JPS5897591A - 膨脹式救命いかだ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、船舶等の災害時に使用する膨張式救命いか
だの投下膨張時において、天幕部を上方にして正規に展
張させる手段を施した膨張式救命いかだに関するもので
ある。

従来、膨張式救命いかだとしては、各種型式のものがあ
るが、因にその一例として第一図に示す甲種膨張式救命
いかだについて、その概要を説明する３図において（１
１は上側の環状気室（以下、上気室という）、（２）は
下側の環状気室（以下、下気室という）、（３Ｈｊその
下気室に固接されている床気室、（４）け上記下気室０
）の上部に設けられている支柱気室であり、＋５）Ｕそ
の支柱気室に支えられて屋根部を形成する天幕である。

なお、（６）は上記各気室にガスを充気させるためのボ
ンベであシ、一般には上気室（１１，下気室（２１に各
１ケづつ取ル付けられている。上記の構成によ〕甲種膨
張式救命いかだ（１）が形成されておシ２通常折シ斤ｆ
ｃまれて繊装品と共に後述する専用のコンテナに収納さ
れている。

次に、その膨張式救命いかだ（１）の使用状態について
説明する。第２図は、船舶等に搭載し大コンテナを投下
させた後、コンテナ内に収納した救命いかだ（１）が展
張するまでの状態を時系列に表わした状況図である。図
に示すとおシ、救命いかだ（１）が収納されているコン
テナ（７）は船（８）の舷に固定された架台（９）に（
Ａ）図の状態でセットされている。このような状態で海
難時等において使用する時は２手動等で操作ボタンを操
作すると矢印の方向にコンテナ（７）は落下を行う。あ
る位置まで落下を行った時点で、自動索顛により、ボン
ベ（６）が作動し、ガスが吹出して上下気室ｉｌｌ　（
２１を膨張させると共に二つ割のコンテナの固縛紐が切
断しΦ）図に示すとおシ、いかだ（Ｉ）は膨張しながら
落下を行う。水面に落ちたいかだ（１）Ｈさらに各気室
へのガスの充気が行なわれ←）図に示すとおり完全ない
かだ（Ｉ）を形成する。よって避難者は容易に救命いか
だ（１）に乗り移ることが出来る。

しかしながら、上記の使用状態の説明は正常な場合を示
したものであり必ず救命いかだ（１）が第２図（０）の
ように天幕（５）が上向きとなる正常な展張を行うとけ
限らない。つまり、投下膨張時の水面での着水姿勢等の
影響で第３図に示すとおり、天幕（５）を下側にして展
張することがしばしば見受けられる。この場合は船舶等
からの脱出者が水中に入り、索等を使用して反転させ天
□ 幕（６）を上側にしなければならない。よって、救命い
かだ（１）を使用するまでに時間を必要とし。

一時を争う災害時においては問題となる。又。

反転させる作業のため水中に入らなければならず濡れて
しまうなどの欠点を生じていｔｏこの発明け、上記のよ
うな天幕が下側になって展張することのないような展張
時の膨張姿勢を抑制する手段を講じ、どの様な状態が起
きてもあす、正常に天幕を上にして展張する膨張式救命
いかだを提供するものである。

以下、この発明の一実施例を第４図〜第５図について詳
細に説明する。第４図は膨張式救命いかだを折り畳んだ
時の断面図で、第５図は展張状態を示す概念図である。

図において（１）から（５１については、第１図と同一
でめるため説明を省略する。Ｏｌけ上気室＋１１と下気
室（２）の境目に固着された取付バッチであり、気室の
外周部に必要に応じ任意に複数取り付けである。■にい
かだ（１）本体を任意に折り畳んだ時、折夛重なった土
、下気室（ＩＩ　＋２１部近傍に有した取付バッチＱｌ
ｌに少なくとも一ケ所以上取り付けた固縛具であり。

各気室の膨張力で破断又は離脱可能な固縛手段である。

この固縛手段は第４図に示すとおシ天幕（５ｉを内側に
して最初の２つ折シにした状態で行っても良いが、任意
に詐り畳んで、その時の重なった上、五気室（１）（２
）の近傍に施しても良い。

又、収納方法としては折東畳む方法以外にすし巻きにす
る方法が考えられるがこの場合も同様に任意の位置で土
、下気室（１１１２１が重なった近傍に施しても良い〇 第６図は固縛手段の他の一実施例を示す為ので上下気室
（！ｌ　（２１の重な９部を固縛ＩＪ状態を示す拡大図
である。この場合は、固縛具α２として切断紙α３を使
った場合を示すもので、−万の気室側に切断力の大きい
取付紐＋１４１を固着し、その取付紐０４ともう一方の
気室側とを切断紙Ｇ３で固縛したものである。このよう
な固縛方法を行うことによって９例えば取付紐α４の長
さを変えることによシ膨張ｉ程での形状の保持力を調整
することが出来る。又その他、切断紙α３の固縛のしや
すさ、切断紙０３の低減等の効果を有するものである。

なお、固縛手段としては上記の切断粉以外に気室の膨張
力によって破断、又は離脱すれば良く、マジックファス
ナー、又はホックなど各種応用可能である。

又、更に上、下気室間の固縛を複数個所を設は壓脹過程
において、固縛具の強嵐などを変えて固着しておくこと
によシ、いかだ（１）の膨張力の増加にしたがって順次
、切断して行く方法も出来、保持時間の調整が可能とな
る効果を有するものである。

以上１本発明の救命いかだにおいてに、そのいかだ（１
）を折、り畳んで固縛手段を施し、コンテナに収納し、
にものを第２図に示す要領で落下展張させると天幕が必
ず上側になって展張するものである。これは、展張膨張
時の上、下気室の複雑不定形な働きを生じるものであり
、天幕を内−にして固縛することにより、必ず水面に救
命いかだ底面が接するようにして展張するものである。

よって従来のような天幕が下−にな−）て展張するよう
なことは給体に生じないため。

避難時において、水中に入ってのいかだの反転作業を行
うことはなく迅速に避難することが出来るなど２人命救
助において多大なる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は従来の膨張式救命いかだを示すもので
第１図は、その−例である甲種膨張式救命いかだの外観
図、第２１１Ｕ、船舶等に搭載したコンテナを投下させ
ｔ時の状態を時系列に表わした状況図、第３図は、投下
膨張されたいかだが天幕が下側になった場合を示す状態
図。 第４図〜第５図は９本発明の救命いかだを示すものて、
第４図は２つ折りに畳んだ時の断面図。 第５図、け展脹状態を示す概念図、第６図は救命いかだ
の固縛手段において、他の一実施例を示す拡大図である
。 図において、（１１は上気室、（２）け下気室、（３１
け床気室、（４）は支柱気室、（１５ｉＨ天幕、１７’
ｔｊコンテナ、　ｔｔＵけ取付バ・・ノチ、α２け固縛
具、０３ケ切断紐。 ａａＦｉ取付紐、　（１）ｉ救命いかだである３力お、
各図において、　ＰＩ−符号は同一か相消部分を示すも
のである。 代理人　葛　野　信　− 図面の浄書（内容に変更なし） Ｑ１図 第２図 ＠４図 ｆｔ５５図 第６図 昭和　　ζ［月　　８ １１、許１）長官殿 １　・１シｆ’ｌ°の表示　　　　特願昭　５６−１９
８０７２号２、づｄ明の名称 膨張式救命いかだ 、）　参１１ｉ１１゜を［る曹 ！１１件との関係　　　特許出願人 圧　所　　　　　東京都千代田区丸の内二Ｊ−目２番３
号名　称（６０１）　　　三菱電機株式会社代表者片由
仁八部 １、代理人 ６、補正の対象 （１）願書の発明の名称の欄。 （２）明細書及び図面０ （２）　　明細書及び図面の浄書（内容に変更なし）。 以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ＋１１　　環状なる気室と、その気室の底面に床気室を
   固着して構成され、ガス等で充気し、膨張させて形成す
   る可撓性を有する膨張式いかだにおいて、コンテナへの
   収納時９乗り込み側を内側にして折り畳んだ後２重なっ
   た上下気室の近傍に取付バッチ等を固接し、少なくとも
   １ケ所以上、気室の膨張力で破断又は離脱可能な固縛手
   段を上記取付バッチを介して施し大ことを特徴とする膨
   張式救命いかだ。 （２１固縛手段として、一方の気室側に取付紐を固着し
   、その取付紐ともう一方の気室側とを切断紐で固縛した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第（１１項記載の膨張
   式救命いかだ。 （３１固縛手段として取付紐と切断紐の固縛時の長さを
   折り重なったそのままの状況で上下気室がほぼ充気した
   時の長さに調整したことを特徴とする特許請求の範囲第
   （１）項または第（２１項いずれかに記載の膨張式救命
   いかだ。 （４１固縛手段として固縛個所を複数設け、膨張過程に
   おいて、順次破断させるようにしたことを特徴とする特
   許請求の範囲第（り１項または第（３）項いずれかに記
   載の膨張式救命いかだ。 （５）　　固縛手段として、マジックファスナー、ホッ
   クなどの係止具を用いたことを特徴とする特許請求の範
   囲第（り１項、第（４１項いずれかに記載の膨張式救命
   いかだ。