JPS5860028A

JPS5860028A - 紡機用回転リング

Info

Publication number: JPS5860028A
Application number: JP15659681A
Authority: JP
Inventors: Koichi Kamimura; 上村　晃一
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-09-30
Filing date: 1981-09-30
Publication date: 1983-04-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は安定した回転を付与するよう構成された紡機用
回転リングに関するものである。

従来、紡機のスピンドル回転の高速化を図るため、ベル
ト、摺動輪によりリングを直接駆動して回転するように
した積極駆動方式のもの、凌いはリングの周囲をベアリ
ングで保持して回転可能とするか、またはホルダーとリ
ングとの関に摺動体を設けてリングを回転可能とした消
極駆動方式の回転リングが考えられている。

しかしながら、上記回転リングで消極駆動方式のものは
紡出スタート時のリングの回転上昇が悪く、一定の回転
ＷｋＫ到達するまでに時間を要し、また紡出テンション
が強すぎたり、ショックが加わると糸切れや、糸毛羽が
多発した。

さらに、消極駆動方式あるいは積極駆動方式の双方共に
％　リングが高速で回転し続けた場合、リングの回転支
持部が摩耗しやすく、従ってスピンドルの回転数が制限
され、一定限度以上の生産性の向上が図れないという欠
点があった。

本発明は上記欠点を除去するためになされたものであり
、以下その一実施例を図面に基いて説明する。

図面は本発明による紡機用回転リングの断面を示し、回
転リング（］）ｔｉリング回転体（！）と上記リング回
転体（りに遊嵌配置されたリング固定部（３）とにより
構成される。

リング回転体ｆ！）は頂部にリングフランジ（４）を有
するリング体（６）と、外周部に全判に亘って凹溝１４
１を形成した回転摺動部材（１）とを、ショアー硬度計
による硬度が５０〜７０を有するウレタン、ネオプレン
等の合成ゴム或いはスポンジゴムからなるゴム状弾性部
材（８）を介して一体に接合して構成されている。回転
摺動部材ｔｙ＋　ｉ、を鋼、アルーミ軽合金等の金属か
らなり、その外約に形成された凹溝ｆｉｌ＋は回転摺動
部材（７）の上部より内側下方に向け、軸方向に対して
Ｉｓ５〜６５の傾きで傾斜する上部摺動面（９）とその
下端より下方に向は直線状に形成された中央部摺動面−
および回転摺動部材（７）の下端に着脱自在に嵌合され
、かつ４フツ化エチレン樹脂、ポリアミド樹Ｗｎ郷の潤
滑性、耐牽耗性を有する樹脂からなり、上面が内側上方
に向けて軸方向に対し５５〜６５の傾きで傾斜するスラ
イダー（川の上部摺動面６１とによ抄断面皿状と井るよ
う構成されている。

上記スライダー（Ｉｌｌ　ｌ’ｊ寿命を延長するためカ
ーボン、グラファイト、ブロンズ、二硫化モリブデン、
ガラス等の充填剤を加えると更に効果的である。またス
ライダーＩｌｌは回転摺動部材（丁）の下端に止め輪Ｏ
ｎにより固定されるが、固定手段としては止め輪（１１
と回転８４ｍ部材（７）とにネジを刻設し、互いにネジ
により螺着するか、ピン等により固定してもよい。また
、止め輪０１を熱収縮性の樹脂、たとえば４７フ化エチ
レン樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂等で形成し
、回転摺動部材（７）の下端外周面に刻設した溝に熱収
縮させて喰い込ませ固定してもよいものである。

リング固定部（３）は鏑製であり、内周面には上記回転
摺動部材（１）に形成された断面皿状の凹溝（６）の各
摺動面（９）、叫、６埠とそれぞれ互いに略平行となる
よう断面台形状の摺動部が形成されている。

また、外向面には紡機のリングレールＨＫ嵌合する嵌合
部が設けられている。

上記断面台形状の摺動部は、上面が内側下方し、かつこ
の面には所要中および深さを有する満０１を全ｗ４に亘
って設けている。また、内面が上記上・面に連続して下
方に向は軸心と平行になるよう直線で形成され、円筒面
となっており、この面には所要中および深さを有する溝
０１を全周に亘って設けている。さらに下面が上記内面
に連続して外側下方に向ゆて軸方向に対し５５〜６５の
傾きで傾斜して形成されている。

なお、上記上面および内面に設けられた＃ＩＩＩ→、０
ｆ４ＫＦ！、４７ツ化エチレン樹脂またはカーボン、グ
ラファイト、二酸化マンガン、二硫化モリブデン、ブロ
ンズ等の充填剤を単独あるいは組み合わせて含有する４
フツ化エチレンｓＩ脂より形成された上部摺動部材・η
および中央部摺動部材０１１を夫々嵌合固着する。上記
摺動部材Ｉ？１％（Ｉ樽は厚さ０．５ｒｒｙｎ−２，０
％の帯状体または円環状体で構成される。

リングレールｌｉ４と嵌合する嵌合部祉略断面逆り字状
を有しており、その下部には回転リング（１）をリング
レール幀に固定する際に使用するセットスプリング横が
接触する凹溝−を全周に亘って設けている。この凹溝−
の底部は外側下方に向は軸方向に対してｌＯ〜２０の傾
斜を有している。また、好ましくは回転リングを紡機に
取り付けて使用する場合、リングレールからの振動を遮
断するために、上部に凹溝彰ｌを設け、との凹溝（２呻
にリングレール０４の上面および内面に接触する円環状
のゴム状弾性部材四を嵌合する。上記ゴム状弾性部材（
ロ）はショアー硬度がム、ネオプレンゴム等の合成ゴム
或いはスポンジゴムにより形成され、リングレールｌ１
４の内面に接触する部分は全周に亘って突出し、その外
径がリングレールのリング嵌合孔の直径と略等しいか、
半径にしてＯ−８％程度大きめ断面突起状部（２）を設
けている。

また、セットスプリングＨは素線径Ｑ、２５脅〜０．４
Ｖｍのバネ用鋼線あるいはリン青銅線を外径が１．５　
％〜８％となるよう巻いて密着コイルバネとし、この両
端を輪状となるよう結合して構成されている。このセッ
トスゲリング６１は使用に際して、自由長に対し約１０
９６伸ばした状態で使用するものである。

なお、回転リング（１）は前記リング回転体（りとリン
グ固定部ｆｉ＋とを遊嵌配置して構成されるものである
が、中央部摺動部材と中央部摺動部材ＯＩ４との間隙は
半径で０．０８％〜０．１５’％とじ、かつ上部摺動面
（９）と上部摺動部材（１７１とが接触した状態におい
て、下部摺動面ａ４とリング同定部（３）の下面との間
隙は軸方向に０．０５％　〜０．２　％とするのが最も
回転リングの効果を発揮するものである。

サラニ、回転リング（１）をリングレール６４　Ｋセッ
トスプリング−を用いて固定する場合、セットスプリン
グ舖はリングレール０４の下面とリング固定部ｔＳ＋の
下部に設けた凹溝−の底部とにそれぞれ接触するもので
′ある。

本発明の同転リングは上記構成であるため、紡出時、紡
機のスピンドルが数千〜飲方ｒ、ｐ、ｍの回転数で回転
した場合、リングフランジに掛けられたトラペラはその
数％遅い速度でリング７ランジ上を滑走する。この時、
トラペラの滑走ＶＣ伴ってリング回転体（！）は回転す
るが、リング回転体ｆｉ＋の回転に対し、トラペラの回
転による遠心力および紡出張力は数千〜飲方サイクルで
方向が回転する振動荷重となってリング固定部１１１　
Ｋ伝わっていく。しかし、リング体（６）と回転摺動部
材（７）との間にゴム状弾性部材］８）のクッションが
介在しているため、上記振動荷重はこのクッションに吸
収されて、摺動部である樟）、拳η間、−１轡間および
０埠、リング固定部下面間にお叶る軸受反力は安定して
一定となり、過大になることがなくなる。このため、リ
ング回転体Ｃりは紡出張力の変動によってゆるやかに、
しかも滑らかに回転する。また、上下に円錐状の摺動面
が設けられているため、リング回転体（りの回転中心は
リング固定部＋１１の中心と一致するように作用するな
め、さらに滑らかな回転が保障される。さらに１過大な
軸営−反力によるリング回転体（２）の脈動、停止或い
は逆回転等の現象が全く行らなくなった。

尚、リング固定部（３）とリングレール６４との間にゴ
ム状弾性部材四のクッションを入れると、振動荷重を吸
収するという作用効果Ｆｉｌ！に相乗的に効くものであ
る。しかも、上記ゴム状弾性部材四のリングレール０４
との接触Ｓを１１ンダレールの嵌込孔よりもやや大きく
するか凌いは略同岬の突起状部とすることにより、リン
グ固定部（３）の中心を嵌込孔の中心に常時一致させる
ことができ、安定した回転がさらＫ１１ｌ１１侍できる
ものである。

上記のように、リング回転体が安定回転することにより
、紡出張力の変動はリング回転体の回転の変化に＠収さ
れて小さくなり、しかも安定する。このため、糸切れが
大巾に減少するとともに、糸継ぎも容易となる。また、
トラペラの走行姿勢も安定するため、トラペラの自在性
が向上し、糸毛羽、糸斑が大巾に減少し、糸強力が向上
する等糸品質が向上する。さらＫは、安定した回転に伴
って、摺動面における軸受は圧力が過大とならず一定す
るため、摺動面が異常瞭耗を起さず、寿命の延長が計れ
、しかも、紡出速度の大巾な増加が期待できるので生産
性を向上することができるという多くの効果を有する発
明である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の紡機用回転リングの一実施例を示す↓断
面図である。（１）・・・回転リング、（２）・・・リング回転体、
（Ｓ）−・・すング固定部、（４）“・・リング７ラン
ジ、（６）・°・リング体、（８１、−％　ＣＺＩ）・
・・凹溝、（７）・・・回転摺動部材、（８）、−・・
・ゴム状弾性部材、（９）、晴、０１・・・摺動面、（
■）・・・スライダー、０場・・・止め輪、拳→・・・
リングレール、ａｍ、帥・・・溝、拳乃、Ｏｎ・・・摺
動部材、−・・・セットスプリング、四・・・突起状部
特許出願人

Claims

【特許請求の範囲】頂部にリングフランジを有するリング体と、外周部に断
面皿状の凹溝となした摺動面を形成し、かつ下部摺動面
を着脱自在のスライダーで形成してなる回転摺動部材と
をゴム状ｇＩ性部材を介して一体に接合してり／グ回転
体を構成【−１上記リング回転体の上部摺動面および中
央部槽とする紡機岸をング。