JPS589731Y2 - 風向変更装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は循環扇等に於ける風向変更板を簡単且つ確実に取
付けることができると共に、風向変更板を調節せしめた
位置に確実に保持できるようにしたものである。

以下本案の実施例を図面に基づいて説明する。

１は循環扇で、本体２に固定した図示しないモータによ
り回転するタンゼンシャルファン３により室内空気を前
面に装着した吸込グリル４から吸込み、本体２下面に形
設した吹出口５より送風する。

前記吹出口５には、風向変更装置６を枢支し、送風方向
を適宜調整する。

前記風向変更装置６は複数枚の風向変更板７と、該風向
変更板を連結する連動板８と、前記風向変更板７及び連
動板８を装着する枠体９とよりなる。

前記風向変更板７は、−側縁１０に枢軸１１を、他側縁
１２には前記枢軸１１とずれた位置に連結軸１３を形設
しており、該連結軸１３の基端にはリング状部１４を形
設している。

前記連動板８には、前記連結軸１３が嵌合する複数の嵌
合部１５・・・・・・を形設し、該嵌合部１５の幅は前
記リング状部１４より細く形設している。

前記枠体９は細長い開口１６を有しており、該開口１６
内に前記風向変更板７を位置せしめる。

枠体９の長手方向の一内側面１７には、前記枢軸１１を
軸支する複数の軸受孔１８を形設し、対向する他方の内
側面１９には、前記連動板８を摺動自在に保持するリブ
２０を下縁に形設すると共に、連動板８の摺動範囲を規
制するためのリブ２１，２１を前記リブ２０に対して直
角に位置する如く形設している。

前記面内側面１７ｊ９間には両者を連結する支柱２２．
２２を形設しており、内側面１７．１９か゛たわむのを
防止している。

また枠体９の両側端面２３，２３には枠体９を前記吹出
口５に枢支するための筒状枢軸２４．２４を突設してい
る。

上記構造の風向変更装置６を組み立てるには枠体９の内
側面１９のリブ２０と、リブ２１，２１と、支柱２２．
２２間に連動板８を装着する。

その後風向変更板７の枢軸１１を内側面１７の軸受孔１
８に軸支せしめ、内側面１７．１９間を枠体９の弾性に
抗して拡げると共に風向変更板７をたわめて、連結軸１
３を連動板の嵌合部１５に嵌合する。

このようにして他の風向変更板７・・・・・・も枠体９
に装着する。

以上の如く本案は、−側縁に枢軸を他側縁に連結軸を形
設した風向変更板を細長い開口を有する枠体内に複数枚
配置し、該枠体の一向側面に形設した軸受孔に各風向板
の枢軸を軸支せしめ、対向する内側面に摺動自在に保持
した連動板に、同じく各風向変更板の連結軸を連結せし
めたものなので、部品数が少なく、簡単に組み立てられ
ると共に、組み立てた後は枠体に風向変更板は確実に軸
支せしぬられる。

また連動板が枠体の内側面を摺動するので、その摺動摩
擦により風向変更板は任意の位置に確実に保持され、風
圧により位置がずれることがない等、実用的効果大なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案構造を有する循環扇の断面図、第２図は本
案風向変更装置の正面図、第３図は側面図、第４図は第
２図のＡ＝Ａ断面図、第５図は第２図のＢ−Ｂ断面図、
第６図は第２図のＣ−Ｃ断面図、第７図は分解斜視図で
ある。 ７・・・・・・風向変更板、１０．１２・・・・・・側
縁、１１・・・・・・枢軸、１３・・・・・・連結軸、
９・・・・・・枠体、１６・・・・・・開口、１７．１
９・・・・・・内側面、１８・・・・・・軸受孔、８・
・・・・・連動板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一側縁に枢軸を、他側縁には前記枢軸とずれた位置に連
   結軸を形設した風向変更板を、細長い開口を有する枠体
   内に複数枚配設し、該枠体の一向側面に形設した軸受孔
   に各風向変更板の枢軸を軸支せしめ、対向する内側面に
   摺動自在に保持した連動板に、同じく各風向変更板の連
   結軸を連結せしめることを特徴とする風向変更装置。