JPS5863795A - 磁性流体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁性粒子を液体中に分散させた磁性流体の構成
に関するものである。

磁性流体は１４強磁性体から成る超微粒子の表面を界面
活性化し、水又は鉱物油等の有機油に分散させたもので
あり、磁気駆動系、磁気制御系等の要素として広く利用
されている。添附図面は磁性流体をスピーカの振動系に
用いた場合の１例を示す構成図である。スピーカの振動
板１の中央背面部には磁気回路を構成するボイスコイル
２が振動板１に固定されたボビンに巻回されて配置され
ており、ポールピース３の１こ外嵌装されている。

ポールピース３には永久磁石４がヨークプレート５とと
もに載置されている。永久磁石４の作る磁界とボイスコ
イル２への通電により発生する磁界で磁気回路より磁気
駆動力が得られ、ボイスコイル２　ハホイス’フィル２
内に位置するポールピース３の軸心方向へ往復動し、振
動板１をト下方向へ振動すせる。ボイスコイル２とポー
ルピース３との対向間隙及びボイスコイル２とヨークプ
レート５との対向間隙には上述の磁性流体６が挿入され
ている。この磁性流体６はボイスコイル２のａｔ時にボ
イスコイル２の抵抗によって生ずる発熱を放散させる放
熱効果、ボイスコイル２を含む振動系の不必要な振動を
抑制する制動効果及びボイスコイル２とポールピース３
及びヨークプレート５間の距離を一定に保持し、ボイス
フィル２と磁気回路間の接触摺動を防止する位置決め効
果を有する。このように磁性流体６はスピーカの磁気駆
動系に対して非常に有効なものである。特に制動効果は
振動系を安定に動作させるためには必閑、不可欠の効果
であり、ボイスコイル２に対する制動ノ実効作用力は磁
性流体６の粘性係数を変化させることにより一任意に制
御設定することができる。

しかしながら、従来の磁性流体６は、鉱物油。

グイエステルＭＳの有機系油をベース液とし、このベー
ス液中に強磁性体の微粒子を分散さぜたものであるため
、粘度の温度依存性が非常に大であり、周囲温度の変ｆ
ヒにより粘度が大きく変わるという欠点を有する。この
ため磁性流体６の上記制動効果も周囲温度によりその実
効作用力が変動し、振動系を安定に動作させることがで
きなくなる場合がある。

本発明は上述の問題点に鑑み、技術的手段を駆使するこ
とにより、温度変化に対する粘度の変動が小さい特性を
有する磁性流体を提供することを目的とする。

湿度変化に対する粘性係数の変動が小さい油としてシリ
コーン油を用いる。シリコーン油と有機系油の各種温度
に対する粘度変化の程度を０℃の粘度を１として下表に
示す。

この表よりも明らかな如く、シリコーン油の温度変化に
対する粘度の変動の程度は他の有機系油に比較して０°
Ｃ〜５０℃の範囲では約】／４程度である。

このような特性を有するシリコーン油をベース液として
使用し、このベース液中に鉄、ニッケル。

コバルト等の磁性粒子を界面活性化させて分散させ、磁
性流体とする。シリコーン油をベース液とする磁性流体
は適度の粘度を有し、スピーカ振動系に対しても安定な
制動効果を有し、また温度変化の激しい環境下に於いて
もスピーカ振動系の動特性を安定に維持する。

以上詳説した如く・本発明は温度変化に対しても粘性係
数の変化が少ない磁性流体を構成したもの・であり、磁
性材料として種々の分野に幅広く利用することができる
。

【図面の簡単な説明】

添附図面は磁性流体を用いたスピーカの構成を示す構成
図である。 ２・・・ボイスコイル　　　３・・・ポールピース４・
・・磁　石　　　　　　６・・・磁性流体代理人　弁理
士　福　士　愛　彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、磁性体の微粒子をシリコーン油の中に分散せしめた
   ことを特徴とする磁性流体。