JPS586453Y2 - 玩具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は歩行しながら使用する玩具に関するもので、極
めて簡単な構成であって、歩行に伴って音を発し、オた
既存の色々な物品、例えば風車、オルゴール、ライト等
を取付けて、自然に楽しく歩くことができるように工夫
されたものである。

以下図面に基いてその具体的な実施例を説明すると、第
１図はその一例を示し、円筒状の握り部１の先端部には
短かい樋状の軸支持枠２が一体に形成され、軸支持枠２
の両側上端縁には弧状の切欠きによる軸案内部２１．２
１が形成され、該軸案内部２１．２１へ回転自在に案内
された軸３には軸案内部２１，２１の間にお−いて紐４
が巻かれ、該紐４０両端は軸支持枠２の底部に形成され
た透孔状の紐案内部２２を経て下方へ延長して垂れ下げ
られている。

従って、紐４０両端が交互に引張られることにより、軸
３は交互に正逆に回転し、この回転に伴って軸３と軸支
持枠２とが案内部２１０部分で摩擦し、所定の摩擦音が
発する。

第２図は他の実施例を示すもので、握り部１の先端に平
面門型の軸支持枠２を一体に形成し、この支持枠２の両
側に円形又は多角形の孔よりなる軸支持部２１．２１を
形成し、この軸支持部２１゜２１へ軸３を回転自在に案
内させるとともに、軸３へ前記実施例と同様に紐４を取
付けたものである。

第３図は本考案に係る玩具の更に他の実施例を示すもの
で、握り部１の先端部に筒状の軸支持枠２を一体に形成
し、この支持枠２の両側に先端が下方へ曲げられたすり
割り状の軸案内部２１゜２１を形成し、この軸案内部２
１ ．２１へ軸３を回転自在に案内させるとともに、該
軸３へ巻かれた紐４の両端を、支持枠に形成されたすり
割り状の紐案内部２２から下方へ垂れ下げたものである
。

第４図は本考案に係る玩具の更に他の実施例を示すもの
で、握り部１の端に形成された筒状の軸支持枠２の上面
に細長孔２１′を形威し、この細長孔２１′の両側端部
な軸案内部２１．２１としこの軸案内部２１．２１に軸
３を回転自在に案内させ、軸３に巻かれた紐４の両端を
、支持枠２の前記細長孔２１′ と対称位置に形成され
た透孔状の紐案内部２２より下方へ垂れ下げたものであ
る。

以上の本考案に係る玩具は、第５図で示すように握り部
１を片手又は両手で持ち、紐４の両端を両足に結びつけ
、玩具全体を常に上方に持ち揚げる要領で歩くと、その
歩行に伴って軸３が前述の如く回転し、断続的な音を発
する。

軸３には、図示しないが例えば風車、鈴、軸３の回転に
よって点滅するようなライト等を取付けて使用すること
ができるほか、オルゴールを取付けたり、しゃぼん玉発
生器を取付けたりすることができ、オた、軸３の作動を
カウントする簡単なカウンターを取付けることにより、
玩具で遊んだ間の歩数を知ることができる。

前記各実施例では、歩行に伴って軸３を正逆に交互に回
転するもののみを示したが、軸３に自由回転クラッチの
ような一方向クラッチを付設して、該軸３を一方向にの
み回転させるようにしても実施することができる。

以上のように本考案に係る玩具は、歩行に伴って断続的
に音を発するようにしたものであるから、これを使用す
る時は常に自己が運動（歩行）しているとの実感をもち
、楽しく歩くことができるし簡単な構成であるので、極
めて廉価で提供することができる。

！た、前述のように既存の色々な物を軸３に取付けて楽
しむことにより、異った感じを与えるので、多目的な歩
行玩具として最適であり、更に、玩具で遊んでいる間に
自然に歩くことになるから、幼児等の運動量が増え、そ
の体力向上に寄与することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る玩具の一例を示す斜面図、第２図
は他の実施例を示す斜面図、第３図は更に他の実施例を
示す斜面図、第４図は更に他の実施例を示す斜面図、第
５図は玩具の使用状態の説明図である。 図中主要符号、１は握り部、２は軸支持枠、２１は軸案
内部、３は軸、４は紐である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 握り部１の先端部に設けられた軸支持枠２には両側に軸
   案内部２１．２１が形成され、軸案内部２１．２１には
   軸３が回転自在に案内され、軸案内部２１．２１の間に
   あ・いて軸３には紐４が巻かれ該紐４０両端は下方へ延
   長して垂れ下げられてなる玩具。