JPS588648Y2 - 袋詰め練物の取出し装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は袋詰めした味噌等の練物を袋体より残存させる
ことなく取出しが出来て、然もその取出しが衛生的で、
能率良く行うことの出来る取扱いの餌料な袋詰め練物の
取出し装置に係るもので、以下、その実施例を図面に付
き説明すれば下記の通りである。

図中１は取出し部材で、角筒状に形成されている。

２は取出し部材１の一側に取付けた柔軟で復元性のある
筒状の送出し部で、他方開口端へ練物３を充填した袋体
４の開口部を嵌着させる。

５は送出し部２へ嵌着させた袋体４と送出し部２の一部
の上部を圧転させるローラーで、袋体４の後端より順次
練物３を送出し部２を介して取出し部材１へ絞り出し、
最終時、送出し部２の上部へも圧転させて練物３を袋体
４より残存させることなく取出し部材１へ圧送させる。

６は取出し部材１の取申し口に取付けた蓋体、７は装置
を支持する台部材、８は取出された練物３を受は入れる
容器、９は送出し部２へ嵌着した袋体４の止め具である
。

本考案に係る袋詰め練物の取出し装置は上記の様に構成
されているから、今冬図面に示す様に、袋体４より味噌
等の練物３を取出す場合は、先ず袋体４を開封して、そ
の開口部を取出し部材１に設けた送出し部２の開口縁へ
嵌込んで、之れを止め具９により止着させた後、袋体４
の後端上部にローラー５を当てて、ローラー５を押圧し
ながら徐々に転動させて、袋体４に充填された練物３を
送出し部２を介し、取出し部材１へ圧送して必要量の練
物３を取出すもので、之れを順次繰返し行ないながら、
袋体４の練物３が残り少なくなった場合は、袋体４の開
口部から送出し部２に亘って、上記と同様にローラー５
を転動させて、練物３を取出し部材１へ押し出し、袋体
４へ残存させることなく取出し部材１へ絞り出して、之
れの開口部より容器８へ取出すものである。

又袋体４が空となったときは、之れを取外して練物３が
充填された新な袋体４を装着し、上記と同様に絞り出す
ものである。

従来袋詰めした味噌等の練物を取出す場合は、練物を充
填した袋体の一方を開封してそのまま袋体の後端より指
で押圧しながら取出したものであるから、袋体内の練物
が残り少なくなったときは、その取出しに極めて手数が
かかり、料理店の様に多量に使用する場合は、練物が袋
体へ多少残存してもそのまま袋体を捨ててしまうことが
あって、極めて不経済であり、然も使用後は単に袋体の
詫口部を折重ねておくに過ぎないので、不衛生でもあっ
た。

然るに本考案に係る袋詰め練物の取出し装置は、筒状の
取出し部材と、取出し部材の一側に設け、且之れに練物
を充填した袋体の開口部を嵌着する柔軟で復元性のある
送出し部と、該送出し部へ嵌着した袋体と送出し部の上
部を圧転させて、練物を袋体より残存させることなく取
出し部材へ圧送するローラーとよりなるものであるから
、この装置により袋詰めの練物を取出すときは、ローラ
ーの正転により取出し部材の開口部より容易に取出すこ
とが出来ると共に、特に取出し部材の一側には柔軟で復
元性のある送出し部を設けであるので、ローラーで絞り
出す際、袋体の開口部、即ち送出し部への取付は側に亘
ってローラーを正転じても送出し部は、ローラーに馴染
んで変形するから、袋体の練物を完全に絞り出すことが
出来るので、料理店の様に例えば多量の袋詰め味噌を使
用する場合に於ては、味噌を袋体へ残存させることなく
取出せるから、極めて経済的なものである。

又本考案は、練物を充填した袋体を取出し部材の一側に
設けた送出し部へ取付けてローラーにより絞り出すので
、その取出しは容易、且衛生的に行うことが出来るし、
使用後は、取出し部材の開口部を蓋体等により閉塞すれ
ば、衛生的で取扱いに便利であるから、使用上便利で経
済的な袋詰め練物の取出し装置として大きな実用的効果
を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る袋詰め練物の取出し装置の一実施例
を示すもので、第１図は取出し状態を示す斜視図、第２
図乃至第４図は取出し状態の説明図である。 尚図中、１は増出し部材、２は送出し部、３は練物、４
は袋体、５はローラーである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 筒状の取出し部材と、取出し部材の一側に設け、且之れ
   に練物を充填した袋体の開口部を嵌着する柔軟で復元性
   のある送出し部と、該送出し部へ嵌着した袋体と送出し
   部の上部を圧転させて練物を袋体より残存させることな
   く取出し部材へ圧送するローラーとよりなる袋詰め練物
   の取出し装置。