JPS5880380A - 重質油熱分解装置 - Google Patents
重質油熱分解装置Info
- Publication number
- JPS5880380A JPS5880380A JP17908081A JP17908081A JPS5880380A JP S5880380 A JPS5880380 A JP S5880380A JP 17908081 A JP17908081 A JP 17908081A JP 17908081 A JP17908081 A JP 17908081A JP S5880380 A JPS5880380 A JP S5880380A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heavy oil
- fluidized bed
- nozzle
- cross
- nozzles
- Prior art date
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- Pending
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- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
・この発明は重質油を流動層で熱分解する装置にかかり
、特に流動層の円滑な流動状態の保持と均一な反応を行
なわせる・ようにする重質油の熱分解装置に関する。
、特に流動層の円滑な流動状態の保持と均一な反応を行
なわせる・ようにする重質油の熱分解装置に関する。
第1図は従来の流動層で熱分解をする炉1の縦断面図で
、第2図は第1図のA−A断面を示す図面である。この
場合重質油を供給するノズル5は第2図に示すごとく同
一水平面内に位置し、かつそのノズル5の軸心は炉1の
中心軸を指向している。重質油はこのノズル5から蒸気
等で層内に噴霧され、その噴霧9は炉中心部において重
質油干渉ゾーン6を形成することとなり、重質油の分解
によるガスは大気泡又は気柱はまた部分的に流動媒体2
に対する重質油量の流動媒体の凝集を招き媒体の環生成
により媒体の円滑な流動を防げることとなる。
、第2図は第1図のA−A断面を示す図面である。この
場合重質油を供給するノズル5は第2図に示すごとく同
一水平面内に位置し、かつそのノズル5の軸心は炉1の
中心軸を指向している。重質油はこのノズル5から蒸気
等で層内に噴霧され、その噴霧9は炉中心部において重
質油干渉ゾーン6を形成することとなり、重質油の分解
によるガスは大気泡又は気柱はまた部分的に流動媒体2
に対する重質油量の流動媒体の凝集を招き媒体の環生成
により媒体の円滑な流動を防げることとなる。
第3図は複数個のノズ′ルを炉の一横断面内に配置した
所謂−膜配置のノズルから重質油を供給したときの高さ
方向(流動層上面8からの距離)についてのガス流速の
分布を示す線図で、バーナ位置を境として上方の流動層
においてはガスの上昇、流速は急増することが判る。第
4図はノズル群位置より上方の一横断面についての上昇
ガス速度の分布を示すもので炉中心の重質油干渉ゾーン
近傍でガス速度は急増しかつ最大となっていることが解
る。これらは従来の重質油供給ノズルの配置の形態では
流動層内に重質油の分解によるガス速度の急増する部分
を必然的に生じ円滑な流動層の形成と、これによる反応
率の向上は期待できぬことが判る。
所謂−膜配置のノズルから重質油を供給したときの高さ
方向(流動層上面8からの距離)についてのガス流速の
分布を示す線図で、バーナ位置を境として上方の流動層
においてはガスの上昇、流速は急増することが判る。第
4図はノズル群位置より上方の一横断面についての上昇
ガス速度の分布を示すもので炉中心の重質油干渉ゾーン
近傍でガス速度は急増しかつ最大となっていることが解
る。これらは従来の重質油供給ノズルの配置の形態では
流動層内に重質油の分解によるガス速度の急増する部分
を必然的に生じ円滑な流動層の形成と、これによる反応
率の向上は期待できぬことが判る。
この発明はこのような欠点を除くもので、流動層が円滑
な流動状態を保持しかつ反応率を向上する重質油供給ノ
ズル設定をした重質油熱分解装置を提供することを目的
とする。
な流動状態を保持しかつ反応率を向上する重質油供給ノ
ズル設定をした重質油熱分解装置を提供することを目的
とする。
要するにこの発明は流動層の重質油供給ノズル群上方の
横断面を通過するガス速度が断面各部でほぼ均等になる
ように重質油供給ノズル6複数個を軸心方向と位置を選
定し配置した重質油熱分解装置であることを特徴とする
。
横断面を通過するガス速度が断面各部でほぼ均等になる
ように重質油供給ノズル6複数個を軸心方向と位置を選
定し配置した重質油熱分解装置であることを特徴とする
。
以下図面によりこの発明の実施にかかる装置を説明する
。第5図はこの発明の実施にかかる装置の縦断面図で5
、第1図は第5図のB−B断面図である。流動化用ガス
はノズル3より多孔のガス分散板4を経由し゛流動媒体
2で形成する流動層内に供給する。起動に際しては図示
しない起動バーナにより流動層は加熱され、重質油はノ
ズル5から蒸気等の補助流体により微粒化され流動層内
に吹き込まれ、加熱された流動媒体′2により反応し分
解しガス化することとなる。
。第5図はこの発明の実施にかかる装置の縦断面図で5
、第1図は第5図のB−B断面図である。流動化用ガス
はノズル3より多孔のガス分散板4を経由し゛流動媒体
2で形成する流動層内に供給する。起動に際しては図示
しない起動バーナにより流動層は加熱され、重質油はノ
ズル5から蒸気等の補助流体により微粒化され流動層内
に吹き込まれ、加熱された流動媒体′2により反応し分
解しガス化することとなる。
発明者等の実験によれば蒸気圧力その他の条件にもよる
が、ノズル先端から噴出する噴流19は長さが約100
〜500mmあった。従ってこの噴流が相互に干渉しな
いようにする為には第5図に示すように−の横断面内の
ノズル群5とノズル群5の面間距離Sを約300〜70
0 m mにすることが望ましい。またそのノズル軸心
方向を第6図に示すごとく平面図で相対的に一定角度を
もち移動させ図示の5と5′の如くずらすことがよい。
が、ノズル先端から噴出する噴流19は長さが約100
〜500mmあった。従ってこの噴流が相互に干渉しな
いようにする為には第5図に示すように−の横断面内の
ノズル群5とノズル群5の面間距離Sを約300〜70
0 m mにすることが望ましい。またそのノズル軸心
方向を第6図に示すごとく平面図で相対的に一定角度を
もち移動させ図示の5と5′の如くずらすことがよい。
第6図では一横断面でノズル4本配置の場合を示し、ず
らせ角゛γは約45度となる。また水平面に対する上向
き角度β(第5図)iま約30〜60度にすると好適で
ある。
らせ角゛γは約45度となる。また水平面に対する上向
き角度β(第5図)iま約30〜60度にすると好適で
ある。
また第9図に示す如くノズル軸心の流動層炉横断面外周
(円周)の切線10に対する傾斜角度αを約30〜60
度にすることが良い結果を生ずることを確認した。
(円周)の切線10に対する傾斜角度αを約30〜60
度にすることが良い結果を生ずることを確認した。
各段のノズル群(5,5’等)に供給する重質油の供給
量については段ごとに差異を設けることを試験してみた
がノズル群ごとの供給量の差異は±10〜15%程度は
許容できたがほぼ均等にするように調節することが好ま
しいガス化状態を形成した。
量については段ごとに差異を設けることを試験してみた
がノズル群ごとの供給量の差異は±10〜15%程度は
許容できたがほぼ均等にするように調節することが好ま
しいガス化状態を形成した。
なお実験の結果ではノズル軸心の水平に対する上向き角
度βは塔内径D(第5図)が800mm以下のときは4
g以上、800 m m以上では約45度であることが
運転上好ましい結果を示した。
度βは塔内径D(第5図)が800mm以下のときは4
g以上、800 m m以上では約45度であることが
運転上好ましい結果を示した。
第7図はノズルを多数配置した場合のそれぞれの流動−
深さにおける横断面を通過する上昇ガス流速の変化を示
す図面である。
深さにおける横断面を通過する上昇ガス流速の変化を示
す図面である。
第8図はこの発明の実施にかかるノズル群配置をしたと
き、その上方の−の横断面について測定したガス流速の
分布を示し、この発明の実この発明を実施することによ
り、流動層内の害の発生勢÷e辿もなく、好適な反応率
で重質油の加熱分(解反比をすることを可能とする装置
が得られた。
き、その上方の−の横断面について測定したガス流速の
分布を示し、この発明の実この発明を実施することによ
り、流動層内の害の発生勢÷e辿もなく、好適な反応率
で重質油の加熱分(解反比をすることを可能とする装置
が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の流動層熱分解炉の縦断面図、第2図は第
1図のA−A断面図、第3図は流動層上面からの距離と
ガス流速の関係線図、第4図は−の横断面についてのガ
ス流速分布図、第5図はこの発明の実施にかかる流動層
熱分解炉の縦断面図、第6図は第5図のB−B断面図、
第7図はこの発明の実施にかかる炉におけるガス流速V
と流動層の上面よりの距離dとの関係を示す線図、第8
図は炉の−の横断面におけるガス流速分布図、第9図は
この発明の他の実施例にかかるノズル配置を示す炉の横
断面図である。 l・・・・・・炉 2・・・・・・流動媒体 5.5・・・・・・ノズル 6・・・・・・重質油干渉ゾーン ?・・・・・・炉壁 8・・・・・・流動層上面 9・・・・・・噴流 \ lO・・・・・・接線 α・・・・・・傾斜角度 β・・・・・・上向き角度 γ・・・すられせ角度
1図のA−A断面図、第3図は流動層上面からの距離と
ガス流速の関係線図、第4図は−の横断面についてのガ
ス流速分布図、第5図はこの発明の実施にかかる流動層
熱分解炉の縦断面図、第6図は第5図のB−B断面図、
第7図はこの発明の実施にかかる炉におけるガス流速V
と流動層の上面よりの距離dとの関係を示す線図、第8
図は炉の−の横断面におけるガス流速分布図、第9図は
この発明の他の実施例にかかるノズル配置を示す炉の横
断面図である。 l・・・・・・炉 2・・・・・・流動媒体 5.5・・・・・・ノズル 6・・・・・・重質油干渉ゾーン ?・・・・・・炉壁 8・・・・・・流動層上面 9・・・・・・噴流 \ lO・・・・・・接線 α・・・・・・傾斜角度 β・・・・・・上向き角度 γ・・・すられせ角度
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 流動層に重質油を供給するノズル群上方の横断面
各部を通過するガス速度がほぼ均等の速度になるように
複数個の重質油供給ノズルをその軸心方向と位置を選定
して配置したことを特徴とする重質油熱分解装置。 2、 流動層横断面の外周に位置する複数個のノズルよ
りなるノズル群を2段以上設けたことを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の重質油熱分解装置。 3、流動層炉の横断面形状を円形とし、この円の外周切
線に対しノズル軸心が傾斜するようにしてノズルを設け
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
記載の重質油熱分解装置。 4、 ノズル軸心を斜め上方に傾斜させてノズルを設け
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項
のいずれかに記載の重質油熱分解装置。 5、流動層炉の一横断面の外周に一以上のノズルを設け
たものを横断面間距離を約300〜700mm 、
横断面円外周の切線とノズル軸心のなす傾斜角度を約3
0〜60度、水平に対するノズル軸心の上向き角度を約
30〜60度としたことを特徴とする特許請求の範囲第
1項ないし第4項のいずれかに記載の重質油熱分解装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17908081A JPS5880380A (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 重質油熱分解装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17908081A JPS5880380A (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 重質油熱分解装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5880380A true JPS5880380A (ja) | 1983-05-14 |
Family
ID=16059729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17908081A Pending JPS5880380A (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 重質油熱分解装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5880380A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51103905A (en) * | 1975-03-11 | 1976-09-14 | Mitsubishi Petrochemical Co | Kookingunoboshihoho |
JPS5247007A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-14 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Method and apparatus for preventing deposition of coke to vessels for thermal cracking of heavy hydrocarbons |
JPS5247006A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-14 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Method for preventing deposition of coke to vessels for thermal cracki ng of heavy hydrocarbons |
JPS5250306A (en) * | 1975-10-22 | 1977-04-22 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Method and apparatus for decoking |
-
1981
- 1981-11-10 JP JP17908081A patent/JPS5880380A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51103905A (en) * | 1975-03-11 | 1976-09-14 | Mitsubishi Petrochemical Co | Kookingunoboshihoho |
JPS5247007A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-14 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Method and apparatus for preventing deposition of coke to vessels for thermal cracking of heavy hydrocarbons |
JPS5247006A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-14 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Method for preventing deposition of coke to vessels for thermal cracki ng of heavy hydrocarbons |
JPS5250306A (en) * | 1975-10-22 | 1977-04-22 | Kureha Chem Ind Co Ltd | Method and apparatus for decoking |
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