JPS589637A

JPS589637A - 薬液の塗布方法及び塗布器

Info

Publication number: JPS589637A
Application number: JP10535981A
Authority: JP
Inventors: 小竹　圭介
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-07-07
Filing date: 1981-07-07
Publication date: 1983-01-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は除草剤等の薬液を草木の葉面に無駄なく確実に
塗布する方法及びそれを実施するための塗布器に関する
ものである。

近時、新しい除草剤として、草木の葉面に付着させるだ
けで、その草木の根まで枯死させ、地中に入ると、土に
吸着し、さらに微生物分解により無毒化されるものが出
現した。しかし、この除草剤は、反面、例えば噴霧器に
より使用すると周囲に飛散し、有用草木までも枯死させ
てしまうという取扱い上の不都合も有している。

したがって、この除草剤は目的の草木のみを選択的に枯
死させるためには目的の草木の葉面のみに選択的に塗布
付着させる手段が必要になる。

本発明者は、上述の草木に対する選択的塗布を容易に行
なうことができる塗布方法を種々研究の結果、薬液を泡
状にして葉面に接触させると、塗布器から葉面への薬液
の移行が極めて円滑に行われると共に、葉面での泡の消
失時間が遅いために塗布作業者が塗布状態を目視し易く
なるという効果があることを発見した。

本発明は、かかる知見に基づいてなされたものである。

すなわち、本発明方法は、植物の葉面に薬液を塗布する
にあたり、通気性材料からなる塗布部材の背面から圧力
気体を通過させることにより発泡させ、この泡を葉面に
塗布する薬液の塗布方法である。

次に本発明を実施するための塗布器の具体例につき説明
する。

第１図は本発明塗布器の平面図、第２図は同じく側面図
、第３図は同じく底面図、第４図は第１図におけるＩＶ
−ＩＶ線断面図、第５図は第２図におけるＶ−Ｖ線断面
図である。（１）は中空の柄であり、内部に薬液を収容
できる薬液タンクを兼ねている。（２）は塗布ヘッドで
あり、ピン（３）により柄（１）の先端に蝶番連結され
ている。柄（１）の側面には空気導管（４）が添わされ
ている。塗布ヘッド（２）は内部が仕切壁（６）により
上部に薬液室（９）、下部に空気室（１０）の２室に分
けられた筒体（５）と、その下外面に取付けられた通気
性材料からなる塗布部材（７）とからなっている。（８
）は塗布部材（７）を押える上部カバーである。また、
筒体（５）の薬液室（９）の仕切壁（６）上面位置の側
壁には薬液通孔（１１）が穿説されている。また、下部
の空気室（１０）の底壁には空気通孔（１２）が穿設さ
れている。薬液室（９）の一端壁には導入管（１３）が
貫通され、薬液タンク（１）の下端壁に貫通された導出
管（１４）との間を可撓導管（１５）により連通されて
いる。空気室（１０）の一端壁にも導入管（１６）が貫
通され、空気導管（４）との間を可撓導管（１７）によ
り連通されている。第６図はピン（３）を抜いて、柄（
１）と塗布ヘッド（２）との蝶番を外した状態の部分拡
大断面図であり、上記連通状態を明確に示している。

本塗布器を使用する場合は、第７図に示すように、蝶番
部で屈折させ、空気導管（４）の上端（４′）に可撓導
管（１９）を介して空気圧送ポンプ（１８）を連結する
。この場合の空気圧送ポンプ（１８）は圧押式の滞留型
ポンプ、あるいは携帯用伝動ポンプが好ましいが、その
空気圧送圧力は小さくてよく、塗布ヘッド（２）の塗布
部材（７）に含浸される薬液を泡立たせるに足るもので
あればよい。なお、（２０）は柄（１）の上端すなわち
薬液タンクの入口に被着された着脱キャップである。

次に本塗布器の作用効果並びに使用態様につき説明する
。

薬液タンク（１）内の薬液は、可撓導管（１５）を通っ
て薬液室（９）内へ流下し、薬液通孔（１１）より浸出
して塗布部材（７）に含浸される。一方空気圧送ポンプ
（１８）からの圧力空気は可撓導管（１７）を通って空
気室（１０）内に圧入され、空気通孔（１２）より塗布
部材（７）の背面に入る。こうして、塗布部材（７）に
含浸された薬液はその外表面に泡状となって噴出される
。そこで作業者は第８図に示すようのこの泡を所望の草
葉に塗布すると、泡は極めて容易にしかも確実に葉面へ
移行する。そして移行した泡はしばらくの間消えないか
ら、薬液の塗布状態が肉眼で容易に判別できるので、塗
布ミスを無くすることができる。また、薬液の泡は葉面
に移行するまでは塗布部材に泡状のまま付着しているの
で、薬液のタレ流し現象も防ぐことができ、無駄に使用
されることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するための薬液塗布器の平面図、
第２図は同じく側面図、第３図は同じく底面図、第４図
は第１図におけるＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は第２図
におけるＶ−Ｖ線断面図、第６図は柄と塗布ヘッドとの
蝶番を外した状態の部分拡大断面図、第７図は本発明の
塗布器の使用時の全体図、第８図は本発明方法の実施態
様を示す説明図である。（１）：柄、（２）：塗布ヘッド、（４）：空気導管、
（７）：塗布部材、（９）：薬液室、（１０）：空気室
、（１８）：空気圧送ポンプ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）植物の葉面に薬液を塗布するにあたり、通気性材
料からなる塗布部材に薬液を含浸させ、この塗布部材の
背面から圧力気体を通過させることにより発泡させ、こ
の泡を葉面に塗布することを特徴とする薬液の塗布方法
。
（２）特許請求の範囲第１項記載の方法において、前記
塗布部材の背面から薬液と圧力気体とを同時に通過させ
ることにより、塗布部材表面に発泡噴出させることを特
徴とする薬液の塗布方法。
（３）植物の葉面に薬液を塗布する塗布器において、柄
と、該柄の先端に連結された塗布ヘッドと、薬液タンク
及び空気圧送ポンプとからなり、塗布ヘッドは薬液室と
空気室とを有し、且つ外面には通気性材料からなる塗布
部材が取付けられており、前記薬液室は前記塗布部材に
薬液を導出する通路を有し、前記空気室は前記塗布部材
の内面に連通路を有すると共に、前記薬液室は前記薬液
タンクへ、また前記空気室は前記空気圧送ポンプへそれ
ぞれ連通していることを特徴とする塗布器。
（４）特許請求の範囲第３項記載のものにおいて、柄の
内部に薬液タンクを構成していることを特徴とする塗布
器。
（５）特許請求の範囲第３項又は第４項記載のものにお
いて、前記空気室と薬液室とは共に塗布部材の内面に連
通していることを特徴とする塗布器。
（６）特許請求の範囲第３項記載のものにおいて、前記
柄と塗布ヘッドとは蝶番連結されて、屈折自在になされ
ていることを特徴とする塗布器。