JPS586137B2 - 液体充満圧力式温度計 - Google Patents
液体充満圧力式温度計Info
- Publication number
- JPS586137B2 JPS586137B2 JP9529579A JP9529579A JPS586137B2 JP S586137 B2 JPS586137 B2 JP S586137B2 JP 9529579 A JP9529579 A JP 9529579A JP 9529579 A JP9529579 A JP 9529579A JP S586137 B2 JPS586137 B2 JP S586137B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- mercury
- filled pressure
- bellows
- pressure thermometer
- Prior art date
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- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、体膨脹係数の比較的大きいケロシン、アルコ
ールなどの液体を封入した液体充満圧力式温度計に関す
る。
ールなどの液体を封入した液体充満圧力式温度計に関す
る。
感温部に液体を封入し、その温度変化に比例する容積変
化をキャピラリ管を介して圧力エレメントによって読み
取るようにした液体膨脹の原理に基づく液体充満圧力式
温度計は、その封入液に水銀、ケロシン、アルコールな
どが用いられる。
化をキャピラリ管を介して圧力エレメントによって読み
取るようにした液体膨脹の原理に基づく液体充満圧力式
温度計は、その封入液に水銀、ケロシン、アルコールな
どが用いられる。
この水銀を封入した水銀充満圧力式温度計とその他の液
体を封入した液体充満圧力式温度計との特性上の大きな
違いは、ケース補正式の場合のキャピラリ管のリード長
さの差にある。
体を封入した液体充満圧力式温度計との特性上の大きな
違いは、ケース補正式の場合のキャピラリ管のリード長
さの差にある。
水銀充満圧力式では40mまで許容されるが、その他の
液体充満圧力式では6mまでである。
液体充満圧力式では6mまでである。
これは水銀より、その他の液体の体積膨脹率が5〜10
倍も大きいので、精度上に問題があるためである。
倍も大きいので、精度上に問題があるためである。
即ち、水銀以外の液体では、キャピラリ管内の液体の周
囲温度変化による容積変化が大きく、ケース補正でこれ
を吸収するには、キャピラリ管の長さを短くして容積変
化量を小さく抑えなければならない。
囲温度変化による容積変化が大きく、ケース補正でこれ
を吸収するには、キャピラリ管の長さを短くして容積変
化量を小さく抑えなければならない。
しかし水銀は、その毒性やコスト、取扱上の問題から、
安全でコストの低い一般的液体を使用した液体充満圧力
式温度計でリード長さの長いものが望まれている。
安全でコストの低い一般的液体を使用した液体充満圧力
式温度計でリード長さの長いものが望まれている。
本発明は、このような現状に鑑み、水銀充満圧力式と同
等のリード長さを可能とし、ケース補正によって高精度
を保証されたアルコール、ケロシンなどを用いた液体充
満圧力式温度計を提供する。
等のリード長さを可能とし、ケース補正によって高精度
を保証されたアルコール、ケロシンなどを用いた液体充
満圧力式温度計を提供する。
第1図に於いて、従来の液体充満圧力式温度計の原理を
説明する。
説明する。
感温部1は液体を封入し、キャピラリ管2を導出し、そ
の先端にブルドン管3を接続する。
の先端にブルドン管3を接続する。
感温部1の温度変化による内部液体の体積変化が圧力変
化となってブルドン管3に作用し、その自由端3′の変
位を拡大機構4を経て指針5に表示する。
化となってブルドン管3に作用し、その自由端3′の変
位を拡大機構4を経て指針5に表示する。
ここで、感温部1以外の周囲温度による誤差を検討して
みると、 Vs:ブルドン管3内容積(cc) △Vs:レンジスパン当りブルドン管内容積変化量(c
c) Vo;キャピラリ管2全内容積(cc) α;封入液見掛けの体積膨脹係数( /℃)EA:周囲
温度誤差(%/’C) として、 このうちブルドン管容積による周囲温度誤差はケース内
で補正できるとして、キャピラリ管2全内容積の周囲温
度誤差は、次式による。
みると、 Vs:ブルドン管3内容積(cc) △Vs:レンジスパン当りブルドン管内容積変化量(c
c) Vo;キャピラリ管2全内容積(cc) α;封入液見掛けの体積膨脹係数( /℃)EA:周囲
温度誤差(%/’C) として、 このうちブルドン管容積による周囲温度誤差はケース内
で補正できるとして、キャピラリ管2全内容積の周囲温
度誤差は、次式による。
l:キャピラリ管長さ(m)
EA1;キャピラリ管のみの周囲温度誤差%/℃/m
以上の式から、同じ圧力エレメント(ブルドン管3)を
使用したときの水銀とその他の液体の周囲温度差を比較
するさ、 水銀α=1とした場合 その他の液体α1≒α×7.5(5〜10倍の平均)な
ので、周囲温度誤差EAはその他の液体では水銀の75
倍になり、EA1も同じく7.5倍で、水銀がEA1=
0. 08%/℃/mが現在値であるから、その他の液
体ではこの7.5倍の0.6%/℃/mとなる。
使用したときの水銀とその他の液体の周囲温度差を比較
するさ、 水銀α=1とした場合 その他の液体α1≒α×7.5(5〜10倍の平均)な
ので、周囲温度誤差EAはその他の液体では水銀の75
倍になり、EA1も同じく7.5倍で、水銀がEA1=
0. 08%/℃/mが現在値であるから、その他の液
体ではこの7.5倍の0.6%/℃/mとなる。
以上の結果より、計算上では、誤差分を何らかの方法で
補正すればよい訳であるが、現実には、Vo・αが△V
Sより大きくなる場合が多く、このために、補正機構と
キャピラリとの温度差による誤差が大きくなったり、ブ
ルドン管の内圧(従って応力)が大きくなる不具合があ
り、実用できない。
補正すればよい訳であるが、現実には、Vo・αが△V
Sより大きくなる場合が多く、このために、補正機構と
キャピラリとの温度差による誤差が大きくなったり、ブ
ルドン管の内圧(従って応力)が大きくなる不具合があ
り、実用できない。
ところで、上記式からみて、EA1はVC・2と△VS
との比であるから△■Sを大きくすることで、EA1を
小さくすることができることを意味する。
との比であるから△■Sを大きくすることで、EA1を
小さくすることができることを意味する。
即ち△■Sを水銀の5〜10倍にすればよいことになる
。
。
第2図は、以上の原理に基いた本考案の液体充満圧力式
温度計の一実施例で、感温部1から導出したキャピラリ
管2端にベローズ6を内装したべローズケース7を接続
し、ベローズ6の自由端6′を連杆8を介してロツド9
に連結し、ロツド9の先端9′を表示部に連絡する。
温度計の一実施例で、感温部1から導出したキャピラリ
管2端にベローズ6を内装したべローズケース7を接続
し、ベローズ6の自由端6′を連杆8を介してロツド9
に連結し、ロツド9の先端9′を表示部に連絡する。
ベローズ6は自由端6′の変位量単位当りの内容積変化
量の大きいもの、即ち現在もつとも多く使用されている
C形ブルドン管に比べて5〜10倍以上の△VSを持つ
ものを選定する。
量の大きいもの、即ち現在もつとも多く使用されている
C形ブルドン管に比べて5〜10倍以上の△VSを持つ
ものを選定する。
このような条件を満足する圧力エレメントとして、ベロ
ーズ以外にベロフラム、ピストンなどを使用してもよい
。
ーズ以外にベロフラム、ピストンなどを使用してもよい
。
ケース補正のメカニズムとしては、ロツド9の支点10
をバイメタル11の自由端11′上に枢支する。
をバイメタル11の自由端11′上に枢支する。
バイメタル11は高膨脹側11a、低膨脹側11bを、
図の如く、自由端11′が高温のときのべローズ自由端
6′の動き七同方向になるように設定する。
図の如く、自由端11′が高温のときのべローズ自由端
6′の動き七同方向になるように設定する。
バイメタル11の単位温度当りの変位EBと、前記EA
の変位の比はロンド支点10からロンド先端9′までの
距離aと、ベローズ自由端6′の接続点12から先端9
′までの距離bの比が反比例するように設定する。
の変位の比はロンド支点10からロンド先端9′までの
距離aと、ベローズ自由端6′の接続点12から先端9
′までの距離bの比が反比例するように設定する。
即ちEA/EB=b/a周囲温度が上昇すると、ベロー
ズ自由端6′の変位により接続点12が変位してロフト
先端9′を支点10を中心にC方向に動かそうとするが
、同時にバイメタル11の自由端11′の変位によって
支点10が動き、ロンド先端9′を接続点12を中心に
d方向に動かすので、両方の動きで相殺されて補正され
る。
ズ自由端6′の変位により接続点12が変位してロフト
先端9′を支点10を中心にC方向に動かそうとするが
、同時にバイメタル11の自由端11′の変位によって
支点10が動き、ロンド先端9′を接続点12を中心に
d方向に動かすので、両方の動きで相殺されて補正され
る。
このケース補正の方法は従来用いられたあらゆる機構が
利用できる。
利用できる。
以上の通り本発明の液体充満圧力式温度計は、アルコー
ル、ケロシンなどの比較的体積膨脹係数の大きい液体を
用い、しかもキャピラリ管のリード長さを大きくしても
、圧力エレメントにベローズ、ベロフラム、ピストンな
どの変位量単位当りの容積変化量の太きいものを用いた
ので、周囲温度変化はよる比較的大きな容積変化を圧力
エレメントの小さな変位で吸収でき、従ってケース補正
が容易に設定できる。
ル、ケロシンなどの比較的体積膨脹係数の大きい液体を
用い、しかもキャピラリ管のリード長さを大きくしても
、圧力エレメントにベローズ、ベロフラム、ピストンな
どの変位量単位当りの容積変化量の太きいものを用いた
ので、周囲温度変化はよる比較的大きな容積変化を圧力
エレメントの小さな変位で吸収でき、従ってケース補正
が容易に設定できる。
水銀を用いることなく、安全にしかも低コストに、リー
ド長さを水銀なみにして精度を挙げた特徴あるものであ
る。
ド長さを水銀なみにして精度を挙げた特徴あるものであ
る。
第1図は従来型の水銀充満圧力式温度計の原理説明図、
第2図は本発明液体充満圧力式温度計の一実施態様を示
す構成図である。 1・・・・・・感温部、2・・・・・・キャピラリ管、
3・・・・・・ブルドン管、4・・・・・・拡大機構、
5・・・・・・指針、6・・・・・・ベローズ、7・・
・・・・ベローズケース、8・・・・・・連杆、9・・
・・・・ロツド、10・・・・・・支点、11・・・・
・・バイメタル、12・・・・・・接続点。
第2図は本発明液体充満圧力式温度計の一実施態様を示
す構成図である。 1・・・・・・感温部、2・・・・・・キャピラリ管、
3・・・・・・ブルドン管、4・・・・・・拡大機構、
5・・・・・・指針、6・・・・・・ベローズ、7・・
・・・・ベローズケース、8・・・・・・連杆、9・・
・・・・ロツド、10・・・・・・支点、11・・・・
・・バイメタル、12・・・・・・接続点。
Claims (1)
- 1 液体を密封した感温部と、キャピラリ管を介して感
温部に接続したべローズ、ベロフラム、ピストンなどに
よって構成し変位量単位当りの内容積変化量の大きい圧
力エレメントと、圧力エレメントの自由端に介装したゴ
ム、バイメタルなどのケース補正装置とよりなることを
特徴とする液体充満圧力式温度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9529579A JPS586137B2 (ja) | 1979-07-26 | 1979-07-26 | 液体充満圧力式温度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9529579A JPS586137B2 (ja) | 1979-07-26 | 1979-07-26 | 液体充満圧力式温度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5619420A JPS5619420A (en) | 1981-02-24 |
JPS586137B2 true JPS586137B2 (ja) | 1983-02-03 |
Family
ID=14133774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9529579A Expired JPS586137B2 (ja) | 1979-07-26 | 1979-07-26 | 液体充満圧力式温度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586137B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5416831A (en) * | 1978-02-24 | 1979-02-07 | Toto Ltd | Stool washer |
JPS5416834A (en) * | 1978-02-24 | 1979-02-07 | Toto Ltd | Urinary bowl washer |
DE3564460D1 (en) * | 1984-05-25 | 1988-09-22 | Toto Ltd | Lavatory hopper flushing apparatus |
-
1979
- 1979-07-26 JP JP9529579A patent/JPS586137B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5619420A (en) | 1981-02-24 |
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