JPS58631Y2 - 自転車のハンドルのブラケツト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軽金属合金製の一つの直角の要素から構成せら
れた型式の自転車のハンドル用のブラケット（支え金具
）に関するものであり、これは自転車の前輪支柱の方向
旋回ピボット管と結合することのできる一つの足と、そ
の足の頂上から前方へ伸び、かつハンドルの管状の棒の
中央部分を受けるための円筒状通路のある一つの環を自
由端において有する一つの腕を含有するものである。

以下のあらゆる記載において、上、下、前、後なる言葉
釦よび同様な言葉は自転車に取付けられたブラケットの
配置に関するものである。

現在、競走用自転車のハンドルに用いるブラケットにか
いて、ブラケットの腕の末端にある環がハンドル棒を取
巻く裂は目または切込みのある環の形に加工せられた厳
密な意味での腕の部分から構成されかつ棒の下または後
の部分に該切込みを有するブラケットが非常に普及して
いる。

これらブラケットの成功は主として美しさと空気力学的
理由によるものである、なぜなら棒の前にある環の部分
はハンドルの一般線に対して大きな膨みや、突出を呈し
ていないからである。

しかしながらこの型式の公知のブラケット類は、それら
を取換えるためには管状棒を横方向に引き出すことが必
要であるという欠点がある、なぜなら環の二つの顎は単
一片からできているから前記切込みを横切って管を通過
させるために十分な量だけ二つの顎を引き離すことがで
きないからである。

ハンドルを横方向に移動させるためには制動レバーとそ
の支えを取除くことが必要となる。

その上、管を自由にするためにはハンドルの持ち手のう
ちの一つの接着組織または皮の被覆を取除かないと顎の
引き離しゃ通路の拡大ができない。

皮の被覆の場合、それはほどいて再び縫い合わせること
を必要とする縫目を持っている。

このことは無視できない費用を要する作業である。

ブラケットと種々な長さの腕とのあらゆる組合せがある
こと、および自転車競走者は最も適当な寸法のブラケッ
トを発見する１でには種々な寸法のいくつかのブラケッ
トを試験しなければならないことを考えるならばこの費
用はスポーツ活動に著し２く影響する。

本考案の目的は、美的見地から釦よび／または空気力学
特性上有害な突出物を棒の前に置くことなく、棒から付
属品（制動レバー、およびその支え、および持ち手の被
覆）を取除く必要なしに、棒の引き抜きを可能にする前
述型式のハンドル用ブラケットを実現することである。

本考案によれば、この目的は以下の特徴を有する前記型
式のブラケットによって達成される。

即ち、腕の自由端は環の上顎を構成されその中に通路の
上半分が設けられ、一方下顎は上顎に向って下から当て
かわれ得る半環よりなりその中に通路の下半分が設けら
れているとと；二つの顎は通路の後においてビスによる
締め付は手段によって互いは連結され、そして通路の前
に釦いては、対応する顎の中に作られたそれぞれの溝の
中へ嵌め込まれた二つの相対する縁を有するほぼＣ形側
面図の金属板で構成された取換え可能なかんぬきによっ
て連結されているとと；該溝は通路の内側に向って開い
て釦り、通路の縦方向に伸びているとと；そしてかんぬ
きの心は管状の棒の中心部分と通路の前部分に相当する
二つの顎の部分との間に挿入されること、である。

本考案のその他の特徴、は、単に実例として記載された
付図を参照して行なわれた次の記載の過程において明ら
かになるであろう。

図面に卦いて、第１図は本考案のブラケットを含む自転
車のハンドルの透視図である。

第２図は第１図の線■−■に沿った部分縦断拡大図であ
る。

第３図はブラケットの腕の前部分と、ブラケットの環を
構成する部分の分解された透視図である。

第１図を参照すると、競走用自転車のハンドルＭは円筒
状の棒Ｇと、自転車の前輪支柱のピボットＣに棒Ｇを連
結するブラケットＡを含有している。

ブラケツ）Ａはピボット管Ｃの中へ挿入されるための足
１０を含む軽金属製の直角の要素から構成されている。

足１０の上端から、環１４の形の一つの自由端を有する
腕１２が前方に向って伸びている。

そしてその環の中に棒Ｇの中央部分が保たれている。

第２図と第３図を参照すると、腕１２の自由端は環１４
の上顎１６を構成するように作られている。

そして上顎の中には棒Ｇの中央部分を入れる通路の上半
分１８が作られている。

環１４ばそのほかに下顎２０を含んでいる。

これは上顎１６に向って下から当てかうことのできる半
環よりなり、その中には通路の下半分２２が作られてい
る。

棒Ｇに対して後の部分には、棒を締め付ける位置にある
二つの顎が、はぼ水平の分離平面２４に沿って互いに相
対して置かれている。

この締め付は状態に釦いては通路１８−２２は、円筒状
の棒Ｇの中央部分の外直径に完全に一致する直径を有す
る円筒状形態を持っている。

同じ締め付は状態においては顎１６と２０の前部分は、
はぼ水平のすき間によって分離されている。

顎１６と２０の前部分においては、それぞれの溝２６と
２８が作られている。

これら溝は通路の内部に向って開いて釦り、通路の縦方
向に伸びている。

顎１６と２０の結合状態に釦いて互いに平行である溝２
６と２８は、かんぬき３２の相対する二つの縁の各々を
受は入れるためのものである。

このかんぬき３２ば、金属板、好１しくは特殊鋼の丈夫
な板で構成されている。

このかんぬき３２は一搬のＣ形の側ｍ１図を呈し、その
二つの縁３０は中間の心３４によって互いに連結されて
いる。

心３４は内側に曲がっており、そして通路１８−２２の
内部に向って曲がっているその面は、通路の半径に一致
する半径の凸状曲線を呈して訃り、通路の半径は更に・
・ンドルの棒Ｇの中央部分の半径に一致する。

通路１８−２２の前部分に該当する顎１６と２０の各々
の部分は、溝２６．２８から他の顎に向ってのびる区域
、即ち前記水平のすき間に向ってのびる区域において、
心３４の相当する部分を受ける座席を持っている。

第２図の参照番号３６と３８によって示された二つの座
席は心の凸表面の半径の内側に彎曲した側面図を持って
いる。

このようにして心３４は通路１８−２２の壁面の補足を
その前部分に釦いて構成している。

上顎１６の後部分にはネジ山を切られた孔４０が作られ
、その中にネジ山を切られた下に向って突出する棒４２
が嵌め込１れている。

正確に仕上げられた孔、即ち円筒状座席４４によって、
孔４０は平面２４によって限定された顎１６の下面に達
する。

下顎の中にはそれを横切る正確に仕上げられた相当する
孔４６が作られている。

孔４４と４６の中に正確に嵌め込１れることのできる正
確に仕上げられた円筒状外表面の棒５０を有する一つの
雌ビス４８は棒４２と連結されることができる。

下顎２０の中にはビス４８の頭を受ける座席５２が作ら
れている。

ビス４８は棒４２と協力し７て１１６−２０を締め付け
る唯一の器具である。

更に、ビス４８の棒５０が孔４４．４６と結合すること
によって、下顎２０の後部分が上顎１６の後部分に対し
て横運動ｌは横遊びすることが阻止される。

通路１８−２２の中の棒Ｇの中央部分を有効に締め付け
るためには、ビス４８の締め付は状態においてかんぬき
３２が引張り状態にあることが必要である。

この引張りは二つの顎１６と２０の間の棒の中央部分に
対して相当する圧力を生ずる。

同時にかんぬき３２の心３４は棒Ｇの中央部分と通路の
前部分に相当する二つの顎の部分との間に強く締め付け
られる。

正しく寸法決定された場合、上顎１６の前部分に対する
下顎２０の前部分の横運動または横遊びもかんぬき３２
の横移動をも阻止するに十分な締め付けを得ることがで
きる。

上に記載された方法によって得られた、環の後部分なら
びに前部分の横運動または横遊びの阻止は、プラタン）
Ａに対する棒Ｇの有害な振動を止めるのに重要である。

通路の大部分を限定する内側に彎曲した表面１８．２２
は第３図に見られる縦の平行な細溝を呈することが好ま
しい。

これら細溝は、棒Ｇのその中央部分の軸の１わりに起る
かも知れない回転を妨げるのに役立つ。

例えばプラタン）Ａを取換えるために、棒Ｇの１わりに
締め付けられた環１６−２０を取り外すには、締め付は
ビス４８を緩めてはずすだけでよい。

このようにして、下顎２０の後部分は、棒Ｇの中央部分
の１わりの回転によって自由に下げられることができる
。

このことはかんぬき３２に対して下顎２−０を解放し、
このようにして棒Ｇを自由にすることができる。

棒Ｇを再びしかるべき場所に置き次いで環１６−２０を
締め付けるのは、上記の操作と逆の操作を行なうことに
よって達成される。

環１６−２０の前部分について記載し図で示した実施態
様は、棒Ｇの前方に環が突出するのを最大限に減少させ
る。

実際、棒Ｇの前方には、ビス４８によって棒４０の中に
後方に構成されたようなビス締め装置を受は入れること
のできるような量の材料が存在する必要がない。

本考案のブラケットに美しい外観を付与するには、例え
ば紋章、マークなどを付けた自動接着の貼札によって環
の前部分のすき間を隠してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のブラケットを含む自転車のノ・ンドル
の透視図である、第２図は第１図の線■−Ｈに沿った部
分縦断拡大図である。 第３図はブラケットの腕の前部分と、ブラケットの環を
構成する部分の分解された透視図である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■、自転車の前輪支柱の方向旋回ピボット管と結合し得
   る一つの足、訟よび前記の足の頂上から前方へのび、か
   つハンドルの管状の棒の中央部分を受けるための円筒状
   の通路のある一つの環を自由端において有する一つの腕
   を含有する軽金属製の一つの直角の要素によって構成さ
   れた型式の自転車のハンドルのブラケットにおいて、腕
   １２の自由端は環１６−２０の上顎１６を構成するよう
   加工され、その中に通路１８−２２の上半分１８が設け
   られ、一方下顎２０は上顎１６に向って下から当てかわ
   れ得る半環によって構成され、そしてその中に通路１８
   −２２の下半分２２が設けられるとと；二つの顎１６−
   ２０は通路１８−２２の後に釦いてビスによる締め付は
   手段４６．５２によって互いに連結され、そして通路の
   前においては、一つの心３４と、相当する顎１６−２０
   の中に作られたそれぞれの溝２６．２８の中へ嵌め込１
   れた二つの相対する縁３０とを有するほぼＣ形の側面図
   の金属板によって構成された取換え可能なかんぬきによ
   って連結されるとと；前記の溝２６゜２８は通路１８−
   ２２の内側に向って開いており、通路の縦方向にのびる
   とと；そしてかんぬき３２の心３４は管状棒Ｇの中心部
   分と、通路１Ｂ−２２の前部分に相当する二つの顎１６
   ゜２０の部分との間に挿入されることを特徴とする前記
   自転車ハンドルのブラケット。 ２、かんぬき３２の心３４は内側に彎曲し、通路１８−
   ２２の内部へ向けられたその面は通路の半径に相当する
   半径の凸曲線を示し、かつこの心３４は通路１８−２２
   の壁面の補足をその前部分において構成していることを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項に記載された
   ブラケット。 ３、通路１８−２２の前部分に相当する各類１６゜２０
   の部分は、溝２６．２８から他の顎に向ってのびる区域
   において、かんぬき３２の心３４の相当する部分を受け
   るための座席３６ 、３８を有し、この座席は心３４の
   凸面の半径に相当する半径の内側に彎曲した側面図を持
   っていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１
   項と第２項のいずれか一つに記載されたブラケット。 ４、ビスによる締め付は手段４２−４８は、上顎１６の
   後部分に対する顎２０の後部分の横移動を阻止するため
   の正確に仕上げられた型式のものであることを特徴とす
   る前記実用新案登録請求の範囲各項のいずれか一つに記
   載されたブラケット。 ５、ビスによる締め付は手段は、上顎１６の外へ下に向
   って突出するネジ山を切られた一つの棒４２と、二つの
   顎１６ 、２０の正確に仕上げられた相当する孔４４．
   ４６の中へ嵌めることのできる正確に仕上げられた棒５
   ０を有する締め付は雌ネジ４８とを含有することを特徴
   とする実用新案登録請求の範囲第４項に記載されたブラ
   ケット。