JPS5857042B2

JPS5857042B2 - 移動体の異常検出装置

Info

Publication number: JPS5857042B2
Application number: JP16840479A
Authority: JP
Inventors: 貞一吉沢; 武夫桑原; 雄一秋浜
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1979-12-26
Filing date: 1979-12-26
Publication date: 1983-12-17
Also published as: JPS5691601A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、移動体の異常検知方式に係り、特に単数また
は複数個の無人運転を行なう移動体、例えば移動式貨車
加減速装置、クレーン、電気車、バスなどと、これら移
動体を集中管理するコンピューターなどを含む中央管理
装置からなる移動体の運転方式における、移動体内部で
の駆動用電動機の投入回路の固渋により、移動体および
移動体の搬送物体の過速や暴走による破損および電動機
の過熱防止に関する。

この種の移動体の運転方式において、移動体内部で電動
機制御用接触器が固渋した場合には、この接触器の投入
状態を接触器の補助接点により監視して固渋検知した場
合には、接触器と直列に設けたシャ断器によって電源回
路をシャ断し、移動体は地上に対して電力線を介して移
動体異常信号を送る必要があった。

第１図はこのような従来の移動式貨車加減速装置の異常
検知方式を示す接続図である。

この図において、１は移動体の動力電源、２は給電線、
３は電源用シャ断器、４はトロＩＪ−１５は集電シュー
、６は移動式貨車加減速装置など移動体を示し、この移
動体６は地上側より給電線２を通して送られる運転指令
を受信する信号受信器１０、移動体を制御する制御論理
部１１．移動体の速度または距離を検知する走行検知部
１２、移動体を駆動する駆動用電動機９、駆動用電動機
を速度に応じて開閉する接触器８、接触器の主接点８ａ
の固渋を監視するために制御論理部にフィードバックす
る接触器の補助接点８ｂ、制御論理部内で接触器の主接
点の固渋を検知したときに電源から駆動電動機を切り離
すための非常用シャ断器７より構成されている。

一方、地上側の１６は複数台の移動体６を管理する中央
管理装置、１７は移動体に対して運転指令を送る信号送
信器、１３は移動体の駆動用電動機が投入されているか
どうかを給電線２の電流により検知する電流変成器、１
４は電流変成器で検出した値がある値以上であるときに
移動体の駆動用電動機が通電状態であることを判別する
通電検知器、１５は通電検知器で判別した通電状態の信
号を中央管理装置に入力するための通電リレーを示す。

この方式は積載機器のスペースが少なく、かつ各機器間
の渡り線数も制限される移動式貨車加減速装置にとって
積載機器の削除が重要な課題となった。

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除き、安価
で所期の目的を達成することにある。

この目的を達成するために、本発明は、移動体内の制御
論理部（通常は半導体ロジック、またはマイクロコンピ
ュータ−使用）に、前記の電動機駆動用接触器の開閉制
御回路に対して投入継続制限回路を設けて投入継続時間
がある値（例えば１２秒）を越えたら、強制的にある時
間（例えば０．５秒）釈放させる回路を設け、一方、地
上側の制御・監視する装置には、移動体の駆動用電動機
の投入状態を電源線の通電電流により監視して、前記移
動体の駆動用電動機の投入継続時間制限回路の設定値を
越えた値（例えば１４秒）以上となったら電源を地上側
でシャ断し、かつ移動体の異常判定を行ない、移動体を
集中管理するコンピューターなどを含む中央管理装置に
移動体の異常信号を入力させることを特徴とする。

以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。

第２図は本発明の一実施例に係る移動式貨車加減速装置
の異常検知方式を示す接続図である。

この図において、第１図と同一符号は同一物または均等
物を示す。

また、１８は、駆動用電動機の開閉用接触器の投入指令
の継続時間を監視して、ある設定値（例えば１２秒）を
越えたら、強制的にある設定値（例えば０．５秒）の間
、接触器を釈放させる継続制限部である。

また地上側の１９は移動体の駆動用電動機の通電状態継
続が、前記の移動体内の継続制限部の設定値を越える値
の設定値（例えば１４秒）以上となったかを検知する通
電継続監視タイマーであり、２０は通電継続監視タイマ
ーが動作したら、移動体に給電する電源をシャ断し、か
つ中央管理装置に移動体の異常信号を入力させるための
異常操作リレーである。

また、第３図は本発明の他の実施例に系る移動式貨車加
減速装置の異常検知方式を示す接続図である。

この図において、第２図と同一符号は同一物または均等
物を示す。

また、２１は地上側から与えられた運転指令に応じて継
続制限部１８の設定値を切り換えるための制限時間切換
部である。

地上側の２２は同様に移動体に与えた運転指令と同期し
て通電継続監視タイマー２０の設定値を切り換えるため
の監視タイマー切換部である。

この回路は、第２図に比べ、各運転毎に異なる正常運転
時の駆動用電動機の通電継続時間に対してきめの細かな
監視ができ、これによって初期の目的である移動体の過
速、オーバーランおよび駆動用電動機の過熱等の防止に
対する効果が向上する。

第４図は本発明の更に他の実施例に係る移動式貨車加減
速装置の異常検知方式を示す接続図である。

この図において、第１図〜第３図と同一符号は同一物ま
たは均等物を示す。

第３図と異なるところは、第３図におげろ制限時間切換
部２１を省略したことにあり、したがってこの場合の地
上側の通電継続監視タイマー１９の最小設定値より小さ
な値に、移動体の継続制限部１８の設定値をしなくては
ならない制約が生じる。

第５図も本発明の他の一実施例に係る移動式貨車加減速
装置の異常検知方式を示す接続図である。

この図において、第１図〜第４図と同一符号は同一物ま
たは均等物を示す。

第２図〜第４図と異なるところは、移動体の継続制限部
１８をリレー駆動バッファー２４の入力側に設けたこと
を特徴とし、これによってリレー駆動バッファーがオン
故障した場合も、地上側の通電継続監視タイマーによっ
て異常を検知できることである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の移動式貨車加減速装置における異常検出
装置の接続図、第２図〜第５図は本発明の夫々異なる実
施例を示す移動式貨車加減速装置の異常検出装置の接続
図である。１・・・電源、２・・・給電線、３・・・電源用しゃ断
器、４・・件＝ｌＪ−５・・・集電シュー６・・・移
動体、８・・・接触器、９・・・駆動用電動機、１１・
・・制御論理部、１３・・・電流変成器、１４・・・通
電検知器、１５・・・通電検知リレー１６・・・中央
管理装置、１８・・・継続制限部、１９・・・通電継続
監視タイマー２０・・・異常操作リレー。

Claims

【特許請求の範囲】

１移動体と、この移動体を地上側で制御する制御装置
と、移動体と地上側の制御装置とを結ぶ電源線とを備え
たものにおいて、移動体側で駆動用電動機の投入回路を
設定時間毎に短時間だけ開路する投入継続制限手段と、
地上側の制御装置内で前記電源線に表われる駆動用電動
機電流の継続時間が前記投入継続制限手段の設定値以上
になったことに応動し移動体に給電する電源をシャ断す
る手段とを設けたことを特徴とする移動体の異常検出装
置。