JPS588881B2 - 太陽熱利用の液体蒸留方法及び装置 - Google Patents

太陽熱利用の液体蒸留方法及び装置

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JPS588881B2
JPS588881B2 JP55045117A JP4511780A JPS588881B2 JP S588881 B2 JPS588881 B2 JP S588881B2 JP 55045117 A JP55045117 A JP 55045117A JP 4511780 A JP4511780 A JP 4511780A JP S588881 B2 JPS588881 B2 JP S588881B2
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    • F24S23/30Arrangements for concentrating solar-rays for solar heat collectors with lenses
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は太陽エネルギを熱エネルギに変換しこれを液体
蒸留のために利用する方法及び装置に関する。
本発明はまた日照がなくてもあるいは日照が少くても長
時間熱エネルギを保存し使用せんとするものである。
更に、本発明は本発明に係る固定及び携帯可能な装置及
び方法を用いて塩分及び又は他の物質を含有した水を初
めとする液体の処理に関する。
さらに、本発明は液体及び又はフレネル集光レンズ、レ
ンズ系、及びレンズの焦点に配置される少くとも1つの
流体伝達導管を有する細長収集器(コレクタ)を用いる
方法及び装置に関する。
太陽にさらされた表面が少くともある程度までは太陽輻
射熱を集めこの輻射熱を吸収して表面を構成する材料を
加熱するということは公知である。
せいぜい80℃までの低温を得るための従来のシステム
は太陽輻射熱を吸収する暗色パネルと該パネルから熱を
取り出す手段、例えばパネルによる熱交換方法で熱搬送
流体を循環せしめる流体システムにより構成されている
またパネル上に1つまたはそれ以上のガラス板を配置し
て温室効果を作りだし熱損失を少くすることにより上記
流体システムの効率を高めることも公知である。
しかしながらこれらパネルシステムの効率は約30%〜
40%と低くしかも大きなスペースを必要とするので熱
損失が大きくなる。
更に高額の資本投資も必要である。
フレネル型レンズ及び流体レンズを用いて太陽エネルギ
を収集することは公知技術である。
例えば米国特許第3915148号、同第312509
1号、同第9 3 7 0 1. 3号、同第3965
683号、同第3901036号、同第60109号、
同第1081098号、及びオーストラリア国特許第1
31069号に開示されている。
しかしながらこれらの公知システムのいずれも太陽エネ
ルギを有効に変換、貯蔵することができないのみならず
太陽エネルギの利用が他の形態のエネルギと対抗し得る
程経済的な投資で熱をつくりだすことができない。
太陽エネルギ利用の蒸留器においては海水を蒸留するた
めに用いられる公知蒸留器は効率が悪くしかも水を蒸発
させるのに必要な最小熱量は凝縮から回収されるのでは
なくむしろ失われるので水を加熱するコストは高くつく
本発明によれば公知技術の欠点は実質上解消されると共
に更に別の利点がもたらされる。
本発明は太陽エネルギを捕集し、貯蔵しかつ利用し、更
に太陽エネルギシステムのコストを低減すると共に効率
を高める方法及び装置に関する。
屈折レンズ手段は少くとも1つの流体を内蔵した細長収
集手段に或る長さ沿いに太陽エネルギを集中せしめる。
レンズ手段は経済的流体及び又はフレネル型レンズ(フ
レネルレンズと称されることもある)、及びレンズ系を
有する。
このレンズ系は実質上連続線に沿ってあるいは実質上不
連続点からなる線内に太陽エネルギを集中せしめる。
好ましくは細長収集手段を有する導管手段内に太陽の季
節位置及び好ましくは時間(日毎)位置と無関係に焦点
線あるいは不連続焦点を維持する手段及び又は太陽を季
節毎に及び好ましくは時間毎(日毎)に追跡する手段を
設ける。
このようにして細長収集手段内の少くとも1つの流体を
数百度(Q台の高温まで有効に加熱し得る。
流体レンズは流体密的にフレーム手段内に設けられる好
ましくは分離したプレートの形態をした上下の太陽エネ
ルギ伝達板を有する。
あるいはまたこれら板を有する流体レンズは膠着、溶接
、押し出しあるいはガラスまたはプラスチックびんの製
造と同様な吹上方法でも製造し得る。
流体を含むレンズ内部は好ましくは収集器あるいは熱交
換手段に連結され性能を強化する。
レンズ内の流体は好ましくは高屈折率を有する。
レンズ流体及びレンズ板間の距離は流体を通過する種々
の量の赤外線太陽エネルギを吸収し得るように選定され
る。
例えば、レンズ流体として水を使用すればより多くの赤
外部太陽エネルギが吸収され適当な透明かつ無色の高屈
折率を有する化学製品を用いれば吸収量は小さくなる。
レンズ流体によって吸収される熱は回収され収集手段内
の流体を予熱あるいは加熱するのにあるいはその他の目
的に用いられる。
不凍剤製品をレンズ流体に加えて使用場所によってはレ
ンズ流体の凍結を防止するようにしてもよい。
光電池上に太陽光線を集光させて電気を発生させるとき
の場合のようにレンズ焦点において太陽エネルギからの
熱を発生させたくないときにはレンズ流体内に赤外線輻
射熱を吸収するようにするのが好ましい。
細長収集手段は好ましくは複数個の流体物を有しこれら
流体の隣接するもの同志の間は管壁を隔てて隣り合って
いる。
流体は好ましくは隣接導管内に配置されて絶縁されかつ
好ましくは異種のもので種々の沸点を有する。
レンズ手段の理論焦点は好ましくは高沸点あるいは最高
沸点を有する液体内あるいはその表面上におかれる。
本文に開示した実施例では細長収集手段は少くとも2つ
の導管を有し、第1沸点を有する第1流体を含んだ一方
の導管は第2沸点を有する第2流体を含んだ第2導管内
に配置される。
好ましくは太陽エネルギは外側液の沸点よりも高い沸点
を有する内側液に集められる。
導管及び流体は太陽エネルギ伝達体あるいは不透明体あ
るいは暗色体であるがこれはレンズ手段の焦点位置によ
って左右される。
太陽エネルギの伝達という言葉は太陽光線が実質的に上
記の物質を通して伝達されるということを意味する。
この場合、流体は異なる温度に加熱され従って所望とあ
らば異なる目的に利用し得る。
流体流量の調整、及び導管寸法及び形状の選定を適当に
することにより種々の異なる目的に利用し得る種々の温
度を与えることができる。
複数流体を移送する複数個の導管を設けることにより機
械的装置並びにタービン、モータ及びエンジン等を含め
た膨張機械用の蒸気及び過熱蒸気を初めとする多くの異
なる用途に用いられるエネルギが提供される。
低沸点流体は小さな蒸発潜熱を有し従ってこの目的のた
めに有用である。
更に、熱は高沸点流体内に貯蔵されそれによりその温度
を作動流体として使用され得る低沸点流体の温度よりも
実質上高い温度まで日照時間中に上昇させることができ
る。
熱は例えば高沸点流体を通遜した低沸点流体を循環させ
ることにより高沸点流体から除去される。
本発明はまた個々のシステム及びサブシステムを結合し
て大きな複合システムを形成せんとするものである。
斯くして高度の太陽エネルギ捕集及び高効率が保障され
る。
太陽を季節的あるいは時間的に追跡移動できるように可
動にした装置内にレンズ手段及び収集手段を完全に収容
するように設けることができる。
太陽の季節的高さ位置は年間約47゜以上も変化し分点
と至点との間の偏差は約23.5゜である。
この偏差は重要であり年間を通じて太陽エネルギの集中
度を高めるために太陽追跡装置を使用し得る。
例えば10月下旬の北緯43゜Nの地点で静止水平表面
上に受ける毎日の太陽輻射熱は約300ラングリであり
一方太陽に垂直な表面で受ける太陽輻射熱は約680ラ
ングリあるいはその2倍以上である。
それ故、上述の如く太陽追跡手段あるいは年間を通じて
太陽エネルギ受容量を最犬にする他の手段を設けるのが
好ましい。
斯かる両手段は本文に開示されている。
一実施例においては共通焦点を有する数個の収集器が配
置され、レンズ系が季節が変っても好ましくは一日の時
間が異なっても太陽追跡手段を用いることなく細長収集
手段内あるいは上に位置する実質上共通の焦点線に沿っ
て太陽エネルギを捕集する。
このレンズ系は焦点線に沿って太陽エネルギを捕集する
細長中心フレネル型または流体レンズ及びこの中心レン
ズに隣接して角度を有して配置される細長フレネル型レ
ンズを有し、後者フレネル型レンズは太陽エネルギを中
心レンズの焦点に向けるように角度づけられた鋸歯状の
刻みを有する。
レンズは略東西方向に延びるように方向づけられる。
所定の1つまたは複数個のレンズは第一に一年の所定期
間焦点線に沿って太陽エネルギを捕集する。
例えば中心レンズは主として(春秋)分点の前後近くの
期間中太陽エネルギを捕集し、これに隣接する一つのレ
ンズは主として一方の至点(夏至又は冬至)まで太陽エ
ネルギを捕集すると共に他の隣接レンズは他方の至点(
冬至又は夏至)までの期間をうけもつ。
中心レンズがフレネル型レンズの場合の実施例において
はレンズ系は好ましくは東西方向に細長い数セットのフ
レネル型レンズを有する。
レンズ系の東西方向末端に向って置かれたフレネル型レ
ンズは内方レンズに関してある角度で位置せしめられそ
の結果所定の一つまたはそれ以上のレンズは一日の所定
時間中焦点に沿って主として太陽エネルギを捕集するし
かしながら斯かるレンズは東西方向沿いに向けられた多
くのレンズから成るレンズ系の東西両端間に置いてもよ
い。
斯くして一日及び一年の夫々異なる時間に一つまたはそ
れ以上のレンズが太陽追跡装置を用いることなく主とし
て焦点線に沿って太陽エネルギを捕集する。
これらの実施例においては好ましくは細長収集手段は2
つまたはそれ以上の隣接した細長い流体移送導管を有し
その各各は別の流体移送導管を封入している。
本発明は液体の蒸留に関し、水または他の液体は蒸留す
べき水または液体内にレンズ手段の焦点を位置せしめる
ことにより蒸留され得る。
蒸留すべき液の上部にはレンズ手段及び下方に傾斜した
実質上滑らかで好ましくは平面の表面が配置されそれに
より液体は蒸発せしめられかつ滑らかな表面上で凝縮す
る。
滑らかな表面は凝縮液をその下側下方にある収集容器に
運ぶ。
好ましくは平面は水平に対してわずかに例えば約15゜
傾けられかつ冷却されてそこでの凝縮効果を高める。
好ましくは水蒸留装置用レンズ手段は流体レンズを有し
、該流体レンズは前記滑らかな表面を有し好ましくはこ
れを冷却する。
いくつかの実施例においては導管手段は蒸留すべき液体
内に置かれる。
好ましくは流体レンズの一部を形成する流体は導管手段
内を循環せしめられそのうちの1つの導管は好ましくは
前記滑らかな表面上で凝縮する蒸気によって放出されか
つ蒸留すべき液体に伝達される潜熱を利用するように設
計される。
好ましくはレンズ流体は蒸留すべき液体と同じ液体、例
えば海水であり、蒸留すべき液体を含む容器内を循環さ
れて該容器内の液体を加熱ないしは予熱する。
一実施例においては蒸留装置は流体レンズ及びフレネル
レンズの両方を有し、流体レンズは固定されフレネルレ
ンズは所望ならば可動である。
前記滑らかなレンズ手段平面上の凝縮液体によって放出
された熱は失われずに蒸留すべき液体を含む容器内の導
管手段内のシステムに戻されるかあるいは同時にレンズ
流体によって吸収かつ回収された熱は蒸留装置内で蒸留
すべき流入流体を予熱ないしは加熱するために、あるい
は他の目的、例えば適当な低沸点流体を過熱すると共に
タービンあるいはエンジン等の膨張機械内で膨張するこ
とにより電気を生ぜしめそれにより実質上システムの効
率を高めるために用いられる。
更に、好ましくは凝縮液は蒸留すべきあるいは凝縮水内
に含まれる熱を利用するための液体を含む容器内の導管
手段内を循環させられる。
塩分を水に溶けた溶液NaClは水だけの場合よりも赤
外線吸収量が少ない。
従って、レンズ流体内の赤外線吸収を少くすることが望
ましい場合には流体レンズとして塩/水溶液を用いるの
が好ましい。
海水を脱塩するときは好ましくはレンズ流体として海水
を用いると共にこの海水を蒸留すべき水を保持する容器
内に導入予熱する。
海水を蒸留するとき副産物として得られる塩を製品とし
て販売することにより海水を蒸留するために要する全体
コストを低減し得る。
熱はシステムから時々排出される加熱塩水から回収され
得る。
本発明によれば好ましくは流体レンズとフレネルレンズ
の双方を有する結合凝縮器システムを使用し得る。
斯かる結合システムにおいては1組の流体レンズ凝縮器
は例えば水平に対して南方に15゜傾斜せしめられ、レ
ンズの底板はレンズ内の流体循環によって冷却され、そ
れにより蒸気は冷却された底板上で凝縮すると共にそれ
に沿って隣接容器内に流れ込む。
他組のフレネル凝縮器ないしは流体レンズは日照時間中
太陽光線を受け得るように設けられ、これにより被蒸留
液体を含む容器内の導管手段内で高沸点流体200℃以
上に加熱するようにすることができる。
高沸点流体の熱は貯えられかつ主として日照がない期間
中使用されそれにより流体レンズの冷却底板上における
蒸気の蒸発及び凝縮作用を日照がない期間中継続させる
ことができる。
高沸点流体を加熱して熱を貯蔵するために用いられるフ
レネルレンズあるいは別組の流体レンズは好ましくは太
陽の位置を季節的かつ好ましくは時間的に追跡する追跡
手段を具備する。
本発明の一実施例によれば蒸留装置は複数組の流体レン
ズを有する。
1組のレンズは例えは日照時間中の赤外線吸収量を最小
にしかつ被蒸留水の蒸発量を最大にするために例えは1
インチ(約2.54cm)の最大隔離間隔を保たせて上
下のレンズ板を形成する。
この1組のレンズは蒸気を凝縮するための滑らかな表面
の底レンズ板を有し該レンズ板は凝縮物を板縁の下方に
置かれた容器内に流し込むように傾斜せしめられる。
この組のレンズ内のレンズ流体は底レンズ板を冷却して
板上での凝縮を誘発する。
例えば4インチ(約10.16cm)の最大分離距離で
両レンズ板を形成した他組のレンズは赤外線の高吸収用
に用いられかつ被蒸留水内に置かれる複数個の導管と連
通する高沸点(例えば約200℃)レンズ流体を含む。
この組のレンズ及び導管は主に前述の如く熱を貯えるた
めに用いられそれにより日照がない期間中蒸留を継続せ
しめる。
両組のレンズ用レンズ流体は前述の如くレンズ流体によ
って吸収された熱を回収する。
種々異なる流体レンズを用いると蒸留水の生成量が増大
すると共にシステムの効率が向上する一実施例によれば
、レンズあるいはレンズ系の焦点はその焦点位置が太陽
の位置変化に伴って被蒸留水内に維持せしめられるよう
にして被蒸留水内に置かれる。
これによりレンズ又はレンズ系を動かして細長収集器内
あるいは上に焦点を保持する手段が不要となる。
本発明の別の実施例においては蒸留器はポータブルでか
つ組立、分解が容易に行なえる。
好ましくは蒸留器は海水及びやや塩分を含んだ水を蒸留
するのに用いられ、特にポータブル蒸留器は海上、例え
ば救命ボート上及び砂漠地帯で使用し得る。
本発明によれば太陽光線が連続的にレンズを通過しレン
ズ系の焦点を短かくし得ると共にレンズ系のより鮮明な
焦点を付与し得るようにレンズ系を組合せることができ
る。
本発明に係る装置は蒸留から再生された水及び塩を電解
するのに用い得る。
水素、ナトリウム、及び塩素は電解から再生され得る。
これらの産物の再生により装置の経済性が向上せしめら
れる。
更に、水素は非汚染燃料として用い得ると共に一酸化炭
素と共にメタノールを生成しあるいは空気の窒素と共に
アンモニア肥料あるいは硝酸及び尿素等の他の窒素生成
物を生成し得る。
本発明によれば太陽エネルギを凝縮、捕集、変換せしめ
るための高性能にしてかつ低コストの装置及び方法が開
示される。
以下、添付図面を参照して本発明の好適実施例について
詳述する。
第1図に、屈折流体レンズ集光器と流体含有太陽エネル
ギ収集器とを含む太陽エネルギ捕集装置を示す。
捕集装置20は細長流体レンズ集光器22と細長流体含
有導管型の収集器24(コレクタ)から成る。
細長流体レンズ22は太陽エネルギ伝達板用のレンズ板
26.28から成り、これらの板はフレーム30に取り
付けた隔離されたレンズ板として太陽エネルギ伝達流体
31を包囲するように隔てられる。
第1図に示す実施例では上レンズ板26は凸状であり、
下レンズ板28は平板である。
レンズ板26.28の両側32.34および両端(第1
図に示さず)は後述のように密閉する。
第1図には示してないが、このような形式のものとは別
に、流体31と空気を追加したり除去したり又は循環さ
せたりする手段がレンズ板の両側部および又は両端部に
設けられる。
また、レンズを長手方向および横(半径)方向に、後述
のように並べることもできる。
第1図の実施例では、収集器24は細長内部導管38を
囲む細長外側導管36を含み、両者は管状で示される。
外側導管36は絶縁容器40の中に置かれかつ外側導管
36上に位置する長手方向に延びる開放口44を除いて
断熱材42で囲まれている。
開放口44は太陽エネルギ伝達および断熱板46で閉じ
てある。
断熱板46はガラス又はプラスチックで適当に製造でき
かつ断熱材42はポリエチレン発泡材のような適当な発
泡材である。
例えばシリコンのような密閉材が容器を密閉するために
断熱板46と絶縁容器40間に填充される。
収集器24はレンズ集光器22の下に位置しかつ理論線
型焦点48は収集器に又はこれに沿って位置する。
レンズ(および装置)の軸線は東西方向に沿って向けら
れる。
フレーム30とレンズ22は、部材53と枢着部(図示
せず)によって横軸52のまわりを回転するようにフレ
ーム50に軸承される。
ケーブル55はレンズの両端に近接するフレーム30の
両端に、レンズの対向端(それらの一方端のみ図示)で
連結され、駆動手段(図示せず)に向って共通の方向へ
ケーブルを走らせるべく、ローラ又はプーり58に巻回
される。
フレーム30の他端(図示せず)に連結されたケーブル
の移動によって、レンズ22が軸線52のまわりを枢動
しレンズ板26を東の方へ動かす。
このように、レンズ22は太陽の時間的移動を追跡する
ように東西方向に回転可能である。
レンズ22と収集器24はまた太陽の季節的移動を追跡
するために長手軸線60のまわりに南北方向にも回転可
能である。
内部にレンズ22を取り付けたフレーム50は、レンズ
の両端近傍で部材64にれらのうち1つのみを示す)と
ピボット継手(図示せず)により支持フレーム62に枢
着される。
収集器24は部材66によってフレーム50に固着して
いる。
フレーム50と収集器24は軸線60のまわりを1ユニ
ットとして回転し、収集器とレンズ間の相対的な向きを
変えないようにする。
ケーブル68にれらの1つのみ示す)は、レンズと収集
器を北の方向に枢動させるために収集器の一方の側に連
結され、ケーブル70(これらの1つのみ示す)は、レ
ンズと収集器を、例えば1つを破線で示すような位置へ
南の方向に枢動させるため収集器の他方の側に連結され
る。
ケーブル68.70はこれらのケーブルを駆動手段(図
示せず)に向って共通の方向に走らせるためプーリ58
に巻回される。
レンズと収集器は南北方向に1年を通じて全体で約47
゜の角度に亘り回転しうる。
駆動手段は例えば光電素子のようなセンサ又は電気タイ
マにより作動かつ制御される電動機によって構成しうる
第1図に示す上述の装置に更に太陽の位置追跡のために
自動、半自動又は手動の手段を使用できる。
ある装置では直接の又は焦点に集められた太陽光がフオ
トセル又は熱電対素子に常時当たるようにその軸部が小
さな角度だけ回転するようにしたモータを使用する。
レンズと収集器を動かすのに液圧装置を使用することも
できる。
他の装置では、タイマ又重錘とプーリによる装置を使用
する。
太陽の移動により、フォトセルの電気出力に影響を及ぼ
しモータを制御するか、又はモータはタイマによってそ
の軸部を少しの角度だけ増加させるように制御し、又は
重錘およびプーリ駆動装置がその軸部を回転させる。
すでに述べたように、レンズを動かしかつ太陽の位置を
検出する完全な装置(図示せず)は知られている。
太陽の位置を追跡するのに使用する装置の部品は図面に
示してある。
また日々の又は時間的な追跡作用は太陽エネルギの収集
を増大するために望ましいことではあるが、収集器とレ
ンズがおおむね東西の方向に向けられている場合には必
ずしもこれを必要としない。
レンズと収集器を相互連結しかつ動かすことによって、
レンズの焦点を季節と関係なく常に収集器に維持させる
ことができる。
上述の追跡装置は装置が季節を通じ、望ましくは時間を
通じて常に太陽に面した方向に向けられるので実質上太
陽エネルギ収集を増大することになる。
前に述べたように、収集器はレンズ22の理論的焦点4
8上に置かれかつ第1図の実施例において内外の導管3
6と38は太陽エネルギ伝達媒体であり、理論焦点48
は内部導管38の中に位置する。
内外の導管36と38はそれぞれ熱搬送流体54と56
を含む。
レンズの理論焦点が位置する導管の流体すなわち内部導
管38内の流体56内において太陽エネルギの集中が最
大になるので、流体56は比較的高温度に加熱され、そ
のためその流体は比較的高い沸点、例えば150℃〜約
350℃に選定されている。
この流体として各種のものが使用でき、潤滑油、グリセ
リン、ミネラル油、パラフィン油等があるがこれらに限
定されない。
このように、太陽が輝いている間、流体56は100℃
を越える温度、例えば200℃に加熱され、その正確な
温度は流体54.56の流量率、内外の導管36.38
の径、太陽の輝度および位置、断熱性、熱交換比等、多
くの要因に依存する。
流体54は流体56の沸点より小さい沸点を有するもの
例えば約−60°C〜約100℃の温度範囲のものが望
ましい。
このような流体としては水を用いるのがよい。
また、流体54は蒸発潜熱が低いもの、例えば1kgあ
たり約20カロリーないし1kgあたり約270カロリ
ーのものが望ましく、このような流体としては各種あり
、冷媒、溶媒、炭化水素、アルコール等があるがこれら
に限定されない。
作動時に、太陽エネルギは内部導管38内の流体56(
潤滑油を採用した)内に収集され、油温を約200℃ま
で上昇させる。
レンズ22に対する焦点が理論上直線であるので、流体
56はそれが直線状の焦点を横切る際連続的に加熱され
る。
流体54(水を採用した)は油および内部導管38を囲
み、かつ主に油による熱伝導によって加熱される。
油と水の両液は所望の温度を得るために所定の割合で循
環されかつその熱を種々に適用できる。
例えば、水は約70°C〜80℃又はそれ以上に加熱し
て空間加熱用および温水加熱用に用いられる。
また、水は低温度に加熱して例えば水泳用プールに用い
ることもできる。
それより高温の油は工業上の利用をも考慮した高温を必
要とする装置とか単に水を加熱するために用いることが
できる。
流体56はそれがレンズの焦点を通過する際温度が上昇
するので、焦点に沿う種々の個所に液体出口側および又
入口側に対して中間的引出し口を設けることによりいろ
いろな温度の流体を得ることができる。
流体54は蒸発し、その蒸気又は過熱蒸気は動力原動機
関タービン、エンジン等のごとき膨張機械において機械
的動力を発生させ次いで電気を発生せしめるように用い
ることができる。
好ましくは濃縮液を収集器24に戻すようにした閉鎖系
(図示せず)が使用される。
その場合、冷媒、溶媒、炭化水素、アルコール等が流体
54を構成する。
前に述べたように、一般のおよび周知の太陽エネルギ装
置の重要な欠点は日照のない時あるいは弱い時例えば夜
間又は曇りの間におけるエネルギの蓄積が困難なことで
ある。
このような期間にあっては熱は装置の通常作動期間内に
おいて流体54の温度より少なくとも約50℃高い温度
まで加熱された流体56内に蓄積される。
従って、流体56が太陽エネルギによって加熱されず又
は低い度合いで加熱されるときでさえ、流体は熱を貯え
そして2流体間の温度差によって流体54に熱を供給し
つづけるであろう。
これらの期間には流体56の循環を止めるのが望ましい
流体56は2流体の温度差が比較的小さくなるまで流体
54に熱を伝えつづける。
流体56が熱を伝えおよび又は貯わえる時間は、流体5
6の初期温度、両流体の温度差、流体の容積、流体の特
性(比熱、沸点、溶融点等)、使用流体54の種類等に
左右される。
レンズ22内の流体31はレンズ流体から熱を除去する
ために収集器24内の一方の導管に連通される。
その結果、レンズ流体は該レンズ流体により吸収された
太陽エネルギからの熱を例えば導管36および又は38
内を循環する流体の予熱用として利用しながら適温に保
たれる。
第1図では、収集器24が導管36.38から構成され
るものを示した。
しかし、導管は円形チューブである必要がなく、例えば
矩形のような他の形状にしてもよい。
矩形のものは理論焦点が偏差を有する場合に都合が良い
矩形のものを用いると、焦点48を導管36上に維持し
たまま動かすことができる。
焦点48は導管36の表面上に置くことができ、この場
合導管36の表面は太陽エネルギの伝搬をする必要がな
く暗いものであってよい。
他の図面に示した後述する装置は、東西方向に長手方向
に向けられ太陽に面することが理解されるであろう。
また、細長レンズ又はレンズ装置および細長収集器とそ
れの導管は長手軸線にほぼ平行に配置されていることも
理解されるであろう。
更に、収光器および収集器を可動にしかつ太陽の季節的
および時間的位置を追跡するようにそれらを移動させる
手段を設けるのが望ましいことも理解されるであろう。
しかし、焦点線の変位が季節の移り変わりに対して小さ
くかつ収集器の内管38の周囲内に維持される程度にレ
ンズの焦点距離が小さい場合は、レンズを移動させる必
要がない。
季節的又は時間的な単位で装置および又はレンズを追跡
移動させる手動、自動又は半自動装置は知られている。
単一のレンズの一部を第1図に示しているが、多数のレ
ンズを長手方向および横方向に置くこともできる。
第1図の導管36.38の両者は不透明な熱伝導面を有
し得、かつ導管36および又は導管38の表面の下部を
黒い塗料により暗くしておくか、各導管又は両導管の表
面の下半分に黒メタリックシ一トを形成し、太陽エネル
ギの伝搬を防止しかつ太陽エネルギからの熱吸収を増大
するのが望ましい。
また、断熱板46は収集器の中で温室効果( gree
n − house effect )を奏するもの
であり、かつ容器40は熱損失を減ずるために断熱材で
製作するのが望ましい。
熱損失を減少することは、太陽の輝きがない時又は減少
した時間において特に重要である。
しかし、例えば光電池をそこに置いた場合のようにレン
ズの焦点に熱を保持するのが望ましくない時は断熱板4
6を取り外した方がよい。
外側の流体は断熱物体として作用するのでレンズの理論
焦点を内側の流体のところに位置せしめて熱損失を更に
減ずるのが望ましい。
第1図の太陽エネルギ伝達導管は無色の透明ガラス又は
プラスチックで製造し、太陽エネルギを伝える必要のな
い導管は望ましくは鋼、銅、アルミニウム等の金属で、
それらの下部はすべて暗くしておくのが望ましい。
収集器の表面積は集光器の表面積よりはるかに小さく、
従来の平板収集器の面積のわずか1%〜10%であって
、熱損失を減少させることができる。
収集器に必要な材料は少なくてすむから価格を低減でき
る。
収集装置は2つ以上の導管で構成でき、形状を円形チュ
ーブ以外のものにしたりかつレンズおよびレンズ装置を
第1図に示したもの以外のものにすることもできる。
第1図に示すレンズは適当なフレームおよび構造部材に
支持される。
例えば、第2図においてレンズ80はフレーム88に支
持される。
同図において複数個のレンズ80の1つはその端部で長
手方向に並べられかつ長手支持けた92および横支持け
た94によって支持される。
レンズは例えば接着剤によってフレームに固着される。
レンズの理論焦点96は収集器98のところにあり、こ
れに沿って位置する。
流通開口100のような手段が流体31および又は空気
を入れたり出したりするために設けられ、この開口は例
えば流体を循環するための導管に連通され得る。
上記流通開口を他の位置に設けてもよい。
前に述べたように、レンズを構成する板は射出又は押出
成形により一体のもの、又は別々の板を溶接したもので
あってもよい。
第3,4図では、上部の湾曲板26と下部の平板28が
別々の部片で、フレーム104によって密封的に結合し
てある。
フレーム104は2つの長手溝106,108を具えて
いる。
上部の溝106は上部湾曲板26を嵌め込む寸法に湾曲
しており、下部の溝108は平板28を嵌め込む寸法で
真直である。
各距て板の側縁をシール材110に沿って各溝の中に嵌
合させる。
上記距で板の端部も同じように結合してある。
シール材110はガスケット又は類似の可撓性部片およ
び又は密封結合部を形成するシリコン等の変形可能な材
質からなる。
このように、2つの独立して距てられた板を結合するか
、又は射出又は押出成形した本発明に係るレンズは、製
造が比較的容易でありかつ比較的廉価である。
湾曲した凸形板の曲率半径およびレンズから収集器まで
の焦点距離は、板の幅、両板間の最大距離、板の間にあ
る流体の屈折率に依存し、高い屈折率をもった流体の場
合は必要な半径および焦点距離は短かくなる。
使用したレンズ流体およびレンズ両板間の距離により、
レンズに衝突する約0.7ないし4ミクロンの波長の赤
外線の一部はレンズを通遜しない。
赤外線の一部は流体に吸収されこれを加熱する。
さらに赤外線の一部はレンズ板に吸収されこれを加熱し
続いてこれによって流体が加熱される。
太陽エネルギの一部は各板により反射され、この反射さ
れた太陽エネルギの一部は各板の内部のレンズ方向へ反
射されレンズ用流体にその一部が吸収される。
波長約0.25ないし0.7ミクロンの可視光線は無色
透明のレンズ流体および無色透明のレンズ板にはほとん
ど吸収されない。
或る場合、例えばレンズの焦点位置で加熱をしたい場合
等には赤外線の吸収は最小にするのが望ましい。
別の場合、例えばレンズ焦点位置に光電池を配置したよ
うな場合にはできるだけ多くの光線を伝達しながらかつ
レンズ流体を加熱しまたは焦点での加熱を極力抑えるの
が望ましい。
前者の場合にはレンズ両板間の距離は小さくし例えばレ
ンズ板間最大距離が約1インチ(約2.54cm)とし
、またレンズ流体は周囲温度において赤外線吸収量を最
小なものとし屈折率は少くとも1.35を有することが
望ましい。
炭化水素、鉱油、溶剤、食塩水等の液体は無色透明であ
って水よりも赤外線吸収量は少い。
使用時にこれらの流体はガラスまたはプラスチックに対
し腐食性のないものを選定しなければならず、また適当
な沸点を有することが望ましい。
トリクロロエチレンおよびトルエン等の大きな屈折率を
有して赤外線をあまり吸収しない流体はアクリル性プラ
スチックを腐食させる。
このような腐食性流体を用いる場合には、この流体に接
するレンズ板はこの流体により腐食されないテフロンシ
一トまたはルーサイトRD(デュポン社の商標)等のエ
ポキシによりコーティングされる。
後者の場合にはレンズ両板間の距離は大きくされ例えば
レンズ板間最大間隔が約4インチ(10.16cm)と
し流体は無色透明のままで周囲温度において最大量の赤
外線を吸収するものを選定する。
赤外線吸収率はレンズに用いる材質によっても変わる。
例えば吸収率を小さくするには1.5%吸収率の白色ガ
ラスあるいは同様のプラスチックを用いレンズ流体とし
て食塩溶液を用いる。
赤外線吸収率を大きくしたい場合、例えば太陽エネルギ
を光電池に集めて電気を発生させるような場合には例え
ば赤外線吸収率20%のガラスまたはプラスチックレン
ズが使用される。
後者の場合赤外線を吸収するために水を用いることが望
ましい。
適当な場所に氷結防止用の不凍剤を添加する。
収集器内に水を用いる場合にはこの水にも不凍剤を添加
する。
レンズ流体として水を用いかつレンズ両板間距離が大き
い場合(例えば4インチ)にはレンズ流体による赤外線
吸収量が増加しこのためレンズ流体は加熱される。
レンズ流体内の熱は熱交換器により取出され前記説明の
ように収集器流体の加熱または予熱に用いられる。
この熱はまた家庭用温水加熱装置や建物の暖房に用いた
りあるいはタービンやエンジンを用いて低沸点流体を過
熱し電気を発生させたりする。
このようなレンズ流体は可視光線を大部分通過させるた
め、レンズ用流体が加熱されこの熱が前記説明のように
加熱装置や別の電力発生に用いられていても光電池によ
る発生電力はほとんど減少しない。
このように本発明においては熱および電気を同時に効率
よく得ることもできる。
第5図において、装置70は流体レンズ22のパネル7
1により構成される。
各パネルは相互に縦横方向に並んだ4つの流体レンズか
らなる。
このパネルは季節に応じかつ時間ごとに太陽を追従でき
るように回転可能に取付けられる。
フレーム50は回転軸64上6こ支持されこの回転軸6
4はフレーム62の両端側においてベアリング等により
フレーム62上に回転可能に保持される。
回転軸64の一端は電動モータ等の駆動装置(図示しな
い)に結合される。
レンズ22およびフレーム50は回転軸64の回転によ
り縦軸線60の廻りに回転可能であり太陽位置の季節変
化に追従する。
フレーム30は部材52によりフレーム50に結合し第
1図の場合と同様にレンズ22とともに共通の横軸53
の廻りに動いて太陽位置を追従する。
第9図において、近接したリングまたはマイクロプリズ
ムを形成したプラスチック板またはガラス板に囲まれた
固定フレームからなる平面状屈折部材126が示される
このマイクロプリズムのピッチは例えば1mm当り3な
いし4のマイクロプリズム程度である。
この平面状屈折部材126は平面状のフレネルレンズの
作用を行なう。
屈折部材126を鼓舞する太陽エネルギはマイクロプリ
ズムにより熱学的焦点に集められる。
屈折部材126は縦方向および横方向に並置される。
この装置においてはレンズ126の各焦点は外側導管3
6、内部導管38内またはその表面上に位置し分離した
各焦点は実際上第9図においては蒸留液中において直線
状の焦点を形成する。
第6図に示した装置130は長体のフレネルレンズとし
て作用する棒状のマイクロプリズム134を有する細長
い屈折レンズ132を備えている。
柱状レンズの直線状焦点が第5図の場合のように各収集
器上に位置するようにレンズ132および収集器24が
配置される。
該レンズおよび収集器は第1図および第5図の場合と同
様に相互に可動である。
第7図は3つの導管配列を示し外側導管36内に中間導
管141が包まれさらにその中に内部導管139が包ま
れる。
3本の導管を用いることにより温度の異なる3種類の流
体を使用することができ適用範囲が広がりまた焦点位置
の範囲も広がる。
外側導管36は透明でもよくまたこの内部は気体でもよ
い。
このようにすることによって内部の導管141.139
に対し温室の作用を行なうことができる。
本発明は前述のように各種エネルギに対し適用可能であ
り水の蒸発、凝縮作用による蒸留水製造に用いられる。
この場合蒸留すべき水は海水あるいは塩分を含む水であ
ってもよいし、清浄化すべき工場廃水や汚水であっても
よい。
屈折部材および収集器は水を蒸留し好ましくは凝縮液を
回収しそして凝縮水及び排出海水内の熱を回収するよう
にしたシステム内に配置される(後述)。
第8図に示した装置160は複数の補助装置162を備
え各補助装置は3つのレンズ装置164を有する。
各レンズ装置164は細長い中央溝166およびこの両
側に並列する細長い2つの側溝168の上部に配置され
、中央のレンズは中央溝上部に、両側の2つのレンズの
各外側端部は側溝上部に位置する。
各レンズは傾斜し底部レンズ板は平板である。
蒸留すべき水170は中央溝内に所定の高さまで満たさ
れる。
中央溝166内に直線状焦点Fが異なる場所、異なる高
さに位置しこの異なる高さは中央溝166内の異なる水
深に対応する。
第8図においてはレンズ流体31は塩水であることが望
ましい。
食塩(NaCl))の水淫液は水だけの場合より赤外線
吸収量が少い。
従って赤外線吸収量を少くしたい場合にはレンズ流体と
して食塩水を用いる。
海水の塩分除去のためにはレンズ流体として海水を用い
蒸留する水の容器内に予熱して導入する。
配管上にはドレンや流量調整用の弁が設置される。
作用時には蒸留すべき水170は焦点Fに集められた太
陽エネルギにより加熱され水170は蒸発する。
レンズ下面28に衝突した蒸気は凝縮しこの下面に沿っ
て流れ側溝168内に落下する。
流体レンズ内部は導管177(1組のみ図示)により溝
166内と連通ずる。
熱交換器179が溝166内に設置され溝168内の凝
縮水の熱を中央溝166内の水に伝える。
流体レンズ内の水はレンズおよび溝を通して循環する。
こうして蒸気の凝縮により発生した熱は平面28を介し
てレンズ内の水に伝達され凝縮水からレンズ内の水に吸
収された熱は溝内の水に戻される。
こうして蒸留すべき水は加熱あるいは予熱される。
レンズ22の焦点Fは太陽の位置にかかわらず中央溝1
66内に位置する。
焦点の移動軌跡を破線で示す。
従って焦点は中央溝166の外部に出ることはなく太陽
位置を追従するレンズ移動装置は必要なくなる。
蒸留水の熱は蒸留すべき水の加熱または予熱に用いられ
る。
蒸留水は蒸気温度よりわずかに低い温度である。
こうして回収された熱は別の目的にも用いられレンズ流
体および凝縮液は熱交換器に循環されてその熱を取除か
れることは重要である。
何となれば顕熱の他に水170の蒸発に要する1グラム
当り540カロリーの蒸発潜熱が蒸気の凝縮によって発
生しそして凝縮液から回収され、さらに大部分の蒸気を
凝縮されるレンズ内を循環する水によって装置に戻され
るからである。
この潜熱および顕熱は相当な量であり、さもなければ失
なわれてしまうからである。
このため水を満たした溝をガラスまたはプラスチック板
で覆っただけの太陽熱装置に比べ本装置の効率は非常に
高いものとなる。
レンズ内に水を循環させることにより下部レンズ下面2
8の冷却作用を行ないこの面での凝縮作用を補助する。
各溝の給排水用導管775,176が設けられる。
蒸留すべき水170はフロート178およびリレー18
0,182からなるフロート装置により所定の高さに保
たれる。
フロートの動きにより各リレーが作動しポンプあるいは
モータ弁(図示しない)が始動または停止する。
同様の装置を側溝168内に備えてもよい。
あるいは側溝内の水深を所定の高さに保つために重力式
ドレン装置を用いてもよい。
各溝間は連通され水の高さは等しい。
溝はコンクリートまたはアスベストセメントにより外側
を保温することが望ましい。
レンズ以外の手段例えばレンズ164の下側にある実際
上滑らかな好ましくは平坦な板は蒸気を凝縮するために
用いられる。
この場合には平板面が流体に近接しない限りレンズ流体
は実質上すべての潜熱を回収しえない。
潜熱を取り出すために平面と協動する別の手段を用いて
もよい。
第8図に示した装置は熱損失を減少させるため溝パネル
により囲われ、このパネルはレンズの運動に対処するた
め伸縮性材料で作ることが望ましい。
さらに前述のようにレンズ用流体を中央溝166内を循
環させることにより熱を奪い従ってレンズ流体は冷却さ
れレンズ下面に衝突する蒸気の凝縮を促進させる。
前述のようにレンズ流体は直接または間接的な赤外線の
吸収およびレンズ板の加熱により熱せられこの熱はレン
ズ流体から回収される。
レンズ流体から回収された熱および凝縮水は中央溝16
6内に流入する前に蒸留すべき水を予熱しあるいは熱交
換器により中央溝166内で蒸留すべき水を加熱または
予熱する。
この装置の効率は時間ごとに中央溝166から排出され
る塩水から熱を奪うことによりさらに増加する。
凝縮蒸気、凝縮水、塩水およびレンズ流体から取出した
熱は別の用途例えば低沸点で気化熱の少い流体の過熱膨
張により電気を発生する用途に用いることもできる。
後述の蒸留水製造装置の作動は同様であるので説明は簡
単にする。
第9図に容易に組立て分解可能な携帯型蒸留水製造装置
330の実施例を示す。
この装置330は太陽エネルギを焦点上に集束させるた
めの同心円状のマイクロプリズムを有する平面状フレネ
ルレンズ126を備えている。
長方体のフレネルレンズを用いることもできる。
レンズ126は縦横方向に6個並置され各フレネルレン
ズは水平面に対し傾斜している。
レンズは6個に限定されるものではない。
レンズは太陽エネルギ伝達用ガラスまたはプラスチック
板332に接着剤等により結合されてレンズ装置を構成
しプラスチックの場合には柔軟な仕切線334に沿って
折り返し可能とする。
各フレネルレンズは横約7インチ( 1 7. 7 8
cm)長さ約9インチ( 2 2.8 6cm)である
レンズの焦点はプラスチック等の柔軟材料製の容器33
6内の蒸留すべき水内に位置する。
この容器336の下側でこれを覆うようにプラスチック
等の柔軟材料製の容器338が配されプラスチック板3
32からの凝縮水を集める。
レンズ装置および容器は一対の脚材342,344、フ
レーム346および台348からなる支持装置340上
に支持される。
脚材の一端はフレーム346に枢着され他端は台348
の凹み内に装着される。
台わ用いない場合には脚材の一端は他面または他の部材
上に直接設置される。
こうしてレンズの傾斜角度を変化させ季節によって変わ
る太陽高度に対処できる。
容器側面はサイドパネル350,352により覆われプ
レート332とともに前述のような閉じた循環系を形成
する。
サイドパネル352のプレート332下部位置に開口部
が設けられ凝縮水を容器338内に導入する。
各容器底部には連通管322,324が結合され各容器
内水位が検知できる。
レンズ装置、支持装置および容器は容易に分解組立て可
能である。
容器336内の蒸留すべき水内に位置する焦点において
水が加熱され蒸発しこれが平面プレート332の底部で
凝縮する。
凝縮水はプレート332に沿って移動し容器338内に
落下する。
レンズ板上面およびレンズ板下面を有する流体レンズは
一般に寸法が大きくその幅よりも長い焦点距離を有して
いる。
長く延びたマイクロプリズムを有するフレネルレンズは
流体レンズよりも小さく焦点距離も短い。
長く延びたマイクロブリズムはレンズ中心の高さを減少
させるためレンズの幅が限定される。
またフレネルレンズに用いるガラスあるいはプラスチッ
ク板の幅も限定される。
このことは大きな利点となる。
例えば、板46あるいは導管36(第1図)を省略して
も閉じた系においてレンズと収集器間の距離を減少させ
ることにより温室効果を維持できる。
第10図は中央部の流体レンズ200と周囲の4つのフ
レネルレンズ201〜204の組み合わせを示し各フレ
ネルレンズは太陽光線に向けたギザギザを有しその焦点
208は共通で流体レンズの焦点とも一致している。
レンズ装置は収集器205cこ結合し前述と同様に太陽
追従のために移動可能である。
フレネルレンズは2つであってもよい。
またレンズは第5図に示すように縦横方向に配置し太陽
エネルギの集束率を向上させれば特に光電池を用いた発
電装置の場合に有利となる。
第11図の装置144は太陽の位置により収集器150
の異なる場所に位置する焦点F,F1,F2を有するマ
イクロプリズム118からなる直線状屈折部材146を
示す。
収集器150は東西方向に配置し口中に太陽エネルギを
捕集する。
この収集器は太陽エネルギ伝達装置を有し、保温材42
で部分的に囲まれた矩形導管154を具備する。
この装置144の図示寸法は正確ではない。特に収集器
150は明確化のため大きく描いてある。
実際はレンズ146よりその10%程小さい。閉じた系
は屈接部材146の側面および保温部材42を延して重
ねることにより得られる。
前述のように矩形導管154を用いることにより導管内
で移動する焦点F,Fl ,F2の位置決めが容易にな
る。
屈折レンズ146は主として太陽光線を屈折させて焦点
に集めるものであるが156で示すごとき光線は更にマ
イクロプリズムにより反射される。
屈折レンズ146の内側は適当な角度を有しこれに衝突
するすべての光線を焦点に集めるように形成する。
流体レンズはフレネルレンズよりも大きく、またフレネ
ルレンズよりも太陽エネルギの吸収、反射効率が低い。
それ故流体レンズだけで出来た装置は一般にフレネルレ
ンズだけで出来た装置或は一個以上の流体レンズと一個
以上のフレネルレンズを組合わせた装置よりも効率が低
い。
本発明によれば、装置は流体レンズとフレネルレンズを
備えている。
蒸留水の蒸発熱を回収することにより液体レンズの効率
は高められるので蒸留水を使用すると大きな利益がある
第12図はそのような装置450を示したものである。
装置450は流体レンズ22とフレネルレンズ132A
,132Bを備える。
各レンズは、蒸留される水170を留めたチャンネル1
66内で異った焦点を形成する。
チャンネル166は水深を変化させて種々の水深に焦点
を作るために樋形をしている。
幅の狭いフレネルレンズ132Aがチャンネル166内
領域の上方に置かれる。
チャンネル166内には蒸留さるべき水が導入される。
フレネルレンズ132Aはチャンネル166内に導かれ
た水の例えば40℃までの予熱に使用される。
それ故その場所には殆んど凝縮が発生しない。
効率の高いフレネルレンズ132Bか北を向いて水平に
対して急角度で傾斜していて二重導管型の収集器172
の内側導管内部に焦点を結ぶ。
収集器172とフレネルレンズ132Bとは連結され、
レンズは第1図に述べたように支持されていて両者は太
陽の季節的及び時間的位置を追跡するように可動されて
いる。
一面ではフレネルレンズ132Aを支持するために、ま
た他面では流体レンズ22を支持するために可撓シ一ト
452,453を設けて取付けることが望ましい。
内側導管38には例えば200℃の高温まで加熱できる
沸騰点の高い流体を納めている。
この流体は外側導管内の沸騰点の低い流体を例えば80
℃まで加熱する。
レンズ132Bは急角度をなし、又流体レンズのように
冷えないのでレンズ132B上の蒸気凝縮は少ない。
レンズ132Bよりも効率の低い流体レンズ22は南を
向いて例えば15゜の僅かな角度で水平に対して傾斜し
ている。
上記は凝縮物を下部板28に沿って流してチャンネル1
68に排出するのに十分な傾斜角度である。
レンズ22は直接チャンネル166内で焦点を結び、太
陽の季節的及び日照時間の位置に無関係に水170中に
焦点を結ぶ。
若干量の蒸気がその位置に原因してレンズ22上に発生
する。
第12図に示すフレネル、流体レンズ組合せ装置は下記
の利点を有する。
異なる水深に応じた複数個のレンズ、収集器、焦点を使
用するので種々の深さにおいて種々の温度に水を加熱さ
せることにより全体の水を加熱及び蒸発作用を促進させ
る流れを生ずるために装置の効率を高める。
水を加熱するのにフレネルレンズを使用し又蒸気を凝縮
するのに流体レンズを備えているので効率の高い可動フ
レネルレンズを使用すると同時にレンズ流体によって蒸
発熱を回収することができる。
凝縮物を下部レンズに沿って流す都合上適当な傾斜角を
保たせねばならぬので流体レンズは不動状態に保持させ
なければならぬ。
レンズ22の焦点は季節に無関係に常にチャンネル16
6の中に結ばれる。
効率の高いフレネルレンズの焦点に2重導管式収集器1
72を使用し又沸騰点の高い流体を含ませることにより
流体の温度を約200℃まで上げることができ、該熱を
前述したように貯蔵して夜間に使用することができる。
レンズ22の焦点をチャンネル内に直接配置して水を急
速加熱し、日照時間中水170を加熱する。
日照のない時間(又レンズ流体から熱を除いた場合の日
照時間においてさえ)レンズ流体は冷たくて蒸気の大き
な凝縮を起させる。
上記の組合せにより装置の連続運転が可能になる。
チャンネル内部に直接に結ばれる焦点により日照時間中
に水を蒸発させ、収集器172の内部導管内で液が20
0℃にまでまた外側導管内で液が80℃にまで加熱され
て貯蔵され、日照のあるなしに拘らずレンズ流体により
冷やされた下部レンズ板28に助けられて水の蒸発を行
なう。
第12図の装置に類似した蒸溜水用の別の実施例を第1
3図に示す。
第13図には二組の二重板型流体レンズが設けられてい
る。
該流体レンズの一組22Aは南向きに水平に対し例えば
15゜傾斜し、また板間の最大の間隔位置でさえ例えば
1インチ(2.54cm)程度の小さな間隔を設けてい
る。
上記の板は傾斜し冷やされた下部板を備え該下部板上で
蒸気を凝縮させてチャンネル168に向けて流し排出す
る。
流体レンズの他の一組22Bは好ましくは沸騰温度が2
00℃以上で赤外線吸収特性の高い循環レンズ流体を含
んでいる。
この流体はレンズ装置から適宜相互に連結された一群の
金属収集器172 .1 72A,172B ,172
Cの内部導管38に向けて循環する。
チャンネル166内には全収集面積を大きくするために
多数の収集器を連結して設ける。
内部導管38を外側導管36内に挿入する。
外側導管36内では内部導管38の周囲を水のような別
の流体が流れる。
容器166内の水170を加熱するために外側導管36
内の循環流体は例えば90℃まで熱する。
日照のない時間中は外側導管36内の高温流体の流れを
止めて高温になった流体を内部導管38内に貯蔵し、外
側導管36内の流体を継続して加熱する。
ついで外側導管36により蒸溜されるべき水を日照のな
い時間中加熱する。
冷やされた下部板28を有するレンズ22Aは日照のな
い時間中にできた水蒸気を凝縮して凝縮物をチャンネル
168に排出する。
日照時間中レンズ22Aは蒸溜すべき水が蒸発するよう
に熱を与える。
上述の装置においては第13図に示すように、レンズの
焦点が常に蒸溜すべき水を納めた容器内部にあるように
されるため太陽を追跡するように可動式に作る必要はな
い。
上述したように塩と水の溶液や海水がレンズ流体として
適宜使用される。
又海水を蒸溜する場合にはレンズから海水を予熱した容
器中に導入する。
本発明の太陽エネルギ捕集装置には圧縮機又は吸引装置
付の熱ポンプが組合わせられる。
空調装置、冷凍装置ないしは熱貯蔵装置と組合わせて使
用され、熱貯蔵装置では日照がないか或は弱い時に熱ポ
ンプで熱を供給する。
熱ポンプは循環する冷却剤を蒸発させるのに流体(即ち
上述の収集器内の流体)による熱源(即ち捕集した太陽
エネルギから得た熱源)に空気又は好ましくは水を使用
する。
水を使用した場合、溢流した水を低温に冷却し、又貯水
槽が小型の時は冷凍せねばならぬので通常大型の貯水槽
が必要である。
熱ポンプから得られる熱は冷却剤を蒸発するのに使用す
る熱源と凝縮した冷却剤との絶対温度差によって定まる
,熱ポンプより得られる熱は冷却剤の圧縮機に要求され
る動力量の2ないし5倍である。
熱ポンプは日照のない時間に付加的な熱を供給するため
に使用する。
太陽エネルギ装置と貯水池を有する水力発電設備との組
合わせは、水力発電用貯水池の水から熱をとるようにし
た熱ポンプを用いると大きな利点がある。
第14図ないし第17図は、太陽追跡装置を用いないで
季節及び日照時間に無関係にほぼ共通の焦点線に沿って
太陽エネルギを集中させる中心部の単数又は複数のフレ
ネル型レンズとそれに隣接したフレネル型レンズ(複数
)の組合わせを示す。
第16図において、レンズ系500は長い中央部のフレ
ネル型レンズ502と隣接した長いフレネル型レンズ5
03,504とから構成される。
中央部のレンズは流体レンズにすることもできる。
レンズは通常東西の方向に張設される。
総体的に506で示したマイクロプリズムの角度が付け
られ、季節に無関係に収集器508の内部又は上部にレ
ンズ系の焦点が結ばれるようにレンズを配置している。
第15図はこの目的を達成するためにマイクロプリズム
506の角度がどのように形成されているかを概略図で
示している。
中央部レンズ502は地表510に平行なる如く示され
ているが、装置全体を回動できるのでレンズ502はこ
の装置が置かれる場所によって地表に対しある角度をな
す。
第14図の装置において、レンズ503は冬至の直前直
後の時期には太陽エネルギを集中する。
レンズ502は春分の直前直後の時期に、レンズ504
は夏至の直前直後の時期に、又レンズ502は秋分の直
前直後の時期にそれそれ太陽エネルギを集中する。
焦点Fは収集器508の内部又は表面に位置し、該収集
器508は隣接した2個の透明導管36を備え、その内
部にそれぞれ内側導管38を取囲んでいる。
このようにして、たとえ焦点線が水平方向にずれても焦
点線は一つの導管内にあるようにされている。
さらに焦点線を鋭くでき得ない場合も隣接した導管を設
けることによって、該焦点線が複数の導管内に部分的に
存在することができる。
導管の下方には湾曲反射板512が適宜配設されていて
その上に落ちたエネルギを導管に向ける。
第16図において、装置の東端及び西端にあるフレネル
型レンズがこれらのレンズを朝夕時間の捕集に対してよ
りよく方向付ける為に中央部のレンズに対して角度を付
けることが望ましい。
例えば東端のレンズ520は朝の太陽に直面するように
傾斜し、西端のレンズ522は夕方の太陽に直面するよ
うに傾斜している。
中央部のレンズ524は日中の太陽に直面するように方
向配置されている。
上記のレンズ配列により太陽追跡装置を用いることなく
太陽エネルギ収集量が増大せしめられる。
第17図は隣接レンズ群を含んだ組合わせレンズ系を示
す。
レンズ503と504は主として所定の季節中に太陽エ
ネルギを集めるように位置し、レンズ522と520(
図示せず)は主として朝夕の時間に太陽エネルギを集め
るように位置する。
このようにしてレンズ502及び524によって太陽追
跡装置を用いないで一日中又は一年中太陽エネルギを集
める。
第17図に示すようにレンズ522及び520(図示せ
ず)は装置の東端及び西端の中間に置くことができる。
本発明のすぐれた特徴と利点を要約すると下記のとおり
である。
レンズ式集光装置と導管式収集装置とが組合わせられて
いて、集光装置の太陽に暴露した表面積がエネルギを収
集する収集装置の表面積よりも太きい。
その結果収集器の面積が例えば従来の平面型捕集装置の
僅か1ないし10%になるので熱損失が減少する。
従ってその効率は従来の平面型捕集装置よりも約50%
高くなる。
表面積が減るのでこれに対応して太陽に露出する単位表
面積当りの使用材料が減少し、又これに対応して推定設
置費用が約2分の1に減少する。
さらに発生エネルギ当りの低価格によって効率が高まる
単一の装置にフレネルレンズと流体レンズを併用するこ
とによって太陽エネルギ装置の効率を高め費用を低下す
ることができる。
前記の両レンズは装置全体に独特の利益を付与する。
このような組合わせ装置は水の蒸溜に殊に有用である。
蒸溜装置では、流体レンズのレンズ流体は蒸留される凝
縮液の凝縮或は赤外線エネルギを吸収するために熱の少
くとも一部を回収することができる。
レンズ流体中の熱は蒸溜を助ける為或は他のととに使用
することができる。
さらに蒸溜水中の熱は回収でき蒸溜を助けるため或は他
のことに使用することができる。
さらに又ときどき装置から排出される加熱塩水から熱を
回収することができる。
水又は海水中の塩の溶液をレンズ流体として使用するこ
とが好ましく、又予熱して蒸溜用に導入することができ
る。
このようにして本発明により装置の高い効率が達成され
る。
凝縮された塩水から塩を回収でき販売するか又は電気分
解される。
本発明は救命艇内の海水又は不毛の砂漠地帯のかん水を
蒸溜するのに使用できる携帯撤去可能な蒸溜装置を提供
して人命を救助することができる。
本発明は又海上に浮ぶ設備例えば熱い日当りの良い海域
にずつと海上格納した航空母艦のような大型の船用に計
画されたもので、海水を効果的に又低価格で蒸溜するこ
とができる。
また本発明によればフレーム装置は季節的及び時間的に
太陽に向けて露出され、又季節的に及び時間的に太陽を
追跡する。
又組合わせレンズ装置は太陽面にさらされ太陽追跡装置
を用いないで季節及び日照時間に無関係に太陽エネルギ
を収集器内又は収集器上に集めるように個々のレンズを
配置している。
本発明の特殊な利用について述べたが捕集した太陽エネ
ルギは多くの他の目的に使用することができる。
例えば淡水化の副産物である塩を集めて販売することに
より装置の全稼動費用を低くすることができる。
本発明の装置を主として概略線図で説明した。
従って発明を理解するのに不必要なある部分は省略した
例えば本発明の装置を構成する材料や支持構造物は当該
技術者に公知であるので詳細に説明しなかった。
又先述の装置の部品寸法は装置の使用条件によって変化
するものである。
本発明において太陽より得られた熱は本発明に係わる太
陽エネルギ捕集装置により置き換えられる燃料から得た
熱エネルギよりも低費用で得られる。
本発明の装置により得られた熱貯蔵も燃料によるよりも
優位な特徴を有している。
本発明による蒸溜装置は低費用で蒸溜水を提供すること
ができるので飲料水の乏しい地域では肝要である。
本発明の利点及び開示実施例の変更と変形態様は当該技
術者にとって容易に明らかになるであろう。
本発明の請求の範囲は発明の精神と範囲から逸脱するこ
となしに本開示の目的でここに選んだ実施態様になされ
るすべての変形と変更を包含するものである。
又特許請求の範囲に記載した本発明の保護される範囲は
従来技術で許されると同様の広い範囲を持つものである
【図面の簡単な説明】
第1図は細長流体レンズと細長収集器を含む装置の斜視
図、第2図は長手方向に並べた一連の流体レンズの1つ
及びそのレンズフレームの部分断面斜視図、第3図はレ
ンズ流体を囲む2つの別個の板とこれらの板を密封する
シール用のフレームとを有するレンズ系の斜視図、第4
図は第3図の4−4線断面図、第5図は複数個の流体レ
ンズパネルを用いた他の装置の斜視図、第6図は直線状
の焦点を有する細長プラナーフレネルレンズおよび流体
伝導管を有する収集器を含む他の装置の斜視図、第7図
は3つの流体導管を含む他の収集器の一部の断面図、第
8図は各々が3つの細長レンズを含む個々の装置からな
る水を蒸留する複合装置の斜視図、第9図は水を蒸留す
るためのフレネルレンズを有する容易に組み付け組み外
しのできる装置の斜視図、第10図は中央の流体レンズ
とこれに隣接するフレネルレンズを含むレンズ系の断面
図、第11図は湾曲細長フレネル型レンズと単一の矩形
流体導管を有する収集器とを含む本発明に係わる他の装
置の斜視図、第12図は水を実質上連続的に蒸留する装
置の斜視図、第13図は水を蒸留する他の装置の斜視図
、第14図は中央レンズとこれに隣接するフレネル型レ
ンズを有するレンズ系の断面図、第15図は第16図の
フレネル型レンズの1つを示す拡大断面図、第16図は
東西の方向に向いた一連のフレネル型レンズの斜視図、
第17図は角度をつけたレンズを具える複合レンズ系の
斜視図。 20・・・・・・システム、22・・・・・・流体レン
ズ集光器、24・・・・・・収集器、28・・・・・・
平らな表面、36・・・・・・導管、40・・・・・・
容器、54.56・・・・・・熱搬送流体、166・・
・・・・中央溝、168・・・・・・側溝。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蒸留すべき液体を保持する容器手段と、該容器手段
    の上方に置かれてその容器内部に太陽エネルギを収集す
    る細長流体レンズとを備えて、太陽エネルギを利用し水
    を含む液体を蒸留する装置であって、上記流体レンズは
    レンズ流体と、上記容器手段の上方に位置して太陽エネ
    ルギを上記容器手段に伝達する実質上滑らかな底部表面
    とを具備し、容器手段からの上昇蒸発流体は上記平滑底
    面に突きあたってそこで凝縮され、上記底面はそこで凝
    縮した液体によって発せられる熱をレンズ流体に伝達し
    、上記滑らかな底面は凝縮液体が該底面に沿ってその垂
    直方向下部に流れてそこから排出されるように水平軸線
    に対して傾斜した部分を有し、更に上記底面の下部の下
    方には該下部から排出される凝縮液を収集する液体収集
    手段が設けられることを特徴とする太陽熱利用の蒸留装
    置。 2 液体は水であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の装置。 3 容器手段は蒸留すべき水を含む第1容器を有しかつ
    水収集手段は第2容器を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載の装置。 4 流体レンズは該流体レンズを封入する上部レンズ板
    と底部レンズ板とを有し、上記平滑底面はこの底部レン
    ズ板により構成されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の装置。 5 上記流体レンズはそこへ流体を流出入させるための
    手段を有しレンズ流体が該流体レンズを通過し得るよう
    にしたことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の装
    置。 6 流体レンズを通る流体に吸収された熱を取り除く手
    段を有することを特徴とする特許請求の範囲第5項記載
    の装置。 7 流体レンズを通る流体によって吸収される熱を除去
    すると共にこの熱の少くとも一部を蒸留すべき水に伝達
    する手段を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第6
    項記載の装置。 8 流体レンズは実質上少くとも1本の線に沿って太陽
    エネルギを収集し、かつ少くとも1個の流体物が通る少
    くとも1つの細長導管を有する細長の太陽エネルギ収集
    手段が設けられ、上記導管はレンズ手段の長手軸線に実
    質上平行な軸線に沿って上記容器手段内に配置され、上
    記少くとも1本の線はこの導管上あるいは導管内に置か
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第7項
    のいずれかに記載の装置。 9 少くとも1つの導管は少くともその一部が太陽エネ
    ルギを伝達しかつ収集された太陽エネルギは該導管を通
    り、そして上記線は少くとも1つの導管内の少くとも1
    個の流体物内に置かれることを特徴とする特許請求の範
    囲第8項記載の装置。 10太陽エネルギ収集手段は複数個の細長導管を有しこ
    れら導管の各々を通して少くとも1個の流体物が流れ、
    これら導管は流体レンズの長手軸線に実質上平行な平行
    軸線に沿って容器手段内に配置され、上記導管のうち内
    方の導管は外方の導管の内部に置かれ、上記線は内外方
    導管の一方の上または中に置かれることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項乃至第9項のいずれかに記載の装置
    。 11 外方導管は少くとも部分的に太陽エネルギを伝達
    しかつ上記線が外方導管内に位置するようにして収集太
    陽エネルギを外方導管内に通すようにしたことを特徴と
    する特許請求の範囲第10項記載の装置。 12流体レンズの内部を内外導管の一方と連通せしめる
    手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第10項
    又は第11項に記載の装置。 13蒸留すべき水を容器手段に加える手段と、蒸留水を
    液体収集手段から除去する手段とを有し、前者の手段は
    容器手段内の水位を所定の限度内に自動的に維持する手
    段を有し、かつ後者の手段は液体収集手段内の水位を所
    定の限度値間に自動的に維持する手段を有することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第12項のいずれか
    に記載の装置。 14複数個の容器手段と、複数個の液体収集手段と、平
    行に配置された複数個の流体レンズとを有する複数個の
    装置が設けられ、隣接する容器手段は隣接する装置に共
    通な液体収集手段によって分離されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項乃至第13項のいずれかに記載の
    装置。 15容器手段、液体収集手段、及びレンズ手段間の容積
    部を封入絶縁する絶縁手段を有することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項乃至第14項のいずれかに記載の装
    置。 16水を蒸留する装置を携帯自在にして容易に組立、分
    解する携帯手段を有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項乃至第15項のいずれかに記載の装置。 17 レンズ手段は装置の半径方向軸線の回りに並べ
    られる複数個のレンズを有することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項乃至第16項のいずれかに記載の装置。 18 レンズ手段は装置の長手軸線に沿って並べられ
    る複数個のレンズを有することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項乃至第17項のいずれかに記載の装置。 19太陽エネルギを蒸留すべき液体内に最適に収集せし
    め得るように配置される少くとも1つのフレネルレンズ
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    18項のいずれかに記載の置。 20上記流体レンズの焦点から隔てられた焦点を有する
    別の流体レンズを有し、かつ該流体レンズの1つはそこ
    に生ずる流体蒸気を凝縮すると共にこの凝縮流体をその
    一端から排出し得るように配置され、そして他の流体レ
    ンズは太陽エネルギを蒸留すべき液体内に最適に収集せ
    しめ得るように配置されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項乃至第19項のいずれかに記載の装置。 21 上記流体レンズは太陽エネルギを最も効率よく吸
    収しかつこれをレンズ流体により熱に変換し得るように
    隔てられたレンズ板を有し、更にレンズ流体を循環して
    これを冷却せしめそれにより上記の流体レンズ上での凝
    縮を促進せしめる手段が設けられることを特徴とする特
    許請求の範囲第20項記載の装置。 22 レンズは種々の液体深さに対応する種々の高さ
    位置において太陽の季節的及び日時的位置とは実質上無
    関係に容器手段内に位置する複数個の焦点を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第19項乃至第21項のい
    ずれかに記載の装置。 23蒸留すべき液体内に位置する少くとも1つの細長焦
    点に沿って流体レンズにより太陽エネルギを収集してそ
    こから液体を蒸発せしめ、蒸発された液体を流体レンズ
    の実質上滑らかな表面の底部上に凝縮せしめ、流体レン
    ズは上記表面上で凝縮する液体からの熱を吸収するレン
    ズ流体を有し上記表面上での凝縮液体は該表面から排出
    され上記表面から排出される凝縮液体を収集し、そして
    上記レンズ流体を循環して凝縮潜熱及び流体レンズ内の
    レンズ流体により吸収された蒸気の顕熱を回収するよう
    にしたことを特徴とする、太陽エネルギを用いて水を含
    む液体を蒸留する方法。 24 レンズ流体内に回収された熱は蒸留すべき液体
    を加熱するために用いられることを特徴とする特許請求
    の範囲第23項記載の方法。 25 内部に流体を含みかつ焦点の軸線に実質上平行な
    軸線を有する少くとも1つの細長導管を有する細長収集
    手段内または上に置かれる細長焦点に沿って太陽エネル
    ギを収集し、それにより流体を加熱して液体の蒸発を補
    助し得るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    23項または24項記載の方法。 26太陽エネルギは透明な外方導管内に封入される透明
    な内方導管内または上に収集され、各導管内には異なる
    流体が含まれることを特徴とする特許請求の範囲第25
    項記載の方法。 27収集された凝縮液体内に含まれる熱を回収する工程
    を含む特許請求の範囲第23項乃至第26項のいずれか
    に記載の方法。 28液体の大部分が蒸発した後に残りの液体に含まれる
    熱を回収することを含む特許請求の範囲第23項乃至第
    27項のいずれかに記載の方法。 29種々の液体深さに対応する複数個の位置で太陽エネ
    ルギを蒸留すべき液体内に直接的に合焦させることを含
    む特許請求の範囲第23項乃至第28項のいずれかに記
    載の方法。 30液体が水であることを特徴とする特許請求の範囲第
    23項乃至第29項のいずれかに記載の方法。
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