JPS586374Y2 - 厨房家具などの上面テ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流し台、調理台、クツキングテーブルのような
厨房家具などの上面テーブルの改良に関するものである
。

この種テーブルにあって、最近ステンレス製に代え木質
系のものの採用が増加しつつある。

木質系テーブルはステンレス製のものに比し外観がよく
、またステンレスのような冷たさがない。

第３図は上記木質系上面テーブルの従来例を示し、すな
わち、テーブル主体ａは、パーチクルボードなどの木質
系基板すの上面にメラミン樹脂のような化粧板Ｃを貼着
して構成され、またその前部には水などの流下を防止す
るための隆起部ｄが形成しである。

このような上面テーブルは上記した利点を有する反面、
傷がつきやすい欠点があり、特に隆起部ｄは鍋などの調
理機器が当たりやすく傷付きが顕著に発生していた。

本考案はこのような従来の欠点を解消したもので、以下
その一実施例を図面とともに説明する。

図において、１はパーチクルボードなどの木質系基板２
の上面にメラミン樹脂板のような化粧板３を貼着して構
成したテーブル主体である。

４はテーブル主体１の前部端面に当接する別体の前方部
材、５はテーブル主体１と前方部材４との間に介在する
ステンレスなどの硬質材料からなる断面略Ｔ字状の覆設
部材で、頭部５ａはテーブル主体１と前方部材４との当
接部６上面にまたがらして密着固定し、かつテーブル主
体１の上面より突設するとともに、脚片５ｂはビス７に
よってテーブル主体１の前端縁に固定しである。

また前方部材４は、覆設部材５頭部５ａの下面に形成し
た凹部８に対して上方突起９を係合し、かつ下部を脚片
５ｂの折曲部にビス１０を介して取付けることにより固
定しである。

上記構成において、覆設部材５はテーブル主体１の上面
よりも突設しているので、テーブル主体１上の水などが
前方より流下しないとともに、連結部材５は硬質材料で
あるので、鍋などの調理機器が当っても傷付きにくい。

また前方部材４は、テーブル主体１とは別体形成したの
で、色柄の違う前方部材４を多種用意することにより、
テーブル板の多様化が可能となり、多様化する消費者の
要望に対応可能となる。

そして、覆設部材５の頭部５ａはテーブル主体１と前方
部材４との当接部６上面にまたがらして密着固定しであ
るので、当接部６への水侵入はなく、かつ化粧板３の端
部は、覆設部材５で押圧される形となるので、ここから
化粧板３が剥げることはない。

このように本考案によれば、木質系上面テーブルの特長
をいかしつつ、その傷付きを防止できるとともに、上面
テーブルの多様化が可能で、しかも、当接部の品質は高
い等、その実用的価値は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す上面テーブルの断面図
、第２図は同分解斜視図、第３図は従来例を示す断面図
である。 １・・・・・・テーブル主体、２・・・・・・基板、３
・・・・・・化粧板、４・・・・・・前方部材、５・・
・・・・覆設部材、６・・・・・・当接部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 木質系基板の表面に化粧板を貼着してテーブル主体を形
   成し、このテーブル主体の前部端面に前方部材を当接し
   てビス等の連結手段によりテーブル主体と連結し、前記
   当接部の上面には前記テーブル主体と前方部材とにまた
   がらしてステンレスなどの硬質材料よりなる覆設部材を
   密着固定し、かつ前記覆設部材をテーブル主体の上面よ
   りも突設してなる厨房家具などの上面テーブル。