JPS5895510A - 溶液分離管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶液分離管に喫し、例えばアルコール類と水と
の混合溶液からアルコール類を分離するのに有用である
。

二種の相互に相溶性の液体を混合すれば、その二種の液
体分子は二定の結合エネルギーで結合するが、何れか一
種の液体（Ａ液）に対、して疎水性の多孔膜を透過膜と
して使用し、その膜面に上記の分子結合を分断するに足
るエネルギーを借給して、上記二種の互に結合した分子
間を分断できれば、上記何れか一種の液体（Ａ液）は多
孔膜の細孔を通して分離できる。

本特許出願の筆頭発明者は、上記着想の提供者であり、
エチルアルコール水溶液を対象とし、アルコールには疎
水性で水には撥水性の多孔弗素樹脂膜の片面を表面処理
により導電化し、その導電層に１００〜１０００ＫＨ２
，２０・０〜２５０ｖの高周波電圧を課電することによ
ってエチルアルコールを分離することに成功した。この
場合、多孔弗素樹脂は上記導電性層に対し電気的コンデ
ンサーとして作用し、当該コンデンサーに電荷が充電さ
れ、その充電々圧が一定電圧（放電開始電圧）に達する
と放電が生じ、この放電による電圧降下により放電停止
電圧に達すると放電が停止して再び充電が開始し、この
充放電の繰り返えしにより上記課電周波数の１０〜１０
倍のマイクロ振動波が発生し、このマイクロ振動波によ
って上記の分子結合が分断されることを確認した。

本発明は、上記溶液分離法を実施するための製作容易な
溶液分離管を提供することにある。

すなわち、本発明に係る溶液分離管は、多孔管上に高周
波電圧課電用の導電性リボンを開放螺旋状に巻付け、相
互に混合する二種以上の液体の混合溶液から分離すべき
一種の液体に対して疎水性のテープ状誘電体多孔膜をラ
ップ巻きで、そのラップを上記導電性リボン上に位置さ
せるように巻付け、そのラップを接合によりシールした
ことを特徴とする構成である。

以下、図面により本発明を説明する。

第１図Ａは本発明に係る溶液分離管の一部断面側面説明
図を、第１図Ｂは第１図Ａにおけるｂ−ｂ断面説明図を
それぞれ示している。

第１図Ａ並びに第１図Ｂにおいて、１は多孔管であり、
多孔ＩＦＲＰ管、孔明プラスチック管等が使用できる。

２は多孔膜であり、後述する分離液に対して疎水性のプ
ラスチック膜の他、孔径の大きなプラスチック膜であれ
ば、非疎水性のものも使用できる。この多孔膜２は省略
することも可能である。３は導電性リボンであり、多孔
膜２上に開放螺旋状に巻付けられている。

この導電性リボン３には、後述の分離液を透過できる多
孔質のものを使用することが望ましい。

４は分離すべき液体、例えば溶液がアルコール水溶液の
場合はアルコール類に対して疎水性で水に対しては撥水
性のテープ状誘電体多孔膜、例えば弗化ビニリデン、ポ
リテトラフルオロエチレン、ポリエステル、ポリエチレ
ン、塩化ビニル等の多孔膜であり、ラップ巻きで、かつ
そのラップ４０が、Ｆ記導電性リボン３上に位置するよ
うに巻付けられている。このテープ状誘電体多孔膜４の
ラップ部４０は接合によりシールされており、導電性リ
ボン３とも接合されている。Ｅは導電性リボン３にリー
ド線を介して接続した高周波電源である。

上記において、導電性リボン３上の誘電体多孔膜４のラ
ップ部４０は高周波電圧に対し電気的コンデンサーとし
て作用し、かつその充電々圧が一定電圧に達すると放電
するから、同上ラップ部のキャパシタンス、固有抵抗並
びに放電電圧で規制される周波数で充放電を繰り返えし
くボイド放電形式）、その充放電周波数は高周波電源周
波数の１０３゛〜１０５倍となる。か＼る充放電の繰り
返えしにより誘電体多孔膜の表面にマイクロ波振動が発
生する。このマイクロ波振動は、上記導電性リボン自体
に上記コンデンサー機能を付与することによって、一層
強烈にできる。

而して、誘電体多孔膜の外面に接する、例えば、エチル
アル゛コール水溶液［（（ＣｕＢ　０１（２０１（）ａ
　）！・Ｈ２０］、・ｑＨ２０は、上記マイクロ波振動
エネルギーのために（（ＯＨ３０Ｈ２０Ｈ）！　）ａ・
Ｈ２Ｏと（ｌＨ２０に分断され、（（ＯＨ３０Ｈ２ｏＨ
）３　）！・Ｈ２Ｏが誘電体多孔膜を透過して分離され
る。この場合、誘電体多孔膜が撥水性であるため、（ｌ
Ｈ２０の透過はなく、多孔管から９２．７ｖｏ／％のエ
チルアルコールを取出すことができる。

本発明に係る溶液分離管Ａは第２図Ａに示すようにケー
ス５内に分散配置するか、あるいは第２図Ｂに示すよう
に集合配置して使用することができ、この場合、ケース
と分離管との間の空間は溶液室とされる。又、溶液とし
ては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール等のアルコール類と水との混合溶液、ア
セトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホオキサ
イド等の有機溶剤と水との混合溶液がある。

本発明に係る溶液分離管は、上述した通りの構成であり
、高周波電圧の課電により多孔透過膜をマイクロ波振動
させるための導電層を、導電性リボンの巻付けにより設
けており、多孔管上に導電性リボンを巻付ける工程、−
テープ状−誘電体多孔膜を巻付ける工程、テープ状誘電
体のラップ部の接合工程は連続的に行うことができるか
ら、分離管の連続製造が可能であり、製造能率にも秀れ
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図Ａは本発明に係る溶液分離管を示す−部所面側面
説明図、第１図Ｂは第１＠Ａにおけるｂ−ｂ断面説明図
、第２図人並びに第２図Ｂは本発明に係る分離管の使用
状態をそれぞれ示す断面説明図である。 図において、１は多孔管、３は導電性リボン、４はテー
プ状誘電体多孔膜である。 丁２固Ａ ′ｒ２ｒｘｔＢ 手続補正書岨発） 昭和５８年１月１０日 特許庁長官　　若　杉　和　夫　　殿 １、事件の表示 昭和５６年特許願第１９００９’９号 ２、発明の名称 溶液分離管 ３、　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　大阪府茨木市下穂積１丁目１番２号名称　（３９
６）日東電気工業株式会社代表者　上方三部 ４、代理人 住所　兵庫−県西宮市門戸荘１５番１１号（１）明細書
の発明の詳細な説明の欄 ａ　補正の内容 （１）明細書の第２頁第１３行及至第１８行目に「当該
コンデンサーに電荷が充電され、・・・・・・・この充
放電の繰り返えしにより」とあるのを「充放電の繰り返
えしにより」と補正します。 （２）明細書の第４頁第２０行及至第５頁第４行目に［
かつその充電々圧が・・・・・・・・・充放電を繰り返
えし、ボイド放電形〒０」とあるのを「充放電を繰り返
えし、」と補正します。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　多孔管上に高周波電圧課電用の導電性リボン
   を開放螺旋状に巻付け、相互に混合する二種以上の液体
   の混合溶液から分離すべき一種の液体に対して疎水性の
   テープ状誘電体多孔膜をラップ巻きで、そのラップを上
   記導電性リボン上に位置させるように巻付け、そのラッ
   プを接合によりシールしたことを特徴とする溶液分離管
   。
2. （２）導電性リボンが多孔質であることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の溶液分離管。