JPS589804A - 塩化水素の精製法 - Google Patents
塩化水素の精製法Info
- Publication number
- JPS589804A JPS589804A JP10317281A JP10317281A JPS589804A JP S589804 A JPS589804 A JP S589804A JP 10317281 A JP10317281 A JP 10317281A JP 10317281 A JP10317281 A JP 10317281A JP S589804 A JPS589804 A JP S589804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrochloric acid
- gas
- inert gas
- hydrogen chloride
- hcl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、不純物として4二酸、、化、イオウを含む塩
化水素の精製法に関するものである。
化水素の精製法に関するものである。
近年、原油価格の急激な上昇に伴なう電解塩素のコスト
高騰により、アルカリ金属塩化物と硫酸を原料とする塩
化水素が有利な塩素源として見直される状況にある。
高騰により、アルカリ金属塩化物と硫酸を原料とする塩
化水素が有利な塩素源として見直される状況にある。
この方法は、はぼ当量のアルカリ金属塩化物と□硫酸と
を竪型マンハイム式マツレル炉または横型マツフル炉中
、高温で反応させ光重する塩化水素ガスを、−1水また
は稀塩酸に吸収させた後、これを加熱して−厚な塩化水
素を得る方法である。
を竪型マンハイム式マツレル炉または横型マツフル炉中
、高温で反応させ光重する塩化水素ガスを、−1水また
は稀塩酸に吸収させた後、これを加熱して−厚な塩化水
素を得る方法である。
代表的な□反応□例として、塩化加里と硫酸より硫酸加
電メ塩化水素を得る方法がある。この反応は次式のよう
に2段 KOI + I!1804→xuso4◆HCl ・
・・・・・(1)xcl + xuso4→に2SO4
+ HCl ・・・・・・0階の反応であり、(1)
式は常温でも容易に進行するが、彎式の反応は高温を必
要とする。そのため80.0℃位t′c、?神熱で反応
が行なわれている0物との反応や熱分解によって、三酸
化イオ?、6るいは二酸化イオウとなり、生成塩化水素
中に含有される。
電メ塩化水素を得る方法がある。この反応は次式のよう
に2段 KOI + I!1804→xuso4◆HCl ・
・・・・・(1)xcl + xuso4→に2SO4
+ HCl ・・・・・・0階の反応であり、(1)
式は常温でも容易に進行するが、彎式の反応は高温を必
要とする。そのため80.0℃位t′c、?神熱で反応
が行なわれている0物との反応や熱分解によって、三酸
化イオ?、6るいは二酸化イオウとなり、生成塩化水素
中に含有される。
2n=so4+ o −+ 2801+CO2+2H2
0−−(5u、so4 ;: sos + H2O
・・・・・・(4)803 □ so、 + 20
. ・・・・・・■これらの不純物を含有した塩化水
素は、冷却下に水或いは稀塩酸に吸収させ濃塩酸にされ
るが、その中に硫酸および二酸化イオウが溶存する0さ
らに該鹸塩酸を加熱して濃厚な塩化水素を得る際には、
咳硫酸は缶底@に、二酸化イオウは塩化水素に混入して
しまう0 このようにして得られた無水の塩化水素は、純水に吸収
させて精製塩酸として各種使用したり、無水のt〜有機
塩化物等の合成反応に供されるが、この中に含有される
二酸化イオウは、しばしば触媒毒となること等により反
応の障害になることが多い。そのため従来これを除去す
るため、特公昭46−32567号公報には二酸化イオ
ウを含む塩酸に塩素を直接吹き込み、・二酸化イオウを
酸化して硫酸となし、次いで精留することKよって二酸
化イオウ含金まない塩化水素ガスる方法が開示されてい
る。この方法では、溶存する二酸化イオ剰の塩素を、例
えばU 8 F 3,492,091では、活性炭層を
通過させることKよって除去しているが、活性炭の再生
やその他複雑な工程を必要とする0 本発明者等は前記の如き複雑な工程を簡素化すで行なう
ことKよって直接二酸化イオウが除去できることを見出
し、本発明に到達した。
0−−(5u、so4 ;: sos + H2O
・・・・・・(4)803 □ so、 + 20
. ・・・・・・■これらの不純物を含有した塩化水
素は、冷却下に水或いは稀塩酸に吸収させ濃塩酸にされ
るが、その中に硫酸および二酸化イオウが溶存する0さ
らに該鹸塩酸を加熱して濃厚な塩化水素を得る際には、
咳硫酸は缶底@に、二酸化イオウは塩化水素に混入して
しまう0 このようにして得られた無水の塩化水素は、純水に吸収
させて精製塩酸として各種使用したり、無水のt〜有機
塩化物等の合成反応に供されるが、この中に含有される
二酸化イオウは、しばしば触媒毒となること等により反
応の障害になることが多い。そのため従来これを除去す
るため、特公昭46−32567号公報には二酸化イオ
ウを含む塩酸に塩素を直接吹き込み、・二酸化イオウを
酸化して硫酸となし、次いで精留することKよって二酸
化イオウ含金まない塩化水素ガスる方法が開示されてい
る。この方法では、溶存する二酸化イオ剰の塩素を、例
えばU 8 F 3,492,091では、活性炭層を
通過させることKよって除去しているが、活性炭の再生
やその他複雑な工程を必要とする0 本発明者等は前記の如き複雑な工程を簡素化すで行なう
ことKよって直接二酸化イオウが除去できることを見出
し、本発明に到達した。
即ち本発IPIは、二酸化イオウを含有する塩化水素の
水溶液を不活性ガスと気液接触させ、二酸化イオウを不
活性ガスに同伴させて塩化水素の水溶液より除去するこ
と?lIl徴とする塩化水素の精製方法である0 本発明実施の条件としては、二酸化イオウを溶存する2
0〜50嗟の塩酸を、10〜60℃の温度条件子で気液
接触操作を行ない二酸化イオウを除去するのが好ましい
。気液接触操作に供する塩酸の横変は、%に限定する必
要はないが、あまり高一度では、気液接触操作で塩化水
素ガスが不活性ガスに同伴して気化してしまうので好ま
しくない。また、あtv低一度で気液接触操作を行なう
と、全体の液量が増大するので好ましくない。そのため
20〜35Ls塩酸で処理するのが好ましく、効率上、
最も好ましいのは、28〜32−塩酸濃度である0操作
温fKりいても特に限定する必要はないが、あまり高温
で行なうと、塩化水素の蒸気圧が高くなり、不活性ガス
に同伴されてしまうので、60℃以下が好ましい0該気
液接触操作の形式は、特に限定する必要はなく、通常用
いられる向流式もしくは並流式の基型の装置で行なうと
、効率よく二酸化イオウを除去できる。また不活性ガス
としては、塩化水素と反応しないガスであれば何でもよ
いが、空気、窒素または両者の混合気体が経済上好まし
い◎気液接触に用いる不活性ガスの量および接触時間は
、二酸化イオウの含有量によって変化させる必要がある
。ま九蟲然のことながら、不活性がスに同伴されてゆく
塩化水素は、水或いは稀塩酸に吸収させ、工程に戻し再
利用するO 本発明の方法は、実施例に示すように従来法に比べ非常
に簡単な操作でl’l e’!’全量の二酸化イオウを
除去することが可能となり、工業上利点が多い。
水溶液を不活性ガスと気液接触させ、二酸化イオウを不
活性ガスに同伴させて塩化水素の水溶液より除去するこ
と?lIl徴とする塩化水素の精製方法である0 本発明実施の条件としては、二酸化イオウを溶存する2
0〜50嗟の塩酸を、10〜60℃の温度条件子で気液
接触操作を行ない二酸化イオウを除去するのが好ましい
。気液接触操作に供する塩酸の横変は、%に限定する必
要はないが、あまり高一度では、気液接触操作で塩化水
素ガスが不活性ガスに同伴して気化してしまうので好ま
しくない。また、あtv低一度で気液接触操作を行なう
と、全体の液量が増大するので好ましくない。そのため
20〜35Ls塩酸で処理するのが好ましく、効率上、
最も好ましいのは、28〜32−塩酸濃度である0操作
温fKりいても特に限定する必要はないが、あまり高温
で行なうと、塩化水素の蒸気圧が高くなり、不活性ガス
に同伴されてしまうので、60℃以下が好ましい0該気
液接触操作の形式は、特に限定する必要はなく、通常用
いられる向流式もしくは並流式の基型の装置で行なうと
、効率よく二酸化イオウを除去できる。また不活性ガス
としては、塩化水素と反応しないガスであれば何でもよ
いが、空気、窒素または両者の混合気体が経済上好まし
い◎気液接触に用いる不活性ガスの量および接触時間は
、二酸化イオウの含有量によって変化させる必要がある
。ま九蟲然のことながら、不活性がスに同伴されてゆく
塩化水素は、水或いは稀塩酸に吸収させ、工程に戻し再
利用するO 本発明の方法は、実施例に示すように従来法に比べ非常
に簡単な操作でl’l e’!’全量の二酸化イオウを
除去することが可能となり、工業上利点が多い。
本発明は、実施例の装置および操作法に制限されること
なく、種々の気液接触操作法によって実施できる。
なく、種々の気液接触操作法によって実施できる。
次に本発明の実施例を示す0
実施例1
直径1.8−長さ1.8〜のラシとリング門光填した直
径7cas%高さ110+wの充填塔の下に、容積81
のタンクを備え、ボンデで該タンク内の塩酸を塔頂に’
15M/分で循環させつ□つ、塔にエアーーンゾで空気
を向流式に吹き込み気液接触操作を行なう。塩酸はタン
クに連続的に供給し、オーバーフローで液を抜き出す0 該気液接触装置のタンクに、二酸化イ門つ200ppm
il酸300 ppmを含む3〇−塩酸を5147 H
rで供給し、塔に空気を5000 / / Hr で吹
き込み、常温常圧で連続運転し穴。タンクよりオーバー
する塩酸け4−95 Ke / Hrで、その中には二
酸化イオウ5 ppm硫#301ppmt含崩してい−
fi:。
径7cas%高さ110+wの充填塔の下に、容積81
のタンクを備え、ボンデで該タンク内の塩酸を塔頂に’
15M/分で循環させつ□つ、塔にエアーーンゾで空気
を向流式に吹き込み気液接触操作を行なう。塩酸はタン
クに連続的に供給し、オーバーフローで液を抜き出す0 該気液接触装置のタンクに、二酸化イ門つ200ppm
il酸300 ppmを含む3〇−塩酸を5147 H
rで供給し、塔に空気を5000 / / Hr で吹
き込み、常温常圧で連続運転し穴。タンクよりオーバー
する塩酸け4−95 Ke / Hrで、その中には二
酸化イオウ5 ppm硫#301ppmt含崩してい−
fi:。
次いでこれによって得られた二酸化イオウを殆んど含ま
ない塩酸を常法で蒸留し、硫酸も全量除去できた。
ない塩酸を常法で蒸留し、硫酸も全量除去できた。
実施例2
二酸化イオウ100 ppm硫酸500 ppm !含
む3〇−塩#!を用いて実施例1と同様な操作を行なっ
た。核装置の夕/り19オーバーする塩酸には二酸化イ
オウな1 ppm%硫酸300 ppmを含有していた
。
む3〇−塩#!を用いて実施例1と同様な操作を行なっ
た。核装置の夕/り19オーバーする塩酸には二酸化イ
オウな1 ppm%硫酸300 ppmを含有していた
。
実施例3
二酸化イオウ10100pp硫酸′500評1含む3〇
−塩酸管用いて、空気管基に15001/Hrで吹き込
んだほかは実施例1と同様な操作を行なった。該装置の
タンクよりオーバーする塩酸には、二酸化イオウS p
pm硫酸S 00 ppmを含有していた0
−塩酸管用いて、空気管基に15001/Hrで吹き込
んだほかは実施例1と同様な操作を行なった。該装置の
タンクよりオーバーする塩酸には、二酸化イオウS p
pm硫酸S 00 ppmを含有していた0
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 二酸化イオウを含有する塩化水素の水溶液を不活
性ガスと気液接触させ、二酸化イオウを不活性ガスに同
伴させて、塩化水素の水溶液より除去することを特徴と
する塩化水素のi裏方法2、該不活性ガスとして、空気
および/または窒素を用いることを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の塩化水素の精製法 五 該気液接触を、10〜60℃で行なうことを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の塩化水素の精製法 4、該気液接触が向流式まえは並流式気液接触塔で行な
われること全特徴とする特許請求の範囲第1項記載の塩
化水素の精製法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10317281A JPS589804A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 塩化水素の精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10317281A JPS589804A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 塩化水素の精製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS589804A true JPS589804A (ja) | 1983-01-20 |
Family
ID=14347081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10317281A Pending JPS589804A (ja) | 1981-07-03 | 1981-07-03 | 塩化水素の精製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589804A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017026259A1 (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 昭和電工株式会社 | 塩化水素の製造方法 |
WO2017026260A1 (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 昭和電工株式会社 | 塩化水素の製造方法 |
-
1981
- 1981-07-03 JP JP10317281A patent/JPS589804A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017026259A1 (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 昭和電工株式会社 | 塩化水素の製造方法 |
WO2017026260A1 (ja) * | 2015-08-10 | 2017-02-16 | 昭和電工株式会社 | 塩化水素の製造方法 |
CN107848798A (zh) * | 2015-08-10 | 2018-03-27 | 昭和电工株式会社 | 氯化氢的制造方法 |
US10611636B2 (en) | 2015-08-10 | 2020-04-07 | Showa Denko K.K. | Method for producing hydrogen chloride |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3725530A (en) | Method of removing mercury vapor from gases | |
US3565575A (en) | Removal of nitrogen oxides from a gas stream | |
CA1068077A (en) | Purification of crude hydrogen chloride | |
JP5177360B2 (ja) | 塩化水素の製造方法および塩素の製造方法 | |
SU988184A3 (ru) | Способ получени четыреххлористого кремни | |
US5124135A (en) | Process for the selective absorption of chlorine and/or bromine from CO.sub. -containing off-gases with the aid of steam | |
JPS5929521B2 (ja) | 精製塩酸の製造法 | |
US2456509A (en) | Manufacture of hydrogen fluoride | |
JPH0360764B2 (ja) | ||
US3996300A (en) | Removal of chloral from effluent gas of 1,2-dichloroethane synthesis | |
GB1021963A (en) | A process for working up waste gases containing hydrogen chloride | |
US3949057A (en) | Air pollution control of oxides of nitrogen | |
JPS589804A (ja) | 塩化水素の精製法 | |
US3348914A (en) | Process for recovering oxides of nitrogen | |
US2386202A (en) | Method for extraction of sulphur from gases | |
US4157374A (en) | Disposal of waste gases from production of aluminum chloride | |
JPS60166205A (ja) | 濃硫酸の製造法およびこれに用いる装置 | |
US3995010A (en) | Purification process | |
GB1332170A (en) | Production of chlorine | |
US2401644A (en) | Method for producing chlorine | |
US3807141A (en) | Apparatus for reducing the hydrogen sulphide and hydrogen polysulphide content of liquid sulphur | |
KR100849656B1 (ko) | 고순도 액화 염소의 제조방법 | |
US5233098A (en) | Method for removing and recovering fluorinated alcohol from waste gas | |
US1717951A (en) | Method of producing nitrosyl halide | |
US4019870A (en) | Air pollution control of oxides of nitrogen |