
の抽出が出来ないような画面に対しても補正誤差2画素
程度の精度で歪補正が可能である。前述のように衛星(
ここではLandsat)に搭載されたMSSの画像デ
ータの幾何学的歪の原因としては、衛星の姿勢の変動に
よるもの、地球の自転によるもの、衛星の位置の移動に
よるもの、走査鏡の回転角の変化の時間に対する非線形
性によるもの、衛星の高度変化や速度変化によるものな
どがある。
画像における幾何学的歪はこれらの原因による(1)式
で表わされる写像関係中に生ずるゆがみを無視し画像座
標系をあたかも地上座標系と相似であるかのように扱か
うために生ずる。このため得られた画像を地形図などに
重ねられるように表示するためには、上述のような原因
による歪を除去し地形図に対応する座標系への変換を行
なう必要がある。第2図は本発明の一実施例を示す図で
ある。
データ入力部11はLandsatに搭載されたMSS
によつて地表を走査して得られた画像データ及びLan
dsatの位置・姿勢等を表わすアノテーシヨンデータ
(AnnOtatiOndata)を収容するもので例
えばMT装置からなる。画像データ及びアノテーシヨン
データは測地座標計算部12に供給され、画像データ中
の任意の画素の地球上での位置座標(緯度・経度)をこ
の画素が走査された時刻に卦けるアノテーシヨンデータ
から計算して求められる。得られた位置座標データはU
TM座標変換部13に供給され、UTM座標(国際横メ
ルカトール座標)に変換する。これは地形図の座標 5
系に合わせるためで、地形図の座標系が多面体座標であ
れば位置座標データは多面体座標系に変換する必要があ
る。画像出力部14はこのようにして変換された座標を
用い、画像データを地形図などと重ね合せて例えばCR
Tによつて表示する。アノテーシヨンデータはLand
satの時々刻々の位置・速度・姿勢等を表わすデータ
であり、従来より画像データとともに得られていたもの
である。すなわち、アノーテーシヨンデータとは地表面
−を撮影する機器を搭載した飛行体がある地域を撮影し
ているときにとつていた位置、姿勢、時刻、運動の方向
などを記録したデータである。
例えば、人工衛星の場合には、位置は撮影時の衛星の真
下の地表面上の座標、高度によ)表わされ、姿勢は衛星
のピツチ、ヨ一、口一により与えられる。また運動の方
向は衛星がどの軌道をとつているかと高さの変化として
位置情報から求めることができる。このようなアノテー
シヨンデータは画像データに対応付けられて磁気テープ
(MT)等に収容されたものとして入手することができ
る。本発明は、Landsatより得られた画像データ
をアノテーシヨンデータを用いて補正することに特徴を
有する。
第2図に示す実施例ではアノテーシヨンデータは測地座
標計算部12に卦いて用いられる。測地座標計算部12
の詳細を第11図に示すが、その前にアノテーシヨンデ
ータを用いてMSSの画像の任意の画素と地上のこれに
対応するサンプリング位置座標(経度δ、緯度θ)との
写像関係を決定する方法について述べる。まず、Lan
dsat(7)MSSの概要については、1972年1
2月26日、ゴダード・スペース・フライト・センター
発行の「データ・ユーザス・ハンド・ブツク」(「Da
taUsersHandBOOk」 ,GOddard
SpaceFlightCenter,26Decem
berl972DOcument煮71SD4249)
に記載されている。第3図に示すようにLandsat
に搭載されたMSS2Oは地球21の上空を矢印Aの方
向に進行し、地表を走査する。MSS2Oはデータ検出
器22及び走査鏡23を有し、走査鏡23を振動させる
ことによつて地表の所定領域を走査している。MSSの
動作を記述するために、スキヤナ座標を定義する。
Landsatの進行方向をX8軸、走査方向をY,軸
とし、X8軸及びY,軸を用いて右手直交座標系として
Z8軸を決める。Z5軸は通常MSSから地表へ下した
垂線方向である。また第3図に示すように走査鏡23に
よる走査方向の視野角を2ψ、走査線幅を2ψとする。
第4図に示すように画像24の(1,J)要素を見込む
角を(ψ1,ψJ)すると、スキヤンナ一座標系で地球
を見た方向余弦Ts(=ブs(1,J))は(1,J)
要素を見込む角(ψ1,ψ,)を用いて、と表わすこと
ができる。
画像の(,J)要素を指定すると、それによつて決まる
見込む角(ψ1,ψ,)は走査鏡の走査特性が線型な範
囲に卦いては次式で計算することができる。
つ J ここでMOd(J,6)=J−6×〔百〕であり、Ma
xは走査方向の画素数である。
Landsat(7)MSSの場合一走査を6走査線で
行なうためψ,を求める式が複雑化しているが、一走査
を1走査線で行なう場合にはψ,はψ1と同様の簡単な
関係にある。しかしながら走査鏡の走査特性は通常第5
図の曲線25に示すように非線型であるために、得られ
る画像は幾何学的歪を含むことになる。
この走査特性は前述のハンドブツクに卦いてIの関数m
(1)として与えられている。この関数m(1)を画素
単位に直した離散的関数N(1)に変換することによつ
て 、線型な走査線のIに対して非線型の補正された要
素番号了は〜 1=I+N(1) ・・・・・
・(5)によつて求めることができる。
(5)式の了を(4)式に代入すれば、非線型特性の影
響を除去した見込み角を計算することができる。
次に第6図を参照すると、MSSを搭載しているLan
dsat3O及び地球31の位置関係が示されている。
Landsat3Oの地球中心0に対する位置ベクトル
をπ、地球中心から地表のサンプリング点Pを見た方向
ベクトルをa、または地球半径をrとすれば次式の関係
がある。ここでブは前述のLandsat3Oに搭載さ
れたMSSがサンプリング点Pを見る方向余弦である。
MSSがサンプリング点Pを走査した画像が(1,J)
要素に対応している。したがつて画像の幾何学的歪は(
1,J)要素が地表の測地座標系で表わされれば解消す
ることができる。ここで第6図に示す方向ベクトルaか
らサンプリング点Pの測地座標(経度δ、緯度θ)を求
めることができることを示す。
まず地球座標系を定義する。Xe軸を地球中心からグリ
ニッジ子午線が赤道を横切る点(経度0、緯度0)の方
向にとb、また地球中心から北極方向をZe軸とし右手
直交座標系としてYe軸をとる。方向ベクトル了をこの
地球座標系で表わせば、であわ、故に測地座標は次式で
与えられる。
したがつて、MSSにより得られた画像の幾何学的歪の
補正は方向ベクトルマを求めることによつて行なわれ得
る。−伽 方向ベクトルaは(6)式を解くことによつて、一;ト
となる。
ここでaは地球座標での表現が必要であるが、了はスキ
ヤナ一座標での表現が(3)式で与えられて卦b、(8
)式を計算するにはベクトルブ,賃に対して座標変換を
行い地球座標で表現しなければならない。スキヤナ一座
標から地球座標への座標変換T?はフ と分解して考える。
ここで添字E,i,O,b,sはそれぞれ地球座標系、
慣性座標系、軌道座標系、機体座標系及びスキヤナ一座
標系を表すとして、Tの添字は下から上の添字の座標系
への変換を意味する。例えばTνはスキヤナ一座標系か
らLandsatの機体座標への変換を表わす。又ベク
トルの添字も座標系を表わすものとして用いる。例えば
78は先の方向余弦をスキヤナ一座標で表わしたもので
ある。まず、(9)式に卦いて分解した座標変換につい
て具体的な形を導く必要がある。
一般に座標変換Tに対して、Tの逆変換T−1はTの転
置行列TTに等しい。従つて例えばT6は S より求める事ができる。
その他の座標変換についても同様である。スキヤナ一座
標系とLandsatの機体座標系の関係は第7図に示
すように機体座標系Xb−Yb−Zbを基準にしてZb
軸のまわりに方向角ψ8回転させ、X8軸のまわりに天
頂角θ8回転させれば得られるから、機体座標系からス
キヤナ一座標系への座標変換換Ttは、″−゜゜1(1
1ノ で与えられる。
ここで方向角ψ8及び天頂角θ8はスキヤナ一MSSが
飛行物体(Landsat)に対してどのように取勺付
けられているかを示すパラメーターで飛行物体が決まれ
ば一定の値である。
(10),(11)式より(9)式のTkが求められる
。このスキヤナ一座標系から機体座標系への変換によつ
てスキヤナ一の取付け位置の誤差等によつて生じる画像
の幾何学的歪を除去する効果を有する。機体座標系と軌
道座標系の関係は第8図に示すように軌道座標系X。
−YO−ZOを基準にしてX。軸のまわりにα,YO軸
のまわりにβ及びZ。軸のまわりにγ回転するいわゆる
オイラ一角の1−2−3系回転によつて得られる。従つ
て軌道座標系から機体座標系への変換T3は、で与えら
れる。
そしてTBはとして得られる。
ここにα,β,γは飛行物体の姿勢で軌道に対して計測
される姿勢情報として得られる。
「例えばLANDSAT衛星の場合画像毎にアノテーシ
[■■であるロール、ピツチ、ヨ一角として与えられる
ものである。」したがつて座標変換Tθはこのような飛
行物体の姿勢の変動によつて画像に生じる幾何学的歪を
除去する効果を有する。
慣性座標系Xi−Yi−Ziは第9図に示すように地球
の中心0を原点とし北極軸をZi軸、春分点方向をXl
軸として右手直交座標系として定義される。
又軌道座標系は機体座標系中心位置Qから地球中心方向
をZ。軸、軌道面に垂直な方向をY。軸にする右手直交
座標系として定義される。慣性系と軌道座標系との関係
は飛行物体の位置ベクトルπと速度ベクトル賃の6変数
より求まる。飛行物体が衛星の場合はいわゆる軌道六要
素(軌道長半径A,離心率e、軌直傾斜角1、昇交点経
度Ω、近地点引数ω、真近点離角)と衛星の位置ベクト
ル、速度ベクトルは相互に変換可能であり、軌道座標系
から慣性座標系への変換T!ゝ
0は近地点
引数ω、真近点離角、昇交点経度Ω及び軌道傾斜角iを
用いてとして求まる。
更に慣性座標と地球座標の関係は第10図に示すように
地球の北極軸まわりの地球の回転角γ。
を用いて表わされる。つまbグリニツジ恒星時角Gha
と地球自転角速度ω。及び画像をスキヤンの時刻tとす
るとで与えられ、慣性座標から地球座標への変換Te!
は として得られる。
Ghaは暦より決まる定数で例えば理科年表に掲載され
て卦ク、tは画像が得られた時刻を計測する事によつて
得られる。
又地球の自転角速度ω6は24時間で1回自転する事よ
う容易に求められる。このようにして、飛行物体のスキ
ャナ一座標系から地球座標への座標変換Teは、すべて
利用可S能な飛行物体の姿勢、位置ベクトル及び速度ベ
クトルを用いて計算できるので具体的に求まる。
(9)式で示したように、と分解できたので個々に求め
た座標変換を続ければ最終的な地球座標系で求まる。
又飛行物俸の位置ベクトル′TC(軌道座標で成分表示
すれば賽。
)は具体的に飛行物体と地球中心との距離Dを用いて〜
′ と成分で表わされる。
従つて画素(,J)をスキヤンナ一が見る方向余弦78
に対してはと変換し、軌道ベクトルに対しては の分解を用いて として座標変換を行なえばスキヤナ一が地球を見ている
地点の方向ベクトルaは、(5)式を変形することによ
つて、で求まる。
ここで(賃,7)はベクトル賃と7の内積であり、R2
は賃の長さの自乗であり、この場合どの座標系で計算し
ても同じであるから、軌道座標系で計算するのが容易で
ある。つまv、として計算する。画像の(1,J)画素
に対応する地上の座標(測地座標系に卦ける)(δ,θ
)は(21)式を解いてマを求めれば、(7)式より求
めることが出来る。
な卦、地上の経度、緯度に対応し歪補正された画像が地
形図と対応させるためにはさらに地図座標系に変換する
必要がある。第1図に示す実施例に卦いては符号13で
示すように、地図座標.系の1つであるUTM座標系へ
の変換を行なう回路を付加し、画像出力装置に任意の縮
尺で出力出来るように構成されている。次にアノテーシ
ヨンデータから測地座標を計算する測地座標計算部12
の構成を第11図に示す。
・100は画像データ中の対象とする要素の座標(1,
J)を示すカウンタである。カウンタ100の内容は見
込み角計算回路101に供給され、前述の(4)式に従
つて見込み角(ψI,φ,)が)求められる。
この(ψ1,ψ,)は方向余弦計算回路102に供給さ
れ、(3)式に従つてスキヤンナ一座標系でサンプリン
グ点を見た方向余弦T,が求められる。103は走査鏡
の取v付け角の天頂角θ8及び方向角ψ8を記憶するレ
ジスタである。
レジスタ103のデータは座標変換行列計算回路104
に供給され、座標変換行列T?が計算される。方向余弦
計算回路105は座標変換行列TbS及びスキヤンナ一
座標系での方向余弦丁,とから機体座標系でサンプリン
グ点をみた方向余弦Tbを次式に従つて求める回路であ
る。
→ −k → V5S 一方106は画像の指定された(,J)要素がMSSに
よつて走査された時刻t(1,J)を計算する回路であ
る。
Landsatから得られる1画像については9サンプ
リング要素に関してアノテーシヨンデータが得られてい
る。したがつて、任意の(1,J)要素については得ら
れた時経列的なアノテーシヨンデータからその要素が走
査された時刻を内挿によつて求めることができる。10
7は時刻計算回路106で求められた時刻t(1,J)
に対応する飛行物体の姿勢ロールα、ピツチβ、及びヨ
一γを求めるテーブルである。
テーブル107より得られたデータ(α,β,γ)は座
標変換行列計算回路108に供給され、(12),(1
3)式に従つて座標変換TZが計算される。このTU及
び方向余弦計算回路105より得られたブbとは方向余
弦計算回路109に供給され、次式に従つて軌道座標系
で地球を見た方向余弦Tbが計算される。UVllO は時刻t(1,J)を用いて飛行物体の 位置ベクトル賃。
、速度ベクトル賃。又は軌道6要素(1,ω,V,Ω)
を計算する回路である。111は軌道6要素計算回路1
10によつて求められた位置ベクトル賃。
、速度ベクトルTCO、又は軌道6要素を用いて(14
)式に従つて座標変換T1を計算する回路である。11
2は方向余弦計算回路109によつて得られた方向余弦
7。
を、座標変換回路111によつて得られた座標変換Tl
を用いて慣性座標系での方向余弦Tiを計算するととも
に、位置ベクトル′TCOを慣性座標系の位置ベクトル
貰、に変換する回路である。すなわち、なる計算を実行
する。
レジスタ113は暦よシ求められるグリニツジ時角Gh
aを収容している。
114はレジスタ113の内容及び時刻t(1,J)と
から(15)式に従つて地球の回転角γ6を計算する回
路である。
115は地球の回転角γ を用いて(16)式eに従つ
て座標変換Tqを計算する回路である。
!計算回路112より求められた方向余弦ブ,及び位置
ベクトル百iは座標変換T?とともに回路116に供給
され、それぞれ地球座標系での方向余弦7e及び位置ベ
クトルπ。
が次式に従つて計算される。Cll 一方、内積計算回路117は方向余弦7。
及び位置ベクトルπ。を用いて内積(π0,ブ。)及
二びベクトルの長さ(′TCO)2を計算する回路であ
る。またレジスタ118は画面をスキヤンしている地点
での地球の半径γを収容している。回路116,117
及びレジスタ118より得られたデータは方向ベクトル
計算回路119に供給され(21)に従つて画像の(1
,J)要素が地球−リトと交わる点の地球座標系での方
向ベクトルaが計算される。
方向ベクトル計算回路119より求め―:トられた方向
ベクトルaは測地座標算出回路120に供給され、(7
)式に従つて測地座標の緯度θ及び経度δが計算される
以上詳細に説明したように本実施例によれば従来のよう
にGCPを抽出することなく、飛行物体の運動等をモデ
ル化することによつて得られた画像中に生ずる幾何学的
歪を除去することができる。
Landsat(7)MSSより得られたデータについ
ては、本実施例によれば2画素程度の精度で歪修正が可
能であつた〇また本発明によればGCPを用いることに
よつて更に精度を向上させることができる。
第12図はGCPを用いる場合の本発明の他の実施例を
示す図である。同図に卦いて第2図と同一部分には同一
符号を符しその説明を省略する。第12図に卦いて、G
CPよう得られる基準測上フ地座標データは前処理部1
5に供給され、前処理が行なわれた後測地座標計算部1
2に供給される。
前処理部15は基準測地座標データを用いて走査鏡の走
査特性を推定する。前述のように走査鏡の走査特性は前
述の・・ンドブツクによつて関数m(1)として与えら
れるが、この関数m(1)を基準測地座標データによつ
て推定することによつて画像の幾何学的歪は高精度に補
正することができる。第13図は前処理部15の構成を
示す図である。この構成は第11図に示す測地座標計算
部の構成と同一部分を含み、これらについては同一符号
を付してその説明を省略する。第13図に卦いて、20
0はGCPデータのフアイルであり、基準要素(1(K
),J(K))(K=1,2,・・・,Ng)に対応す
る経度δ(K)及び緯度θ(K)なるデータを収容して
いる。
まず各要素(1(K),J(6)))に対して符号1旧
乃至120に示す回路によつて第11図と同様にして測
地座岬δ(K).及びθ(K)が計算される。次に、こ
の計算された測地座標データとフアイル200の基準測
地座標データとの経度の差(△δ)が符号201で示す
回路で計算される。202は回路201で求められた経
度の差(Δδ(K))(K=1,2,・・・,Ng)よ
り走査鏡の非線型性の関数m(1)を計算する回路であ
る。
203は関数m(1)を画素単位の関数N(1)に変換
する回路である。
回路203によつて得られたデータは第11図に示す測
地座標計算部12の見込み角計算回路101へ供給され
る。したがつて、見込み角計算回路101はGCPデー
タによつて推定された走査鏡の非線型特性に応じて見込
み角(ψ1,ψ,)を計算することができ、更には方向
余弦?8もより正確な値に補正されることになる。この
ようにGCPデータを用いて、幾何学的歪をすべて走査
鏡の非直線性に卦きかえて補正することによ)、例えば
Landsat(7)MSSによる画像の場合1画素以
内の精度で幾何学的歪の修正を行なうことができた。以
上詳細に説明したように、本発明によれば従来方法のよ
うに画面毎に非常に多くのGCPを抽出する必要が無く
、画面中どこでも補正の精度を一様にかつその精度を向
上させることができる。
また画面がほとんど海である場合、または雲等によつて
地形が遮ぎられた場合のようにGCPの抽出が不可能な
場合でも補正誤差2画素以下の精度で幾何学的歪の補正
を行なうことができる。本発明は上記実施例に限定され
るものではない。上記実施例ではLandsatのMS
Sによる画像を対象としていたが、衛星以外の航空機に
搭載されたスキヤナ一によつて得られる画像についても
その航空機が位置、姿勢の時間変化を測定する手段を有
していて、画像データと同時にこれらのアノテーシヨン
データが得られる場合にも得られた画像の幾何学的歪を
補正することができる。また第11図、第13図に示す
具体的構成についても本発明の主旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができることは明らかであり
、これらはデイジタル計算機の内部で実行することもで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の装置を示す図、第2図は本発明の一実施
例を示す図、第3図乃至第10図は本発明の実施例に卦
ける処理を説明するための図、第11図は本発明の一実
施例の一具体的構成を示す図、第12図は本発明の他の
実施例を示す図、第13図は本発明の他の実施例の一具
体的構成を示す図である。 11・・・・・・データ入力部、12・・・・・・測地
座標計算部、13・・・・・・UTM座標変換部、14
・・・・・・画像出力部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 飛行物体に搭載されたスキャナにより地表を走査し
    て得られた画像データを入力する手段と、前記画像デー
    タ収集時における前記飛行物体の位置姿勢等を表わすア
    ノテーシヨンデータを入力する手段と、このアノテーシ
    ヨンデータを用いて前記画像データを補正する手段と、
    この手段により補正された画像を出力する手段とを備え
    、前記補正手段は、前記アノテーシヨンデータから前記
    飛行物体の地球中心に対する位置ベクトルを計算する第
    1の手段と、前記アノテーシヨンデータを用いて前記ス
    キャナの地表サンプリング点方向への方向余弦を計算す
    る第2の手段と、第1及び第2の手段によつて得られた
    値から前記サンプリング点の地球中心からみた方向ベク
    トルを計算する手段と、この手段によつて得られた方向
    ベクトルから前記サンプリング点の位置座標データを計
    算する手段とを備えたことを特徴とする画像の幾何学的
    歪補正装置。 2 飛行物体に搭載されたスキャナにより地表を走査し
    て得られた画像データを入力する手段と、前記画像デー
    タ収集時における前記飛行物体の位置姿勢等を表わすア
    ノテーシヨンデータを入力する手段と、地表の予じめ得
    られた基準位置座標データを入力する手段と、前記アノ
    テーシヨンデータ及び前記基準位置座標データを用いて
    前記画像データを補正する手段と、この手段により補正
    された画像を出力する手段とを備え、前記補正手段は、
    前記アノテーシヨンデータから前記飛行物体の地球中心
    に対する位置ベクトルを計算する手段と、前記アノテー
    シヨンデータを用いて前記スキャナの地表サンプリング
    点方向への方向余弦を計算する手段と、前記基準位置座
    標データにより前記方向余弦の値を補正する手段とこの
    補正された方向余弦及び前記位置ベクトルとから前記サ
    ンプリング点での位置座標データを計算する手段とを備
    えたことを特徴とする画像の幾何学的歪補正装置。
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