JPS588092Y2

JPS588092Y2 - アイスバツグ

Info

Publication number: JPS588092Y2
Application number: JP1975154187U
Authority: JP
Inventors: 正治西沢
Original assignee: ニシザワマサハル
Priority date: 1975-11-14
Filing date: 1975-11-14
Publication date: 1983-02-14
Also published as: JPS5267060U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は内部に収納した物品を外気との温度差を保ちな
がら目的地まで運搬し、又内部に氷解等を収納しても溶
解率が極めて低いという買物袋を提供するものである。

従来、この種の買物袋にあっては、いわゆるボックス状
の買物袋は硬質のプラスチックなどで本体が形成されて
いるものであり、その全体容積も大きなものであるため
、買物などに携帯して行くには適さないものであり、ま
た魚釣りやハイキングなどに携帯する場合でも荷物とし
てかさ張るという欠点が存していた。

そこで本考案は上記の点に着目して新規な買物袋を考案
したものであり、買物などに携帯して便利で、特に冷凍
食品の買出しに好適な買物袋の提供を目的とするもので
ある。

また魚釣り、ハイキング、旅行などに携帯してもかさ張
らず、予備のバッグとしても使用することのできる買物
袋の提供を他の目的とするものである。

かかる本考案の目的は外表面に手提げ、もしくは肩掛は
用の吊り下げ用把手部を備、内周壁面に不透水性の合或
樹脂製内袋部を取外し自在に備えた買物袋において、両
面を不通気性の合成繊維で被覆した弾性を有するシート
状の断熱材を二つ折りして縁部を縫着して袋体を形成し
、その袋体の開口縁に蓋片を一体的に延設するとともに
、その蓋片にホック等の係止体を備えたことを特徴とす
る買物袋により遠戚される。

以下に本考案の実施例を図面を参照して説明する。

図中１は本考案に係る買物装本体である。

買物装本体１は袋部２を有している。

この袋部２は前面部３と後面部４を備えているもので、
各々不通気性の合成繊維製の外皮５と内皮６の間に、弾
性を有しかつ従来公知のシート状の断熱材７が挾み込ま
れている。

またこの袋部２は前面部３と後面部４を形成するように
、上記の素材を略中央から二つ折りして形成され、縁部
を縫着されているものである。

また、前記後面部４の上部には蓋片８が一体的に延設さ
れており、その蓋片８によって袋部２の上部開口２ａが
覆い外し自在となっている。

そして、その蓋片８の内壁に複数の雌釦ホック９゜９・
・・・・・が一体的に取り付けられており、一方前記袋
部２の前面部３にはその複数の雌釦ホック９゜９・・・
・・・に対応する複数の雄釦ホック１０．１０・・・・
・・が一体的に取り付けられており、前記雌釦ホック９
゜９・・・・・・と雄釦ホック１０．１０・・・・・・
によって蓋片８が袋部２へ止着されるようになっている
。

更に、袋部２の内周壁には内袋部１１が取り外し自在に
備えられている。

この内袋部１１は不透水性の可撓性の塩化ビニール、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂フィルム材
をもって形成されているものであり、略装部２の容積と
同様の容積を有しているものである。

そして、この内袋部１１の上部寄りの周部には孔１３．
１３・・・・・・が設けられており、この孔１３．１３
・・・・・・を袋部２の内周壁の上部寄り周部に突設し
た雄釦ホック１５．１５・・・・・・に懸けるものであ
る。

そして、袋部２の上周縁から内方へ垂設された内袋部え
片１４には前記雄釦ホック１５．１５・・・・・・と対
応する雌釦ホック１２．１２・・・・・・が取り付けら
れているもので、内袋部１１の上層部をこの雄釦ホック
１５．１５・・・・・・と雌釦ホック１２．１２・・・
・・・により袋部２の内周壁へ挟持固定するものである
。

本実施例においては、内袋部１１を袋部２より取り外し
自在とするため雄釦ホック１５．１５・・・・・・と雌
釦ホック１２．１２・・・・・・を用いたが、勿論これ
に限られるものではなく、ボタン、接着テープ、あるい
は安全ピン等を使用してもよいものである。

尚、図中１６は買物装本体１を吊り下げて運搬するため
の把手部である。

この把手部１６は強靭な合成繊維によって形成されてい
るものであり、手提げ用としてもあるいは肩掛は用とし
てもよいものである。

更に、袋部２については外皮５および内皮６とも使用し
なくともよく、弾性を有する断熱材７のみによって袋部
２を成形してもよい。

更に、蓋片８に関しても後面部４に一体的に延設しであ
るものでなくとも、袋部２から完全に離脱できるように
形成して、それを袋部２の上部開口２ａを覆うように使
用してもよいものである。

本考案に係る買物袋は上述の如く構成されている。

そのため従来のこの種の製品に比し、非常に手軽なもの
となったもので、日常の買物にも携帯することができ、
特に冷凍食品を購入して持ち帰る場合にその冷凍食品を
買物袋内に収納すれば冷凍食品の凍結が解けることがな
く、長時間に亙る買物においてもその始めの段階で購入
することが可能となったものである。

そのうえ、本考案における買物袋を形成している材料が
弾性を有する断熱材を主材料としているために重量が軽
く、折りたたみも自在であるため旅行などの予備用バッ
クとしても便利であるなどその応用範囲は拡く、構成も
簡単であるため大量生産が図られ、価格の点でも廉価に
て提供できるものであり、また表面に模様を付せば体裁
もよく、携帯する場合の美観も高くなるものである。

更に、この内袋部を買物袋の袋部内に備えたことによっ
て断熱効果が増大し、特に内部に氷塊を入れてハイキン
グ等の飲物、罐詰め、果物などを持っていく場合や、ま
た魚釣りにおける釣り上げた魚を持ち帰るためのバック
として使用した場合などには、その冷却効果が良好に発
揮されることにもなるのである。

このように、本考案を実施することはその実益的価値が
非常に大なるものがある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施の一例を示すもので、第１図は本考
案に係る買物袋の一部切欠斜視図、第２図は要部拡大断
面図である。１・・・・・・買物装本体、２・・・・・・袋部、２ａ
・・・・・・上部開口、３・・・・・・前面部、４・・
・・・・後面部、５・・・・・・外皮、６・・・・・・
内皮、７・・・・・・断熱材、８・・・・・・蓋片、９
，１２・・・・・・雌釦ホック、１５・・・・・・雄釦
ホック、１１・・・・・・内袋部、１３・・・・・・孔
、１４・・・・・・内袋部え片、１６・・・・・・把手
部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

外表面に手提げ、もしくは肩掛は用の吊り下げ用把手部
を備え、内周壁面に不透水性の合或樹脂製内袋部を取外
し自在に備えた買物袋において両面を不通気性の合成繊
維で被覆した弾性を有するシート状の断熱材を二つ折り
して縁部を縫着して袋体を形成し、その袋体の開口縁に
蓋片を一体的に延設するとともに、その蓋片にホック等
の係止体を備えたことを特徴とする買物袋。