JPS5855725Y2 - ヘツドホ−ンにおけるヘツドバンドのストロ−ク調整機構。 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はヘッドホーンの使用時において、頭部形状に合
わせてヘッドバンドのストロークの調整が簡単に行える
と共に、その調整したストロークが不用意に変化しない
ようにロック機構を有するヘッドホーンにおけるヘッド
バンドのストローク調整機構に関し、以下、実施例の図
面に基づいて説明する。

図においては、１はヘッドホーンのユニット部で、２は
ハウジング、３はイヤーバット、４はコードである。

上記ハウジング２の背面中央には、球体５が短柱部６を
介してビス等により固定されている。

又、球体５の頂面には直方体形状の短・何片７が、その
長手方向を垂直にして一体に連結しであると共に、短冊
片７の他端面ば、その長手方向に添って円弧状に突設し
である。

８はホルダー、９は該ホルダー８の外半部に形成した円
筒状の受納室で、その内径は球体５の直径とほぼ同一に
設定しである。

１０は受納室９の開口部近傍にあって、その内周面に沿
って形成した溝で、該溝１０にはリング状スプリング１
１が嵌合しており、このスプリング１１によって、受納
室９内に挿入された球体５を抜出しないように係止して
いる。

１２は仕切壁で、該仕切壁１２の中央には前記の短冊片
７が挿入される長孔１３が形成されており、この短冊片
７を長孔１３とによってユニット部１は前後方向（図面
では左右方向）にのみ下動するようになっている。

ホルダー８の内半部には、その後端に開口し、長孔７と
連通する空室１４が形成されていると共に、内半部には
空室１４の中心を通って、その上下部分に挿通孔１５
ａ 、１５ ｂが形成されている。

そして、上記の空室１４にはロック材１６が挿入されて
いると共に、このロック材１６の前面と、前記の短冊片
７の他端面との間には、圧縮型の弾性材１７が介装され
ており、この弾性材１７の復元力によって、ロック材１
６は常時、ユニット部１から離反する方向への弾発力が
付勢されている。

而して、上記の弾性材１７は第３図イ９口で示すように
板バネ形状でもよいが、ゴム等によって形成してもよい
。

上記のロック材１６には、前記のホルダー８に形成した
挿通孔１５ ａ 、１５ ｂと重合する方向に挿通孔１
８を貫設する。

１９は汎用のヘッドバンドで、該バンド１９の内面には
所定間隔毎に内面に縦列して複数個の皿孔２０が形成さ
れている。

そして、このヘッドバンド１９は、皿孔２０をユニット
部１側に向けて、前記ホルダー８と、ロック材１６との
重合した両挿通孔１５ ａ 、１５ ｂ 、１８に摺動
自在なるよう挿通されている。

こ・で、ロック材１６の挿通孔１８はその弾性材１７側
の一面中央から係止突起２１が突設されており、その係
止突起２１が弾性材１７の弾発力によってヘッドバンド
１９の皿孔２０に押接され、このとき、ヘッドバンド１
９の外面と、挿通孔１８の他面との間には空間部２２が
形成され、ロック材１６をユニット部１側に押圧すると
、上記の係止突起２１が皿孔２０から離脱するように設
定しである。

そこで、ヘッドバンド１９のストロークを調整する場合
には、ロック材１６をユニット部１側に押圧すると、係
止突起２１が弾性材１７の弾発力に抗してヘッドバンド
１９の皿孔２０から離脱するので、ホルダー８に対して
ヘッドバンド１９を所定方向に所望長だけスライドさせ
た後、上記ロック材１６の押圧力を解除すれば、該ロッ
ク材１６は弾性材１７の弾発力によって復帰し、係止突
起２１が所定の皿孔２０と係合することによりストロー
ク調整が完了すると共に、このストロークは係止突起２
１が皿孔２０と係合するので、不用意に移動することが
ない。

尚、図示の実施例では、ユニット部１とホルダー８とは
、球体５を介して可動自在に連結したが、ホルダー８を
ユニット部１と一体的に設けて固定化した構造であって
もよく、或はユニット部１に可動自在に設けである汎用
のフォークアームにホルダー８を固定するようにしても
よく、要はユニット部１をホルダー８との連結関係は限
定されない 本考案は叙上のように、内面に縦列して複数個の皿孔２
０を有するヘッドバンド１９と、ユニット部１の背面に
設けたホルダー８と、該ホルダー８の他端から弾性材１
７を介して挿入したロック材１６とからなり、上記のヘ
ッドバンド１９をホルダー８とロック材１６とに形成し
た両挿通孔１５ａ。

１５ｂ、１８に挿入し、ロック材１６の挿通孔１８の一
面に係止突起２１を突設し、この係止突起２１を上記の
弾性材１７によりヘッドバンド１９の皿孔２０に押接す
ると共に、ロック材１６をユニット部１側に押圧したと
き、係止突起２１を皿孔２０から離脱するように構成し
たので、ロック材１６を押圧すると、ヘッドバンド１９
を任意にスライドすることができる。

このため、ヘッドバンド１９のストロークを、頭部の大
きさに応じて簡単、迅速に行うことができ、装着性が損
われない。

又、ヘッドバンド１９のストローク調整後は、ロック材
１６の押圧を解除すると係止突起２１が、ヘッドバンド
１９の皿孔２０と係合するので、使用中にストロークが
不用意に移動せず、安心感を与えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るヘッドバンドのストローク調整機
構を適用したヘッドホーンの一実施例を示す要部の一部
を断面とした側面図で、第２図は同一部を断面とした平
面図、第３図の１５口は夫々弾性材の異種例を示す斜視
図である。 １・・・・・・ユニット部、８・・・・・・ホルダー、
１４・・・・・・空室、１５ ａ 、１５ ｂ 、１８
・・・・・・挿通孔、１６・・・・・・ロック材、１７
・・・・・・弾性材、１９・・・・・・ヘッドバンド、
２０・・・・・・皿孔、２１・・・・・・係止突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内面に縦列して複数個の皿孔を有するヘッドバンドと、
   ユニット部の背面に設けたホルダーと、該ホルダーの他
   端から弾性材を介して挿入したロック材とからなり、上
   記のヘッドバンドをホルダーとロック材とに形成した両
   挿通孔に挿入し、ロック材と挿通孔の一面に係止突起を
   突設し、この係止突起を上記の弾性材によりヘッドバン
   ドの皿孔に押接すると共に、ロック材をユニット部側に
   押圧したとき、係止突起を皿孔から離脱するように構成
   したヘッドホーンにおけるヘッドバンドのストローク調
   整機構。