JPS5856243B2 - バブル磁区用パ−マロイ膜の作成方法 - Google Patents

バブル磁区用パ−マロイ膜の作成方法

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JPS5856243B2
JPS5856243B2 JP51108240A JP10824076A JPS5856243B2 JP S5856243 B2 JPS5856243 B2 JP S5856243B2 JP 51108240 A JP51108240 A JP 51108240A JP 10824076 A JP10824076 A JP 10824076A JP S5856243 B2 JPS5856243 B2 JP S5856243B2
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JP
Japan
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film
permalloy
thickness
permalloy film
magnetic
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Expired
Application number
JP51108240A
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English (en)
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JPS5333399A (en
Inventor
勉 宮下
邦彦 浅間
和成 米納
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、抗磁力を所望の値に調整することができかつ
検出効率も大きくとり得るバブル磁区検出用パーマロイ
膜の作成方法に関する。
バブル磁区用パーマロイ膜の作成にはガラス基板を30
0℃前後に加熱してこの加熱基板にパーマロイ(Ni
Fe )を蒸着するいわゆる高温プロセス法と、非磁性
金属を介在させてガラス基板にパーマロイ膜を蒸着する
いわゆる低温プロセス法が考えられている。
ところでバブル磁区な発生、転送、検出等する場合、そ
の転送、検出等はパーマロイ膜の特性に大きく影響され
る。
すなわち、パーマロイ膜の抗磁力Hcは、転送特性を考
慮すると、大き過ぎる場合は駆動磁界が大きくなるので
ある程度小さくするのがよいが、小さすぎるとバブル磁
区のスタート、ストップに誤動作を生ずる。
方、検出素子の磁気抵抗変化は大きい(高感度)はど検
出効率がよいので好ましいが、磁気抵抗変化を犬にする
には膜厚をある程度大にする必要がある。
このように高温プロセスパーマロイ膜では適当な膜厚に
して高感度検出素子を得ようとすると、その膜厚により
抗磁力Hcはある値に決まってしまい、調整することが
できない。
一方低温プロセスパーマロイ膜は、非磁性金属とパーマ
ロイ膜の複合膜であり、かSる膜では膜構成および膜厚
比を変えることにより、作成膜の抗磁力Hcを変え、し
かも磁気抵抗変化率は大きい値に保持することが可能で
ある。
本発明はかSる点に着目してなされたものであり、その
特徴とする所はパーマロイ膜を複数枚、非磁性膜を介し
て積層し、これらのパーマロイ膜の全体の膜厚は所望の
大きさの磁気抵抗変化率が得られる値になし、その膜厚
の範囲内で各膜の膜厚の比を所望の大きさの抗磁力が得
られるように調整する点にある。
次に実施例を参照しながら本発明の詳細な説明する。
前述のように高温プロセスパーマロイ膜は所望の膜厚に
して検出素子の検出効率を大きく得ようとすると、作成
膜の抗磁力Heはある値に決まってしまう。
しかし非磁性膜を加えて多層構造例えば(非磁性金属)
+(パーマロイ膜)+(非磁性金属)+(パーマロイ膜
)の4層構造にし、パーマロイ膜を非磁性金属膜で2分
した構造をとると、2枚あるパーマロイ膜の全体の膜厚
は1枚のときの膜厚と同じにして所望の磁気抵抗変化率
を得、しかも個々のパーマロイ膜は薄いのでこれにより
抗磁力を小にすることが可能である。
第1図は非磁性金属に、ストレスが小さくそして比抵抗
の大きいチタンTiを用い、チタンおよびパーマロイ膜
の全体の膜厚は一定にし、2層あるパーマロイ膜のうち
薄い方のパーマロイ膜の膜厚t1とパーマロイ膜の全膜
厚t1+t2との比1、 (11<12)/(11+
12)と抗磁力Hcの関係を示す。
このグラフから2層目と4層目のパーマロイ膜の各膜厚
の比を変えることにより、抗磁力Hcが変化し、そして
2層目と4層目の各パーマロイの膜厚が等しいときにH
cは最小になる、即ち単層なら180eであるものが2
層で厚みを等しくすると40eになることがわかる。
また第2図は作成膜を幅2μm1厚み2100人、長さ
180μmの帯状に素子形成したときの磁気抵抗特性に
おける素子の磁気抵抗変化率と素子の膜厚比11/(1
1+12)の関係を示す。
なおこの試験では磁界Hは素子の長手方向に印加した。
この図に示されているようにパーマロイ膜の膜厚比11
/(1,+12)を変えても素子の磁気抵抗変化率は約
1.5%ではシ一定である。
磁気抵抗変化率は多層構造にするとパーマロイ膜に非磁
性膜が並列に入るので小さくなるが、非磁性膜を薄くす
ればその減少割合は僅小である。
この意味で非磁性膜はパーマロイ膜の剥離を防止、また
はパーマロイ膜の分離に必要な厚みにし、余り厚くしな
いのがよい。
一例を挙げると第3層のチタン膜の厚みは100〜60
0人、第1層のチタン膜の厚みは前述のように100〜
150人である。
また比抵抗は高い方がよく、この点でもチタンは好まし
い。
このことから非磁性膜、パーマロイ膜、非磁性膜、パー
マロイ膜などの多層膜におけるパーマロイ膜の全体の膜
厚は一定にしてその膜厚比を変えることにより、抗磁力
Hcを所望の値に制御することができ、かつ素子の磁気
抵抗変化の大きい低温プロセスパーマロイ膜が得られる
ことがわかる。
なお本発明で用いる低温プロセスでは、ガラス基板に直
接パーマロイを厚く蒸着(例えば2000人)するとス
トレスが犬キ<、鉄膜が剥離してしまう。
これに対しチタンなどのストレスが小さい非磁性金属を
介在させると、強固な被着が可能になる。
この非磁性金属の膜厚は100〜150λ程度もあれば
よい。
そしてこの非磁性膜上にパーマロイを蒸着していくと、
12oo〜1300λ程度の膜厚から抗磁力Hcは急激
に増大し始める。
そこでHcが急増する手前で一旦パーマロイの蒸着は止
め、その上に非磁性膜を蒸着し更にその上に再びパーマ
ロイ膜を蒸着しこの膜もHCが急増する手前で蒸着を打
切ると、パーマロイ膜全体としては可成りの膜厚を持ち
、従って大きな磁気抵抗変化率を打ち、しかもHeはそ
れ程大でなくなる。
以上詳細に説明したように本発明によれば高感度かつ所
望の抗磁力のパーマロイ複合膜が得られ、転送パターン
とバブル検出器を同一工程で製作する磁気バブル装置に
用いて極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はパーマロイ膜の膜厚比と抗磁力との関係を示す
グラフ、第2図は膜厚比と磁気抵抗変化率との関係を示
すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 パーマロイ膜を複数枚、非磁性膜を介して積層し、
    これらのパーマロイ膜の全体の膜厚は所望の大きさの磁
    気抵抗変化率が得られる値になし、その膜厚の範囲内で
    各膜の膜厚の比を所望の大きさの抗磁力が得られるよう
    に調整することを特徴としたバブル磁区検出用パーマロ
    イ膜の作成方法。 2 非磁性膜としてチタンを用いることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のバブル磁区検出用パーマロイ
    膜の作成方法。 3 積層する各パーマロイ膜の膜厚を1300λ以下に
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2
    項記載のバブル磁区検出用パーマロイ膜の作成方法。
JP51108240A 1976-09-09 1976-09-09 バブル磁区用パ−マロイ膜の作成方法 Expired JPS5856243B2 (ja)

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JPS5333399A JPS5333399A (en) 1978-03-29
JPS5856243B2 true JPS5856243B2 (ja) 1983-12-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6325777Y2 (ja) * 1980-08-14 1988-07-13
US4857418A (en) * 1986-12-08 1989-08-15 Honeywell Inc. Resistive overlayer for magnetic films
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JPH04132734U (ja) * 1991-05-29 1992-12-09 日本電気株式会社 圧電振動子

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JPS5333399A (en) 1978-03-29

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