JPS58651B2 - Ｔ形真空しや断器の操作装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は操作ロッドが挿通された支持碍管上に真空しゃ
断器が収納されたしゃ断部碍管が２個対向配置され、前
記操作ロッドでリンク機構を介して前記しゃ断部碍管内
の真空しゃ断器の可動リードを開閉操作する、いわゆる
Ｔ型真空しゃ断装置に関する。

本発明は可動リード部に付属する部品の重量を軽減する
とともに、可動リードの揺動を少なくした高信頼性の真
空しゃ断装置を得るにある。

以下、図面に示す一実施例により本発明の詳細な説明す
る。

第１図乃至第４図に示す実施例において、１は支持碍管
で、この支持碍管１にはＴ型の導電性ケース２が載置さ
れている。

この導電性ケース２の一方のフランジ２ａには金属リン
グ３を介して、しゃ断部碍管４ａが連結されている。

また他方のフランジ２ｂにはしゃ断部碍管４ｂが取付け
られている。

前記しゃ断部碍管４ａ、４ｂには可動リード５が一直線
上に配置されるように真空しゃ断器６がそれぞれ収納さ
れている。

前記支持碍管１内には駆動源（図示せず）に連結された
絶縁ロッド７が挿通されている。

この絶縁ロッド７の先端に連結された摺動軸７ａは軸受
８に挿通され、この絶縁ロッド７と摺動軸７ａとによっ
て、操作ロッド７Ａが形成されている。

前記一方の可動リードに連結された可動ロッド５ｂの端
部は筒状に形成され、この筒状部内に他方の可動リード
５に連結された可動ロッド５ａの端部が摺動自在に嵌挿
されている。

また前記しゃ断部碍管４ａ、４ｂにはそれぞれ該しゃ断
部碍管４ａ、４ｂ内に備えられた真空しゃ断器６の可動
ロッド５ａ、５ｂを支承する外周に前記金属リング３と
係合するフランジ９が形成された円筒状の軸受枠１０が
備えられている。

この軸受枠１０の軸受部には摺動コンタクト１１が埋設
されている。

１２．１２は前記軸受枠１０内に摺動可能に備えられた
前記可動ロッド５ａ、５ｂがそれぞれ貫通されたガイド
壊砕で、このガイド壊砕１２と前記軸受枠１０とでガイ
ド軸受Ａを構成している。

このガイド壊砕１２，１２は前記導電性ケース２に固設
された第４図に示すように軸受１３，１３に軸１４，１
４を介して回動自在に備えられたローラ１５．１５によ
ってそれぞれ支承されている。

１６は前記ガイド壊砕１２．１２の軸受部に位置する前
記可動リード５ａ、５ｂにそれぞれ螺締された摺動子で
、この摺動子１６の側面にはばね受板１７が固設されて
いる。

１８は前記ばね受板１７と前記ガイド壊砕１２との間に
挿入された接点圧接ばねである。

１９ａ、１９ｂはリンクで、このリンク１９ａ。

１９ｂの一端は前記操作ロッド７Ａの摺動軸７ａにピン
２０によって枢支され、他端は前記ガイド壊砕１２，１
２に植設されたピン２１．２１にそれぞれ枢支されてい
る。

前記真空しゃ断器６は前記可動リード５ａ。

５ｂに固設された可動コンタクト２２と、この可動コン
タクト２２と対向配置された固定コンタクト２３と、ベ
ローズ２４等とから構成されている。

上記構成にあっては第１図に示すように真空しゃ断装置
の投入状態から操作ロッド７Ａが操作部（図示せず）に
より、矢印Ｘ方向に引き下げられると、リンク１９ａ、
１９ｂが互に対向する方向へ回動する。

このリンク１９ａ、１９ｂの回動によりガイド壊砕１２
，１２がローラ１５，１５に案内されて、スムーズに軸
受枠１０より突出する方向へ摺動する。

一方可動ロツド５ａ、５ｂはばね受板１７とガイド壊砕
１２，１２とが係合するので、ガイド壊砕１２，１２の
移動する方向へ移動する。

すなわち、可動ロッド５ａの端部はパイプ状の可動ロッ
ド５ｂ内へ挿入する方向へ移動し第２図に示すようにし
ゃ断状態となる。

次に第２図に示すようにしゃ断状態から操作ロッド７Ａ
を矢印Ｙ方向へ押し上げると、リンク１９ａ、１９ｂは
開離する方向へ回動する。

このリンク１９ａ、１９ｂの回動によりローラ１５゜１
５に支承されたガイド壊砕１２，１２が真空しや断器６
側へスムーズに摺動するとともに、接点圧接ばね１８の
弾性力により、可動ロッド５ａ。

５ｂが摺動コンタクト１１およびガイド壊砕１２内を摺
動し、コンタクト２２，２３を閉じて第１図に示す投入
状態となる。

以上の説明から明らかなように本発明にあっては、可動
ロッドの端部がそれぞれ他方の可動ロッドの端部と摺動
可能に嵌合されるとともに、一端部に軸受部を有する軸
受枠と、この軸受枠の他端部に連接されローラによって
支持されたガイド壊砕とからなる可動ロッドを支承する
ガイド軸受を真空しゃ断器の可動側に設け、ガイド壊砕
と操作ロッドとにリンク機構を介したので、可動リード
を離間した２点で支持されているため、可動ロッドの揺
動を少なくでき、コンタクト間に芯ずれがなくなる。

またガイド壊砕をローラで支持させているので、極めて
簡単なリンク機構でもスムーズに可動リードを移動させ
ることができる。

したがって、ガイド環がリンクと可動リードとの連結案
内軸を兼ねているので、部品点数の低減が図れ、操作装
置におけるリンク機構の重量を軽くすることができ、経
済的な真空しゃ断装置を得ることができるという優れた
利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示す投入状態
としゃ断状態の一部破断正面図、第３図は第１図の■−
■線に沿う拡大断面図、第４図は第１図の■−■線に沿
う拡大断面図である。 １・・・・・・支持碍管、２・・・・・・導電性ケース
、４ａ。 ４ｂ・・・・・・しゃ断部碍管、５・・・・・・可動リ
ード、５ａ５ｂ・・・・・・可動ロッド、６・・・・・
・真空しゃ断器、７Ａ・・・・・・操作ロッド、１０・
・・・・・軸受枠、１１・・・・・・摺動コンタクト、
１２・・・・・・ガイド壊砕、Ａ・・・・・・ガイド軸
受、１４・・・・・・軸、１５・・・・・・ローラ、１
６・・・・・・摺動子、１７・・・・・・ばね受板、１
８・・・・・・接点圧接ばね、１９ａ、１９ｂ・・・・
・・リンク、２０・・・・・・ピン、２１・・・・・・
ピン、２２・・・・・・可動コンタクト、２３・・・・
・・固定コンタクト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 操作ロッドを挿通した支持碍管上に真空しゃ断器が
   収納されたしゃ断部碍管を２個水平に対向配置し、前記
   操作ロッドでリンク機構を介してそれぞれの真空しゃ断
   器の可動リードを操作するものにおいて、一端部に前記
   可動リードを摺動可能に支持する摺動コンタクト１１を
   有し他端部が開口された軸受枠１０と前記可動リードと
   連結した可動ロッド５ａ、５ｂにそれぞれ摺動可能に嵌
   合してなるガイド壊砕１２とからなるガイド軸受Ａを前
   記各真空しゃ断器の可動側に設け、前記各ガイド軸受Ａ
   のガイド壊砕１２をそれぞれ一対のローラ１５で挟持す
   るとともに前記リンク機構を介して前記操作ロッド７に
   連結し、前記可動ロッド５ａ、５ｂのうちのいずれか一
   方の可動ロッド５ｂの端部を筒状に形成し、この筒状部
   内に他方の可動ロッド５ａの端部を摺動自在に嵌挿させ
   て構成したことを特徴とするＴ形真空しゃ断器の操作装
   置。