JPS58766B2 - 敷設用ネットの連結具 - Google Patents
敷設用ネットの連結具Info
- Publication number
- JPS58766B2 JPS58766B2 JP1237379A JP1237379A JPS58766B2 JP S58766 B2 JPS58766 B2 JP S58766B2 JP 1237379 A JP1237379 A JP 1237379A JP 1237379 A JP1237379 A JP 1237379A JP S58766 B2 JPS58766 B2 JP S58766B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- head
- neck
- nets
- spiral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、軟弱地盤を強化、均一化する目的で埋立てに
際して地盤に敷設する多数のネットの相互連結用部材に
関する。
際して地盤に敷設する多数のネットの相互連結用部材に
関する。
港湾や沼地の埋立、高速道路の敷設あるいは空港の新設
等において、軟弱地盤の強化工事が必要であり、しばし
ばその強化部材として、厚さ0.5〜数ミリメートル、
面積数平方〜士数平方メートル程度の樹脂製単位ネット
を多数つなぎ合わせて軟弱地盤に敷きつめることが行な
われている。
等において、軟弱地盤の強化工事が必要であり、しばし
ばその強化部材として、厚さ0.5〜数ミリメートル、
面積数平方〜士数平方メートル程度の樹脂製単位ネット
を多数つなぎ合わせて軟弱地盤に敷きつめることが行な
われている。
しかしながら、従来、各単位ネットを連結する手段は、
針金等の結束具であったり、モルタル等の接着剤であっ
たりして、きわめて作業効率が悪かった。
針金等の結束具であったり、モルタル等の接着剤であっ
たりして、きわめて作業効率が悪かった。
各単位ネットを現場の軟弱地盤上で能率よくかつ確実に
つなぎ合わせるためには、次のような条件が満たされね
ばならない。
つなぎ合わせるためには、次のような条件が満たされね
ばならない。
まず、ネットの敷設作業は広大な軟弱地盤に対して行な
われるので、ネットは一枚ずつ敷きつめながら相互に連
結していかざるをえない。
われるので、ネットは一枚ずつ敷きつめながら相互に連
結していかざるをえない。
従って、ネットの連結作業は、常に片面すなわち連結の
ために重ねられたネットの上から行なわれるべきであり
、ネットの下に手を入れたり、あるいはネットの下に当
て板をしたりすることは作業能率を低下させるので避け
るべきである。
ために重ねられたネットの上から行なわれるべきであり
、ネットの下に手を入れたり、あるいはネットの下に当
て板をしたりすることは作業能率を低下させるので避け
るべきである。
次に、地盤には起伏があって、連結作業に入るときのネ
ットの重なり具合は必ずしも密着したものではない。
ットの重なり具合は必ずしも密着したものではない。
従って、ネットが上下に接合して連結されるためには、
上下のネットを接合圧着させる力が同時に働くような連
結作業でなければならない。
上下のネットを接合圧着させる力が同時に働くような連
結作業でなければならない。
また、各単位ネットは同一の規格品であっても、網目の
穴径や並びのピッチが若干具なることがあり、これらに
左右されない連結が必要である。
穴径や並びのピッチが若干具なることがあり、これらに
左右されない連結が必要である。
さらに、連結部材はネット本体の引張り強度と同等以上
の強度を有する材質及び構造でなければならない。
の強度を有する材質及び構造でなければならない。
本発明は以上のような条件を満足する連結具を提供する
ものであって、その特徴は、上下のネットをネジ式の連
結具で接合するもので、この連結具は頚部がネジから解
放されていて、ここに下部のネジを通じてすくい上げら
れてきたネットが互いに重なって送り込まれ連結される
。
ものであって、その特徴は、上下のネットをネジ式の連
結具で接合するもので、この連結具は頚部がネジから解
放されていて、ここに下部のネジを通じてすくい上げら
れてきたネットが互いに重なって送り込まれ連結される
。
この連結具は、外部からの回転力を伝えるように成形さ
れた頭部を有する軸体に、一体成形で螺旋を形成し、こ
の螺旋は外縁の半径を、軸先では充分小さくし、そこか
ら軸体頚部に到るに従って次第に大きくなるようにする
と共に、螺旋最上部及び頭部底面の有効直径を網目の口
径より大きくなるようにし、かつ螺旋最上部及び頭部底
面間の軸体頚部の長さを、所定枚数のネットが互いに重
なり合った形態でこの軸体頚部に係留されるように選択
したものである。
れた頭部を有する軸体に、一体成形で螺旋を形成し、こ
の螺旋は外縁の半径を、軸先では充分小さくし、そこか
ら軸体頚部に到るに従って次第に大きくなるようにする
と共に、螺旋最上部及び頭部底面の有効直径を網目の口
径より大きくなるようにし、かつ螺旋最上部及び頭部底
面間の軸体頚部の長さを、所定枚数のネットが互いに重
なり合った形態でこの軸体頚部に係留されるように選択
したものである。
以下、この連結具の具体的実施例を添付の図面に従って
述べるものとする。
述べるものとする。
地盤1上に敷かれた単位ネット2は互いに縁と縁を重ね
合わした状態にある。
合わした状態にある。
このようにおかれたネットの接合部の上方から本発明の
連結具3を所定の間隔をおいてねじ込む。
連結具3を所定の間隔をおいてねじ込む。
この連結具3は、一本の軸体3aからなり、その頭部3
bは外部からの回転力が伝えられるように成形されてい
る。
bは外部からの回転力が伝えられるように成形されてい
る。
頭部3bは、たとえば、第4図及び第7図に示すように
エアドライバ4が係合できる断面六角状のボルト式にす
るか、あるいは第5図のように十字ドライバが係合でき
るような十字溝を頂上に形成する。
エアドライバ4が係合できる断面六角状のボルト式にす
るか、あるいは第5図のように十字ドライバが係合でき
るような十字溝を頂上に形成する。
このような頭部3bを有する軸体3aに一体成形で螺旋
3cを形成する。
3cを形成する。
螺旋3cは、軸先3dにおいてその外縁の半径を充分小
さくとり、軸体頚部3eに到るに従って次第に半径を大
きくするが、頚部3eでは螺旋から解放され、螺旋の最
上部3fは頭部3bに連続しないようにする。
さくとり、軸体頚部3eに到るに従って次第に半径を大
きくするが、頚部3eでは螺旋から解放され、螺旋の最
上部3fは頭部3bに連続しないようにする。
螺旋最上部3fは頭部3bの底面3gと平行した平たい
面を形成するのが好ましい。
面を形成するのが好ましい。
螺旋最上部3fと頭部底面3gとの間に生まれた間隙す
なわち頚部3eの長さ3hは2枚のネット2が接合され
圧着されて、この頚部3eに係留されるようなものとす
る。
なわち頚部3eの長さ3hは2枚のネット2が接合され
圧着されて、この頚部3eに係留されるようなものとす
る。
螺旋最上部3fと頭部底面3gとの有効直径りは実質的
に等しくなるようにとり、そしてこの有効直径りはネッ
トの網目2aの口径よりもはるかに、具体的には約1.
5倍、大きくとる。
に等しくなるようにとり、そしてこの有効直径りはネッ
トの網目2aの口径よりもはるかに、具体的には約1.
5倍、大きくとる。
螺旋最上部3fの有効直径りをあまり大きくとることは
できない。
できない。
なぜなら、網目2aにねじ込まれるとき螺旋最上部3f
はいずれにしても網目2aを通過しなければならないか
らである。
はいずれにしても網目2aを通過しなければならないか
らである。
螺旋3cは、軸体3aの直径と螺旋の幅との和が穴径よ
りも小さく、また被締結物の厚さが螺旋のピッチに比べ
て充分小さければ、穴に沿って進行できるから、この連
結具3においても、螺旋3cのピッチをネット2の2枚
分の厚さよりも大きくし、かつ最大径の螺旋すなわち最
上部3fはその幅と軸体3a直径との和Sを網目2aの
口径と同じか又はそれよりも若干小さくなるようにしな
ければならない。
りも小さく、また被締結物の厚さが螺旋のピッチに比べ
て充分小さければ、穴に沿って進行できるから、この連
結具3においても、螺旋3cのピッチをネット2の2枚
分の厚さよりも大きくし、かつ最大径の螺旋すなわち最
上部3fはその幅と軸体3a直径との和Sを網目2aの
口径と同じか又はそれよりも若干小さくなるようにしな
ければならない。
軸先3dにはテーパをつけていくらか尖らせ、網目2a
に挿入しやすいようにすると共に、また地盤1にも貫入
しやすいようにする。
に挿入しやすいようにすると共に、また地盤1にも貫入
しやすいようにする。
頭部3bの横断面は底面3gと同一径にて連続していて
もよいが、図に現われているように頭部3bの下端をつ
ば3i状に拡大し、その下面を頚部3eに連なる頭部下
面3gとみなしてもよい。
もよいが、図に現われているように頭部3bの下端をつ
ば3i状に拡大し、その下面を頚部3eに連なる頭部下
面3gとみなしてもよい。
これらの要素を具備する連結具3は全体として一体的に
成形されるのがよく、その材料としては一定の強度と弾
性を有する合成樹脂、たとえば、ナイロン、炭素樹脂、
ポリプロピレン等を使用し、少なくともネットの引張り
強度と同等の物性を有するものとする。
成形されるのがよく、その材料としては一定の強度と弾
性を有する合成樹脂、たとえば、ナイロン、炭素樹脂、
ポリプロピレン等を使用し、少なくともネットの引張り
強度と同等の物性を有するものとする。
以上のような連結具3を、たとえば第7図に示すように
、エアドライバ4によってその頭部3bに回転力を加え
ながらネット2の網目2aにねじ込む。
、エアドライバ4によってその頭部3bに回転力を加え
ながらネット2の網目2aにねじ込む。
ネット2はあらかじめ縁と縁とが重なった形態に敷かれ
ており、この状態で連結具3をねじ込むと、上のネット
2が先ず螺旋3cによって拾い上げられ、螺旋3cのリ
ードにより軸体頚部3e3eに送り込まれる。
ており、この状態で連結具3をねじ込むと、上のネット
2が先ず螺旋3cによって拾い上げられ、螺旋3cのリ
ードにより軸体頚部3e3eに送り込まれる。
これに続いて、又はこれと併行しながら下のネット2も
螺旋3cに拾い上げられ、上のネット2と圧着するよう
に、頚部3eに押し込まれる。
螺旋3cに拾い上げられ、上のネット2と圧着するよう
に、頚部3eに押し込まれる。
このようにして頚部3eに送り込まれた2枚のネット2
は、エアドライバ4が回り過ぎて連結具3の軸体3aが
さらに回転しても頚部3eに係留し、また軸体3aが逆
に回転してもここから逆戻りして抜けてしまうことはな
い。
は、エアドライバ4が回り過ぎて連結具3の軸体3aが
さらに回転しても頚部3eに係留し、また軸体3aが逆
に回転してもここから逆戻りして抜けてしまうことはな
い。
すなわち、2枚のネット2はしっかりと圧着接合し、連
結具3が引きちぎられない限り、外れるようなことは起
らない。
結具3が引きちぎられない限り、外れるようなことは起
らない。
連結具3はネット2の接合部に沿って多数打ち込まれ、
こうして各ネット2は相互に連結される。
こうして各ネット2は相互に連結される。
本発明の連結具によれば、以上の説明から明らかなよう
に、軟弱地盤に敷設されるネットの連結作業をきわめて
容易にしかつ能率化することができるものである。
に、軟弱地盤に敷設されるネットの連結作業をきわめて
容易にしかつ能率化することができるものである。
第1図は本発明に係る連結具の使用状態を示す平面図で
あり、第2図はその円■内を拡大したものであり、第3
図はその側面図である。 第4図及び第5図は連結具の頭部の二実施例を表わした
平面図であり、第6図は連結具の底面図である。 第7図は連結具のねじ込み中を表わした側面図である。 1・・・・・・地盤、2・・・・・・単位ネット、2a
・・・・・・網目、3・・・・・・連結具、3a・・・
・・・軸体、3b・・曲頭部、3c・・・・・・螺旋、
3d・・・・・・軸先、3e・・・・・・頚部、3f・
・・・・・螺旋最上部、3g・・・・・・頭部底面、3
h・・・頚部の長さ、3i・・・・・・つば。
あり、第2図はその円■内を拡大したものであり、第3
図はその側面図である。 第4図及び第5図は連結具の頭部の二実施例を表わした
平面図であり、第6図は連結具の底面図である。 第7図は連結具のねじ込み中を表わした側面図である。 1・・・・・・地盤、2・・・・・・単位ネット、2a
・・・・・・網目、3・・・・・・連結具、3a・・・
・・・軸体、3b・・曲頭部、3c・・・・・・螺旋、
3d・・・・・・軸先、3e・・・・・・頚部、3f・
・・・・・螺旋最上部、3g・・・・・・頭部底面、3
h・・・頚部の長さ、3i・・・・・・つば。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 外部からの回転力を伝えるように成形された頭部を
有する軸体に、一体成形で螺旋を形成し、この螺旋は外
縁の半径を、軸先では充分小さくし、そこから軸体頚部
に到るに従って次第に大きくなるようにすると共に、螺
旋最上部及び頭部底面の有効直径を網目の口径より大き
くなるようにし、かつ螺旋最上部及び頭部底面間の軸体
頚部の長さを、所定枚数のネットが互いに重なり合った
形態でこの軸体頚部に係留されるように選択した、敷設
用ネットの連結具。 2 頭部を断面六角形に成形した特許請求の範囲第1項
に記載の連結具。 3 頭部頂上に十字溝を設けた特許請求の範囲第1項又
は第2項に記載の連結具。 4 頭部底面をつば状にした特許請求の範囲第1項、第
2項又は第3項に記載の連結具。 5 軸先にテーパを設けて尖らせた特許請求の範囲第1
項から第4項のいずれかに記載の連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1237379A JPS58766B2 (ja) | 1979-02-05 | 1979-02-05 | 敷設用ネットの連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1237379A JPS58766B2 (ja) | 1979-02-05 | 1979-02-05 | 敷設用ネットの連結具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55105020A JPS55105020A (en) | 1980-08-12 |
JPS58766B2 true JPS58766B2 (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=11803456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1237379A Expired JPS58766B2 (ja) | 1979-02-05 | 1979-02-05 | 敷設用ネットの連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58766B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0229132U (ja) * | 1988-08-12 | 1990-02-26 |
-
1979
- 1979-02-05 JP JP1237379A patent/JPS58766B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0229132U (ja) * | 1988-08-12 | 1990-02-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55105020A (en) | 1980-08-12 |
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